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脳を食べるアメーバによる死亡事故!このアメーバは日本にいる?犬や猫に感染する可能性は?

こんにちは!管理人のクラゲです。

今年も、脳を食べるアメーバによる死亡事故のニュースが入ってきましたね。

2019年にも起こったことを覚えている人もいるのではないでしょうか?

2019年の時はアメリカの10歳の少女が
今年2020年では、少年2人がこの脳を食べるアメーバによってなくなったと
報じられています。

しかし、このニュースを遠い国のことと思い
日本に住んでいると言って楽観視してはいけません。

今の日本には世界中から多くの人・物・生き物が行きかっています。
すでに外来種の生物が定着し始めている問題もありますし、
アメリカで起こった感染症と言ってもいつ日本に入ってくるかわかりません。

今のうちから個人でも対策なり知識なりを備えておくべきでしょう。

今回の記事では、アメリカで発生している「脳を食べるアメーバ」が日本にいるのか?
そして犬や猫などの他の動物にも感染するのかどうかご紹介していきます。

アメリカで発生した「脳を食べるアメーバ」の正体とは?

2019年の米テキサス州で10歳の少女が脳を食べる珍しいアメーバに感染し
病院で死亡していたことが分かった事故で、
少女を殺したものの正体は「フォーラー・ネグレリア」という
脳を食べるアメーバということが分かっています。

フォーラーネグレリア(学名: Naegleria fowleri)は、ヘテロロボサに属する自由生活性のアメーバであり、通常25–35℃ほどの温水環境で見付かる。他のアメーバ類とは異なり、生活環の中に鞭毛型を持つのが特徴。

ー引用ー
「”フォーラーネグレリア“」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
“最終更新 2019年9月18日 (水) 03:54 ”
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%82%A2

フォーラー・ネグレリアに感染すると、
「原発性アメーバ性髄膜脳炎」という
致死率は97%にも及ぶ
感染症を発症します。

原発性アメーバ性髄膜脳炎とは、中枢神経系がアメーバによって冒されることで生じる脳炎で、始めは嗅覚認知(匂いや味)の変化が起こり、続いて吐き気、嘔吐、発熱、頭痛などを示し、進行が早く10日ほどで急速に昏睡して死に至る。

亡くなったアメリカの女の子は、
このアメーバが生息するテキサス州の川を泳いだ時に感染したものと思われています。

脳を食べるアメーバの感染経路は?

今回の事故を起こした脳を食べるアメーバである”フォーラー・ネグレリア”は
鼻などから体内に侵入し感染が成立します。

このフォーラー・ネグレリアが生息する淡水域を泳いだり、
その水を浴びたりすることで
水が鼻に入ると、

アメーバが嗅粘膜や鼻孔組織を貫通し、
嗅球の壊死と出血起こしながら通り抜け、
神経線維をたどり脳にまで侵入します。

脳まで侵入されてしまうと
アメーバが脳を栄養にどんどんと増殖するため
脳に深刻なダメージが出るのです。

通常、感染してから1週間ほどで臭いや味の変化、頭痛などの初期症状が出始めるそうだ。

脳を食べるアメーバの感染力は高いの?

脳を食べるアメーバ「フォーラー・ネグレリア」の感染力は
調べてみても明確な数値は見つかりません。

このアメーバはテキサスを含むアメリカ全土の淡水に生息して、
アメリカでは1962年から2015年8月までに134の感染例が確認されているが、
毎年何百万人もの人が川や湖で泳いでいても感染例が少ないことから、
感染力はあまり高くないのではないだろうか?

しかし、

過去の感染例を見ていると、
”浴槽の排水溝”や十分な手入れをしていなかった”鼻洗浄器”に
フォーラー・ネグレリアが見つかっているので、
川や湖などの淡水に近づかないからと言って安心することはできません。

治療法はあるの?

現在のところ、
治療法としては複数の抗菌薬を組み合わせて使用する方法がとられています。

  • ミルテホシン(自由生活性アメーバ感染症の治療に用いられる医薬品)

と、以下のうち少なくとも1つを組み合わせて治療します。

  1. アムホテリシンB(一般に真菌感染症の治療に使用され、抗真菌薬と呼ばれます)

  2. リファンピシン(抗菌薬)

  3. フルコナゾールまたは関連する薬のボリコナゾール、ケトコナゾール、もしくはイトラコナゾール(抗真菌薬)

  4. アジスロマイシン(抗菌薬)

引用:MSDマニュアル

しかし、
フォーラー・ネグレリアに感染した後の予後は非常に悪く、
生存した例は8例ほどと少ない。

また、
このアメーバによる感染を医師が診断することが難しく
わかったころにはすでに手遅れということが多いのも治療が遅れる要因となっています。

日本に脳を食べるアメーバ「フォーラー・ネグレリア」は存在する?

アメリカで死亡事故を起こしているフォーラー・ネグレリアは
温水環境の淡水に生息しているアメーバですが、
過去には日本でもフォーラー・ネグレリアに感染したと思われる死亡事故が起きています。

しかも、その感染経路は不明

家族や友人から過去1月以内における
海外渡航歴、野外や温水プールでの水浴、温泉入浴、24時間風呂使用等の
感染機会に関わる事実は聴取できなかったそうだ。

そのため、
日本にも少なからず脳を食べるアメーバは存在しているのではないかと考えられる。

日本の上下水道は十分に塩素で消毒されてきているので、
日常的に感染する可能性は低いとは思うが、

地震や台風などの災害時には
水道の断水や土砂で濁った汚水との接触も十分に考えられるので
注意をしておいて損はないでしょう。

この脳を食べるアメーバは犬や猫に感染するのか?治療法は?

フォーラー・ネグレリアは「自由生活性アメーバ」の一種で、
世界中のよどんで温暖な淡水に生息しているといわれています。

この自由生活性アメーバのうち、
病原性を伴う別の種「バラムチア・マンドリラリス」は土の中に生息しており、
過去にアメリカでマンドリルや馬、羊、犬などでの感染が報告され
いずれの場合も致死的な症状を起こし死亡または安楽死をしたそうだ。

アメーバ性髄膜脳炎の罹患者の多くは、
米国西海岸や中東地域など温暖な地域に集っているが、
青森のような非常に寒冷な地域にも
この「バラムチア」が生息していることが分かっているため、

日本でも脳を食べるアメーバによって
犬や猫と言った動物が感染する可能性は否定できない。

人の感染例でもこのアメーバ性髄膜脳炎の致死率は非常に高く、
治療法も確立されていません。

そのため、もし動物が感染した場合は
神経症状などで苦しまないように安楽死をすると考えられます。

しかし、
そもそもアメーバによる感染症と確定診断することが難しく
別の病気と診断され、後に死亡解剖されて判明することになるのではないだろうか?

まとめ:米での死亡事故!脳を食べるアメーバは日本にいる!?犬や猫に感染するのか?

アメリカではフォーラー・ネグレリアを原因とする
アメーバ性髄膜脳炎によって死亡事故が起こっています。

フォーラー・ネグレリアは「自由生活性アメーバ」の一種で、
世界中の温暖な淡水に生息していることが知られています。

日本にも過去にフォーラー・ネグレリアに感染したと思われる
死亡事故も起こっているので、日本国内に生息していることが疑われます。

また、
自由生活性アメーバの別の種である「バラムチア・マンドリラリス」では
アメリカで動物に感染し致死的な症状を起こした記録があります。

このバラムチア・マンドリラリスは青森県の土壌からその遺伝子を検出されたため、
日本国内であったも、アメーバ性髄膜脳炎になるリスクはあります。

そして、その治療法は確立されていないので、
人だけでなく犬や猫などほかの動物であっても
感染しないように傷口に土が触れないよう気を付けることが重要となるでしょう。