時事ネタ

断水後の水の変色│いつから飲み水にしていいの?犬や猫が飲んで問題ない?

こんにちは!管理人のクラゲです。

今年の台風では千葉県に停電・断水と甚大な被害をもたらしましたね。いまだに復旧できていない地域もあり油断できない状況が続いています。

しかし段々と被害から復興してきている中にも問題は出てきます。

それが「断水後に出てくる水道水の着色」。

日本は世界でも珍しく、水道水をそのまま飲んでも安全ですが、断水直後に出てくる水には水道管内の錆や金属が溶け出し色がついてくることがあります。

そんな水を飲料水にするのも愛犬愛猫に与えるのも避けたいものです。

そこで今回の記事では「水道水に色がついていた時の対処法と水の着色の原因」についてお話して言います。

断水後の水の変色。その色と原因は?

断水後、水道の蛇口を回すと濁ったり色のついた水が出ることがあります。基本的に、断水後にみられる水の着色は、水道管内部のさびや汚れが浮き出たものです。

しかし、それ以外の着色を示すときもありますので、その原因を以下の表にまとめます。

水道水の着色原因
水に溶けだした高濃度の銅
水道管内部の汚れや錆
(数秒後に消える場合)空気
(放置していても白色が消えない・沸騰させると白く濁る場合)水道水に溶け出た亜鉛や防錆剤
配管に付着した二酸化マンガン

水道水が「青白」になる場合

海や湖を見ると透明ではなく青色に見えますよね。これは光が水に当たると赤い光が吸収されて青い光が散乱し目に入るから水が青く見えるのですが、この現象は家庭でも起こりえます。

お風呂などの大きな容器に貯めた水が青く見える場合は、この光の屈折が原因です。

しかし時折、水道から出る水が光の屈折以外が原因で青く染まることがあります。

その原因は水に溶け込んだ銅が関係しているのですが、水道水が青く見えるには100mg以上の高濃度の銅が溶け込んでいる必要がありますので通常は考えられません。

しかし新しい銅管を使用している給湯器や配管の場合は、菅から溶け出た銅イオンと脂肪(体からでた皮脂やせっけんの脂肪分)が反応し生じた「銅石鹸」が空気中の酸素、炭酸ガスとさらに反応して青色になると考えられています。

水道水が「赤色」になる場合

断水後や水道工事、近隣での火災で消火栓から大量の水を使用したときに一時的に配管内のさびや汚れが浮き出て赤く濁った水が出ることがあります。

また、昭和40年代以前に設置された水道管は防食措置をされていないので、さびが大量についている可能性があります。しかしこのような水道管も順次取り換えられているので、普段の水道水が赤く染まることはなかなかありません。

ですので、水道の水が赤く染まる・濁る場合は近くで工事や火災があったものと考えてよいでしょう。

しかし、地震や台風などの災害の後は水道管に傷がつきそこから錆びることもあります。また、災害後断水が続いていた場合は水道管に水がなく汚れやさびが通水後に流れ出ることがあります。







水道水が数秒で消える「白色」の場合

コップなどの容器に入れたとき白く濁っていても、時間とともに下の方から透明になる場合は、「空気」が原因で白くなっていると考えられます。

水道の蛇口から勢いよく水を出すと、蛇口内部が陰圧となって空気を吸い込みます。その時に巻き込まれた空気が細かい泡となってコップに注がれたとき、水は白く濁りますが数秒で透明に戻りますので、安全性に問題はありません。

そのまま飲料水や調理用水に使用することができます。

放置しても白色が消えない・沸騰させると白く濁る場合

放置していても白い濁りが消えない・沸騰すると白く濁る場合は、その水に亜鉛や防錆剤が溶け込んでいる可能性があります。

  • 亜鉛が原因の場合

亜鉛メッキ鋼管を使用していると亜鉛が水に溶けだし水が白く着色したり、沸騰させると白く濁ります。これは管に水が長くとどまっているときほど発生しやすいといわれており、朝一の使い始めによくみられるそうです。

  • 防錆剤が原因の場合

ビルやマンションなどでは,赤水(赤錆)対策として給水系統配管の布設替えなどが行われるまでの応急対策として,防錆剤を添加する場合があるそうです。

本来なら問題ないのですが、防錆剤注入機が故障するなどで多量の防錆剤が混入したときにその水を沸かすと白くなることが知られています。

水道水が「黒色」になる場合

水道水中には微量のマンガンイオンが存在しており、それが塩素と反応することで二酸化マンガンが生成され、配管に付着していた場合、蛇口を開栓し水が流れると一緒に流れ出てきます。

二酸化マンガンは黒色の物質ですので、この色が水に現れていると考えられます。

水道水が変色している場合どうすればいいの?

水道水が着色していた場合、基本的にきれいな水が出るまで飲水は控え、しばらく水を流し続けてください。

その後は以下の流れに沿って安全かを確かめましょう!

  1. 綺麗な水が出るまで流し続ける
  2. 異物が出ていないか確かめる
  3. 水の臭いを確かめる
  4. 少量を口に含み、味・刺激を確かめる(飲まず吐き出す)
  5. 問題ない場合はしばらくの間は煮沸して飲む

澄んだ水が出るようになったら透明なガラスコップに入れて、まずは異物が浮いてこないか確認しましょう。

その後に水の臭いを確かめてください。

  • 金属臭
  • カビ臭
  • 腐敗臭

などがないのであれば、次に舌で味と刺激を確認しましょう。水に金属などが溶け出ている場合は味に変化が出るはずです。その時は飲み込まず吐き出してください。

それだけしても問題ないのであれば、念には念を入れてしばらくの間は煮沸をして飲むようにしてください。

もし細菌やウイルスが混入していた場合は「水あたり」で吐き気や腹痛、下痢や軟便などの症状が出る可能性があります。

特に災害後に断水があった場合、水道管に混入することも考えられますので注意が必要です。

着色した水道水は飲料水にしても問題ないの?

水道水の着色が金属(鉄、銅、亜鉛)であった場合は、多少飲んでしまっても問題はないと思われます。

というのも、鉄も銅も亜鉛も体に必須の成分ですので飲み過ぎなければ健康に問題はないのです。

しかし、放置しても白色は消えない・沸騰させると白く濁る原因の1つである「防錆剤」である場合は注意が必要です。

もし防錆剤の含んだ水を誤って飲んでしまったときは、ただちに口や喉を洗い、コップ2杯の牛乳,卵白,寒天または水を飲ませ、ただちに医師の手当てを受ける必要があります。

この時無理に吐かせようとはしないで下さい。

犬や猫に飲ませる場合は「人」が安全を確認してからあげましょう

犬は嗅覚がすぐれていますが、舌の味覚上、苦みを感じにくいため着色した水道水でもそのまま飲んでしまう可能性があります。

一方、猫はもともと新鮮な水(流れるような水)を好むので着色した水道水(味・ニオイがおかしいもの)は避けると思われます。

どちらにせよ、犬や猫の健康を考えたら着色した水は飲ませずミネラルウォーターなどのペットボトルの水を上げたほうがいいでしょう。

もし着色していた水道水をあげるにしても、

  • 色が透明
  • 異物がない
  • 味・臭いがおかしくない

ことを人が確認したうえであげましょう!

何なら一度煮沸してからのほうがより安全です。

まとめ:断水後の水の着色│いつから飲み水にしていいの?犬や猫が飲んで問題ない?

断水後に起こる水の着色は水道管内部に起こる錆や汚れが浮き出たものと考えられます。

もし通水されたときに蛇口から赤く濁った水が出るようであれば、水が透明になるまで出し続けてください。

変色した水は、飲料水にするのは避け水やりなどに使用しましょう。

変色した水が透明になったとしても、災害後は水道管に傷が入り汚染していることも考えられますので、

  • 臭い

は、確認のうえ念のため煮沸をしてから飲むようにして下さい。

犬や猫といったペットに与える場合も、人の五感で十分に確認の上あげるようにしてください。