3月15日は何の日か聞かれたらどう答えるでしょうか?
語呂合わせで、何らかの言葉を連想する方もいるかもしれませんね。
この記事では、3月15日「オリーブの日」の由来。そして、香川県・小豆島とオリーブの深い繋がり、オリーブの雑学や、その他の3月15日についてのことを解説します。
目次
オリーブの日とは?
「オリーブの日」は、多くの人にオリーブを知ってもらいたいという願いを込め、1972年(昭和47年)に香川県・小豆島の「オリーブを守る会」が制定しました。
オリーブの日の由来は?
どうしてオリーブの日が3月15日なのかと言いますと。1950年(昭和25年)3月15日に、昭和天皇が小豆島に訪問された際に、オリーブの種をご自身でまかれたことを記念して、この日が「オリーブの日」となりました。
現在、その種は立派な樹に成長しており、道の駅小豆島オリーブ公園で見ることができます。
オリーブの日雑学

今回はそんな「オリーブの日」の発祥となった小豆島とオリーブの繋がりや、オリーブをの日に関する面白い雑学についてご紹介したいと思います。
①小豆島とオリーブの繋がりとは?
小豆島がオリーブで有名なことは多くの人が知る事実です。ですが、そもそもなぜ小豆島でオリーブの生産が盛んに行われているのでしょうか。小豆島とオリーブの繋がりについてご紹介していきたいと思います。
元々日本で最初にオリーブの栽培に成功したのは小豆島です。現在、国内でオリーブを生産しているのは、岡山と香川だけで、そのうち香川が生産量の約95%を占めています。また、オリーブは、香川県の県花及び県木にも指定されています。
1908年(明治41年)に、当時の農商務省が三重・香川(小豆島)・鹿児島の3県を指定し、アメリカから輸入した苗木でオリーブの栽培を試みました。そのうち、順調に成長したのは小豆島町西村地区に植えたものだけで、そこから少しずつ小豆島の農家へとオリーブの栽培が広がっていきました。
現在、小豆島町ではオリーブ振興を重要施策のひとつとし、小豆島産オリーブのブランド力を高めることを目標に「小豆島オリーブトップワンプロジェクト」や、オリーブを活用した町民の健康づくりなどを目標とした「オリーブを用いた健康長寿の島づくり事業」に取り組んでいます。
②オリーブの日のイベントはある?
小豆島では、3月15日オリーブの日にちなんで、直近の土日、あるいはどちらか。または、一週間でオリーブやオリーブオイルを素材にした様々なイベントが道の駅小豆島オリーブ公園で開催されています。しかし毎年、期間や日付、イベントの内容は変動しているようです。
また、道の駅小豆島オリーブ公園では、オリーブやオリーブオイルを用いたクラフト体験ができます。こちらにつきましても、期間によって体験内容が変わっていますので、興味がある方はホームページで確認してみてください。
【住所】〒761-4434 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
【営業時間】8:30-17:00(年中無休)
【TEL】0879-82-2200
【FAX】0879-82-2215
【E-Mail】 info@olive-pk.jp
③オリーブの日生まれの有名人は?
オリーブの日(3月15日)生まれの有名人には、誰がいるのでしょうか。
北乃きい(28歳) | 神奈川県出身の女優。 |
原敬(65歳没) | 日本の外交官、政治家。第19代内閣総理大臣。 |
武豊(50歳) | 日本中央競馬会の騎手。 |
喜矢武 豊(34歳) | 日本のミュージシャン。ゴーデンボンバーのメンバー。 |
※年齢は2020年1月現在
など、様々な分野で活躍されている方が多数いらっしゃいます。
④オリーブの雑学
オリーブの起源は、トルコ共和国のアジア領に位置する半島であるアナトリアとされています。そこから、紀元前14~12世紀の間にシリアからトルコを経てギリシャへ広がったとされています。
その後、15世紀末には、大西洋を越えて南アメリカの国々まで伝わり、現在では南アフリカやオーストラリア、中国、そして日本でも栽培されています。
オリーブオイルは食用だけでなく美容にも活用されており、クレオパトラもかつてはその美貌を保つため、オリーブオイルを愛用していたそうです。
オリーブオイルの美容的効果には、以下のようなものがあります。
- 乳液・栄養クリーム:肌によく塗り込むと、翌朝にはしっとりつややかになります。
- 手足や爪に:よく塗り込んでマッサージすれば、ひび割れやあかぎれ、爪の割れを防ぐ効果があります。爪のケアには、オリーブオイルを温めてから5分浸すか、マッサージをすれば効果的です。
- ブラッシングオイル:ブラッシング前に頭皮に塗り込んでよくマッサージをすれば、髪の傷み、頭皮の乾燥を防ぎます。
- オイルリンス:髪を洗い流す最後に、湯の中にオリーブオイルを2,3滴入れてすすぐと、リンスとして用いることができます。
- 食べる美容効果:オリーブオイルには美容に効果的な成分であるビタミンE、ポリフェノールが含まれています。ホルモンバランスの乱れや、肌荒れ予防・改善、美白への効果があります。また、他にもダイエットや便秘解消といった効果もあります。
3月15日の他の記念日は

3月15日のオリーブの日以外の記念日をご紹介します。
靴の記念日 | 1932年(昭和7年)に、日本靴連盟が制定。 |
世界消費者権利デー | ジョン・F・ケネディが1962年(昭和37年)3月15日に「消費者には権利がある」と一般教書で発表したことから、国際消費者機構の消費者運動の統一行動日で、1983年から実施されている。 |
万国博デー | 1970年(昭和45年)の3月15日に、大阪府吹田市千里丘陵の「日本万国博覧会」(大阪万博)の一般入場が開始されたことから制定。 |
サイコの日 | 「3(サ)1(イ)5(コ)」の語呂合わせから、映画監督アルフレッド・ヒッチコックの最大のヒット作である『サイコ』を讃え、20世紀フォックス映画が制定。 |
など、他にもたくさんの記念日があります。
まとめ:3月15日はオリーブの日
3月15日「オリーブの日」は、多くの人にオリーブを知ってもらいたいという願いを込め、香川県・小豆島の「オリーブを守る会」が制定しました。
なぜオリーブの栽培が、香川県の小豆島で盛んに行われているかというと、元々三重・香川(小豆島)・鹿児島の三県でオリーブの栽培を試みたところ、成功したのが香川(小豆島)だけだったことがきっかけでした。
また、オリーブの日が3月15日になったきっかけである昭和天皇がまいたオリーブの木がある道の駅小豆島オリーブ公園では、3月15日付近にオリーブの日を記念するイベントが催されています。また、他にも道の駅小豆島オリーブ公園では様々なクラフト体験が行われているので、興味のある方は是非調べてみてください。