ドッグフード

ドックフードの種類や選ぶポイントは?健康な時、病気の時で注意するべきこと

ドックフードにはいろんな製品があって、うちの愛犬にはどのドックフードがいいのかわからないなんてことありませんか?

ドックフードにも種類があり、犬の体格、年齢、性別、生活環境などのライフステージで栄養バランスも変わりますし、何か病気を持っているならその病気に特化した療法食というものもあります。

愛犬の体質や好みに一番合ったフードを選ぶために、ドックフードの種類や形状を知り選ぶポイントや注意点をおさえましょう!

この記事でわかること
  • ドックフードの種類・形状
  • ドックフードを選ぶポイント
  • フードを与えるときの注意点

ドックフードの種類にはどんなものがあるの?

ドックフードを含むペットフードは一般に「主食」と「間食」に分けられます。さらに給与目的で「総合栄養食」、「療法食」、「間食」、「そのほかの目的食」の4つに分類することができます。

①総合栄養食

総合栄養食とは、該当するドックフードと水だけでライフステージごとの成長や健康維持のために必要な栄養がまかなえるものです。

「ペットフード公正取引協議会」の定める試験の結果を基に定められており、製品に「総合栄養食」と表示する場合は、そのドックフードが成長段階のどのステージに適応されるかが明記されています。

成長段階は、「幼犬・幼猫期/成長期またはグロース」「成犬期・成猫期/維持期またはメンテナンス」「妊娠期・授乳期」にわかれています。また、これらの3段階全てを満たすものとして、「全成長段階」又は「オールステージ用」があります。

引用元:ペットフード公正取引協議会

②療法食

病気の治療を行うとき、その病気ごとに必要な栄養素を補給し病気の回復を早めたり病気を発症しないように維持する目的でつかわれる製品を「療法食」と言います。

特定の栄養成分の量や比率が調整されていますので、対応した疾病名や健康状態を表示されています。

基本的に獣医師の指導の下で使うドックフードですが、一般の方がインターネットを利用して購入することも可能です。

ですが近年、療法食を製造しているメーカーが療法食を獣医師の指示のもと適切に使用してもらうために、動物病院で診察してからでないと販売しない製品も増えてきています。

③間食(おやつ)

間食(おやつ)は栄養補給以外の目的で与えるフードで、ご褒美やしつけのために限られた量を与えることを想定したものです。

間食は、適切な栄養量を維持するために給与回数及び給与限度量の表示や主食での給与量の調整が必要な旨の表示により注意喚起がされています。給与限度量は、原則として1日当たりのエネルギー所要量の20%以内に抑えることが求められています。

間食の更に細かい分類としては素材などから、練り加工品・素材ベース品・ガム・デンタル・菓子類、他、に分類・区分されています。分類ではその水分含有量別に、ドライ、ソフトドライ、セミモイスト、ウェット、又、水分含有量からは分類できないものをその他としています。

引用元:一般社団法人ペットフード協会

④そのほかの目的食

「総合栄養食」、「療法食」、「間食」のいずれにも該当しないもの、特定の栄養やカロリー、嗜好性を補給する目的でドックフードと一緒に給与するものを「そのほかの目的食」と分類します。

グルコサミンや乳酸菌などのサプリメントが当てはまります。

区分定義分類
副食・おかずタイプ嗜好増進等の目的で与えるペットフードで、一般食(おかずタイプ)、一般食(総合栄養食といっしょに与えてください)、副食、ふりかけ等と表示される。製品の性状により、ドライ、ソフトドライ、セミモイスト、ウェット、その他に分類
栄養補助食特定の栄養の調整やカロリーの補給などを目的としたペットフードで、栄養補完食、カロリー補給食、動物用栄養補助食(動物用サプリメント)等と表示される。その他

引用元:一般社団法人ペットフード協会

ドックフードの形状には何があるの?

ドックフードは製品の「水分含有量」で大きくつ4つに分類されます。

さらに製品よって粒の形も変わってきます。

ドライ

最も一般的なフードで製品水分10%程度以下になるよう作られています。製造過程で栄養が凝縮されているため少量でも十分に栄養を取ることができます。また、水分が少ないため開封後も比較的長く保存することができます。

メーカーの製品によって、小粒、大粒、丸形、角型、ドーナツ型などがありますので、愛犬の好みや体格によって粒のサイズや形を決めてください。

水分がほとんど含まれていないので、犬に与える際は新鮮な水を十分とれるようにしましょう。

ソフトドライ

製品水分25~35%程度の柔らかいフードで、ドライフードと同じように製造されますが加熱発泡処理でフードを膨らませドライフードよりも柔らかい製品となています。

しっとりさを保つために湿潤調整剤を使用します。放置していると水分が飛んでいき硬くなるので開封後保存するときは注意が必要です。

ソフトドライタイプのドックフードは嗜好性が高く粒も柔らかいので、歯が弱ったり食欲の落ちたシニア犬にも適したフードとなります。

セミモイスト

ソフトドライタイプと同じく製品水分25~35%のフードですが、発泡処理をしない押し出し機などで製造され、しっとりさを保つために湿潤調整剤を使用します。

弾力があるフードなので、歯が丈夫で食感を好む犬に適したフードです。

ウェットタイプ

水分75%程度で、品質保持のために殺菌工程を経て缶詰やレトルトパウチ、アルミトレーに入れられたフードです。

肉や魚肉を原料にしたオールミートタイプと、さらに野菜やビタミンなどを加えたレーションタイプがあります。

水分が多く含まれているため、水を飲まない犬に与えると水分と栄養の両方を補給できるので、子犬やシニア犬、そして熱中症の心配のある夏場に与えると良いでしょう。

未開封であれば3年ほど持つ製品もありますが、開封後は日持ちしないため2~3日で使い切るようにしましょう。

特に夏場は傷みやすいので開封したその日のうちに消費しましょう!

ドックフードの選ぶポイント

近年ドックフードにも無添加やグルテンフリー、4Dミート不使用、ヒューマングレードなど犬の健康や安全を配慮したドックフードが増えてきています。

もちろんフードを食べて食品アレルギーを起こしたり、添加物による副作用が出るなんてことは避けたいと思うのが普通ですが、盲目的に選ぶことはよくありません

フード選びに一番大事なのはあなたの愛犬の体質に適しているか、ライフステージに必要な栄養を十分に摂取できるフードであるかどうかです。

どれだけ原材料に配慮していても、愛犬に必要な栄養が含まれていなければ十分に成長することも健康を維持することもできません。

  • 製品のレビューがいいから
  • 国産のドックフードだから
  • 粗悪な原材料を使っていないから

というのは必ずしも愛犬の健康を守るうえでは必要とはいえません。中には10kg 3000円といった安価なドックフードでも病気をせず17-18歳まで長生きした犬もいます。

ますは、以下の4つを考えてドックフードを選びましょう!

  1. 愛犬の年齢・体格に必要な栄養を補給できるか(栄養管理)
  2. 愛犬の活動量でカロリーを消費できるか(体重管理)
  3. 愛犬の食欲を満たすことができるか(空腹のストレスを減らす)
  4. 病気の有無(健康時と必要な栄養が異なる)

次に、愛犬の健康に配慮して

  1. グルテンフリー
  2. 無添加
  3. ヒューマングレード

などの安全に配慮したものを選んでください。

本気で愛犬のアレルギーを心配するのであれば、血液からアレルギー検査をすることをオススメします。

アレルギー検査は検査項目の数で金額は変わりますが4-5万円ほどで主要なアレルギーを調べることができます。

愛犬が病気知らずで一生を過ごすためにも一度検査してみてはいかがでしょう?

https://suguruafi.com/gluten-free-grain-free-food/

ドックフードを与えるときの注意点

ドックフードを与えるときにも注意点があります。

ただお皿に盛ってあげただけでは、犬によっては食べなかったりフードに飽きてしまったり、食べても残してしまうなんてこともあります。

そんな場合は、いつも与えているフードにトッピングをするなどのひと手間加えることで食欲を刺激する必要があります。

またドライフードだけだと水分不足になりがちなので、新鮮な水を常に準備しておくことも大切です。それでも水を飲まない場合は、ドライフードをお湯でふやかしてあげたり、ウェットフードを使うことも考えなければなりません。

さらに、若く健康な犬と病気や年老いたシニア犬でもフードを与える際にも注意しましょう!

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若く健康な犬の場合

健康な犬の場合は、食欲旺盛でフードを勢いよく丸呑みしてしまうことがあります。

フードを噛まずに食べてしまうと食道に詰まってむせたり、消化するまでに時間がかかります。そうなると過剰に胃酸を分泌したり血糖値や消化酵素が血中に長く存在することになりますので健康にはよくありません。

さらに食道や胃内部の粘膜を傷つける可能性もあるので、ゆっくり食事させることが大切です。

また十分に食欲を満たすことができないと、間食が増えて体重が増加してしまう原因にもなります。

そんな場合には、以下の3つを端してください。

  1. 一日のフード量は変えず回数を増やし空腹の時間を減らす
  2. ドライフードをふやかし消化率を上げる
  3. 遊びながら時間をかけてフードを与える

ただの食事であろうとも、器にドックフードを盛りつけたら終わりではありません。

愛犬の食べ方次第で食事も気を付ける必要があります。

病気やシニア犬の場合

病気やシニア犬の場合は、胃腸機能が落ち食欲がない場合が多いです。

そんな時は、犬の食欲を刺激するためにひと手間加えましょう!

  1. ドックフードを温める(人肌程度)
  2. 食感を変える(ドックフードをふやかす、砕く、割る)
  3. 器を変える(食器の高さを変え食べやすくする)
  4. トッピングを加える(香りや味に変化をつける)

上記のひと手間を加えても食欲がなくドックフードを食べないときは注意が必要です。

ごはんを食べなければ体の健康維持に必要な栄養が取れず体力が低下していきます。そうなると病気が回復することはありませんし、別の病気を発症する可能性が高まります。

まずは体力の低下を避けるために、おやつでも人の食事でもなんでもいいので愛犬が食べるものを与えてください。(中毒や塩分の濃いものは注意です)

合わせて動物病院で電解質の補正など必要な処置を受けてください。

まとめ:ドックフードを選ぶポイント・注意点

ドックフードにはドライタイプやウェットタイプなどさまざまな種類があります。そして愛犬の健やかな成長と健康を守るうえで必要不可欠なものです。

ですが、すべての犬に合うドックフードはありません。

昨今のドックフードのように、無添加やグルテンフリー、ヒューマングレードのものを盲目的に選ぶのではなく、その子その子の体質やライフステージを考慮してドックフードを選ぶことが重要です。

またドックフードが無添加じゃない、グルテンフリーじゃないからと言って健康に悪いわけではありません。

どうしても製品をある程度安価に仕上げるために、添加物や小麦などを使ったほうが安く飼い主の元へ供給できるのも事実です。

需要と供給、メーカーの考え、飼い主の考えなどいろいろな要素がありドックフードは作られています。

高い製品だから安全、安い製品だから危険という考えは捨てて、視野を広く持って愛犬のためにドックフードを選んであげてください。