犬の飼育知識

犬のサプリメントはいつ飲ませる?タイミングや効果的な飲み方は?

こんにちは!管理人のクラゲです。

犬のサプリメントも人のサプリメントも、
薬事法の関係により飲む時間など記載がありません。

しかし、

サプリメントは栄養補助食品とはいえ、
飲むタイミングや効果的な飲み方があるんじゃないの?

と疑問に思う人もおられるでしょう。

そこで、この記事では「犬にサプリメントを与えるベストなタイミングと効果的な飲ませ方」についてご紹介します。

犬にサプリメントを与えるのはいつがいい?

栄養補助食品である「サプリメント」。

薬とは違い商品パッケージを見ても
一日量しか書いていないため

  • 飲ませるタイミング
  • 飲ませる回数
  • 飲ませ方

など、わかりませんね。

ここで、サプリメントの飲ませ方についてご紹介します。

サプリメントの飲ませ方の基本

サプリメントの商品パッケージを見ると

  • 1日〇個

とは書かれているので、

女性
女性
朝ごはんに書かれている個数を混ぜてあげてる

という方も多いでしょう。

しかし、
一回の食事で一日量のサプリメントをあげるのはオススメできません。

もちろん、一回で上げても健康が悪化するということはないでしょうが、
栄養の吸収効率を考えると

1日量を複数回に分けてあげる方が効率が良い。
(一日2回の食事であれば、サプリメントの1日量を「朝ごはん夜ごはん」に分けてあげる)

というのも、

  1. 栄養成分によっては体に蓄積することができず短時間で排泄されてしまう。
  2. 栄養成分が少ない時間帯を減らす。

上記2つの理由があります。

例えば、

水溶性ビタミンは尿から排泄されてしまうため、
すぐに体の外に出て行ってしまいます。

そのため一日を通して栄養が体にあるためには
複数回に分けて栄養を補ってあげる必要があるのです。

サプリメントを避けてしまう場合の対処法

犬によってはサプリメントの香りを気にして
ご飯と一緒に食べてくれないという子もいるでしょう。

そんな時は、フードを切り替える時と同じく

  • 少量をご飯に混ぜ、数日かけて香りや味にならしていく

もしくは、

  • 投薬用のおやつ

を使用するといいでしょう。

あなたのワンちゃんにあった方法で無理なくサプリメントを続けていきましょう。

サプリメントを飲ませる期間

サプリメントを飲ませる期間は人も犬も変わりません。

薬とは違い、即効性がないので、
1か月~3か月は続けないと
効果があったのかは判断できません。

サプリメントを与え始めてから
下痢や嘔吐・元気がないなど見た目でわかる変化が起きた場合は
給与をやめましょう。
  • サプリメントをあげたりあげなかったり
  • 数日あげただけ

の場合は、ただお金をどぶに捨てる結果にしかなりません。

せっかく、わんちゃんの健康を考えているのであれば
長い目を見て続けるといいでしょう。

目的別│サプリメントを飲ませるタイミングと効果的な飲み方

ここまでで、
サプリメントは1日量を複数回に分けてあげるのがいい
とお伝えしてきました。

では、飲ませる”タイミング”はいつがいいのでしょうか?

吸着剤

リンや尿毒素の吸着剤は、
主に腎臓病や肝臓病で使われているサプリメントです。

代表的なものは以下の通り。

  • リン吸着剤:レンジアレン
  • 尿毒素吸着剤:クレメジン

 

リン吸着剤は、タンパク質の多い食品(肉・魚)や
カルシウムを多く含む食品(乳製品・小魚など)に多く含まれる
リン」を胃の中で吸着させる必要があるため、

食事直前もしくは食事中に飲ませる

と良く、

食後30分以上たってからだと
吸着剤の効果がないばかりか、
リン以外の栄養素を吸着してしまう可能性もあるので注意です。

また、

尿毒素吸着剤も「腸内で作られるアンモニア」という
有害物質を吸着させるために

食事直前もしくは食事中に飲ませる

といいでしょう。

そのため、吸着剤は犬のご飯に混ぜてあげれば問題ありません

関節用

関節用のサプリメントというと

  • グルコサミン
  • コンドロイチン

といった栄養成分が入ったものです。

こちらのサプリメントも
一日を通して栄養が補給できればいいため
基本的に一日量を複数回に分けて与えるといいでしょう。

しかし、注意点が1つあります。

それが、

関節の健康は運動とセットである

という点です。

関節の栄養は血液に乗って直接関節に届くのではなく、
関節の滑膜から作られる「関節液」を通して
栄養が軟骨細胞に届けられ、

軟骨細胞にある軟骨基質〈プロテオグリカン複合体〉を
盛んに合成することにより損傷した組織を修復する。

そのため、

関節液が、節軟骨組織内の軟骨細胞にまで浸み込こむには
関節の運動が不可欠。

関節を動かさないと
関節液が軟骨細胞まで浸み込んまず軟骨細胞は死んでしまうのです

このことは臨床的にも広く認められており、
ギブスなどで長時間、関節を動かさないと、
軟骨が痛んでしまうため
関節を健康に維持するためには運動がとても大切なんです。

つまり、

関節にいいサプリメントを飲ませたら
その栄養を関節に届けるために、
無理のない範囲で運動(散歩等)をしてあげましょう!

参考:脇田整形外科

皮膚・被毛用

皮膚や被毛用のサプリメントも
基本的に1日量を複数回に分けてあげましょう。

皮膚にはターンオーバーというサイクルがあり
皮膚の基底細胞から分化して新しい皮膚ができるまでに
健康な犬で約3週間ほどかかります。

しかし、
1サイクルですべての皮膚や被毛がきれいになるわけではないため、
犬の皮膚や被毛をきれいにしてあげたいと考えておられるのであれば、
数か月単位で続けていくといいでしょう。

皮膚のターンオーバーはストレスや栄養状態で延長する

また、腸内環境を整えることも皮膚や被毛にもよく。

腸内環境が整えば
腸の健康がよくなり栄養の吸収効率もよくなり
結果として皮膚や被毛がきれいになるまでの時間を短くしてくれます。

わんちゃんの皮膚や被毛をきれいにしてあげたいとお考えならば
こちらの記事も参考にどうぞ。

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口臭用

口臭用のサプリメントというと、

  • 粉末タイプ
  • シロップタイプ
  • 噛むタイプ

などいろいろありますが、

口臭の原因から選ぶ必要があります。

口臭の原因は主に2つ

  1. 歯垢・歯石から
  2. 腸内環境から

歯石や歯垢といった歯についたものが原因ならば
動物病院でスケーリング(歯石とり)が必要となる場合があります。

特に歯石は強く固着しているため
サプリメントを飲んだからと言って
取れることはありません。

原因を取り除いたうえで、
予防のためにサプリメント使いましょう。

また、

腸内の悪玉菌が多いとガス(腐敗物質)が多く発生し、
腐敗物質が血液で肺まで運ばれて口臭をより強くしてしまうため、
口臭は腸内環境にも左右されます。

口臭対策用のサプリメントを使うときは、

口の中の細菌と腸内の悪玉菌を増やさない善玉菌を配合したものを選び、

  • 粉末はごはんに振りかける
  • シロップタイプは歯磨きも終わらせた後になめさせる

といいでしょう。

胃腸用

胃腸用のサプリメントは基本的に

  • 食物繊維
  • 乳酸菌

などの腸内環境を改善する成分が配合されています。

そのため、より効果を得たいなら
胃酸の影響を少なくするために
食間もしくは食後に飲ませるといいと考えられます。

また、

人の場合、腸にゴールデンタイムがあり、
寝ている間に副交感神経が高まり腸が活性化するという考えがあります。

<参考:meiji

この時間帯に合わせ善玉菌を摂取することで
腸内環境が整い美肌や便質が良くなると考えられているのですが、

これは犬であっても当てはまると管理人は考えています。

そのため、
胃腸用のサプリメントは夕食に混ぜるもしくは夕食後に飲ませる
より効果を上げることができるのではないでしょうか。

栄養別│サプリメント飲むタイミングと効果的な飲み方

基本的にサプリメントは単一の栄養ではなく
複数の栄養成分が入ったマルチタイプです。

しかし、栄養度ごとに吸収効率は違いますので、
ここでは栄養別で飲むタイミングを見ていきましょう。

ビタミン

ビタミンには大きく分けると、

  • 脂溶性ビタミン4種(ビタミンA・D・E・K)
  • 水溶性ビタミン9種(脂溶性ビタミン以外)

の2種類があります。

脂溶性ビタミンは、体内で脂肪組織や肝臓などに貯蔵され
毎日少しづつ消費される一方、

水溶性ビタミンは、水に溶けるため過剰に摂取されても
余分な量は尿として排出されます。

そのため、

  • 脂溶性ビタミン:食事中もしくは食後
  • 脂溶性ビタミン:1日数回に分けて

飲むことが推奨されます。

また、脂溶性ビタミンは尿中に出ていかないので短期間での摂りすぎには注意です。

ミネラル

カルシウムやマグネシムなどのミネラルは体に必要な栄養素ですが、
腸内での吸収が難しいとも言われています。

しかし、
フラクトオリゴ糖で大腸内の善玉菌を増やした結果、
腸内が酸性となりミネラルが吸収されやすくなるといわれています。

フラクトオリゴ糖とは、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサとなる難消化性のオリゴ糖 

そのためフラクトオリゴ糖の含まれたサプリメントを
食事中もしくは食後すぐに与えるとミネラルの吸収効率は上がると考えられます。

アミノ酸(タンパク質)

タンパク質はアミノ酸と呼ばれる成分が鎖状に繫がってできたもので、

  • 体を作る材料
  • 酵素として体の調子を整える
  • 犬にとって重要なエネルギー源

になります。

タンパク質は体内に入ると、
胃や小腸から分泌される消化酵素の働きで
鎖状の繫がりが切られ、
バラバラのアミノ酸まで分解されて小腸から吸収されます。

そのためタンパク質が吸収されるには4~5時間ほどかかるといわれていますが、

アミノ酸の形ならば消化酵素によって分解する必要がないため
もっと短時間で吸収することができます

アミノ酸のサプリをお使いになるならば、
胃酸等の影響をほとんど考える必要がないので、

食事に混ぜてあげるのが一番簡単な給与法です。

消化酵素

エンザイムなどの犬の消化を助けてくれるサプリメントは、
食事に混ぜて与えるのがベスト。

食事の直前になめさせるのでも大丈夫ですが、
食事に混ぜてしまうのが一番簡単です。

グルコサミン・コンドロイチン

関節の栄養となるグルコサミン・コンドロイチンは、

軟骨の磨り減りを抑え、
関節の動きを滑らかくし、
関節痛を改善する効果に期待されている成分です。

  • グルコサミン:関節軟骨のムコ多糖を構成する成分
  • コンドロイチン:関節でクッションの役割をしている軟骨の構成成分

どちらも関節軟骨を構成する成分ですので、
関節軟骨に栄養として届けなくてはいけません。

そのためには、

関節の滑膜から作られる「関節液」を通して
栄養を軟骨細胞に届ける必要があります。

ただサプリメントを与えただけでは健康効果は期待薄。

関節液を循環させ栄養を届けるためには
関節を動かす必要があります。

サプリメント自体は食事と一緒に与えて問題ないので、
そのあと無理のない範囲で運動(散歩)をするといいでしょう。

犬にサプリメントを飲ませるタイミングはいつまとめ

ご覧いただきありがとうございます。
この記事では、サプリメントの飲むタイミングについてご紹介しました。

サプリメントと言ってもその種類は様々。
薬とは違い用法は決まっていませんが、
目的や栄養の観点から飲むタイミングはすべて同じというわけではありません。

この記事が少しでもあなたの役に立てたのなら幸いです。