3月29日がマリモの日って知っていますか?
そもそもマリモって何?と答える方もいるかもしれませんね。
あまりなじみのないマリモですが、一部の地域で生育するものは国に天然記念物として指定され、未来に残していくべき宝と考えられています。
そんな貴重なマリモ。
この記事では、その記念日である 3月29日「マリモの日」の由来。そしてマリモに関する雑学やそのほかの 3月29日について解説してきます。
目次
マリモの日とは?
「マリモの日」は、公式に制定されているというわけではありませんが、マリモブームと一緒に3月29日マリモの日が広がりました。
そんなマリモですが、近年では環境の変化やブーム時の乱獲によって減少傾向にあり、保全活動が行われています。マリモを守っていくためにもマリモの日をもっとたくさんの人に知ってほしいですね。
マリモの日の由来は?
どうしてマリモの日が3月29日なのかと言いますと。1952年(昭和27年)のこの日、北海道の阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されたことがその由来です。
マリモは、日本では17か所、世界では北半球の比較的寒冷な地域の50か所以上で、生息が確認されています。
阿寒湖のマリモの中には、直径10cm以上の球体のマリモの生息が確認されていますが、他にこの大きさの球体のマリモの生息が確認されているのは、アイスランドにあるミーヴァトン湖のみです。
情報元:釧路・阿寒湖観光公式サイト
マリモの日雑学

今回はそんなマリモの日に関する面白い雑学についてご紹介したいと思います。
①マリモの日のイベントはある?
残念ながら、3月29日のマリモの日に関するイベントは現在はありません。しかし、毎年10月8日から10日の3日間北海道の阿寒湖で「まりも祭り」が開催されています。
まりも祭りは、国の天然記念物であるマリモを保護することが目的のお祭りで、阿寒湖に丸木舟を浮かべてマリモを迎える儀式、マリモを護る儀式、マリモを送る儀式が神々しく行われます。また、他にもマリモについての講演会やアイヌ民族舞踊の競演なども行われています。
阿寒湖では他にも、マリモを観察できる1周約85分の阿寒観光汽船「阿寒マリモクルーズ」が4月から11月の間に運航しています。
【住所】〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-5-20
【電話番号】0154-67-2511
【FAX番号】0154-67-2514
【アクセス】JR釧路駅より車で約80分、釧路空港より車で約60分
【お問い合わせ先】阿寒観光汽船
【WEBサイト】http://www.akankisen.com/
【営業時間】4月15日~4月30日 不定期に運航
5月1日~9月25日 6:00~17:00
9月26日~10月20日 6:00~16:00
10月21日~11月10日 6:00~15:00
11月11日~11月30日 9:00~15:00
【料金】遊覧船一周コース(マリモ観覧を含む約85分) 普通料金:大人2,000円、子ども1,040円
団体料金(15名様以上):大人1,740円、子ども910円
※料金にはマリモ展示観察センター入場料金が含まれています
【定休日】12月1日〜湖氷が無くなるまで
②マリモの日生まれの有名人は?
マリモの日(3月29日)生まれの有名人には、誰がいるのでしょうか。
西島 秀俊(48歳) | クォータートーンに所属している日本の俳優。 |
諏訪部 順一(47歳) | 日本の男性声優、ナレーター。 |
キム=テヒ(39歳) | 韓国の女優。 |
滝沢 秀明(37歳) | 日本の演出家、実業家。以前は歌手、俳優、タレントとして活動しており、タッキー&ツバサのメンバーとして活動していた。 |
※年齢は2020年2月現在
など、様々な分野で活躍されている方が多数いらっしゃいます。
③マリモの雑学
④マリモを自宅で育てよう
世界で特に寒冷な地域で生息が確認されているマリモですが、自宅でも比較的簡単に育てることができます。その方法についてご紹介します。
必要なもの
マリモの飼育には、マリモと水槽(あるいは変わりになる容器)と水が必要です。
マリモは通販サイトで1年を通して販売されています。また、ペットショップやアクアリウム専門のショップ、ホームセンター、園芸店などでもマリモが販売されていることもあります。
水族館などのお土産コーナーで販売されているマリモの中には、飼育用ではなく観賞用のマリモもいるため、購入の際には注意が必要です。
マリモの飼育方法
マリモは、きれいな水を好みますが、水道水でも育てることが可能です。水道水には、マリモに必要なミネラル成分が含まれており、水道水に含まれているカルキや塩素はマリモには影響がありません。
ただ、水道水を使用する場合には、水の圧力でマリモのかわいらしい球体が解けてしまうことがあるので、水道水を直接マリモにかけないよう注意が必要です。
水槽を設置する場所は、直射日光は避けるようにし、日陰やカーテン越しの薄く光が差す場所が成長に最適です。マリモは高温に弱く、水温が約35℃を超えると枯れてしまうので、小さい容器で飼育する場合は水が温まりやすいので注意が必要です。
どうしても温かくなってしまう場合は、冷蔵庫などで保管することも可能です。
手入れの仕方
マリモはきれいな水を好むので、最低1週間に一度は水を交換するようにしてください。
水が綺麗な場合はこまめに水を換える必要はありませんが、水が汚れていると日照不足で枯れやすくなるので、コケや藻が生えた場合や水温が温かくなった場合はできるだけ早く水を交換するようにしてください。
夏場は3日に一度程度で交換をするのが好ましいです。
また、マリモは光合成をおこなう藻の仲間で、特別にエサは必要ではありません。ですが、マリモは年間数mm単位でしか成長しないため、マリモが大きくなる肥料系のエサを与える人もいます。
3月29日の他の記念日は

3月29日のマリモの日以外の記念日をご紹介します。
八百屋お七の日 | 683年(天和3年)3月29日、18歳の八百屋の娘であるお七が、3日間の市中引回しの上、火あぶりの極刑に処せられたことから。 |
作業服の日 | 「3(さ)2(ぎょうふ)9(く)」の語呂合わせから、作業服などを販売する「まいど屋」が制定。 |
サニクリーンの日 | 「3(サ)2(ニ)9(クリーン)」の語呂合わせから、清掃用具・衛生商品・ユニフォームなどのレンタル・販売を行う「株式会社サニクリーンが2014年(平成26年)に制定。 |
みんつくの日 | 「3(み)2(んつ)9(く)」の語呂合わせから、公益財団法人「みんなでつくる財団おかやま(通称みんつく)」が制定。 |
など、他にもたくさんの記念日があります。
まとめ:3月29日はマリモの日
3月29日「マリモの日」は、1952年(昭和27年)のこの日、北海道の阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されたことを由来に広がりました。
残念ながらマリモの日のイベントはありませんが、毎年10月8日から10月10日の3日間、阿寒湖では「まりも祭り」が開催されています。他にも阿寒湖では、マリモに関するイベントが催されています。
また、マリモの雑学では、マリモが藻の仲間であり、球体のものだけでなく本来は糸のような形をしており、10cm以上の球体のマリモが生息するのは阿寒湖を含め世界で2か所しかないことを紹介しました。