アクアリウム

アクアテラリウムとはどんな飼育方法?必要なものやおすすめの生体・植物を紹介

皆さん、アクアテラリウムという言葉を知っていますか?

アクアテラリウムとは一つの水槽(容器)の中で水中(アクア)と陸上(テラ)を同時に作り込んで魚や両生類等水辺の生き物を飼育したり、水辺の環境を再現する飼育スタイルを指す造語です。

アクアリウムと園芸を足して2で割ったようなジャンルで、両方の知識とテクニックを駆使する大変奥深い趣味です。

ねこさん
ねこさん
アクアリウムだけでも大変なのにアクアテラリウムなんて出来るかなー?

イヌくん
イヌくん
アクアテラリウムは陸上部分に植えた植物が余分な養分を大量に吸収してくれるからアクアリウムの様にコケに悩まされ難いんだよ!観葉植物でありがちな水不足による水枯れなどの心配も無いから、ポイントだけ押さえれば維持も簡単なんだヨ!

ねこさん
ねこさん
でも色々な道具をまた買わないといけないんでしょ?アクアリウムの道具は持っているけど。

イヌくん
イヌくん
基本的にはアクアリウムの水槽やろ過機があれば、新規に高額な設備を購入しなくても始められるから心配しないで!

アクアテラリウムとは?

①アクアテラリウムの定義

アクアテラリウムとは、その名の通りアクアリウムとテラリウムの要素を両立させた飼育・鑑賞のスタイルを差し、アクアリウム水槽から流木を飛び出させてそこにコケやシダなどを活着させただけでも、アクアテラリウムと言っても過言ではありません。

水中では魚を飼い陸上では亀やカエル等の爬虫類や両生類を飼育するのも良いですし、明確な決まりはありませんから、思うように制作して構いません。大きさも小さなガラス容器から1mを超える大型水槽でも場所と予算に合わせて製作可能です。

陸地にはさまざまな種類の植物を植えたり、工夫次第で滝や川を作ることもできます。

②アクアテラリウムにはどんな容器は使えばいい?

アクアテラリウムを始めるには専用の水槽が必要だと思われている方も多いと思いますが、一般的な水槽やガラスの容器があれば作ることは可能です。

専用の水槽(前面がカットされた開放的な水槽)は有るに越したことは無いですが、無いと始めれられないという事はありません。

必要な条件は水が貯められる透明な容器という事位でしょう。

透明な容器というとガラス水槽となりますが、メダカや金魚等上から眺めるような魚をメインとするのであれば、ガラスじゃなくても良いでしょう。横から水中の様子が見えないことが少し残念ですが、上からだけの眺めのアクアテラリウムも良いかも知れません。

アクアテラリウムの醍醐味は鬱蒼としたジャングルのような雰囲気の中で魚や陸上生物を同居させる事なので出来る限りオールガラスの水槽をお勧めします。

アクアテラリウムを始める時に必要な器具

基本的にはアクアリウムの器具がベースとなります。滝や湧き水等の要素を加える為の器具等も使うとグッと雰囲気が増します。

①水槽

とにかく水槽が無いと始まりません。飼育する生き物によって向き不向きはありますが、脱走の恐れが殆んど無い生物がメインなら、アクアテラリウム専用の前面ガラスがカットされた専用水槽をお勧めします。

専用水槽のメリット
  • 湿気がこもり難くガラスが曇り難い
  • カビが発生しにくい
  • メンテナスがし易い
専用水槽のデメリット
  • 通常の水槽よりも高額
  • カエル等は脱走する可能性がある
  • 陸上部分が乾燥しやすい(乾燥に弱い植物は霧吹きが必須)
  • 水位が予め決まってしまい自由度が低い

②ろ過機(フィルター)

通常のアクアリウム同様水質の維持にはろ過機が必須です。では、どの様なフィルターがアクアテラリウムに向いているのかご紹介していきます。

外部フィルター

アクアリウムで大定番の外部フィルターは大変汎用性が高くアクアテラリウムにおいても大活躍します。アクアテラでは石や流木を組んで陸上部分を作り込むので底面濾過等ではメンテナンス時に全てのレイアウト素材を取り出す必要があるので大変です。その点外部フィルターならメンテナンスの度にレイアウトを作り直す必要がありません。排水の工夫(分岐パーツ等を駆使)で滝や湧き水、シャワー等様々な演出も可能です。

③低床(ていしょう)

低床はアクアリウム用のソイルが一番のお勧めです。園芸用の赤玉土の粉を取り除いて使っても構いません。川砂や大磯砂を使っても良いですが、全体的に植物の成長がやや鈍くなります。ハイドロカルチャー用のハイドロボールも使うことが可能です。

④照明器具

照明器具は植物の育成に欠かせない大切な器具です。オープンアクアリウム用の照明が一番向いています。

天井やスタンドなどから照明を吊るすペンダント式の照明ならば水槽の上部が開けた環境に出来てメンテナンスも行い易いです。

予算が許されるのであればメタルハライドランプがオススメです。

現実的に選ぶならば水草育成用のLED照明でしょう。

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⑤ヒーターサーモスタット(冬季のみ)

熱帯地方原産の生物や植物を入れる場合秋から春までの間は加温が必要です。

日本等の温帯地域原産の生物植物で構成していれば必ずしも必要ではありませんが、あれば冬季に成長が鈍ることがありませんので冬は使った方が良いです。

アクアテラリウムでおすすめの生体

  1. 熱帯魚
  2. 両生類(イモリ・サンショウウオカエル等)

①熱帯魚

アクアテラリウムに向いた熱帯魚は鉄砲魚(アーチャーフィッシュ)等野性味溢れる魚が良く似合います

通常のアクアリウムと比べて水位を低目に管理するので上からの眺めを意識して魚を選ぶと観賞価値が上がります。よって、ネオンテトラ等上から見ると真っ黒な魚等は避けた方が良いです。改良メダカ等は上から見ても観賞価値が高く丈夫な魚なのでオススメです。

アーチャーフィッシュ(テッポウウオ)

テッポウウオは水鉄砲を口から発射して昆虫などを捕食するという、珍しい習性をもっており、水族館でも人気の熱帯魚です。

アクアテラリウムで枝先に生きた赤虫や昆虫をおいておくと、勢いよく水鉄砲を発射する姿を観察できます。

バタフライフィッシュ


バタフライフィッシュは特徴的な大きくな胸ビレを持つ古代魚の一種で、上から眺めると蝶々のように見えることからバタフライフィッシュと名付けられました。ゆるやかな流れの河川や淀んでいる池の水面直下に生息しています。

普段は水面でじっとしていて殆んど動きません、バタフライフィッシュの特徴を活かしたレイアウトで生き餌を与えないと直ぐに飽きてしまうかもしれません。

しかし、環境を整えれば飼育下でも餌を見つけると勢いよく飛び上がって、小さな体ながら、大きな口で餌にかぶりつく野生味溢れる姿を観察することができます。

バタフライフィッシュを飼育する時は水位は低めにして管理しましょう。水位が高い場合は飛び出し防止の蓋が必ず必要になります。

改良メダカ

2000年代にはいってから人気に火が付いた、改良メダカの仲間ですが、もとは日本の河川に分布している二ホンメダカミナミメダカが元となり、様々な改良メダカへと進化してきました。

元々は灰褐色の地味な体色の魚でしたが、メダカが元来持っている白、黒、黄、虹色などの色素を最大限4に引き出し改良が進められ、更にそれぞれの組み合わせによって、様々な表現の改良メダカが誕生しました。

メダカを飼おう!誰もがトリコになる改良メダカとは!?こんにちは!管理人のクラゲです。 昔から日本全国に生息し、多くの人に親しまれた魚が「メダカ」です。 実はこのメダカ、今すごく...

②両生類(イモリ・サンショウウオカエル等)

せっかく水も陸もあるのだから、水陸どちらでも活動できる生物を是非飼ってみて下さい。代表的なのはカエル・イモリ・サンショウウオ等の両生類や小型の亀です。

これらの生き物を飼う場合は脱走防止の蓋(網や格子)を設置して下さい。

アカハライモリ