そんなモルモットについて、今回は特徴や性質についてまとめてみました。
この機会にモルモットについて知っていただければ幸いです。
★モルモットについて知りたい人
★名前は聞いたことあるけどどんな動物か知らない人
★モルモットを飼ってみたいと思っている人
ぜひ最後までご覧ください。
モルモットの特徴について
モルモットはペットとしてのイメージよりも、実験動物としてのイメージがある人も多いと思います。
こちらの項目では、モルモットの歴史や特徴についてご紹介します。
モルモットの歴史
原産地は南米の山岳地帯で、古代インディオによってペルーテンジクネズミを家畜化したものがモルモットの始まりといわれています。
その後、モルモットが日本に伝わったのはオランダの商人が長崎に持ち込んだことから始まったといわれています。
モルモットの名前の由来は、最初に持ち込まれたモルモットが見た目が少し似ているマーモットというリス科の動物と間違えられており、マーモットを意味するマルモット(オランダ語)で日本に広まり、モルモットと呼ばれるようになったといわれています。
そのため、モルモットとは日本独自の呼び方で、海外ではcavy(ケイビー)や、guinea pig(ギニアピッグ)と呼ばれています。
食生活
モルモットは草食動物なため、主食は牧草になります。
また、体の中でビタミンCを合成することができない動物であるため、モルモット専用フードや野菜、果物などでビタミンCを補ってあげる必要があります。
モルモットの見た目と大きさ
体長:20㎝~30㎝
体重:500g~1500g
オスの方が少し大きい場合が多いですが、さほど差はありません。
平均寿命は?
モルモットの平均寿命は4~8年といわれていますが、上手に飼育すれば10年生きることもあります。
飼育環境や生まれ持った生命力などで寿命は変わりますが、飼育環境は飼い主が気をつけてあげることでモルモットが快適に過ごせる環境になると思いますので、過ごしやすい環境を作って長生きさせてあげたいですね。
モルモットの性質について
モルモットは動物園のふれあいコーナーでもよく見かけるため、人懐っこく飼いやすいと思われがちですが、実は臆病で警戒心が強い一面もあります。
モルモットの性格は?
モルモットは実はすごく臆病な動物で、警戒心も強いです。
理由としては、草食動物のためもともとは肉食動物に狙われる立場であり、天敵を見かけると逃げたり隠れたりして過ごしていた背景があるためです。
ですので、初めて家に連れ帰って数日間や人に慣れていない間は逃げ回ったり、おびえたりしますが、一度慣れてしまえば人懐っこい部分もあり、体も小動物の中では大きい方なので触れ合いやすく、動物園のふれあいコーナーで見かけることが多いのはそのためです。
糞尿のにおいはきつめ
モルモットの体臭はほとんどありませんが、糞尿の量は多いため排泄物からの臭いはきつく感じます。
そのため、こまめに掃除をしてあげる必要があります。
フンの大きさは1cm~2cm程度で、基本的には決まった場所でしませんが、ケージのすみや角の部分などの決まった場所で排便排尿をするモルモットも時々おり、その場合はトイレを覚えてくれるモルモットもいるようです。
鳴き声で気持ちを表現する
モルモットはさまざまな鳴き声を発して仲間とコミュニケーションをとる動物です。
そのため、鳴き声で今どんな気持ちなのかを知ることができます。
興奮している時や何か要求がある時には「キューイキューイ」と力強く鳴いたり、嬉しい時や機嫌が良い時は「キューキューキュー」とリラックスした感じで鳴きます。
毎日お世話をすることで、今どんな気持ちなのかを鳴き声で判断できるようになってきますよ。
まとめ:モルモットの特徴や性質について
今回はモルモットの特徴や性質についてご紹介しました。
特徴や性質についてのポイントは、以下の通りです。
- モルモットの名前の由来はオランダ語でマーモットを意味するマルモットから来ている
- 草食動物で主食は牧草
- 平均寿命は4~8年
- 実はすごく臆病な動物で、警戒心も強い
- 体臭はほとんどしないが、糞尿の量は多く排泄物からの臭いはきつく感じる
- さまざまな鳴き声で気持ちを表現してくれる動物
さて、モルモットがペットとして向いているかどうかですが、警戒心が強く臆病な動物ですが、一度慣れてしまえば人懐っこく飼いやすい動物なのでペットにも向いています。
しかし、糞尿の量が多く掃除はこまめにしてあげなければならなかったり、鳴き声でコミュニケーションをとる動物なので今何をしてほしいのかわかりやすい動物ですが、声の大きさは結構大きいため注意が必要です。