例えば、モルモットの初めての出産は生後7か月頃までに行わないと難産になってしまうなど、知らないことでモルモットに可哀想な思いをさせてしまうことがいくつかあります。
こちらの記事では、モルモットの繁殖をする前に知ってほしいことについてまとめてみましたので、繁殖を考えている方はぜひ最後までご覧ください。
モルモットの繁殖に関しての知識をつけよう
モルモットを繁殖する前に、まずは繁殖に必要な知識をつけましょう。
また、モルモットはネズミの仲間なので一度にたくさんの子供が生まれますし、小動物の中では比較的大きめですので、繁殖する場合は生まれたモルモットを一生涯飼育できるかを考え、飼育できない場合は里親さんを見つけたりなどをする必要があります。
不幸な命を増やさないように、責任を持って繁殖をおこなうようにしてください。
性別の見分け方
モルモットの性別の見分け方は、生殖器の部分で判別します。
オスは生殖器の部分がI(アイ)のように見え、ペニスと睾丸が確認できます。
メスは生殖器の部分がY(ワイ)のように見えます。
モルモットの繁殖が可能になる年齢
オス | 生後60日前後 |
メス | 生後50日前後 |
モルモットの初産は生後7か月までに
モルモットの繁殖では、メスは生後7ヶ月までに初めての出産をする必要があります。
理由としては骨盤が固まってしまうためで、初産が7か月以降になってしまうと難産になり、母子ともに危険な状態になりますので、初めての出産は必ず母モルモットが生後7か月になるまでに行いましょう。
発情周期
メスのモルモットには発情周期があり、だいたい15~17日間隔と言われています。
メスは発情時のみオスを受け入れます。
オスには発情周期はないため、メスが発情しているタイミングでオスを同居することが重要になります。
また、交尾を確認したらできればオスは分けましょう。理由としては、しつこくメスを追い回し続ける可能性があり、メスのストレスになってしまうからです。
交尾を確認できなくても、妊娠が確定したらオスを分けて飼育しておくことで、連続して妊娠することを防ぐことができます。
妊娠期間
モルモットの妊娠期間は60~70日前後です。
妊娠すれば、お腹が膨らんできたり、毎日体重が増加します。
体重測定はキッチン用のスケールを使用することで簡単にはかることができます。
一度に生まれる子供の平均数
平均3~4匹と言われていますが、多い時には5匹以上生まれることも稀にあります。
離乳
生後3~4週間ほどで離乳します。
離乳とは、乳離れして自分でエサや水を食べられる状態になることを言います。
里親さんに譲渡する場合は、完全に離乳してから引き渡しましょう。
妊娠中に気をつけること
モルモットの妊娠がわかったら、まずは食事のメニューを少し変更しないといけません。
妊娠中~授乳中は、高たんぱくな食事メニューが良いため、まずは普段与えているチモシーをアルファルファという牧草にします。
アルファルファは高たんぱくで栄養価が高く、妊娠中~授乳中には最適です。
また、出産前は少し神経質になっているため、掃除は最低限に控えましょう。
他にも、母モルモットが安心して産める環境を作ることが大切ですのでハウスなどを入れてあげ、静かな環境づくりを心がけましょう。
赤ちゃんモルモットは毛が生えた状態で誕生
モルモットの赤ちゃんは毛が生えた状態で、目も開いて誕生します。
基本的には母モルモットが人の手を借りることなく子育てをするため、飼い主はモルモット達が快適に過ごせるように、真夏や真冬は室温に注意したり、生まれて数日はあまり覗きすぎないようにしましょう。
まとめ:モルモットの繁殖について
モルモットの繁殖についての記事でしたが、いかがでしたか?
今回の記事のポイントは以下の通りです。
- モルモットの性別は生殖器の部分がオスはI(アイ)の字でメスはY(ワイ)の字
- モルモットの初めての出産は生後7か月までに行う
- 妊娠期間は60~70日前後
- 離乳は3~4週間
- 妊娠中~授乳中は牧草をアルファルファに変更する
- モルモットの赤ちゃんは毛が生え、目が開いた状態で誕生する
モルモットに興味がある方は以下の記事もぜひ参考にしてください。