モルモットは小動物の中では体が大きく、コミュニケーションが取りやすい動物です。
警戒心が強く臆病な部分もありますが、毎日お世話をしたり、ブラッシングをしたりなどのコミュニケーションを取ることで少しずつ心を開いてくれます。
この記事では、モルモットと仲良くなるための方法をご紹介します。
モルモットの性格をまずは理解しよう
モルモットは動物園のふれあいコーナーや移動動物園で抱っこできる動物としてよく見かけますので、人懐っこくて触られることが大好きと思われがちですが、本来の性格は臆病で神経質な動物です。
そのため、お迎えしてしばらくは飼い主に近寄ってこなかったり、懐いてくれないのは当たり前だと思ってください。
この性格を理解し、あせらずに毎日少しずつ距離を縮めていくことがモルモットと仲良くなる一番の近道です。
臆病な動物
モルモットは草食動物なので、本来は肉食動物などの天敵に狙われる立場であるため、とても臆病な性格をしています。
そのため、最初は人のことを警戒してなかなか近寄ってきてくれないと思いますが、それは本来の性格が臆病なので仕方がないことなのです。
しかし、モルモットは仲間と認めた相手には色んな鳴き声を出してコミュニケーションを取ろうとしてくれたり、自分から近寄ってきてくれます。
人懐っこいと思って飼育を始める人もいるかもしれませんが、本来は臆病な動物と言うことを頭に入れておくことで、懐いてくれた時は何倍も嬉しくなりますよね。
焦らず少しずつ
時間はかかりますが少しずつ距離を縮めていくことで、飼い主のことを徐々に信頼して近寄ってきてくれたり、怯えて隠れたりすることも無くなりますので、焦らずに毎日お世話をしてあげることが肝心です。
具体的なコミュニケーション方法は?
モルモットと仲良くなるためには、具体的にどのようにコミュニケーションを取っていけばいいのでしょうか?
以下では、モルモットとの具体的なコミュニケーション方法をご紹介します。
コミュニケーションを取ることで飼い主を信頼してくれるようになるため、モルモットをお迎えしておうちの環境に慣れてきたらぜひ毎日実践してください。
①野菜などを手から与えてみよう
モルモットは野菜や果物が大好きです。
大好きな野菜や果物を飼い主の手から与えることによって、飼い主はおいしいものをくれる存在だと覚えてくれるようになり、近づいてくるようになります。
また、手から与えることによって手は安全なものと理解するため、手をケージ内に入れても逃げ回らなくなってきます。
しかし、与えすぎは主食である牧草や固形ペレットの食べが悪くなってしまったり、栄養バランスが偏ってしまうため良くありません。
おやつ間隔で少量を与える分には全く問題ありませんので、与える量に気をつけながら毎日積極的に手から野菜などを与えてみましょう。(※但し、モルモットが食べてはいけないネギ、タマネギ、アボカドなどの野菜は絶対に与えないでくださいね)
②触れ合ってみよう
モルモットが手をあまり怖がらなくなってきたら、今度はモルモットと触れ合う時間を増やしていきましょう。
最初はびっくりして怖がると思いますので短時間で触るのをやめたり、触ったあとに野菜などの好きな食べ物を与えたりして、触られた後には良いことがあると覚えてもらいましょう。
毎日習慣づけることによって、触られても平気になっていきます。
③ブラッシングをしよう
モルモットが触られることに抵抗がなくなってきたら、そろそろブラッシングを始めましょう。
モルモットは意外と毛が抜けますので毎日は難しくても、3~4日に1度ぐらいはブラッシングしてあげる方が良いでしょう。
特に長毛種は毛がもつれたり毛玉になることもあるため、ブラッシングに慣れてもらう必要があります。
短毛種にはゴムで出来ているラバーブラシを、長毛種には細かい針金がくの字についているスリッカーブラシを使用して、優しくていねいにブラシをしてあげてくださいね。
まとめ:モルモットと仲良くなるためには?
モルモットと仲良くなる方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
今回の記事のポイントは以下の通りです。
- モルモットは本来は臆病で神経質なので、いきなり人に慣れているわけではない
- 毎日コミュニケーションを取ることで少しずつ距離が縮まる
- 最初はエサを手から与えてては怖い存在じゃないことを理解してもらおう
- 慣れてきたら触ってみて、触った後に野菜などを与えて触られた後に良いことがあると覚えてもらおう
- ブラッシングが必要な動物なので、毎日は難しくても3~4日に1度はしてあげよう
モルモットは頭も良いので、手から野菜などを与えたり、触れ合ったりする場合に声をかけながら触れ合うと飼い主の声を覚えます。
声を覚えてもらうと、飼い主の声が聞こえたら近づいてきてくれるようになったりと、よりコミュニケーションが楽しくなりますよ!