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猫の病気対策

猫によくある腎不全とはどんな病気?兆候はある?早期発見&早めに対策しよう

猫 腎不全 兆候

猫ちゃんの病気でとても多いのが腎不全。

一般的に高齢の猫がなるものと言われていますが、「家の子は大丈夫かな」と気になっている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

残念ながら腎不全は一度なってしまうと、完治することがない病気です・・・。

ねこさん
ねこさん
なんとか事前に防ぐことはできないのでしょうか?

猫を飼っている方なら誰でも一度は思ったことがあるでしょう。

そんな方のために今回は腎不全の兆候についてお話していきます。腎不全の兆候を把握し少しでも猫ちゃんが苦しくないようにしてあげましょう!

腎不全になる原因とは?

猫 腎不全 兆候

腎不全は「慢性腎臓病」とも言います。

腎臓の機能が働かなくなり、最終的には死に至る可能性も高い病気です。

猫は具合悪いのを我慢したり隠したりします。それもあってか、気づいたときには病状がかなり進行していることも多いようです・・。

猫は元々腎不全になりやすいと言われていますが、実ははっきりとした原因は分かっていません。

猫の先祖は元々暑い砂漠などの動物であったと言われています。暑い土地では水が限られることも多いですよね。

そこで体に取り入れた水分をあまり使わないようにするため、腎臓が尿を濃縮するようになったのではないかと言われています。

しかし腎臓自体は水分があって働く臓器です。

元々水があまり必要ない体になっているからこそ、腎臓の機能が低下していくのではないかという説もあります。

クラゲ先生
クラゲ先生
腎不全には”急性”腎臓病もあるけど、基本的に腎毒性のある薬品や食品を摂取しない限りなることはないよ

そもそも腎臓の機能とは?

猫 腎不全 兆候

腎臓の役割は簡単に言うと「老廃物のろ過」「尿への毒素の排出」です。

主に以下の4つの機能があります。

  1. 老廃物の排泄
  2. 水分の再吸収
  3. ミネラルバランスの調整
  4. ホルモンの分泌

これらの機能で血液中の老廃物をきれいにしたり、毒素を分けて尿の元となるものを生成したりします。

腎臓の機能が低下することによって、尿への老廃物や毒素の排出がうまく行われなくなり、体に溜まってしまうのです。

また水分を腎臓で再吸収できず排出しすぎてしまったり、さらに毒素が出ていかないことで「尿毒症」など別の病気を引き起こしてしまったりすることもあります。

腎不全の兆候

猫 腎不全 兆候

猫の腎不全の兆候としてよく挙げられるのが以下の症状です。

  1. 水をよく飲むようになる
  2. おしっこの量が多くなる
  3. おしっこの色が薄くなり、においがあまりしなくなる
  4. 口臭が気になるようになる

腎臓の機能低下で尿がうまく作られなくなり、毒素ではなく水分が多く排出されてしまうからです。結果、尿の量が増えてしまいます。

また体に老廃物や毒素が溜まってしまうため口臭として症状が現れます。

他にも痩せてきて毛艶がなくなったり、食欲が落ちたりといった兆候が見られます。







腎不全の症状の経過

猫 腎不全 兆候

では、猫の腎不全が進むとどのような症状が見られるのでしょうか?

  1. ごはんを食べなくなり、水を飲めなくなる
  2. トイレの回数が減る
  3. ほとんど動けなくなる
  4. 痙攣

①については食欲の低下とともに、食べたのにすぐ吐き戻してしまうという症状が見られます。血液中の老廃物が排出されないため毒素が体中を回り、体内の粘膜が荒れて炎症を引き起こすからです。

②についてはごはんや水を取らないからというのもあるかもしれませんが、腎臓の機能がほとんど働かずおしっこが作られていない可能性もあります。

③④になると残念ながらほぼ末期の症状になりますので、猫の体調を見ながら通院を続けるか、もしくは自宅療養という形になってくるでしょう・・・。

今からできる!腎不全の対策とは

猫 腎不全 兆候

では、猫の腎不全を防ぐにはどのような対策ができるでしょうか?

まずは「猫は何か原因があるわけではなくても、腎不全になりやすい動物である」ということを心に留めておきましょう。

普通の生活をしていても腎不全になってしまう可能性は充分にあります。逆になりやすいからこそ、そこを重点的にケアするという対策をすることが一番です。

以下は普段からできることですので、ぜひ行ってみてくださいね。

  1. 定期的な検診で早期発見できるようにする(7歳を超えてきたら年に1回の健康診断)
  2. 腎臓ケア用のフードを食べさせる
  3. 飲んでいる水の量とトイレチェック

また、残念ながらもし腎不全の兆候が見つかった時は、分かった時点でできるだけ「症状の進行を遅らせる対策」をしていきましょう。

腎臓は一度壊れてしまうと元には戻りませんが、病状自体は少しずつ進行していきますのでそれを遅らせることができるのです。

腎不全になると体に水分を保てなくなるので脱水状態になります、病院では点滴で体液を補うという対策がされることが多いでしょう。

他にはごはんが食べられないので栄養補給するなどの処置が行われます。

まだ症状が比較的進行していないなら、これで元気が回復することも多いようです。

しかし一時的なものですので、合わせて薬や食事療法などを行っていくことになります。対策と具体的な方法は病院で先生によく相談してみましょう。

まとめ:猫の腎不全について学んで早めの対策を!

猫ちゃんの腎不全は残念ながらなかなか避けられない病気です。

気づかないうちになっていることが多いですので、普段から猫ちゃんの様子をよく見てあげてくださいね。

また、今回挙げた症状に当てはまっていて「もしかしたら・・・」と思っても、別の病気である可能性もあります。

自己判断して落ち込まずに早めに病院に連れていきましょう!

猫ちゃんが健康で長生きできるよう、飼い主としてできる限りのことをしていきたいですね。