こんにちは!管理人のクラゲです。
今回は猫好きが知っていて当たり前の基礎知識を簡単にご紹介したいと思います!
現在地球上には870万種以上の生命がいるとされていますが、そのうちの10%ほどしか確認されていないそうです。
「たった10%⁉」と思われるかもしれませんが、それでも120万種以上もの生命に名前が付けられています。
そんな10%の中に「猫」が入るのですが、元をたどると約13万年前の中東の砂漠に生息していたリビアヤマネコが家畜化されたことが始まりです。
そして今日、猫が世界中で愛されるようになった歴史を振り返っていきましょう!
紀元前から愛される猫たち猫の起源
現在、世界中で飼育されている猫はイエネコと呼ばれ、農耕文化が始待った時代、収穫した穀物を保管する場所にネズミが集まるようになりそれを追って猫が人の生活圏内に住み着いたのが始まりと考えられています。
人にとっては収穫した穀物を狙うネズミや虫を退治してくれる益獣として、ネコにとっては獲物が集まる餌場を提供してくれることから、双方の利益となるため人と猫との距離は次第に近くなっていきました。
そして、約9500年前のキプロス島(東地中海のシリア・アナトリア半島の沿岸にある島)で飼育されていました痕跡が見つかっています。
その後紀元前3000年ごろの古代エジプトで本格的に”猫の家畜化”が進んでいったと考えられています。
家畜化とは
私だけかもしれませんが、皆さんは猫を「家畜化」したという言葉を初めて聞いたときに違和感はなかったですか⁉
私のイメージでは家畜というと、牛・馬・豚・羊・山羊・鶏などの産業動物のことを指しているもので、猫や犬などの愛玩動物は別だと考えていました。
しかし、家畜化の定義を見てみると、「人が動物の生殖を管理し、人にとって有益な特徴を遺伝子レベルで変化させる過程である」となっていているので、猫も家畜化された動物だということがわかるのです。
しかし近年の考えとしてペットを家族の一員ととらえるようになっています。そんな中で家族を「家畜」と定義されることに自分の中で抵抗があったのだと思います。
とある研究では、猫は人間が家畜化したのではなく、自ら人と暮らす道を選んだということがわかったそうです。
確かによくよく考えると、ほかの家畜化された動物は人に有益になるように野生から連れてきて繁殖させたものであるに対し、猫は自ら人間の生活圏に生息するようになったことから家畜化の始まり方が違うのがわかると思います。
それでは、家畜化により猫にどんな変化が起きたか考えてみましょう!
まずは猫を思い浮かべてください、次にライオンやトラと比較してください。これで大まかにイメージできると思います。
家畜化による猫の変化➀
気性が穏やかになる。
ヤマネコや大型のネコ科動物と比べると圧倒的にイエネコのほうが気性が穏やかで人に懐くことがわかると思います。
家畜化による猫の変化➁
幼若化による外見変化。
子供のような見た目のまま成長する事で、人が好感を持てるように変化しました。
パッチリとした大きな目、触り心地のいい滑らかな体毛、丸みを帯びた柔らかい体など
猫に起きた家畜化の変化は主にこの2つでしょう
これが牛や豚などの産業動物であったなら、人に有益な部位の肥大・繁殖期間の延長なども含まれます。
まとめ:猫が世界中で愛される理由
今回は猫の起源をちょっとだけ説明させていただきました。
- 猫は完全肉食であったため、農耕文化の発展した時代に益獣として人の生活圏に溶け込むことができた。
- 幼若化によって、より人に愛される見た目になり家族の一員としてとらえられるようになった。
猫の魅力はまだまだありますが、今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の「好奇心は猫の塊」でお会いしましょう!