モルモットは草食動物なので、主食は牧草がメインになります。
牧草にはチモシーが有名ですが、実はチモシー以外にもいくつか種類があり、年齢や体調などによって与えてほしい牧草が変わってきます。
今回はモルモットにおすすめの牧草のご紹介と選び方についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
牧草の種類
牧草にはたくさんの種類があり、こちらで紹介していない牧草もたくさんありますが、今回は有名な牧草4種をご紹介いたします。
①チモシー
チモシーはイネ科の牧草でスタンダートな牧草になります。ペットショップでも比較的よく見かける牧草で入手もしやすいです。
栄養バランスが程良いため、どんなモルモットにもおすすめの牧草です。
②アルファルファ
アルファルファはマメ科の牧草で高たんぱく質なため、妊娠中や成長期の仔モルモットに特におすすめの牧草です。
嗜好性も高く好んで食べるモルモットが多いですが、栄養価が高いため与えすぎると肥満の原因にもなるため、普段使いには不向きです。
③オーツヘイ
オーツヘイはイネ科の牧草でチモシーをあまり食べないモルモットには普段使いの牧草としておすすめです。
嗜好性が高く、また茎の部分が柔らかめなので歯の悪いモルモットにもおすすめですが、チモシーと比べるとあまりお店で取り扱っていないことも多いです。
④バミューダヘイ
バミューダヘイはイネ科の牧草で茎が細くて柔らかいため、敷材として敷いてあげても良い牧草です。低カロリーですが、嗜好性はあまり高くないため食べてくれないモルモットも多いです。
お店で見かけることも少ないため、無理して与える必要はない牧草ですが、チモシーに飽きていて食いつきが悪くなっている場合は試しに与えてみるのも良いでしょう。
牧草の1番刈り、2番刈り、3番刈りとは
牧草には、収穫時期によって1番刈り、2番刈り、3番刈りとわけられ、それぞれ牧草の柔らかさや葉の多さなどに違いがあります。
1番刈り
春から夏にかけて、一番初めに刈り取られた牧草を1番刈りと呼んでいます。
硬くしっかりとした茎をしており、穂も大きいです。栄養価も高いため普段使いには1番刈りが適しています。
2番刈り
2番刈りは1番刈りを刈り取って、その後生えてきて再度収穫する牧草のことを言います。1番刈りと比べて穂は少なめですがやわらかい茎をしているため、歯の悪いモルモットや1番刈りの食いつきが悪いモルモットに与えます。
3番刈り
3番刈りは2番刈りを刈り取った後に再び生えてきたものを刈り取ったものになります。
茎や葉が1番刈りと2番刈りよりもやわらかいですが、栄養価が一番低く、どちらかというと敷材としての使用が向いています。
おすすめの牧草の選び方
以下では、牧草の選び方として、年齢や体調別におすすめの牧草をご紹介します。
しかし、モルモットそれぞれに好みの牧草があるため、種類によってはその牧草を食べてくれないこともあります。その場合は食べてくれる種類の牧草を与えてください。
チモシーがおすすめのモルモット
- 全てのモルモット
アルファルファがおすすめのモルモット
- 妊娠中~子育て中のモルモット
- 子供のモルモット
- 病気などが原因で栄養をつけたいモルモット
オーツヘイがおすすめのモルモット
- チモシーを食べてくれないモルモット
バミューダヘイがおすすめのモルモット
- チモシーを食べてくれないモルモット
- 出産前の産床など、敷材として使用したい場合
まとめ:モルモットに与える牧草│おすすめの種類と選び方
モルモットに与える牧草の種類と選び方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
今回の記事のポイントは、
- 牧草の種類には、チモシー、アルファルファ、オーツヘイ、バミューダヘイなどがある
- 1番刈りは2番刈り、3番刈りよりも栄養価が高いため普段使いには1番刈りがおすすめ
- 基本的にはチモシーをベースに与え、どうしても食べなかったり食いつきが悪い場合はオーツヘイなどの他のイネ科の牧草を検討する
- アルファルファは栄養価が高く普段使いとして与えると肥満などの原因になるため、妊娠中、子育て、療養中などに限定してあげると良い
でした。
食べてくれるようなら、1番刈りのチモシーが普段使いとしてはおすすめです。
また、牧草は乾燥させていますが開封後は1~2か月を目安に使い切れる量を購入しましょう。