こんにちは!管理人のクラゲです
- 足湯はキレイか汚いか?
- キレイな足湯と汚い足湯の見極め方
- 公共の足湯を利用した時のリスク
温泉地や公共の足湯を利用した時
こんなこと考えたことありませんか?
自宅でする足湯なら、
足をつけるのは自分か家族だけですが
公共の場にある足湯だと
不特定多数の他人が使っていて
足に傷がある人もいれば
水虫になっている人もいるでしょう。
そんな公共の足湯を利用して
健康を損なうリスクはないのでしょうか?
そんな疑問にお答えするために
この記事で足湯のリスクと
キレイな足湯・汚い足湯の見極め方をご紹介していきます。
この記事があなたの疑問の解消のお役に立てたら幸いです。
- 温泉地など公共の足湯を利用しようと考えている人
- 公共の足湯を利用し、感染症などのリスクを知りたい人
- 注意した方がいい足湯の見極め方を知りたい人
公共の足湯は基本的に汚い
公共の足湯は基本的に汚いものだと思っていいでしょう。
その理由は大きく2つ
- いろんな人が【足湯を洗わずに】足湯をする
- 足湯施設には「公衆浴場法」の対象外
上記2つの理由が
なぜ公共の足湯が汚いものと言えるのか
詳しく解説していきますね。
いろんな人が【足を洗わずに】足湯をする
まず第一に足湯が汚いと判断する理由は
一般的なお風呂施設と違い、体をキレイに洗ってから入るものではない
ということ。
しかも、公共の足湯のあるところは
- 高速道路のSA(サービスエリア)
- 空港
- 温泉地の町中
がほとんど。
屋根が設置されているだけで
ほぼ野外に設置されているところが多く
靴や靴下を脱げば
すぐに足を付けられるように作られています。
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そのため、
雨風や落ち葉、ゴミが入ることも多く
また、怪我や感染症にかかっていても
基本的に利用制限されることもありません。
そういった場所で不特定多数の他人が
足も洗わずに利用しあっているので
基本的に足湯は汚いものと考えましょう。
とはいっても、きちんと
- 清掃管理
- お湯のかけ流し
をしているところもあるので
そういった足湯はキレイです。
足湯施設は「公衆浴場法」の対象外
足湯が汚いものと判断する
第二の理由は
足湯施設は「公衆浴場法」の対象外
であることがあげられます。
公衆浴場法とは、第1条~第11条までで成る
公衆浴場の経営について規定した法律で、
営業者には衛生管理の義務等が課せられます。
しかし、この法律で規制される対象は
大きく以下の2つ
- 一般公衆浴場:日常生活において保健衛生上必要なものとして利用される施設。いわゆる「銭湯」
- その他の公衆浴場:保養・休養を目的としたヘルスセンター・健康ランド型のもの。
参考:厚生労働省
上記2つの浴場に「足湯」は含まれないので
公衆浴場法の対象外。
足湯自体には公衆浴場法の許可は必要ありませんが,温泉を入れて提供する場合は,温泉源ごとに温泉利用許可が必要です
引用:高知市公式ホームページ
きちんと衛生管理をしていない足湯施設もあるので
足湯を利用する際は、
基本的に汚いもの考えてた方がいいでしょう。
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足湯に潜む感染症のリスク
「公共の足湯は基本的に汚い」で前述した通り、
公共の足湯は不特定多数の他人が利用し
公衆浴場法の規制対象外であるため
衛生管理がきちんとされていないところも多いです。
そのため、公共の足湯を利用するのであれば
- 水虫(白癬菌)
- レジオネラ症
の感染リスクがあると考えていた方がいいでしょう。
ここからは足湯で感染する可能性のある
水虫やレジオネラ菌について簡単に解説していきます。
水虫(白癬菌)
水虫とは、カビの一種である「白癬菌」が
足に付着し増殖することで発症する感染症です。
足だけでなく、体や手、爪にもできることがあり
- かゆみ
- 皮がはがれる
- 水ぶくれ
などの症状がでますが、
水虫自体は、
- カビが付きやすい条件
- カビが感染するまでにかかる時間
(皮膚に付いてから最低24時間) - カビが繁殖しやすい条件
があるため、
清潔・乾燥を心がけていれば簡単には発症しません。
もし水虫になってしまっても
きちんと皮膚科に行って
きちんと薬を使えば
2週間程度で完治するといわれています。
レジオネラ症
レジオネラ症は「レジオネラ・ニューモフィラ」
を代表とするレジオネラ属菌による感染症です。
- 肺炎を中心とする「レジオネラ肺炎」
- 肺炎にならない自然治癒型の「ポンティアック熱」
2つの病型があり、
特に問題となるのが、レジオネラ肺炎で
腎不全や多臓器不全を起こして、
死亡する場合もあるそうです。
主な感染ルートは
レジオネラ菌に汚染された人工環境水が
空気中に浮遊するエアロゾル(微細な水滴)の吸引で
2~10日(平均4~5日)の潜伏期を経て発病。
病状の進行スピードが速く
有効な抗生剤療法が間に合わないと、
致死率は60~70%になるとも言われています。
- 悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛など
- 呼吸器症状として痰の少ない咳や少量の粘性痰
- 胸痛・呼吸困難
- 腹痛、水溶性下痢、意識障害、歩行障害
日を追うごとに症状が重くなる
健康な人でも感染する可能性はありますが、
- 糖尿病患者
- 慢性呼吸器疾患者
- 免疫不全者
- 高齢者、幼弱者
- 大酒家、多量喫煙者
は罹りやすい傾向にあります。
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汚い足湯とキレイな足湯の見極め方
基本的に汚いものと考えた方がいい足湯ですが、
中にはきちんと衛生管理を行ったり
お湯を循環させずかけ流しにしている
キレイな足湯施設もあります。
ここからは、
”キレイな足湯”と”汚い足湯”の
見極めるポイントをご紹介していきます。
浴槽のヌメリや汚れが浮いている足湯は避ける
足湯には大きく3つのタイプがあります。
- 水・お湯をためて温度を保っているタイプ
- お湯を循環させるタイプ
- お湯をかけ流しにしているタイプ
このうち汚れや細菌が繁殖しやすいのが
「水・お湯をためて温度を保っているタイプ」の足湯施設です。
お湯を長時間使いまわし
循環させて汚れを取らないため
汚れが残りやすく
細菌も繁殖するので
ヌメリを感じたり汚れが浮いているため
見た目にも汚いことがわかると思います。
「かけ流し」の足湯はキレイ
足湯の中には、温泉を引いて
お湯を”かけ流し”にしている足湯施設もあり
汚れがお湯とともに流れていく他、
このようなかけ流しの足湯は
温泉地に多く、定期的な清掃もされるので
足湯施設は綺麗な状態に保たれています。
道の駅 八ッ場ふるさと館。建物の裏手には足湯がある。林温泉 かたくりの湯を使用。源泉が高温のため加水ありのかけ流し。弱硫化水素系の温泉鉱物臭がある良い湯。屋根付きで、眺めも良好。足湯用のタオルや、足湯用ビニールソックスも販売しているので、不慮の足湯でも気軽に楽しめる🎵 pic.twitter.com/WAwAuRrPSg
— ELE-FAN (@ELEFAN06) September 7, 2021
ろ過循環式の足湯もキレイな方
足湯にはお湯を循環し使いまわすタイプのものもありますが、
このうち”ろ過循環式”となっている足湯は
キレイな方と考えていいでしょう。
ただし、ろ過循環でも
メンテナンスを怠れば
汚れが溜まり細菌が繁殖します。
ろ過循環式の足湯を利用する際は
定期的なメンテナンスや
衛生管理をするキチンとする施設を選ぶといいでしょう。
「日立滑川温泉スタンド」では、無料で温泉水を持って帰ることができます♨️
温泉はありませんが、今年、近くに開業した「シーマークスクエア」では、足湯を楽しむことができます🦶
※衛生の関係上、循環式ですが、毎日温泉スタンドから温泉水を汲んできているそうです pic.twitter.com/16TFpQWDrn
— 茨城県非公認広報大使 七海 (@hitachi773) September 5, 2020
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足湯で水虫・レジオネラ菌に罹らないための予防・対処法
最後に、足湯施設を利用し
水虫やレジオネラ菌にかからないための予防・対策方法を見ていきましょう。
汚い足湯は避ける
見た目にも汚い足湯施設は避けましょう。
- 落ち葉や髪の毛などの汚れが浮いてる
- 足湯の浴槽周りにカビが生えていたりヌメリがある
- 水やお湯をため加温しているだけの足湯施設
- 座るところが濡れていることが多い足湯施設
足湯後はキレイに水分をふき取る
足湯をした後は、キレイに水分を拭いてから
靴下や靴を履くようにしましょう。
仮に、水虫の方が一緒に足湯をしていた場合、
水虫の原因である白癬菌が
足に付着している可能性があります。
白癬菌は湿った環境を好むため
十分に水分を落とさないと
足で白癬菌が繁殖してしまいます。
水虫を予防するためにも
きれいに足湯の水分をふき取ってください。
24時間以内に足を洗いなおす
仮に水虫の方が利用した足湯を使ったとしても
24時間以内に足をキレイに洗いなおせば
水虫になることはありません。
水虫の原因となる白癬菌は
健康な皮膚に侵入し感染が成立するまで
最低24時間かかるといわれています。
※足に傷がある場合は12時間で感染するそう
白癬菌が皮膚内に侵入し、感染が成立するまで最低24時間かかりますが、しかし足の皮膚に傷口などがある場合は、12時間で感染するというデータがあります。このことから白癬菌が皮膚表面に付着しても24時間以内に足をきれいに洗えば、感染を防ぐことができます
そのため、
足湯施設を利用した後、
24時間以内に足をキレイに洗えば水虫には感染しません。
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足に傷がある時は足湯を控える
足に傷があるときは、
足湯後12時間ほどで水虫に感染するというデータがあります。
白癬菌が皮膚内に侵入し、感染が成立するまで最低24時間かかりますが、しかし足の皮膚に傷口などがある場合は、12時間で感染するというデータがあります。このことから白癬菌が皮膚表面に付着しても24時間以内に足をきれいに洗えば、感染を防ぐことができます
12時間というと長く感じるかもしれませんが、
仮に足湯をした後、
キャンプをしてお風呂に入れなかった場合、
足に傷があると、
水虫に感染してしまう可能性が高くなります。
そのため、
足に傷がある場合は
足湯をするのを避けた方がいいでしょう。
- 巻き爪の人(傷ができている可能性あり)
- 足に擦り傷などの怪我がある人
- 靴擦れのある人
マナーの悪い利用者や家族連れが多い所は注意
利用する温泉施設の衛生管理状況にもよりますが、
家族連れの多い足湯施設は注意しておいた方がいいでしょう。
というのも、
まだ小さなお子さんは
足湯に浸かってもジッとはしてられず
- 足をばたつかせて水しぶきを飛ばす
- お湯の中にゴミなどを入れてしまう
- 濡れた足のまま歩き回る
など、他の人の迷惑になってしまったり
足湯施設を汚してしまうことも考えられます。
仮に、その足湯がレジオネラ菌に汚染されていた場合
子どもが足をばたつかせてしまうと、
水滴やエアロゾルが飛び散り
他の人が吸い込んでしまうと
レジオネラ症を発症してしまうリスクも出てきます。
また、マナーの悪い利用者がいる足湯も避けた方がいいでしょう。
マナーの悪い連中は、
子供以上に足湯施設を汚すため、
より水虫やレジオネラ菌の感染リスクが高くなる他
同じ足湯を利用するのも気分が悪くなりますよ
足湯のリスクと対処法まとめ・関連記事
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 足湯は基本的に汚いものを考えておこう
- 足湯が汚い理由は2つ「足を洗わず利用する」「公衆浴場法の対象外」
- 衛生管理できていない汚い足湯も多い
- お湯を”かけ流し”や”ろ過循環式”している足湯施設がキレイ
- 足湯での健康リスクは、水虫やレジオネラ菌への感染症
- 足湯をした後はきれいに足を拭きとるだけで水虫の感染リスクは減る
- レジオネラ菌予防は個人では難しい
足湯は、体を温めて足の”冷え”を解消したり
ストレスを解消する効果もあるので
神経質に汚いと思わないのであれば
積極的に利用してみてください。