こんにちは!管理人のクラゲです。
そんな疑問を解消できるように
日本と外国で違う温泉・銭湯での
入浴マナー「水着着用ルール」についてご紹介していきます。
- 日本と外国で違う温泉・銭湯での水着着用ルール
- 日本で水着着用入浴が禁止されている理由
昨今のブームで温泉やサウナに通う方が増えてきていますね。
若い人だと体を見られるのを嫌って
水着を着用して入浴したいと考える方も多いでしょうが、
日本の温泉・銭湯・サウナは基本水着着用NGです。
海外だと水着OKな場所がほとんどですが
日本と外国で入浴ルール・マナーが違うのはなぜなのでしょうか?
その理由について知ってみてください。
日本と外国で違う温泉での水着ルール
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まずは簡単にですが
「日本と外国で異なる温泉での水着着用ルール」についてご紹介しますね
とはいっても土地柄、文化、温浴施設など
その場所場所でのルールがあるので
一様に日本だから外国だからと
「水着着用OK、NG」というルールに
なるわけじゃないことをご理解ください。
日本の温泉・銭湯は水着着用禁止!一部OKな場所も
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日本の温泉・銭湯の場合、
多くの温浴施設で「水着着用の入浴は禁止」とされています。
ただ例外もあって
温泉を利用した
- テーマパーク
- レジャー施設
- ホテル
の場合は水着着用OKの場合も。
日本には混浴できる温泉がいくつもありますが、
混浴だからと必ず水着着用ルールがあるというわけではありません。
水着着用OKとNGの境界は
温浴施設側が設定するルールや
温泉がどんな立ち位置で利用されているかで変わるようです。
詳しい理由については後述しますね。
外国の温泉は水着着用が基本
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/08/22016864-min.jpg)
次に外国での温泉利用の場合ですが、
こちらは「水着着用が基本」となっています。
ただ外国の温泉と言っても
すべての場所で水着着用が義務というわけではありません。
例えば、
台湾にある「瀧乃湯(たきのゆ)」のように
外国であっても裸で入浴する場所もあります。
瀧乃湯で温泉♨
台湾の温泉は水着着用が多いけど、ここは裸で入る。
まさか外国で温泉入れるとはね。
いい湯やった! pic.twitter.com/8jqSyNCVXs— 金村 圭介(김 용규)@セミリタイア達成・社労士受験生 (@kimyonggyu1985) September 5, 2019
瀧乃湯は台湾台北市北投区光明路244にある銭湯。台湾に現存する浴場の中では最古の部類にあたる。 台湾では多くの公衆浴場において水着の着用が義務づけられていたが、ここでは全裸で入浴する。
引用:wikipwdia
このような日本と外国で温泉利用する時の
水着着用の有無はどのように決まっているのでしょうか?
その理由は主に温泉利用の在り方にあると考えられます。
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日本と海外での温泉の在り方・利用方法の違い
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基本的に日本の温泉は水着着用NG
対して外国の温泉は水着着用OKとなっています。
この日本と外国とで水着着用ルールが異なるのは
温泉の在り方や利用方法に違いがあることが大きな要因です。
外国の温泉は混浴が前提の「温泉治療施設orレジャー施設」
まず外国の温泉の場合を考えていきましょう。
海外にはお湯に浸かる「入浴」という習慣がありません。
国によって利用できる水の量にも限りがあるので
毎日シャワーを浴びるのも難しい場所だってあります。
そんな国・土地の事情から
温泉は「入浴する場所」というより
温かいお湯の出る「レジャーのできる場所」という考えが強いようです。
海とか川とか湖とか
水のある場所でレジャーをするとなると
「異性に見られても、水に濡れても大丈夫な格好」に着替える必要が出てきますね。
だから外国での温泉は「水着の着用が普通」なのです。
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もちろん海外でも温泉を医療に用いる
温泉療法という考えもあります(主にヨーロッパ)
ただこの場合も、
男女で浴場が分かれているわけではなく
混浴の温泉療養施設になるため
やはり水着の着用が前提になります。
日本の温泉・銭湯は都道府県知事の許可を得た「公衆浴場」
日本では古くから温泉や銭湯に入浴する文化・習慣がありました。
お風呂(入浴)という概念自体は
6世紀に仏教が伝来した時に
一緒に中国から伝わってきたといわれており、
この時のお風呂は僧侶達が身を清めるために
寺院に「浴堂」が設置され
「病を退けて福を招来するもの」という考えで
入浴がされていたようです。
その後、1614年に刊行された『慶長見聞録』に
日本初の銭湯についての記述があり
天正19年(1591)伊勢与市という者が銭瓶橋(ぜにがめばし)(現在の常盤橋付近にあった橋)のほとりに銭湯風呂を建てた
引用:東京銭湯
今から400年以上前には「銭湯」が生まれ、
庶民にも広まったことで
お風呂の文化・習慣が現在にも受け継がれているのです。
日本の銭湯も昔は混浴でしたが
風紀を乱す人たちも多く、厳しく取り締まられた結果
今の銭湯や温泉のように
入浴する場所が男女別になっていきました。
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そんな銭湯や温泉は現在、
「公衆浴場法」という法律で取り締まらており、
運営するには都道県府知事の許可が必要で
営業者には浴場内での衛生や風紀が乱れないように
する義務も課せられています。
第三条 営業者は、公衆浴場について、換気、採光、照明、保温及び清潔その他入浴者の衛生及び風紀に必要な措置を講じなければならない。
ただ、日本では明治中期ごろから
男女別で入浴する習慣が身についていたので
わざわざ湯あみ着を着ることもなく
裸で入浴するのが当たり前となっています。
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日本の温泉・銭湯で水着着用OKが増えないのはなぜ?
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日本では昔からお風呂は
「体を清める(きれいにする)行為」であり
温泉療法目的であっても
水着を着用して入ることは基本ありません。
しかし、時代が変われば
人の考えも変わるようになり
という考えも一般に浸透してきています。
しかしそれでも水着着用OKの温浴施設は増えていきませんよね。
その理由を
- 衛生的
- 文化・習慣的
- 治安的
- 安全面
の4つの観点から解説していきます。
①衛生的な理由
日本の温泉・銭湯で水着禁止が多いのには
衛生的な理由があります。
というのも、
銭湯は体をキレイにする場所であり
温泉は温泉の効能を求める場所であるため
衛生面に気を配る必要があります。
水着とはいえ、持ち込んだ当人以外は
その水着がきれいなものか外見から判断することは難しく
例え洗濯していても
科学物質(汚れ)が残っている可能性ある水着は
お湯を汚してしまうのでNGとされます。
極端な話、水着一つでも許可してしまうと
と、入浴に必要ではないモノを
持ち込んでもいいだろうと考える人が絶対に出てきて、
その持ち込むものが原因で
利用者間のトラブルや犯罪につながる
可能性も出てきてしまいます。
そういうリスクをなくすためにも
温浴施設側は例外を作らないために
入浴時は水着の着用を禁止しているという側面も。
②文化・習慣的な理由
「日本と海外での温泉の在り方・利用方法の違い」
で前述した通り、
日本ではお風呂は
「体を清める(きれいにする)場所」
という考えが一般的で
庶民が利用できる銭湯ができた当時から
裸で入浴するのが普通でした。
その考えは今でも変わりませんし、
しかも混浴自体は明治中期ごろには規制され
男女分かれて入浴するのが当たり前になっています。
そのため、
例え水着を着ていたとしても
お風呂という閉鎖空間に
男女が一緒に入ることに躊躇う人も多いようです。
③治安的な理由
不特定多数が利用するお風呂で
「裸で入浴できる」ということは
ある意味、治安がいいからできることです。
日本にも秘湯や野湯のように
男女が分かれていないお風呂もありますが、
犯罪に巻き込まれる可能性が低いので
男女一緒の混浴でも
タオルで前を隠す程度の格好で問題なく
わざわざ水着を着ける必要性を感じないのです。
④安全面的理由
銭湯の場合であればあまり気にする必要はありませんが、
温泉の場合は
- お湯のpH(特に強酸性・強アルカリ性)
- 温泉成分
- お湯の色
が原因となり
水着の素材を痛めたり
色移りをすることが考えられるため
水着を使い捨てにしなければならない場合もある他、
温泉のpHや成分次第では
水着の着色や素材が溶け出て
お湯を汚す可能性もあるため
日本では水着着用可の温泉が少ないとも考えられます。
日本の温泉・銭湯が水着禁止の理由まとめ・関連記事
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- 日本の温泉・銭湯は「体をキレイにするための公衆浴場」であり、文化・習慣的に裸で入るのが当たり前。
- 外国の温泉は「温水で遊べるレジャー施設」という考えがあり、「温泉療養施設」でも混浴が普通であるため、水着着用が当たり前
- 「日本は裸でお風呂に入る文化・習慣がある」「営業者に衛生や風紀を取り締まる義務がある」「日本の治安の良さ」が、日本の温泉・銭湯で水着着用が増えない理由。
テレビ番組では
出演者は水着やタオルで体を隠していますが、
あれは放送倫理を違反しないための例外です。
日本の温泉で水着着用がOKにならないのは
ただ単に遅れているというわけではなく
- 文化・習慣
- 衛生管理
などの複数の理由が絡み合うことで
なかなか変化しづらいという側面があることも
覚えておいてください
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