こんにちは!管理人のクラゲです。
そんな体臭のお悩みに焦点を合わせ
湯シャンをしていても
出てくる体臭の原因と対策方法についてご紹介していきます
- 湯シャンをしていても体臭が出る原因
- 湯シャンで消せる体臭
- 湯シャンをした人の声・体験談
- 湯シャンでできる体臭対策と注意点
【結論】湯シャンでの体臭対策には工夫と努力が必須
初めにこの記事の結論から言うと
- 湯シャンだけで体臭対策は難しい。
- 湯シャンで体臭対策をするには、本人の努力と工夫が必須
となります。
そもそも湯シャンは合う人・合わない人がいて
特に以下のような人は湯シャンは不向きです。
- 皮脂分泌量が多い方
- 皮脂分泌量が増える生活・食事をしている方
- スタイリング剤を使う方
>>>「湯シャンのやり方」記事で解説
上記の人でも100%湯シャンが失敗する
というわけではありませんが、
ただ、シャンプーを使わず
お湯のみで頭を洗うだけでは
何度湯シャンに挑戦しても成功はしません。
湯シャンを成功・維持していくには
本人の努力と工夫が必要不可欠。
特に皮脂分泌量が多い人は
食生活や生活習慣から見直していく必要があるため
継続して努力できる人でないと
湯シャンで頭皮環境を清潔に保つどころか
「スメルハラスメント」と言われるくらい
ひどく臭うようになってしまうのです。
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湯シャンで落とせる体臭はどんな臭い?
湯シャンで落とせる・消せる体臭には
どんな臭いがあるのか見ていきましょう。
人の体から出る体臭を以下の表にまとめました。
※以下の表はスマホなら横スクロール可能
体臭の種類 | 原因 | 対策 |
頭皮臭 | 頭皮の皮脂量が増加による雑菌の繁殖。 皮脂を分解してジアセチル”という 臭い物質が発生。脂臭と汗臭が混ざった臭い | 頭皮を洗い皮脂を落とす |
ワキガ臭 | アポクリン汗腺からの汗を 皮膚常在菌が分解することにで 臭いが発生。 | 脇を洗い清潔に保つ もしくは 脇のアポクリン腺を除去する |
口臭 | 食べた物やストレス・病的なものなど 原因は様々。 | 歯を磨き口内を清潔に保つ 口臭の原因を見つけ対策をする |
足の臭い | 足から出た汗を放置したことにより 雑菌が繁殖。 足の汗や角質を分解して ”イソ吉草酸”という臭い物質が発生。 | 足を清潔に保つ。 靴下や靴内の通気性を良くする |
汗臭 | 皮膚上に残った汗や垢、皮脂を 皮膚常在菌が分解することで 複数の臭い物質が発生。 | 汗や垢、皮脂を落とし 身体を清潔に保つ。 汗をかく習慣をつけ サラサラの汗が出るようにする |
加齢臭 | 食生活・生活習慣の乱れにより 活性酸素が発生。 皮脂腺内にある 無臭の物質に活性酸素が反応し、 加齢臭の原因となる ”ノネナール”という臭い物質ができる。 | 体を清潔に保つ 食生活や生活習慣を改善する 加齢臭対策の製品を使用する |
ストレス臭 | 緊張したときに”皮膚ガス”が発生。 | 具体的な対策方法は まだ解明されていないが、 ストレスからの解放や リラックスが効果的 |
疲労臭 | 疲労が蓄積した時に出るアンモニア臭 | 体を清潔に保ち、 疲れやストレスをためない |
病気による体臭 | 病気によってホルモンバランスや 内臓機能の低下などが起こり、 体内バランスが崩れると発生。 | 病気を見つけその治療を行う |
ダイエット臭 (飢餓臭) | 運動不足や急なダイエットよる 代謝の低下で”アセトン”が発生。 ケトン臭と呼ばれる | バランスの良い食事をとる |
上記表の内、
湯シャンで消せる可能性のある臭いは
「頭皮臭」と「汗臭」の2種類だけ。
それ以外の体臭はいくら湯シャンをしたところで
臭いの原因がなくなりません。
しかも、
人によっては頭皮臭も汗臭も
湯シャンで落とせない可能性もあるのです。
湯シャンをしていても体臭が出るのはなぜ?
湯シャンで落とせる体臭は
「汗臭」と「頭皮臭」の2種類がありますが、
湯シャンをしている人の中には
「体臭がきつくなった」と
周囲の人に言われることもあります。
なぜ湯シャンをしていても
体臭が消えず、逆に臭いがひどくなったのでしょうか?
その理由は大きく2つあります。
- 落としきれなかった汗・皮脂を栄養に雑菌が繁殖・臭い物質を作り出している
- 汗臭・頭皮臭以外の体臭が出ている
汗・皮脂を栄養に雑菌が「臭い物質」を作り出している
湯シャンをしていても体臭がでる原因は、
- 洗い・すすぎが不十分・適当
- 皮脂の分泌量が増える食事・生活習慣をしている
- 整髪料を使っている
- 髪・頭皮を自然乾燥に任せている
- そもそも湯シャンが合っていない
などで、落ち切らなかった汗や皮脂を栄養に
頭皮で雑菌が繁殖・臭い物質を作り出しているからです。
湯シャンで対策できない体臭が出ている
湯シャンが汗臭や頭皮臭が落とせている場合でも
臭いがきつくなることはあります。
その場合、頭皮臭・汗臭以外の体臭が原因です
- ワキガ臭、口臭
- 足の臭い、加齢臭
- ストレス臭、疲労臭
- 病気による臭い
- ダイエット臭(ケトン臭)
人それぞれ臭う体臭は違うので
原因を突き止め、その対策も行いましょう。
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湯シャンに切り替えてからいつまで頭皮は臭う?
湯シャンを成功・維持している人の
体験談を見ていると、
- 湯シャンに切り替えた当初、頭皮が臭う・髪がべたつく期間がある
- その期間を過ぎれば、かゆみ・フケは止まる
- シャンプーをしなくても、頭皮を清潔に保てる
というような声を多々見受けられます。
最近頭皮と髪に良いと噂されているお湯だけで頭を洗い流す湯シャンってのを1ヶ月程続けてみてるんだけど、最初の地獄スメル期間さえ過ぎれば確実にフケとかゆみと臭いまでもがシャンプーしてた頃に比べるとマシになってる!しゅごい!!
— 若獅子 十三 (@JUZO_LION) January 18, 2021
個人差はあるので絶対とは言い切れませんが、
基本的に頭皮が臭う・髪がべたつくなどの
トラブルがあった後、
湯シャンで頭皮を清潔に維持できているなら
それは「その人が本当に努力をしただけ」です。
湯シャンという言葉に隠れていますが、
その裏では湯シャンを成功させようと試行錯誤をしているのです。
- 皮脂が出ないように食事に気を使った
- 運動する習慣をつけた
- 入浴前にブラッシングをする
- 十分な時間すすぎ洗いをする
などなど
この努力を理解していないと、
と、湯シャンを続けていけば
「そのうち臭いや髪にベタツキが治るもの」
と思い込んでいるだけで
いつまでたっても臭いは収まらず
ただ頭皮環境が悪化して
フケやかゆみ、抜け毛の原因になってしまいます。
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湯シャンをしても「臭わなくなった・いい匂い」と言われる人もいる
基本的に湯シャンは
合う人・合わない人がいますし
湯シャンのやり方が適切でないと
頭皮環境が悪くなり
かゆみ・フケ・頭皮臭・ベタツキ
などの頭皮トラブルが起こるものです。
しかし中には、
湯シャンを続けていても
「いい匂い」と言われる人もいます。
私は基本2週に1度行く美容室でしかシャンプー使わないです。あとは湯シャンです。あとボディーソープはもう10年ぐらい使ってない。しかし一度も臭いと言われたことないどころか、香水つけてないのに良い匂いがすると言われます。
体臭は普段の食べ物のほうが大切です— 沙羅🌸 (@sara_hananoiro) March 17, 2020
湯シャンを続けていて
体臭がひどくならないどころか
いい匂いと言われるのはなぜなのでしょうか?
基本的に本人の努力のたまもの
湯シャンをしていて体臭がキツくならないのは
基本的に本人の”努力のたまもの”です。
というのも、
湯シャンはただお湯で頭を洗えばいい
というわけではなく
洗い方以外にも頭皮トラブルの原因となる
汚れ(皮脂など)や雑菌が増えないように
生活スタイルから気を使っているからこそ
湯シャンで頭皮を清潔に保つ保つことができているのです。
- バランスのいい食事
- 適度な運動と十分な睡眠
- ストレスをためない生活スタイル
- 入浴前のブラッシング
- 整髪料を使わない
- 時間をかけて湯シャンに切り替える
(初めは週一回、慣れてきたら二日に一回のように)
など
ただ、体臭が「いい匂い」になるかは
本人の体質と相手次第です。
異性にいい匂いと言われるなら「遺伝子レベルで相性が良い」
湯シャンをしていて
異性に「いい匂い」と言われるなら
それは遺伝子レベルで相性がいいと考えられます。
人間の五感の割合は
- 視覚:87%
- 聴覚:7%
- 触覚:3%
- 嗅覚:2%
- 味覚:1%
と言われていて、
犬や猫などの動物に比べ
人は情報の取得に嗅覚をあまり使っていません。
しかし、HLAという遺伝子が
フェロモンの生成に大きな影響をもっているため、
異性との相性には嗅覚が深く関わっています。
HLA(Human Leukocyte Antigen)は、細菌の感染から身体を守る働きをする遺伝子です。体内にさまざまなタイプのHLAを持っていればいるほど、いろいろな異物に対応できます。そのため、男女間では生まれてくる子どもの免疫力を高めようと、HLA型の異なる相手に惹かれやすいのです
引用:ママテナ
このHLA遺伝子から作られたタンパク質が
体臭に乗って相手に伝わると、
脳で以下のように感じるのです。
ただ体や頭が不潔なだと
どんなに相性のいい相手だとしても
「臭い」と感じてしまうでしょう。
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湯シャンで臭い対策をするなら
ここまで紹介した内容から
「だたお湯で髪・頭皮を洗うだけでは不十分」
ということが分かっていただけたかと思います。
ではどうすれば
湯シャンをしても体臭が出ないようにできるのか
ここで解説していきますね。
湯シャンで体臭対策をするなら
以下の5つの対策方法があります。
- 湯シャンのすすぎ洗い時間は十分に
- シャンプー洗髪をする日もつくる
- シャンプーの代わりに「重曹」を使う
- お湯の洗浄力を高める「シャワーヘッド」を使う
- 食生活や生活習慣を見直す
①湯シャンのすすぎ洗い時間は十分に
まず一番大事なことですが、
湯シャンはお風呂時間を時短する方法ではありません。
シャンプーによって落とせていた皮脂汚れを
お湯のみで洗い落とす必要があるため、
シャンプーでの洗髪をしていた時よりも
すすぎ時間を長くとる必要があるのです。
詳しくは「失敗しない湯シャンの正しいやり方」
で解説していますが、
少なくとも5~10分は時間をかけて
指の腹を使って洗い・すすぐ必要があります。
②シャンプー洗髪をする日もつくる
湯シャンをしている人でも
完全湯シャンの人はほぼいない
そもそもシャンプーによる洗髪が普通になってから
また100年もたっておらず、
それ以前はお風呂に入る習慣もなかったですが
それでも健康や美容には問題ありませんでした。
1930年代に、安定した性能と品質の固形石けんが発売され、1955年粉末シャンプー、1960年液体シャンプーが発売されて普及し、現在に至っています。
引用:kao
しかし、現在の日本人の食事は
昔のような一汁三菜のような健康にいい食事ではなく
皮脂の分泌量が増える
小麦・肉類中心の欧米風の食事が
普通となってしまったため
湯シャンのみで頭皮を清潔に保つことが難しいのが現状です。
そのため、
湯シャンに切り替える・維持するにしても
週に何回かはシャンプーを使って洗髪する必要があります。
- 切り替えるタイミングなら週に1~2回の湯シャン
- 慣れてきたら1日おき(二日に一回)の湯シャン
- その日の発汗量や汚れ、頭皮の状態次第で臨機応変に
>>>「失敗しない湯シャンの正しいやり方」
③シャンプーの代わりに「重曹」を使う
湯シャンをする人の中には
- シャンプーが肌に合わない
- シャンプーに含まれる成分が心配
という理由の方もいます。
そのような方の場合は
シャンプーを見直すことが第一ですが、
それでもシャンプーゼロの生活を求めるなら
代わりに重曹を使う洗髪方法をオススメします。
重曹は弱アルカリ性の物質であるため
皮脂のような酸性の汚れを効果的に落とす他、
食品添加物でもあるので
体に悪影響を及ぼすリスクが少ないのも利点です。
【準備】
- ぬるま湯500ml程度に重曹を大さじ1/2(7.5mg)程度を入れよく混ぜておく
(お湯1ℓなら重曹は大さじ1杯) - ※重曹シャンプーとも言われているが、ここでは「重曹溶液」という名称で説明していく
【洗い方】
- 【ブラッシング】入浴前によくブラシを通してホコリ・汚れを落としておく
- 【予洗い】ブラシで取れきれなかった汚れを浮かし流す
- 【洗い①】事前に作っておいた重曹溶液を頭のてっぺんからゆっくりと流して頭皮全体に染み込ませる
- 【洗い②】頭皮や揉み込むようにマッサージしたり、毛先になじませていく
- 【すすぎ】髪の長さにもよるが、重曹溶液を1〜2分くらい揉み込んでからよく洗い流す。
>>>「失敗しない湯シャンの正しいやり方」
④お湯の洗浄力を高める「シャワーヘッド」を使う
湯シャン(お湯)のみで
落とせる皮脂には限界があります。
特に毛穴の中に詰まってしまうと
シャワーを当てたり、指に腹で洗うだけでは
なかなか落ちてくれません。
そんなときには、
お湯だけでも洗浄力が期待できる
「ウルトラファインバブル」機能のある
シャワーヘッドを使いましょう。
0.1mmから0.001mm以下の
超微細な泡が毛穴に入り込み
汚れを根こそぎ落としてくれますよ。
⑤食生活や生活習慣を見直す
湯シャンを維持していくには
髪・頭皮の洗い方だけでなく
頭皮の皮脂分泌量を増やさないように
食生活や生活習慣から見直していきましょう。
心と体が健康になれば
過剰に皮脂が出ることもなくなるので
湯シャンでも頭皮と体を清潔に保つことができるようになります。
- 食事のバランスを良くする
- 運動習慣をつくる
- ストレスをためない
- 十分な睡眠時間をつくる
- 禁煙をする
- 飲酒量を減らす
など
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湯シャンで臭い対策をする際の注意点
最後に湯シャンで体臭対策をする上での
注意点をいくつかご紹介しますね。
ゴシゴシ洗いはNG
皮脂汚れをしっかり落とそうと
ゴシゴシと爪を立てて洗うのはNGです。
爪を立てて洗ってしまうと
頭皮に傷が付いて皮膚バリア機能が低下。
傷から細菌に感染したり、乾燥肌を招いて
逆に皮脂の分泌量が増え
体臭がきつくなる可能性があります。
湯シャンで皮脂を落とそうとするなら
- 十分なすすぎ・洗い時間をかける(5~10分)
- 重曹を使って頭を洗う
- お湯の洗浄力を高めるシャワーヘッドを使う
など、工夫をしましょう。
頭皮臭以外の体臭対策も怠らない
湯シャンをしていると
頭皮の臭いが気になってしまいますが、
頭皮臭や汗臭以外の
体臭にも気を付けましょう。
基本的にお風呂に入って
きちんと体を洗っているなら
- ワキガ臭
- 足の臭い
- ストレス臭
は臭いませんが、
加齢臭、病気による体臭、
ダイエット臭、口臭、疲労臭は
湯シャンや入浴では改善はできません。
湯シャンをしているときは
頭皮からの臭いだけでなく
他の体臭にも気を付けましょう。
塩(塩化ナトリウム)やクエン酸には皮脂を落とす効果はない
湯シャンのやり方を調べていると
- 塩シャンプー
- クエン酸リンス
というキーワードが出てきますが、
皮脂は酸性の汚れであるため
アルカリ性になる重曹では落とすことはできますが、
塩とクエン酸はアルカリ性にならず
- 塩:pH7の中性
- クエン酸:pH2~3の酸性
であるため、
塩にもクエン酸にも
「皮脂を落とす作用はない」ので
頭皮臭を消すことはできません。
同じ酸っぱい成分でも
柑橘系の果物に含まれる「リモネン」であれば
皮脂は落ちますが、
リモネンには皮膚を刺激する作用もあるので
なかなか頭皮には使いづらいかもしれません。
湯シャンと体臭まとめ・関連記事
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 湯シャンで体臭を消すには、本人の努力と工夫が必要
- 湯シャンで髪のベタツキ・匂い・フケ・かゆみがでるならそれは頭皮トラブルのサイン。我慢すれば治るものではないので注意
- 皮脂の分泌量が湯シャンの成功・維持に直結するため、他人の体験談は参考になりにくい。
- 湯シャンで体臭対策をするなら、「すすぎ洗い時間は十分に」「シャンプー洗髪の日を作る」「シャンプーの代わりに重曹を使う」「お湯の洗浄力を高めるシャワーヘッドを使う」「食生活や生活習慣から見直す」
食事は欧米化や日常生活のストレスもあって
現在の日本人は皮脂が出やすい状態です。
湯シャンを成功・維持したいなら
食生活や生活習慣から見直し
「二日に一回の湯シャン」をめざしてください