こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問解消のために
お風呂に入らないで寝た場合のメリットとデメリットをご紹介します。
- お風呂に入ったときのメリット・デメリット
- 風呂に入らない時のメリット
- 風呂に入らないことで起こるデメリット
- お風呂に入らない場合、どの程度節約・節水できるか
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│Twitter・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って「温泉巡りの旅」を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
お風呂に入らないとデメリット多数!自分だけでなく周囲の人にも迷惑になりやすい

この記事の結論から言ってしまうと
- お風呂に入らないメリットよりも、お風呂に入らないデメリットの方が多い
- お風呂に入らないと、健康や美容に悪いだけでなく、人間関係も悪化する可能性がある
お風呂は毎日入ったほうがいいが、何か理由があってお風呂に入れないなら「①濡れタオルで体・頭を拭く、②服や下着を交換する」だけでもデメリットは軽減できる
となります。
お風呂に入らない場合のメリットは大きく以下の4つ
- 節約・節水になる
- 入浴の手間と時間を減らせる
- 一部の人では肌の乾燥・肌状態が改善することがある
- 一部の人で髪・頭皮の状態が改善することもある
デメリットは以下の10個考えられます。
- 体臭がきつくなる
- 脂ぎって顔がてかる・髪がべたつく
- かゆみやフケが出る・ニキビができやすくなる
- 眠りが浅くなる・寝つきが悪くなる
- 疲れが取れにくくなる・夏バテを起こす
- 服や寝具が汚れやすくなる
- 人間関係が悪化しやすくなる
- 感染症にかかりやすくなる(肌状態が悪化する)
- 頭皮環境が悪化して抜け毛が増える(薄毛・はげる)
- 体(手足)の冷えと冷えからくる症状に悩まされる
海外のカラッとした気候なら
数日お風呂に入らなくても問題ないことが多いですが、
日本は高温多湿で汗や皮脂が出やすい気候なため
1日2日でもお風呂に入らないほうが
デメリットとなりやすいので注意です

お風呂代を節約するメリットはありますが
お風呂に入っていないことが周囲にばれると
- 不潔
- 臭い
- だらしない
などの負のレッテルが貼られてしまい
友人や仕事仲間、家族との関係に
亀裂が入ることも考えられますし
入浴効果も馬鹿にはできません。
>>>「お風呂の健康・美容効果」
お風呂はできるだけ毎日入ったほうがいいでしょう。
もし、キャンプや入院などで
お風呂に入れない場合は↓の方法で
体を清潔に保つことをオススメします。
- 濡れタオルやボディシートで体を拭く
- 濡れタオル・シャンプーシートで髪・頭皮を拭く
- 洗い流しも不要なドライシャンプーを使う
- 服・下着・靴下を着替える
- ブラッシングをする

お風呂に入るメリット・デメリット

まずは浴槽にお湯をためてお風呂に入る場合の
メリット・デメリットを簡単に紹介します
- 入浴による7大健康効果を得られ、シャワー浴よりも様々な効果が期待できる
- 入浴剤を使い入浴効果を高めたり、「楽しさ」を追加できる
- 子どもと入れば、家族コミュニケーションもできる
- 体を洗わずとも入浴すれば、ある程度の汚れを落とすことができる
- 疲労回復など、体への不調を改善する効果が期待できる。
- 基礎体温を上げたり、ダイエットの補助に使える
お風呂に入る効果・メリットについては
下の記事をご確認ください
>>>「全身浴の効果・メリット」

- シャワー浴に比べ、水道光熱費がかかる
- 長湯や高温のお湯は、のぼせや脱水、肌の乾燥、寝つきがわるくなるなど悪影響を及ぼす可能性がある
- お湯に浸かると、心臓や肺など、体に負担となる
- 筋肉量が落ちたり体力の低下している人だと入浴リスクが大きくなる
入浴のデメリットについては
下の記事が参考になるかと思います
>>>「長湯で起こる14の危険性」

シャワー浴のメリット・デメリット

次にシャワー浴のみの場合の
メリット・デメリットについては以下
- お湯に浸かる入浴よりも水道光熱費が安く済む場合が多い。
- 夏の暑い時期に簡易的な入浴方法として使える
- 高齢者や持病があり、身体機能が落ちている人でも体に負担をかけない
- シャワー浴によって体を清潔に保て、睡眠、食欲、便通が促進される
- シャワー浴には筋肉疲労が回復し、リラクゼーション効果もある
- 適切な朝シャンは交感神経を刺激し頭が覚める
- 睡眠時の汗や汚れを落とせる
- 頑固な寝ぐせのセットも簡単
- 体・髭・歯の手入れも一緒にできる
- シャワー温度・時間次第で入浴より水道光熱費がかかる可能性がある
- お湯に浸かる入浴と比べると、入浴効果は低い
- 毛穴に詰まった汚れまで落ちず、すすぎ残しはかゆみやフケ、体臭の原因になることもある
- 時間のない朝はだと適当になりがち
- 朝シャンは皮脂の皮膚バリア機能が低下し、日中の紫外線の影響を受けやすい
- 皮脂の落としすぎは体臭や髪のべたつきの原因に
- ドライヤーでの頭皮の乾燥が乾燥させすぎると頭皮トラブルの元
シャワー浴のメリット・デメリットは
下の記事が参考になりますよ
>>>「朝シャンのメリット・デメリット」

入浴とシャワー浴を比較した場合の
メリット・デメリットは以下をご参考ください
>>>「入浴とシャワー浴の違い」

お風呂に入らないで寝るメリットは4つ

ここからこの記事の本題。
お風呂に入らないで寝る場合の
メリットについては大きく以下の4つが考えられます
- 節約・節水になる
- 入浴の手間と時間を減らせる
- 一部の人では肌の乾燥・肌状態が改善することがある
- 一部の人で髪・頭皮の状態が改善することもある
①節約・節水になる
お風呂に入らない一番のメリットは
入浴にかかる水道光熱費を節約・節水できることです。

どの程度の節約になるかは
- 家族人数や入浴方法
- お住まいの地域や契約ガス会社
- お風呂に入らない期間
などで変わってきますが
「二人暮らし&毎日浴槽にお湯を張る」条件で
ざっくり計算すると
- 1日当たりのお風呂代:約133円
- 1か月当たりのお風呂代:約3,977円
くらいの水道光熱費がかかるので
3,977×12か月=47,724円
お風呂に入らない日数など条件次第ですが
1年間で5万円程度のお風呂代を節約できる可能性があるのです。
②入浴の手間と時間を減らせる
お風呂に入らないメリットその②は
「入浴の手間と時間を減らせる」点です

お風呂にかける時間は人それぞれですが
- お風呂の準備(掃除、お湯張、後片付け)
- 入浴(服を脱ぐ、体を洗う、湯船に浸かる)
- 入浴後(体を拭く、着替える、髪を乾かす)
に、おおよそ30分~1時間程度はかかるので
その手間と時間を減らせます
③一部の人では肌の乾燥・肌状態が改善することがある
お風呂に入らないメリットその③は
「一部の人で肌状態が改善することがある」点です

石鹸での過剰な体の洗浄は
- 皮膚の保護機能(皮膚バリア)を低下させる
- 皮膚の水分・保湿成分の流出とそれに伴う乾燥
といったリスクがあるため、
過洗浄で肌状態が悪化していた人であれば
お風呂に入らないことで
皮膚の油分やpHバランスを保護することで
皮膚を保護したり、乾燥状態の皮膚を改善できる場合があるのです。
④一部の人で髪や頭皮の状態が改善することもある
お風呂に入らないメリットその④は
「一部の人で髪・頭皮の状態が改善することがある」点です

これも
- シャンプーによる過剰な洗浄とそれに伴う頭皮の乾燥
- 頭皮の乾燥からくる頭皮トラブル
- 頭皮トラブルによる髪質の悪化
- 入浴後の適切なケア不足
- ドライヤーの当てすぎによる髪ダメージ
などで、髪がギシギシしたりパサついていると
お風呂に入らないことで
乱れた髪の油分や頭皮のpHバランスが戻り
髪や頭皮の状態が改善する場合があるのです。
お風呂に入らないで起こるデメリットは10個

次はお風呂に入らないで寝た場合のデメリットについて。
考えられるデメリットは大きく以下の10個があります。
- 体臭がきつくなる
- 脂ぎって顔がてかる・髪がべたつく
- かゆみやフケが出る・ニキビができやすくなる
- 眠りが浅くなる・寝つきが悪くなる
- 疲れが取れにくくなる・夏バテを起こす
- 服や寝具が汚れやすくなる
- 人間関係が悪化しやすくなる
- 感染症にかかりやすくなる(肌状態が悪化する)
- 頭皮環境が悪化して抜け毛が増える(薄毛・はげる)
- 体(手足)の冷えと冷えからくる症状に悩まされる
①体臭がきつくなる
お風呂に入らないデメリットその①は
「体臭がきつくなる」です

お風呂に入らないと
- 汗や皮脂
- 脱落した角質
- ホコリなど環境の汚れ
が肌に付着したままになります。
その汚れを放置していると
雑菌が餌として分解して繁殖。
イソ吉草酸、酢酸、アンモニアなどの
臭い物質を作り出すため
お風呂に入らない期間が増えるほどに
体臭も出やすく・きつくなりやすいのです。
特に皮脂腺や汗腺の多い
↓の場所で体臭がきつくなりやすいので
清潔を保つようにしましょう
- 頭皮
- 耳の裏
- 脇
- 陰部
- 足裏
また、
口臭、加齢臭、ストレス臭、疲労臭
病気による体臭、ダイエット臭は
お風呂に入る入らないにかかわらず臭います
以下に主な体臭の種類と対策法を表にまとめました。
※赤文字はお風呂に入っても落ちない体臭です
体臭の種類 | 原因 | 対策 |
頭皮臭 | 頭皮の皮脂量が増加による雑菌の繁殖。 皮脂を分解してジアセチル”という臭い物質が発生。 | 頭皮を洗い過剰な皮脂を落とす |
ワキガ臭 | アポクリン汗腺からの汗を皮膚常在菌が分解することにで臭いが発生。 | 脇を洗い清潔に保つ もしくは、脇のアポクリン腺を除去する |
口臭 | 食べた物やストレス・病的なものなど原因は様々。 | 歯を磨き口内を清潔に保つ 口臭の原因を見つけ対策をする |
足の臭い | 足から出た汗を放置したことにより雑菌が繁殖。 足の汗や角質を分解して”イソ吉草酸”という臭い物質が発生。 | 足を清潔に保つ。 靴下や靴内の通気性を良くする |
汗臭 | 皮膚上に残った汗や垢、皮脂を皮膚常在菌が分解することで複数の臭い物質が発生。 | 汗や垢、皮脂を落とし身体を清潔に保つ。 汗をかく習慣をつけサラサラの汗が出るようにする |
加齢臭 | 食生活・生活習慣の乱れにより活性酸素が発生。 皮脂腺内にある無臭の物質に活性酸素が反応し、加齢臭の原因となる”ノネナール”という臭い物質ができる。 | 体を清潔に保つ 食生活や生活習慣を改善する加齢臭対策の製品を使用する |
ストレス臭 | 緊張したときに”皮膚ガス”が発生。 | 具体的な対策方法はまだ解明されていないが、 ストレスからの解放やリラックスが効果的 |
疲労臭 | 疲労が蓄積した時に出るアンモニア臭 | 体を清潔に保ち、疲れやストレスをためない |
病気による体臭 | 病気によってホルモンバランスや内臓機能の低下などが起こり、体内バランスが崩れると発生。 | 病気を見つけその治療を行う |
ダイエット臭 (飢餓臭) | 運動不足や急なダイエットよる代謝の低下で”アセトン”が発生。 ケトン臭と呼ばれる | バランスの良い食事をとる |

②脂ぎって顔がてかる・髪がべたつく
お風呂に入らないデメリットその②は
「脂ぎって顔がてかる・髪がべたつく」です

お風呂に入らなければ
毎日分泌される汗や皮脂も落ちていかず
皮膚上や髪に残るためテカリ・べたつきが悪化します。
特に皮脂腺の多が多く、
紫外線などの影響も受けやすい
- 顔(額~鼻にかけてのTゾーン)
- 頭皮(髪)
はテカリ・べたつきがひどくなりやすいです
③かゆみやフケが出る・ニキビができやすくなる
お風呂に入らないデメリットその③は
「痒みやフケが出る。ニキビができやすくなる」です

お風呂に入らないと
体についた汚れが皮膚上に残るため
- 繁殖した雑菌が肌を刺激しかゆみを誘発する
- 汗そのものが刺激となってかゆみが生まれる
- 毛穴が詰まる。つまった毛穴の中で雑菌が繁殖してニキビができる
- 頭皮の乾燥が進み、角質の脱落スピードが速まる。フケが目立つようになる
などのデメリットが生まれるのです。
洗顔やブラッシングをするだけで
顔のニキビやフケを軽減することはできますが
体(背中)ニキビや皮膚のざらつき
爪の間の汚れも増えるので
お風呂に入れない場合は
濡れタオルでふくなどの対策は必要です

④眠りが浅くなる・寝つきが悪くなる
お風呂に入らないデメリットその④は
「眠りが浅くなる。寝つきが悪くなる」です

お風呂と睡眠は密接な関係があるため
- 深部体温を一時的に上げ、入浴後に深部体温が下がることで眠気が生まれる
- 副交感神経を刺激して、心身をリラックスモードに切り替える
>>>「入浴の睡眠効果」
お風呂に入れない期間が長くなると
睡眠の質が低下し、眠りが浅くなって
夜中に目が覚めやすくなってしまう可能性があるのです。
⑤疲れが取れにくくなる・夏バテを起こす
お風呂に入らないデメリットその⑤は
「疲れが取れにくくなる。夏バテが起きやすくなる」です

お風呂に入ることで
- 温熱性の血管拡張
- 水圧による血行促進効果
- 疲労物質の代謝速度アップ
- 自律神経バランスの調整
- 外部温度変化への耐性(発汗機能アップ)
などの効果が得られるため
お風呂は疲労回復に効果的なのですが、
お風呂に入らないと
- 疲労物質が代謝されづらい(筋肉痛・疲労の長期化)
- 発汗機能がうまく働かず外部温度への耐性がつかない
- 寒暖差による自律神経の乱れが治らない
疲労が蓄積し、暑さ寒さに体が対応できず
夏バテ・冬バテを起こしてしまう可能性が高まるのです。
⑥服や寝具が汚れやすくなる
お風呂に入らないデメリットその⑥は
「服や寝具が汚れやすくなる」です

お風呂に入らなければ
体についていた汚れが
服や布団・枕に移動して黄ばみや臭いの原因となります
定期的に服を着替えたり
枕カバーや布団のシーツを交換して
洗濯すればいいだけですが、
お風呂に入らなければ
いつまでたっても問題は解決されなので注意です。
⑦人間関係が悪化しやすくなる
お風呂に入らないデメリットその⑦は
「人間関係が悪化しやすくなる」です
国民の90%以上は毎日お風呂に入っている
といっても過言でないくらい
日本人は世界的に見てもお風呂好きな民族です
その日本人が形成する社会では
お風呂に入らない人を
見た目や臭いで簡単に判別でき
「不潔・だらしない人」
というレッテルが貼られてしまうため
人間関係が悪化しやすいです。

髪が皮脂を含んでテカリ・べたついて
髪型がペタンコにつぶれて見た目も不衛生ですし
特に近年スメルハラスメント(スメハラ)
という言葉ができたように
臭いに関して敏感な人が多いので
風呂に入らず(風呂に入っても)臭い人は
それだけで敬遠されてしまいます
⑧感染症にかかりやすくなる(肌状態が悪化する)
お風呂に入らないデメリットその⑧は
「感染症にかかりやすくなる(肌状態が悪化する)」です

お風呂に入ることは
身体の清潔さを保ち、病原菌や細菌の感染を予防する役割もあります
- 皮膚表面の細菌やウイルスの除去
- 衛生的な環境の維持(生活環境に拡散する体由来の汚れが少ない)
- 汚染物質・アレルゲンの除去
しかしお風呂に入っていないと
免疫力は上がりませんし
体に汚れが残るので不衛生。
細菌・ウイルス・カビに感染しやすくなるので注意です
⑨頭皮環境が悪化して抜け毛が増える(薄毛・はげる)
お風呂に入らないデメリットその⑨は
「頭皮環境の悪化による抜け毛・薄毛」です

お風呂に入らなければ
- 頭皮の乾燥
- 毛穴つまり
- 頭皮への血流阻害
- 雑菌の繁殖
などが起こって
ヘアサイクルが乱れて抜け毛が増え
薄毛やはげる可能性があります。
ただ、1日2日程度お風呂に入れなくても
抜け毛が増えることはありません
薄毛・抜け毛の原因はいろいろあり
入浴の有無より
- 遺伝ストレスやホルモンバランス
- 食生活や栄養不足
- 寝不足など生活習慣
- 病気や感染症
- 物理的・化学的刺激
など他の要因の方が薄毛や抜け毛に強く影響します。
お風呂に入らない期間が長いほど
抜け毛が多いように感じますが、
それは皮脂によって
抜けた髪が他の髪に絡まりあい
頭上に残っていたため
シャンプーやブラッシングをしたときに
ごっそり取れたため
見かけ上、抜け毛が増えたように感じるだけ。
あまり気にする必要はありません。
詳しくは↓の記事で紹介しているので
そちらをご覧ください。
>>>「寝る前にお風呂に入らないとハゲる?」

⑩体(手足)の冷えと冷えからくる症状に悩まされる
お風呂に入らないデメリットその⑩は
「気温が低くなる冬場は手足の冷えに悩まされる」です
お風呂に入らない期間が長くなるほどに
体や手足が冷えるようになり
- 基礎体温が低下
- 体の末端の血行が悪くなる
- 体温が体の機能も低下する
健康に悪影響を及ぼす
いろいろな問題が発生するようになります
- 代謝能力が落ちる
- 免疫力が落ちる
- 手足の冷えや痛み
- 筋肉の痙攣や痛み
- 睡眠の質の低下・不眠
- 疲労が取れない
- 月経不順や生理痛の悪化
体の冷えを起こさないために
お風呂に入ることがとても大切ですが
体の芯まで温められないシャワー浴は不向き
冬だけでなく
春・夏・秋もしっかり湯船に浸かって
1年かけて冷えに負けない体づくりをしていくことが重要です
お風呂に入らないとどれくらい節約できる?

お風呂に入らない場合
どのくらいの水道光熱費が節約できるか
ざっくりと計算していきます。
毎日・毎月にかかるお風呂代を計算
まずは毎日お風呂に入った場合の
お風呂代をざっくり計算してみます。
水道・ガス代の細かい計算式や条件は
下の記事をご参考ください。
>>>「二人暮らしで毎日お風呂に入った時のガス代・水道代はいくら?」

条件は以下の通り
- お風呂にかかる水道(上下水)・ガス代・を計算(電気代は省略)
- ガスは都市ガス、水道は東京都水道局を参照
- 水道の呼び径は13ミリとする
- 15℃の水道水を40℃に沸かして浴槽に200ℓのお湯をためる
- シャワー・足し湯はないものとする
この条件のもとでまずはガス代を計算する
【ガス代の計算式】
- 湯量(L)×上昇させる温度(℃)÷(ガスの燃焼量[kcal]×給湯器の熱効率[%])×ガス単価(円/m3)
- 都市ガスの発熱量は1m3あたり45MJ(10,750Kcal)
- プロパンガスの発熱量は1m3あたり99MJ(24,000Kcal)
- 給湯器の熱効率は80~95%(従来の給湯器は80%程度、エコジョーズは95%)
- 都市ガス1m³の価格は145.3円とする(0m³から20m³まで)
- プロパンガス1m³の価格は496.06円とする(東京都の基準単位料金)
- シャワー・足し湯はしないものとする
仮に15℃の水道水を40℃に沸かし、
浴槽に200ℓのお湯をためようとした場合
200ℓ(湯量)×25℃÷(10,750×0.8)×145.3円=約84.5円 |
お風呂一回当たりのガス代(都市ガス)は約84.5円となります。
次に上下水道代を計算。
水道代は呼び径(メーター口径)で基本料金が
使用量によって従量料金が決まり
水道使用量は「お風呂40%、トイレ22%、キッチン17%」と言われていますが
ここではトイレ・キッチンでの水道使用量は0と仮定。
そのうえで、一回の入浴に
200ℓ(シャワー・足し湯ナシ)とした場合の上水道代を計算すると
1回に200ℓのお湯を使う場合の上水道代は29.4円
200ℓ×60日=12,000ℓ/月=12m³(月当たり6m³) 【基本料金】
【従量料金】
【2か月分のお風呂に使う水道代】 860円×2+(22+22)=1,764円 【1月分のお風呂に使う水道代】 1764÷2=882円 【1日当たりのお風呂の上水代】 882÷30=29.4円 |
次に一回の入浴に
200ℓ(シャワー・足し湯ナシ)とした場合の下水道代を計算すると
1回に200ℓのお湯を使う場合の下水道代は18.7円
200ℓ×60日=12,000ℓ/月=12m³(月当たり6m³)
【1月分のお風呂の下水代】 560円 【2か月分のお風呂の下水代】 560×2=1,120円 【1日当たりのお風呂の下水代】 560÷30=18.7円 |
以上の計算から
お風呂一回当たりの水道光熱費は以下
84.5円(ガス代)+29.4円(上水道代)+18.7円(下水道代)=132.6円(日)
ひと月30日の間、毎日お風呂に入ると
お風呂一か月当たりの水道光熱費は以下となる
132.6円×30日=3,978円(月)
シャワー浴だけの場合のお風呂代
お湯をためないシャワー浴のみの場合も計算していきます
15℃の水道水(呼び経13mm)を
40℃のお湯(200ℓ)にして仮定すると
ざっくり計算すると以下の費用が掛かります。
【シャワー浴の条件】
- シャワー1分間で10~12ℓのお湯を使用するといわれている(ここでは1分間で10ℓと仮定)
- シャワー時間の平均は一人当たり10分未満(※)
- シャワーの設定温度は40℃、シャワー時間は合計20分(一人10分)と仮定
- 水道温度は15℃と仮定
- 水道の呼び径は13mm、ガスは都市ガスで計算
【上水代】
- 10ℓ×10分×60日×2人=12,000ℓ=12m³
- 「基本料金(13mmなら860円)+従量料金(6m³~10m³の場合1m³につき22円)」=860円×2+(22+22)=1,764円÷2=882円(月あたり)
【下水代】
- 料金表に基づき算定した金額(0m³~8m³は560円)
【ガス代】
- 100ℓ(湯量)×25℃÷(10,750×0.8)×145.3円=約42.2円(10分のシャワー)
- 42.2円×30日×2人=2,532円
【合計】
- 882+560+2,532=3,974円(月あたりのお風呂代)
- 3,974÷30日=約132.5円(1日あたりのお風呂代)
シャワー時間が合計20分になると
200ℓのお湯をためて入浴するのとほぼ同じコストがかかります。
ただ節水シャワーヘッドを使えば
もっとお風呂代を節約することは可能でしょうが
シャワー浴だけだと
体の芯まで温まりにくいため
- 冬場だと冷えに悩まされる
- 体を温めようとシャワー時間を伸ばしてしまう
なんてことも考えられます。
メリット・デメリットを考量して
湯船に浸かるか、シャワー浴にするかを決めるといいでしょう。
お風呂に入らない日数と節約金額早見表
上の見出しで計算した1日のお風呂代をもとに
お風呂に入らない日数と節約金額を表にまとめます
1週間でお風呂に入らない日数 | 1週間のお風呂代 | 節約金額 |
1日 | 798円 | 133円 |
2日 | 665円 | 266円 |
3日 | 532円 | 399円 |
4日 | 399円 | 532円 |
5日 | 266円 | 665円 |
6日 | 133円 | 798円 |
7日 | 0円 | 931円 |
※お風呂一回当たりの水道光熱費を133円として計算
※上下水道・ガスの従量料金は考慮しないものとする
ひと月でお風呂に入らない日数 | ひと月のお風呂代 | 節約金額 |
4日 | 3,192円 | 532円 |
8日 | 2,660円 | 1,064円 |
12日 | 2,128円 | 1,596円 |
16日 | 1,596円 | 2,128円 |
20日 | 1,064円 | 2,660円 |
24日 | 532円 | 3,192円 |
28日 | 0円 | 3,724円 |
※ひと月を28日とする
※一回当たりのお風呂代を133円として計算
※ひと月あたりのお風呂代を3,724円として計算
※上下水道・ガスの従量料金は考慮しないものとする
1年間でお風呂に入らない日数 | 1年間のお風呂代 | 節約金額 |
28日 | 44,821円 | 3,724円 |
96日 | 35,777円 | 12,768円 |
144日 | 29,393円 | 19,152円 |
192日 | 23,009円 | 25,536円 |
240日 | 16,625円 | 31,920円 |
288日 | 10,241円 | 38,304円 |
336日 | 3,857円 | 44,688円 |
※1年間を365日とする
※一回当たりのお風呂代を133円として計算
※1年のお風呂代を48,545円として計算
※上下水道・ガスの従量料金は考慮しないものとする
お風呂に入らない(入れない)場合は「濡れタオルで拭く・着替える」だけでも全然違う

お風呂に入らない日数が増えるほど
デメリットが大きくなります。
もし、キャンプや登山、入院などで
お風呂に入れない(入らない)のでしたら
↓の方法をお試しください
- 濡れタオルやボディシートで体を拭く
- 濡れタオル・シャンプーシートで髪・頭皮を拭く
- 洗い流しも不要なドライシャンプーを使う
- 服・下着・靴下を着替える
- ブラッシングをする
これだけでも
お風呂に入らないデメリットが軽減されますよ
お風呂に入らないメリット・デメリットまとめ
ご覧いただきありがとうございました
お風呂に入らないメリット・デメリットは以下の通りです
- 節約・節水になる
- 入浴の手間と時間を減らせる
- 一部の人では肌の乾燥・肌状態が改善することがある
- 一部の人で髪・頭皮の状態が改善することもある
- 体臭がきつくなる
- 脂ぎって顔がてかる・髪がべたつく
- かゆみやフケが出る・ニキビができやすくなる
- 眠りが浅くなる・寝つきが悪くなる
- 疲れが取れにくくなる・夏バテを起こす
- 服や寝具が汚れやすくなる
- 人間関係が悪化しやすくなる
- 感染症にかかりやすくなる(肌状態が悪化する)
- 頭皮環境が悪化して抜け毛が増える(薄毛・はげる)
日本は高温多湿で汗や皮脂が出やすい気候です
お風呂に入らないほど
体が汚くなり、デメリットも多くなるので
基本は毎日お風呂に入ったほうがいいです。
キャンプや入院時、風呂釜が故障した時などで
お風呂に入れない時は
- 濡れタオルで体を拭く
- 服(下着や靴下も)を交換する
だけでもしましょう。
体臭や汚れを予防することができますよ
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