入浴雑学

元旦や大晦日にお風呂に入らないのはなぜ?地域差や風習から理由を調査

こんにちは!管理人のクラゲです。

年末年始のお風呂に関わる
風習や言い伝えって聞いたことありますか?

うちの地元じゃあ大晦日にお風呂に入らなかったな。あれってどんな理由だったんだろう?

え、大晦日なの?私の地元だと元日にお風呂に入らなかったわ

おそらく友人とこんな会話をしたことがある方も多いでしょう。

このような風習や言い伝えは
家や地域によって差はあるものも
その理由自体はある程度、法則性は決まっているんですよね。

ちなみに管理人の所だと、
元旦(元日)にはお風呂に入りませんでした。

今回はそんな年末年始の
お風呂事情についてご紹介しようと思います。

この記事でわかること
  • 大晦日にお風呂に入らない理由
  • 元旦(元日)にお風呂に入らない理由
  • 最近の年末年始のお風呂事情

この記事があなたの疑問解消にお役に立てたのなら幸いです。

大晦日にお風呂に入らない風習とその理由

まずは、年末の大晦日に
お風呂に入らない風習とその理由について見ていきましょう。

やることが多くてタイミングを逃したから

大晦日はなにかと忙しい。

  • おせちの準備
  • 掃除や整理
  • 正月支度
  • 年賀状の準備(準備が遅れた人)
  • テレビを見る(紅白など年末番組)
  • カウントダウンイベントに行く
  • 年越しそばの準備
  • 初詣に行く

など、大晦日は意外とやることが多いため
お風呂に入るのを逃してしまったという方も多くおられます。

大晦日にお風呂に入って風邪を引くとその年一年風邪を引くから

大晦日にお風呂に入って万が一風邪を引くと
次の年一年風邪を引くという言い伝えもあり
大晦日にお風呂に入らないところもあるようです。

上のツイートの方だと
大晦日はお風呂に入ってはいけないけど
元日はお風呂に入ってOKのようですね。

少し一般とはズレがありますが
昔の教訓からきているのでしょうか?

昔の失態・事故の教訓から

大晦日にお風呂に入らない風習には
昔の失態・事故の教訓を生かすため
という理由もあるようです。

ある地域では
昔、大晦日に風呂に入って戦に負けたから
大晦日にお風呂に入らなくなったそう。

またあるお家では
大晦日に風呂場で火事が起こったから
お風呂に入らなくなったそう。

何か悪いことが起きたら
自分以外のどこかに理由を置きたがるのは
人間の性なんでしょうね

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元旦にお風呂に入らない風習とその理由

大晦日だけでなく
元旦(元日)にもお風呂に入らない風習があります。

その理由について見ていきましょう。

その年の福を流してしまわないため

日本には古くから「水に流す」という考えがあり、

  • 流し雛
  • 精霊流し
  • 七夕流し
  • 人形流し

など、

自分にとって都合の悪い穢れや厄を落として
水に流してしまおうという考えがあります。

禊祓(みそぎはらえ)やお祭りの前の入水、
菖蒲湯、柚子湯なんかも同じような考えですね。

ですが、この「水に流す」という考えは
悪いことだけでなく
いいことも流してしまうと考えられており、

元旦(元日)に呼び込む「福」を
水に流してしまわないように
1月1日にお風呂に入らない風習があるそうです。

そのため、この風習を守っている家や地域では
初風呂は1月2日の朝に入るそうですよ。

かまど(火)の神様を迎え入れるため

元旦(元日)にお風呂に入らない風習として
かまどに火を入れないことで
かまど(火)の神様を迎え入れるという理由もあるそうです。

昔はお風呂に入るにも、
薪を燃やしてかまどに火をつける必要がありました。

今では電気やガスの力でお風呂を沸かしますが
昔は穢れや厄を落として福を招くために
禊を行い、いろいろな縁起を担ぐことをしていました。

その一つに、
かまど(火)の神様を迎え入れることがいいとされ、
福を招く元日に”かまど(火)の神様”に
来てもらおうと今の風習ができたのでしょう。

ちなみに、かまど(火)の神様は、
農業や家畜、家族を守る守護神とされています。

また、元旦にお風呂に入らない風習に
「地獄の風呂も釜休め」というものもあります。

これは「 藪入り(やぶいり)」という
奉公人に与えられる休暇が派生した考えとされています。

奉公人は普段住み込みで休暇はなかったため、

正月とお盆の16日前後は
地獄の鬼も釜を開いて罪人の責めをやめて休む」から
お前たちも休みなさいと、休暇を与えられていました。

この「地獄の釜も休む」ということから
風呂釜を休めるために、
「元日に風呂に入らない」という風習ができたのだと考えられます。

お正月くらい主婦もゆっくりできるようにするため

正月の間に出る火は、
歳徳神(としとくじん)様の神聖なものとされ

正月の間は神様と供食する雑煮を作る以外は
火を使った煮炊きをできるだけ避けるべき
という風習もあります。

おせち料理や雑煮は元々神様に捧げるための料理で、ささげた後の料理を人間が食べることで両者の関係を近づけ力を得るとする、供食(しんじんきょうしょく)という考えがあります。

それに習って、
正月の間は火を使うことのないように
風呂を沸かさず、作り置きでき
料理一つ一つに意味のあるおせち料理を作っていました。

このことが転じて、
正月は食事の準備や掃除、
お風呂を沸かすなどの家事から女性を解放し
休んでもらおうとする考えも生まれたそうです。

クラゲさん
クラゲさん
管理人の実家だと、”一年働いてくれたお風呂を休めるため”っていう理由で、元日はお風呂に入らなかったよ

大晦日に風呂に入いらないと「動物になる(動物が付く)」という言い伝えもある

元日に風呂に入るとは福を流してしまったり
正月に火を使うことは避けるべき
という考えや風習があることから

元日の日はお風呂に入らないという家や地域が多いです。

その一方で、元日にお風呂に入れないことから

年末の大晦日にお風呂に入り
一年の垢を落とし、新年をきちんと迎えるために

大晦日にお風呂に入らないと”動物”になる(動物がつく)」という
戒めというか、脅し文句的な言い伝えもあります。

この時の動物はその地域で異なり

  • ムジナ(アナグマ、タヌキ、ハクビシン)
  • フルツク(フクロウ)
  • みそちゅう(鳥の名前らしい、ミソサザイ?)
  • 大晦日に風呂に入らないと”ムジナ”になるぞ
  • 大晦日に風呂に入らないと”フルツク”がつくぞ
  • 大晦日に風呂に入らないと”みそちゅう”になるぞ

などと言われるようです。

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最近の年末年始のお風呂事情

ここまで、大晦日や元日に
お風呂に入らない風習とその理由をご紹介してきましたが、

ここからは
最近の年末年始のお風呂事情についても
簡単に見ていきましょう。

大晦日に一年の垢を落とすと縁起がいいとされる

「大晦日の日に一年の垢を落とすと縁起がいい」
というのは今も言われることですね。

古代の日本では”夕方から一日が始まる”され
大晦日の夕方~夜に新年が始まる」と考えられていたそうです。

そのため、
大晦日の一晩は歳神様をお迎えするための
大切な夜であるであると同時に、

大晦日の夕方前(新年が始まる前)の入浴は
「年の湯」と呼ばれ、1年の垢(あか)を落とす
特別なお風呂と考えられています。

元日のお風呂は福を流すため「1月2日」にお風呂に入る

元旦にお風呂に入らない風習とその理由でも
お伝えしましたが、

日本には「水に流す」という考えがあり
穢れや厄だけでなく
呼び込んだ福も流してしまわないように

元日の日には風呂に入らず
1月2日に新年の初風呂に入るというところも多いです。

現代では風習を気にせず大晦日や元旦お風呂に入る家庭も多い

古くからの習慣を大切にしているご家庭では
今も元旦や大晦日のお風呂に気を使っていますが、

現代では、風習や習慣を気にせず
大晦日・元旦関係なくお風呂に入るご家庭も多くなってきています。

逆に、元旦にお風呂に入らない風習があると
「いい所のお嬢様・お坊ちゃんなんだね」と言われることもあるようです。

今は銭湯や温泉施設も元旦から開いているところもある

昔は、かまど(火)の神様を招くために
正月は火を焚かない風習があったため、

正月は銭湯もやってしなかったと思いますが、

今では、年末年始関係なく
営業している銭湯や温泉施設が多いので
新年の初風呂を1月1日の元旦に入るという人も多くおられます。

大晦日や元旦のお風呂の風習まとめ

ご覧いただきありがとうございました。

この記事のポイントをまとめると以下のようになります。

  • 古くからの風習が残る家や地域では、大晦日と元旦のどちらかでお風呂に入らない
  • 大晦日に風呂に入らない理由は、昔の教訓や戒めから
  • 元旦にお風呂に入らない理由は、「福を呼び込みお風呂で流さないため」「かまどを休め、神様を招くため」「正月くらい家事を頑張る女性も休んでもらうため」
  • 現代では、風呂に入らない風習は少なくなっており、大晦日・元日関係なくお風呂に入る人が多くなっている

科学を重視するようになった現代。

古くから続く風習や習慣の意味を知ると、
「なんだそんなことか」と思うかもしれませんが、

後世に伝えていくべき大切な文化財です。

風習に従うかはあなた次第ですが、

その年の穢れと厄を払い
縁起を担ぎ、福を招くために
元旦や大晦日のお風呂の風習を取り入れてみませんか?

 

最後までありがとうございました

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