こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問・お悩み解消のために
二人暮らしでのお風呂のガス代と
水道光熱費が最小で無理なく使える湯量が
どれくらいなのかを解説していきます。
- 一般的な浴槽タイプ
- 入浴に必要な湯量、シャワーで消費する湯量
- 二人暮らしの場合の水道光熱費(目安)
- 無理なくお風呂に入れて水道光熱費が最小になるときの条件
- 無理なくお風呂代を節約する方法・コツ
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│Twitter・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って「温泉巡りの旅」を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
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二人暮らしで毎日お風呂に入った時のガス・水道代は約4,000円。無理なお風呂代の節約はストレスがかかるのでオススメしない
まずこの記事の結論をまとめると
- 一般的な浴槽には200~300ℓのお湯をためられる(古い物件だと100~200ℓ程度)
- 全身浴をするには浴槽の2/3程度、半身浴なら浴槽の1/2程度のお湯が必要
- 15℃の水道水を40℃に加熱してお湯200ℓためる場合の水道光熱費は「84.5円(都市ガス)+19.4円(上水道)+18.7円(下水)=122.6円」
- シャワーは1分あたりに10~12ℓのお湯を消費
- 二人暮らしで15℃の水道水を40℃に加熱してシャワーを計20分使うと、200ℓのお湯を浴槽にためるのと同じかそれ以上のお湯を使う
- 浴槽にお湯をためる+シャワーなら、シャワー時間次第で一回のお風呂に使う水道光熱費は122.6円~245.2円を超える
- ガス・水道は使用料が増えるほど「従量料金」が高くなるので、節約するならできるだけ基本料金・従量料金が安く済む範囲にとどめる
- 節約アイテムの購入・利用も検討する
- 入浴は体の汚れを落とすためだけの行為ではない。
(湯船に浸かるメリットは大きい) - 残り湯を使いまわすのは衛生的によくない(お湯を使いまわすとしても次の日までがよい)
↓ ↓ ↓
ひと月あたりに使うお風呂の水道光熱費をざっくり計算すると3,977円。
無理にお風呂代をケチるのは健康面からみてもNG
ガス代が最安値(基本料金+従量料金)になる範囲を基準にすると、1日当たり178ℓ程度のお湯をお風呂に使えるが二人暮らしなら一人当たり89ℓしか使えない(半身浴のために100ℓ浴槽に溜めたら、一人当たり78÷2=39ℓしかシャワー等に使えない)
無理なくお風呂代を節約したいなら↓の方法がオススメ
- シャワーをこまめに切る
- 節水シャワーヘッドを導入する
- ガス会社・プランを見直す
- 保温アイテムを使う
- 季節問わずお風呂温度を38~40℃に設定
- 追い炊き機能があるなら次の日に沸かしなおす
となります。
ひと月あたりに使うお風呂の水道光熱費を
ざっくり計算すると3,977円。
月当たりのお風呂代(1日200ℓのお湯を使う場合)
- 都市ガス:2,535円
- 上水道:882円
- 下水道:560円
↑の金額も結構かつかつに計算したもので
キッチンやトイレ等で
水道・ガスを使用するため
実際はもっと基本料金・従量料金ともに増えますが
節約したいからと
無理にお風呂のお湯の使用量を減らすのはオススメできません。
お風呂は体の汚れを落とすだけでなく
心身の疲労を癒す入浴効果・メリットがいっぱい。
- 温熱作用:体を温め、一時的に血の巡りをよくする
- 静水圧作用:水圧で体を引き締め、むくみを解消
- 浮力作用:浮力によって筋肉や関節への負荷・緊張を軽減
- 清浄作用:体についた汚れを落とす
- 蒸気・香り作用:免疫力を高め、自律神経を整える
- 粘性・抵抗性作用:水の抵抗を利用し、少ない負荷で運動療法的な効果を得る
- 開放・密室作用:日常から心と体を開放し、リラックスできる
月々5000円程度のお金で
体と心にたまった疲労や負担を和らげて
健康や美容にもいい影響がでるので
無理な節約で心身にストレスをためてしまう前に
まずは↓の方法をお試しください。
- シャワーをこまめに切る
- 節水シャワーヘッドを導入する
- ガス会社・プランを見直す
- 保温アイテムを使う
- 季節問わずお風呂温度を38~40℃に設定
- 追い炊き機能があるなら次の日に沸かしなおす
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お風呂(浴槽)は何リットルのお湯を溜められる?お湯の使用量はどれくらい?
- 一般的な浴槽サイズ(容量)
- 肩までつかる全身浴できる湯量
- みぞおち下までつかる半身浴できる湯量
について解説していきますね。
一般的な浴槽サイズ・容量は200~300ℓ
浴槽にもいろいろな形・サイズがありますが、
一般的な浴槽サイズ(容量)は200~300ℓあたりです。
一戸建てやマンションだと
300~400ℓのお湯が溜められる浴槽もありますが
一般的な賃貸だと200~300ℓ程度が主流
古い物件の浴槽だと100~200ℓ
もしかしたらもっと溜められる湯量が少ないかもしれません。
自宅の浴槽サイズが知りたいな場合は
メジャーを用意して浴槽の内側を測ってみましょう
縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷1000=浴槽の最大容量(ℓ)
浴槽の2/3程度のお湯があれば「全身浴」ができる
浴槽にどれだけお湯を入れると
肩までお湯につかる全身浴ができるかというと
これは浴槽サイズと入浴する人の体格にもよりますが、
大体、浴槽の半分~2/3程度の湯量があれば
肩までしっかり浸かる全身浴が可能です。
浴槽サイズ | 全身浴に必要な湯量目安 |
300ℓサイズ | 150~200ℓ |
280ℓサイズ | 140~180ℓ |
260ℓサイズ | 130~170ℓ |
240ℓサイズ | 120~160ℓ |
220ℓサイズ | 110~140ℓ |
200ℓサイズ | 100~130ℓ |
※小数点以下切り捨て
浴槽の半分程度のお湯があれば「半身浴」ができる
お次は半身浴ができる湯量についてですが
これも浴槽サイズと入浴する人の体格によります
ただ、
浴槽の半分より少し少ない程度の湯量があれば
浴槽内に座ったときに
”みぞおち”くらいの湯量になるので半身浴が可能
浴槽サイズ | 半身浴に必要な湯量目安 |
300ℓサイズ | ~150ℓ |
280ℓサイズ | ~140ℓ |
260ℓサイズ | ~130ℓ |
240ℓサイズ | ~120ℓ |
220ℓサイズ | ~110ℓ |
200ℓサイズ | ~100ℓ |
シャワー浴は1分で10~12ℓのお湯を消費する
シャワー浴についてですが
普通のシャワーヘッドの場合
1分間で10~12ℓのお湯を使うといわれていて
節水シャワーヘッドの場合
商品によって性能差がありますが
おおよそ30~50%程度の節水効果があるとされます。
※節水率60%以上のシャワーヘッドもある
ちなみに、
一般的なシャワー時間(平均)は
性別・季節・個人などで異なりますがおおよそ10分以内
なので、
一人が一回の入浴で使うシャワーの湯量は以下
- 普通のシャワーヘッド:100~120ℓ以下
- 節水率50%の節水シャワーヘッド:50~60ℓ以下
※シャワーヘッドによって節水率は異なる
普通のシャワーヘッドだと
半身浴ができる程度のお湯を
一人でシャワーに使っていることになります。
時間\湯量 | ノーマルシャワーヘッド | 節水シャワーヘッド (節水率50%の場合) |
1分 | 10~12ℓ | 5~6ℓ |
5分 | 50~60ℓ | 25~30ℓ |
10分 | 100~120ℓ | 50~60ℓ |
15分 | 150~180ℓ | 75~90ℓ |
20分 | 200~240ℓ | 100~120ℓ |
二人暮らしで毎日お風呂に入ったときの水道光熱費はどれくらい?
ここから記事の本題。
二人暮らしの場合、
1日のお風呂にどの程度のお湯を使って
水道光熱費はどれくらいになるのか見ていきましょう。
結論から言うと
二人暮らしでのお風呂代は↓くらいの金額になります。
【1回あたりのお風呂代(都市ガス)】
- 浴槽に200ℓのお湯をためるなら、84.5円(ガス代)+29.4円(上水道代)+18.7円(下水道代)=132.6円
- 二人がともに10分のシャワー浴(計20分のシャワー)をするなら、84.5円(ガス代)+29.4円(上水道代)+18.7円(下水道代)=132.6円が加算
【1か月のお風呂代(都市ガス)】
- シャワー・足し湯がないと仮定した場合は、132.6円×30日=3,978円
- 20分のシャワーも毎日使った場合、132.6円×30日=3,978円が加算
⇓ ⇓ ⇓
シャワーは1分で10~12ℓものお湯を使うので、シャワー時間が合計20分を超えると、全身浴ができる以上のお湯を消費してしまう可能性が出てくる
お風呂1回あたりのガス代(浴槽にためる場合)
都市ガス(東京ガス)の料金表を基に
お風呂に使うガス量・ガス代をざっくりと計算していきます
1か月のガスご使用量 (都市ガス) | 基本料金(円) | 単位料金(円/m3) |
基準単位料金 | ||
0m³から20m³まで | 759.00 | 145.31 |
20m³をこえ80m³まで | 1,056.00 | 130.46 |
80m³をこえ200m³まで | 1,232.00 | 128.26 |
画像引用:TOKYO GAS
※数字が小さいため、拡大するかリンクより東京ガスのHPをご確認下さい。
ガス料金=基本料金+従量料金[単位料金(○○年△月検針分)×月のガス使用量)]
(例)20m³のガスを使った場合、
基本料金759円+従量料金[単位料金145.31×ガス使用量20m³]=3,665円
※この計算では単位料金に「基準単位料金」を適用
【ガス代の計算式】
- 湯量(L)×上昇させる温度(℃)÷(ガスの燃焼量[kcal]×給湯器の熱効率[%])×ガス単価(円/m3)
- 都市ガスの発熱量は1m3あたり45MJ(10,750Kcal)
- プロパンガスの発熱量は1m3あたり99MJ(24,000Kcal)
- 給湯器の熱効率は80~95%(従来の給湯器は80%程度、エコジョーズは95%)
- 都市ガス1m³の価格は145.3円とする(0m³から20m³まで)
- プロパンガス1m³の価格は496.06円とする(東京都の基準単位料金)
- シャワー・足し湯はしないものとする
仮に15℃の水道水を40℃に沸かし、
浴槽に200ℓのお湯をためようとした場合
200ℓ(湯量)×25℃÷(10,750×0.8)×145.3円=約84.5円 |
お風呂一回当たりのガス代(都市ガス)は約84.5円となります。
プロパンガスの場合、
業者によって金額に差がありますが
ここでは東京都の基準単位料金496.06円で計算してみると
200ℓ(湯量)×25℃÷(24,000×0.8)×496.06円=約129円 |
お風呂一回当たりのガス代(プロパンガス)は約129円となります。
【都市ガス】
- 一回あたり:約84.5円
- 月あたり:約2,535円
【プロパンガス】
- 一回あたり:約129円
- 月あたり:約3,870円
※2人暮らしでもシャワー・足し湯をしないならこれくらいにガス代を抑えられる
※シャワーも使う場合、シャワー1分あたりに4.2~6.4円くらいのガス代が加算される(次で後述)
シャワー浴1回あたりのガス代(10分間)
浴槽にお湯をためない
シャワー浴の場合のガス代もざっくりと計算してみます
- 一般的なシャワー時間(平均)は10分
- 1分あたり約10ℓのお湯を使う
- 15℃の水道水を40℃に沸かし10分間シャワー浴をする
と仮定した場合
100ℓ(湯量)×25℃÷(10,750×0.8)×145.3円=約42.2円 |
シャワー浴1回にかかるガス代(都市ガス)は約42.2円
100ℓ(湯量)×25℃÷(24,000×0.8)×496.06円=約64.6円 |
シャワー浴1回にかかるガス代(プロパンガス)は約64.6円となります
【都市ガス】
- 一回あたり:約42.2円
- 月あたり:約1,266円
【プロパンガス】
- 一回あたり:約64.6円
- 月あたり:約1,938円
【二人ともシャワー浴の場合(計20分のシャワー)】
- 都市ガス:一日あたり約84.4円、月あたり約2,532円
- プロパンガス:一日あたり約129.2円、月あたり約3,876円
※二人暮らしで二人とも10分のシャワー浴をするなら全身浴ができるくらいのお湯を使う
お風呂1回あたりの水道代(浴槽にためる場合)
東京都水道局の料金表を基に
お風呂に使う上下水道使用代もざっくりと計算していきましょう。
画僧引用:東京都水道局
水道料金=[基本料金(呼び径サイズ)+従量料金)]×1.10
水道は2か月ごとの検針。
使用水量を1/2にし、1か月当たりの使用水量を求めます。
なお、端数が生じたときは一方の月に寄せてください。
2か月で59m³の場合は30m³と29m³となります。
※2か月で10m³までの水道を使用した場合は従量料金が0円
※一般的な賃貸の呼び径は13mm
画像引用:東京都水道局
下水使用量は水道使用量と同量とみなして計算。
水道使用量を1/2にし、1か月当たり下水使用量を求めます。
水道代は呼び径(メーター口径)で基本料金が
使用量によって従量料金が決まり
水道使用量は「お風呂40%、トイレ22%、キッチン17%」と言われていますが
ここではトイレ・キッチンでの水道使用量は0と仮定します
そのうえで、一回の入浴に
200ℓ(シャワー・足し湯ナシ)とした場合の上水道代を計算すると
1回に200ℓのお湯を使う場合の上水道代は29.4円
200ℓ×60日=12,000ℓ/月=12m³(月当たり6m³) 【基本料金】
【従量料金】
【2か月分のお風呂に使う水道代】 860円×2+(22+22)=1,764円 【1月分のお風呂に使う水道代】 1764÷2=882円 【1日当たりのお風呂の上水代】 882÷30=29.4円 |
次に一回の入浴に
200ℓ(シャワー・足し湯ナシ)とした場合の下水道代を計算すると
1回に200ℓのお湯を使う場合の下水道代は18.7円
200ℓ×60日=12,000ℓ/月=12m³(月当たり6m³)
【1月分のお風呂の下水代】 560円 【2か月分のお風呂の下水代】 560×2=1,120円 【1日当たりのお風呂の下水代】 560÷30=18.7円 |
【上水代】
- 1回あたり:29.4円
- 月あたり:882円
【下水代】
- 1回あたり:18.7円
- 月あたり:560円
※実際はシャワー・キッチン・トイレで水を使用するはずなのでもっと上下水道代は高くなる
シャワー浴1回あたりの水道代
浴槽にお湯をためない
シャワー浴の場合の上下水道代もざっくりと計算してみます
- 一般的なシャワー時間(平均)は10分
- 1分あたり約10ℓのお湯を使う
- 15℃の水道水を40℃に沸かし10分間シャワー浴をする
と仮定してシャワーに使う上水道代を計算すると
1回に10分のシャワー浴を二人がする場合
(計20分のシャワー)の上水道代は29.4円
10ℓ×10分×60日×2人=12,000ℓ=12m³ 【基本料金】
【従量料金】
【2か月分のシャワー浴(二人分)に使う上水代】 860円×2+(22+22)=1,764円 【1月分のシャワー浴(二人分)に使う上水代】 1764÷2=882円 【1日当たりのシャワー浴(二人分)に使う上水代】 882÷30=29.4円 |
次に一回の入浴に
200ℓ(シャワー・足し湯ナシ)とした場合の下水道代を計算すると
1回に10分のシャワー浴を二人がする場合
(計20分のシャワー)の下水道代は18.7円となります
10ℓ×10分×60日×2人=12,000ℓ=12m³
【1月分のお風呂の下水代】 560円 【2か月分のお風呂の下水代】 560×2=1,120円 【1日当たりのお風呂の下水代】 560÷30=18.7円 |
【上水代(二人分)】
- 1回あたり:29.4円
- 月あたり:882円
【下水代(二人分)】
- 1回あたり:18.7円
- 月あたり:560円
※実際はキッチン・トイレで水を使用するのでもっと上下水道代は高くなる
1日当たりのお風呂に使う湯量を二人で106リットル以下(全体で267ℓ以下)にすると水道光熱費を安く抑えられる
結局のとこと、お風呂にかかる金額は
- ガス会社やガスの種類
- 水温やお風呂の設定温度
- 浴槽にためる湯量やシャワー時間
- トイレや料理等に使うガス・水道量
などによって変わってきますが、
上の見出しで
ざっくりとガス・水道代を計算した通り
一回の入浴に80~150円程度の水道光熱費がかかるのですが
実際のところ、節約節水するなら
どのくらいのお湯をお風呂に使うことができるのでしょうか?
結論を先にいっちゃうと
- ガス代が最安値になるように計算すると、1日当たり178ℓ程度のお湯をお風呂に使える。二人暮らしなら一人当たり89ℓで結構かつかつ
- 水道(上水)代が最安値になるよう計算すると、1日当たりお風呂に使える水量は66.8ℓと少なすぎる
- 下水の最安になる上限8m³に合わせると、1日当たり267ℓの水が使用できる
- お風呂の水道使用量は全体の40%なので、毎日のお風呂には106ℓ程度使える
100ℓ程度あれば半身浴が可能。追い炊き機能付きの浴槽なら2日分をためて使えばシャワーに10分使える
※トイレや料理に使う水道量を減らせばお風呂に使える量は増える
となります。
よくわからないと思うので
ガス・水道の基本料金・従量料金が
安く抑えられる「湯量」について解説しますね。
基本料金・従量料金が一番安くなる「1ヶ月のガス使用量」から逆算
都市ガス(東京ガス)の料金表を基に
基本料金・従量料金が最安となる
一か月のガス使用量から
お風呂に使えるガス量をざっくりと計算していきましょう。
画像引用:TOKYO GAS
※数字が小さいため、拡大するかリンクより東京ガスのHPをご確認下さい。
ガス料金=基本料金+従量料金[単位料金(○○年△月検針分)×月のガス使用量)]
20m³のガスを使った場合、
基本料金759円+従量料金[単位料金145.31×ガス使用量20m³]=3,665円
※この計算では単位料金に「基準単位料金」を適用
都市ガスの場合
1か月あたりのガス使用量によって
基本料金と従量料金(単位料金+ガス使用量)が変動しますが、
0~20m³(立法メートル)の範囲であれば
基本料金が最安値となるので
この範囲に収まるように
ガス使用量をざっくり計算していきます。
【ガス代の計算式】
- 湯量(L)×上昇させる温度(℃)÷(ガスの燃焼量[kcal]×給湯器の熱効率[%])×ガス単価(円)
【ざっくり計算】
- プロパンガスの場合、15℃の水200ℓを40℃に沸かすのに0.3m³のガスを使用し、プロパンガスは都市ガスの2.18倍の熱量がある(※)
- 都市ガスの場合、15℃の水200ℓを40℃に沸かすのに「0.3×2.18=0.65m³」のガスを使う。
つまり、都市ガスの場合10ℓの水を40℃に沸かすのに0.03m³のガスを使用
ガス使用量は「お風呂:キッチンなど=8:2」と言われているので
基本料金が最安のまま
お風呂に使えるガス使用量は月に16m³
上記のざっくり計算を基にすると
16m³で沸かせる湯量は5333ℓ。
ひと月30日で計算すると
1日当たり178ℓくらいのお湯をお風呂に使えることになります。
二人暮らしなら一人当たり89ℓですね。
「お風呂は何リットル溜めればいいの?」
で紹介したように
- 一般的な浴槽サイズは200~300ℓ
- 全身浴なら浴槽の2/3
- 半身浴なら浴槽の半分
であるため、
ガスの基本料金が最安となる
0~20m³のガス使用量だと
シャワーを使わないで
浴槽にお湯をためて使うなら全身浴はできます
ただし、
シャワー時間が7分を超えると、
浴槽にためられる湯量が100ℓをきって
半身浴も難しくなるので
二人暮らしであれば
シャワーの使用時間は
一人当たり3分未満にする必要が出てきます。
- 基本料金と従量料金が最安となるガス使用量は月に20m³まで(お風呂に使えるのは16m³)
- ガス使用量が20m³なら月当たりのガス代は3,665円(※)
- 1日当たり178ℓ程度のお湯をお風呂に使える。二人暮らしなら一人当たり89ℓ
- シャワー時間が7分未満(二人暮らしだと一人3分未満)なら半身浴が可能
- シャワーを使わないなら全身浴が可能
※その月の単位料金によって前後する
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基本料金が一番安くなる「1か月の上下水道使用量」から逆算
東京都水道局の料金表を基に
基本料金・従量料金が最安となる
一か月の上下水道使用量から
お風呂に使える水道使用量もざっくりと計算していきましょう。
画僧引用:東京都水道局
水道料金=[基本料金(呼び径サイズ)+従量料金)]×1.10
水道は2か月ごとの検針。
使用水量を1/2にし、1か月当たりの使用水量を求めます。
なお、端数が生じたときは一方の月に寄せてください。
2か月で59m³の場合は30m³と29m³となります。
※2か月で10m³の水道を使用した場合は従量料金が0円
※一般的な賃貸の呼び径は13mm
画像引用:東京都水道局
下水使用量は水道使用量と同量とみなして計算。
水道使用量を1/2にし、1か月当たり下水使用量を求めます。
水道代は
- 呼び径(メーター口径)で基本料金
- 使用量で従量料金
が決まり
下水代は
水道使用量と同量使ったものとみなし
下水料金表に当てはめて料金が決まります。
そのため、
上水の従量使用量が0円となる
2か月で10m³の範囲にすれば下水も最安値となるので
2か月10m³の範囲に収まるように
ざっくりと計算していきます。
- 水道使用量が2か月で10m³とする場合、1か月で5m³。1日当たり0.167m³(167ℓ)の水が使える
- 水道使用量は「お風呂40%、トイレ22%、キッチン17%」と言われている
⇒毎日のお風呂に使える水道は66.8ℓ程度。
ざっくりと計算しましたが、
水道使用量を1か月5m³に収めるのは
毎日のお風呂に使える水道はたった66.8ℓ。
追い炊き機能のある浴槽なら
お湯を使いまわすことで
上記の水道量を満たせますが
お湯を使いまわすのは不衛生なので
沸かしなおすとしても2日に1回が限度。
しかもシャワーは6分未満しか使えませんし
シャワーを使うとなると
湯船に浸かることも難しくなります。
なので、
上水が最安となる
1か月5m³(2か月10m³)に収めるのはほぼ無理。
なので、今度は下水が最安となる
1か月8m³(2か月16m³)に合わせて計算していきます。
※1か月6~10m³の上水使用量であれば従量料金が1m³あたり22円で済む
- 下水道使用量が2か月で16m³とする場合、1か月で8m³。1日当たり0.267m³(267ℓ)の水が使える
- 水道使用量は「お風呂40%、トイレ22%、キッチン17%」と言われている
⇒毎日のお風呂に使える水道は106.8ℓ
1か月8m³とした場合
毎日のお風呂には106ℓ程度使えるので
シャワー時間次第で半身浴は可能。
加えて、
追い炊き機能がある浴槽で
2日に1回お湯を入れなおすなら
シャワーに10分(2日に分けるなら5分)使えて全身浴も可能。
下水使用量が2か月で16m³の範囲なら
ガスの使用量も0~20m³に収まるので
ガスの基本料金も最安にすることができます
- 水道(上水)代は月に1~5m³が最安だが、それだとお風呂に回せる水量が少なすぎる
- 月に6~10m³なら従量料金が1m³あたり22円と安い
- 下水代は月に0~8m³が最安。
- 下水の最安になる上限8m³に合わせると、1日当たり267ℓの水が使用できる
- お風呂の水道使用量は全体の40%なので、毎日のお風呂には106ℓ程度使える
- 100ℓ程度あれば半身浴が可能。追い炊き機能付きの浴槽なら2日分をためて使えばシャワーに10分使える
※トイレや料理に使う水道量を減らせばお風呂に使える量は増える
水道(上水)の場合は1か月6~10m³の範囲なら、
従量料金が1m³あたり22円ですむが、
下水は1か月9~20m³になると1m³あたり110円になってしまう。
シャワー時間が20分を超えると、浴槽いっぱいにお湯をためるよりも水道・ガス代は高くなる
上の見出しでいろいろ計算してみましたが
結局、シャワー時間がお風呂代の節約のカギです
- 普通のシャワーヘッドは1分あたりに10~12ℓものお湯を消費する
- シャワーの平均時間は10分未満
なので、シャワー浴のみであれば問題ないのですが
20分以上シャワーを使うと
浴槽いっぱい分くらいのお湯を消費するので
浴槽にお湯をためてシャワーも使うとなると
シャワー時間を考慮しないと
お風呂の水道光熱費が高くつくので注意しましょう。
2人の入浴時間がバラバラの場合、お湯の温度を保ちたい時間が1時間未満なら自動保温が、1時間以上なら追い焚きがお得
お風呂によっては
- 追い焚き
- 自動保温
で、お風呂温度を一定に保つor再加熱することができますが、
二人暮らしで入浴時間がバラバラの場合
お風呂温度を保つ時間によって
追い炊きor自動保温を使い分けたほうがいいです。
具体的に言うと
お湯の温度を保ちたい時間が
- 1時間未満なら「自動保温」
- 1時間以上なら「追い炊き」
がオススメ
自動保温のガス使用量は少ないのですが
保温時間が長いと追い焚き一回分よりも
ガスを多く使用してしまうので
入浴時間が1時間以上空くなら「追い炊き」
1時間未満なら「自動保温」を使うといいでしょう。
結論から言うと、お湯の温度を保ちたい時間が1時間未満なら自動保温が、それ以上であれば追い焚きがお得になります。自動保温は1回あたりのガス消費量は少ないのですが、長時間温度を保つために何度も温め直していると、追い焚き1回分よりガス代が高くなってしまうからです。
引用:株式会社K’s電設
無理なくお風呂代を節約する方法
浴槽にためる湯量やシャワー時間を減らせば
それだけ節約・節水にはなりますが、
やりすぎれば
お風呂に満足に浸かることができず
体を冷やして体調を崩してしまいます。
ここでは無理なくお風呂代を節約する方法を紹介しますね
要検討ガス会社・ガス料金プランを見直す
お風呂代の節約を考えているなら
ガス会社もしくは契約中の料金プランを見直すのがとても大事
水道は会社を選ぶことはできませんが
ガス会社は選ぶことが可能です。
気温が低くなるほどガス使用量は増えてくるため
- お風呂の設定温度を上げる
- シャワー時間のが増える
- 暖房にも使う
ご家庭のガスの使い方に合った
ガス会社・プランに切り替えることで
毎月のガス代を安くできる可能性があります。
ガス料金プランを
簡単に無料で比較できるサイトがあるので
本気で節約したいと考えているなら
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要検討!「節水シャワーヘッド」を使う
お風呂代の節約・節水を考えているなら
節水シャワーヘッドの導入を検討してください。
正直これが一番簡単なお風呂代節約術です。
一般的なシャワーヘッドは1分間に
10~12ℓのお湯を消費しますが、
節水シャワーヘッドであれば
30~50%程度の節水率なので
1分間に5~9ℓ程度の消費で済みますよ
シャワー時間が長い人には特に有効な節約方法です。
そんな節水シャワーヘッドは
高い物から安い物までさまざまですが
管理人のオススメは「節水シャワーヘッド きらり」
- 節水効果が最大65%(1分間に4~5ℓ)
- 3種類のシャワーモード
- 一時止水スイッチ
- 水量調整機能もある
- 接続アダプターも付属
- 3000円以下(ショップによっては1500円程度になることも)
安価で手にしやすい上に高性能と
初めて節水シャワーヘッドに切り替えるなら
一考の価値ありですよ。
ちなみにですが、
ブログ管理人はミラブルZEROを愛用しています。
ミラブルZEROも節水効率が約50%
ウルトラファインバブルなど多機能なのですが
本体が高いので万人向けじゃないんですよね・・・
- お湯だけでもしっかり体の汚れを落としたい(湯シャン派)
- ボディソープ・シャンプーで肌が荒れる・刺激が出るほど肌が弱い
- 美肌・美髪・美容に関心がある
っていう人にはオススメなので
興味がある人は↓のバナーから詳細を確認してみてください。
シャワーはこまめに切る(出しっぱなしにしない)
いちいち止めるのが面倒だからと
体や頭を洗うときに
シャワーを出しっぱなしにしていませんか?
通常のシャワーは1分で10~12ℓを消費するので
10分もあれば半身浴が
20分もあれば全身浴ができるほどの
お湯を消費してしまうので
お風呂代を節約・節水したいなら
シャワーはこまめに止めましょう。
手元一時止水ボタンのあるシャワーヘッドを活用するのもオススメですよ
ダイソーでも手元止水ボタンのある
多機能シャワ-ヘッドが販売されているので
少しでも節約・節水したい方はお試ししてみてください。
お風呂の温度は38~40℃に設定
お風呂の設定温度はガス代に影響します。
お風呂の最適温度は
- 夏で38~40℃
- 冬で40~42℃
と言われていて
お風呂の設定温度を高くするほどに
ガス代も高くなってしまいます。
後述する「保温アイテム」を使えば
冬場でも40℃前後のお湯で体の芯まで温まることはできるので
お風呂代を節約したいなら
季節問わず
お湯の温度は40℃前後に設定し
お湯の温度を逃がさない(冷まさない)工夫をこらしましょう。
追い炊き機能があるなら次の日沸かし直す
追い炊き機能のある浴槽なら
水道代を節約するためにお湯を使いまわすのもアリです。
ただし、
追い炊きはガスの燃焼効率が70%程度に落ち
ため湯した時間が長いほど雑菌が繁殖してしまいます。
お湯を使いまわす期間が長いほどに雑菌が繁殖して
- お湯が汚く濁る
- 悪臭が漂う
- 虫も湧いてくる
ようになるので
浴槽のお湯を沸かしなおすとしても2日に1回が限度
もし一晩でもお風呂の衛生面が気になるなら
- 風呂湯洗浄剤
- 光触媒の炭
を使って雑菌の繁殖を抑えることができますよ。
光触媒を施していないお風呂用炭でも
汚れや雑菌を吸着する作用はあるので
少しでもお風呂の残り湯をきれいに保ちたいなら
お風呂用炭を使うことをオススメします。
お湯の温度をキープできる「保温アイテム」を使う
お風呂代を節約するために
湯量を減らしてしますと
その分お湯が冷めやすくなってしまいます。
お湯が冷めてしまうと
体を十分温めることはできないので
お湯の温度をキープまたは再加熱できる
「保温アイテム」も準備するのがオススメ
- お風呂の蓋
- アルミシート
- 風呂湯保温器
- 保温ヒーター
- 入浴剤
保温アイテムについては
別記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。
>>>「お風呂のお湯が冷める問題を解決する方法」
入浴効果や衛生面から見るなら毎日お風呂のお湯は変えよう!
お風呂代の節約のために
お湯を使いまわしているという人もいますが
入浴後のお風呂のお湯は結構不衛生。
株式会社 衛生微生物研究センターさんの調査結果によると、
使用後の風呂水は1晩放置するだけで
細菌数が1000倍に増加したそうです。
湯を張った直後の菌数は1mL当たり数十個程度だったのが、入浴後は数百個から数千個になりました。(中略)翌日になると、風呂水の菌数は数十万個から数百万個と、入浴直後の約1,000倍に増えることがわかりました。
お風呂の残り湯(ため湯)の
- 放置時間が長いほど
- お湯を使いまわすほど
お湯の中に汚れがたまって
雑菌の数も増えてしまうので
お風呂の入浴効果も低下してしまいます。
入浴効果や衛生面から見るなら
お風呂のお湯は毎日変えるようにしてください
>>>「二人暮らしのお風呂は何日で交換する?」
お湯を使いまわすなら「風呂水の清浄」を!
もし節約・節水のために
お風呂のお湯を使いまわすのであれば
風呂水の清浄アイテムを使って
できる限りキレイな状態で使いまわしましょう。
↑のような風呂水洗浄アイテムを使わないと
夏場は悪臭が出やすくなるので注意してくださいね。
二人暮らしで毎日お風呂に入ったときのガス代まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
ここまで二人暮らしでのお風呂代(目安)や
節約になる湯量・節約方法を紹介してきましたが
無理なお風呂代の節約は体に毒です。
使うお湯量を減らせば体は温まりませんし
結構かつかつにお湯の使用量を減らさないといけなくなるので
お風呂代を節約したいなら
- シャワーをこまめに切る
- 節水シャワーヘッドを導入する
- ガス会社・プランを見直す
- 保温アイテムを使う
- 季節問わずお風呂温度を38~40℃に設定
- 追い炊き機能があるなら次の日に沸かしなおす
という方法がオススメ。
無理な節約は心身にストレスをためてしまいますが
お風呂は単に体の汚れを落とす以外にも
心身の疲労を癒す入浴効果・メリットがいっぱい。
- 温熱作用:体を温め、一時的に血の巡りをよくする
- 静水圧作用:水圧で体を引き締め、むくみを解消
- 浮力作用:浮力によって筋肉や関節への負荷・緊張を軽減
- 清浄作用:体についた汚れを落とす
- 蒸気・香り作用:免疫力を高め、自律神経を整える
- 粘性・抵抗性作用:水の抵抗を利用し、少ない負荷で運動療法的な効果を得る
- 開放・密室作用:日常から心と体を開放し、リラックスできる
月々5000円もしない程度のお金で
体と心にたまった疲労や負担を和らげてくれるので
健康のためにも
お風呂にかかる費用は
無理に節約しないようにして下さいね。
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