入浴剤

入浴剤で肌がかゆくなるのはなぜ?原因とかゆくならない入浴法を解説

こんにちは!管理人のクラゲです。

一日の汚れと疲れを洗い落とすバスタイム。
入浴剤も入れて、色や香りを楽しむ方も多いでしょう。

でもこんな経験したことないですか?

入浴剤を入れたら身体が”かゆく”なることがあるんだよね。大丈夫な入浴剤もあるけど、一番風呂だと入浴剤を入れなくてもかゆくなるんだ。

特に、乾燥肌や敏感肌の方に多い体験だと思います。

「肌に合わない」と言ってしまえばそれまでですが

この時、なんで入浴剤を入れて”かゆみ”が起こったのか
その原因を理解しておけば、

「この入浴剤いいな~」っと思ったとき、
二の足を踏むことがなくなりますよ

そこでこの記事では
入浴中や入浴剤でかゆみの起こる理由と
その対処法をご紹介していきます。

この記事でわかること
  • かゆみとは?
  • なんで入浴剤を使うとかゆみが出るのか
  • 入浴中にかゆみの起こる原因
  • かゆみが起きにくくする入浴法

この記事が参考となりましたら幸いです。

入浴剤でかゆくなるのはなぜ?

お風呂に入浴剤を入れると
体がかゆくなるという経験をした方も多いと思います。

ではなんで、
入浴剤を入れただけで入浴中に痒みが起こるかというと

肌に刺激が伝わった」からです。

とは言え、

肌に刺激が起こるだけなら
日常生活の中で何度も起きていますが
痒みが出るほどではありません。

かゆみが起こるとき、体の中でどのような変化が起きているのでしょうか?

そもそも「かゆみ」とは?

痒み(かゆみ)とは引っ掻き反射を引き起こす感覚と言われ、
根本的には、かゆみは体(カラダ)を守る防衛反応のひとつです。

というのも、

かゆみが起こるのは肌に異常が起きているときで、

異物などが付いて皮膚に刺激が伝わった時に、
自分自身にその異常に気付かせ、異物を取り除かせようとします。

その時に、肌にかゆみとして表れ
反射的にひっかいてしまうのです。

体の中で何が起きているの?

かゆみ自体は生体防御反応のひとつですが、
かゆみが出たとき、体の中で何が起きているかというと、

  1. 肌に「かゆみの起こる刺激」がくる
  2. 免疫細胞から「かゆみを引き起こす物質」が生まれる
  3. 末梢神経がその物質を受けとり、脳へ信号を送る
  4. 脳で皮膚がかゆいと感じとり、引っ掻き反射が起こる

画像引用:順天堂大学 環境医学研究所

のような反応が体の中で起きています。

かゆみを引き起こす物質としては
肥満細胞が出す「ヒスタミン」が有名で、
このヒスタミンを出す原因は様々。

  • 化学物質
  • 皮膚疾患
  • ストレス
  • 異物の接触
  • 温度の急激な変化
  • 栄養不足
  • 血行不良

など

ヒスタミンが神経にかゆみの信号を送ってしまうと
脳がかゆみを感じ取り、その場所を掻くように行動してしまうのです。

なぜ入浴剤で痒みが起こるの?

かゆみの刺激を起こす原因としては
化学物質や皮膚疾患、
ストレスや異物の接触など様々ありますが、

入浴剤で痒みが起こるときは、
入浴剤に含まれる成分のほかに、

  • 肌の状態
  • 皮膚バリアー
  • 免疫

も関わってきます。

入浴剤は基本的に販売する前に、
パッチ試験などを行い、肌に異常が出ないことを調べてあります。

とはいっても、すべての人に異常が起きないわけではなく

その人の免疫や肌の状態によって、
異常が起こるかは変わってきます。

皮膚が健康な時は皮膚バリアーとなる角質層が
刺激を防いでくれるため、問題となる痒みは出てきません。

しかし、

乾燥などで皮膚がボロボロになっているときは
角質層による皮膚バリアー機能が低下しているため刺激に弱く、

入浴剤成分のような問題ないものでも
刺激となり、かゆみが出てしまうのです。

入浴剤で身体がかゆくなる原因

入浴剤で痒みが出てしまうときは
入浴剤だけでなく、
皮膚の状態、体質、お風呂環境なども関わってきます。

ここでは、入浴剤でかゆくなる原因について
一つ一つご紹介していきます。

入浴剤成分が体に合わない

そもそも、皮膚が健康でも
体質によっては入浴剤の成分で免疫反応が起こり
かゆみが出てしまうこともあります。

人は誰しも、
両親から半分ずつ遺伝子を受け継いで生まれてきます。

自分自身では遺伝子を取捨選択することはできないため
アレルギー体質のように本来いらないものであっても
高い確率で受け継いでしまい、

他の人が問題ない入浴剤成分で
かゆみなどの異常がおきてしまうのです。

そのため皮膚の状態など関係なく、かゆみが起きてしまうのなら
その入浴剤に含まれる成分をリストアップしておき
問題ない成分と問題の起こる成分を判別していく必要があるでしょう。

身体を強く洗いすぎている

男性に多いのですがお風呂で身体を洗う際、
ナイロンのような硬いタオルでゴシゴシと体をこすってしまうと

皮膚バリアー機能のある角質層がボロボロとなってしまい
ちょっとした外部からの刺激で、かゆみが起きやすくなります。

また、肌水分の蒸発を防ぐ角質層にダメージがあると
そこから水分が蒸発するため、肌の乾燥をまねいていしまいます。

長湯で一時的に皮膚バリアーが弱まる

皮膚は外側から表皮、真皮、その下の皮下組織で構成され、
表皮はさらに角層、顆粒層、有棘層、基底層からなり、

皮膚バリアー機能としては
特に角質層とその外側を覆っている皮脂膜が重要な役割をしています。

角質層はケガなどではがれ落ちてしまうこともありますが

その表面を水分の蒸発を防ぎ、
肌の乾燥から守ってくれる「皮脂膜」が覆っているため
通常問題となりません。

しかし、この皮脂膜は入浴によって落ちてしまいます。

身体を洗えば皮脂膜ははがれ落ち、

角質層がふやけるほど長湯すると、
保湿成分が溶けだし保水力を維持できなくなります。

そのため、

長湯によって肌の乾燥を招き、
外からの刺激に対して弱くなると
少しの刺激でかゆみが起きてしまうのです。

肌を柔らかくする成分で皮膚バリアーが弱まる

入浴剤によく含まれる成分に「重曹」がありますが、

重曹は皮脂を落とし
角質を柔らかくする作用があるため

短い入浴でも長湯した時のように
皮膚バリアー機能を弱めてしまう可能性があります。

入浴後、十分に保湿を行えば問題は少ないでしょうが
それでも毎日のように重曹の含まれた入浴剤を使っていると
皮膚バリアーに必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥を招きます。

その状態が続けば外からの刺激に弱くなり
少しのことで痒みが出るようになります。

温度差が刺激となっている

直接、入浴剤の成分がかゆみの原因となるのではなく
入浴剤による温熱効果によって体温が急激に上がると
その温度差が刺激となってかゆみを起こすことがあります。

入浴剤を使わなくても
入浴によって血流が改善しかゆみが起こるのであれば
運動不足による血流の悪さが原因と考えられますが、

かゆみの他に、
赤みがでたり皮膚が盛り上がるようであれば
温熱蕁麻疹(おんねつじんましん)と呼ばれる皮膚の病気の可能性もあります。

詳しいメカニズムは分かっていませんが、
温熱刺激がきっかけとなり
皮膚内部にヒスタミンが大量に出ることで、かゆみが起こります。

入浴後の保湿が十分ではない

入浴後の保湿が十分でない場合も
入浴によってかゆみが出ることがあります。

この場合も、保湿不足によって肌が乾燥し
刺激に弱くなっているため
普通なら問題ない入浴剤が刺激となり
かゆみを誘発してしまうのです。

そもそも水道水の塩素がダメ

プールで泳いだ後、肌がかゆくなったり
肌が荒れてしまった経験をした方もおられるでしょう。

日本の水道には細菌を殺すために
次亜塩素酸ナトリウムを使って殺菌・消毒を行っているため
水道水に残留塩素が生じます。

この残留塩素は通常、人に害の起こる濃度ではありませんが
肌のタンパク質を痛め、皮膚のバリアー機能を低下させてしまい
肌荒れや乾燥を引き起こしてしまうこともあります。

肌が荒れることで、入浴剤で刺激となり
かゆみが起きてしまいます。

入浴剤で身体がかゆくならない入浴法

ここからは身体がかゆくなりにくい入浴方法を紹介しますが、
基本的には肌荒れや乾燥を招かないようにするのが前提となります。

肌に刺激を感じない入浴剤を使う

特定の成分でかゆみが出てしまうのなら
その成分を含まない入浴剤を使うようにしましょう。

かゆみの原因が入浴剤かわからないときは
入浴剤を入れていない”さら湯”に入ったり
別の入浴剤を使って原因を探るといいでしょう。

刺激の多い入浴剤として

  • 塩化ナトリウム(塩)のバスソルト
  • トウガラシ成分の入った発汗系入浴剤
  • 硫黄の入った入浴剤

などがあるので、こういった入浴剤は避けた方がいいでしょう。

お風呂の温度を上げすぎない

お風呂の温度を42℃以上の高温にしてしまうと
温度差が刺激となる他、
肌の乾燥を招いてしまうので

お湯の温度は40℃前後をオススメします。

もし、それで肌寒いと感じるのでしたら
温熱効果の高い入浴剤を使うか
お風呂用のアルミシートを使うなどの工夫をするといいでしょう。

長湯を控える

長湯はすればするほど、
肌がふやけ、皮脂が流れ落ちてしまうため
一時的に皮膚バリアー機能を低下させてしまいます。

皮脂が十分に戻るには数時間かかってしまうため
皮膚がふやけるほどの長湯は控えるか
入浴後の保湿を十分に行って下さい。

身体は優しく洗う

ナイロンタオルなどでゴシゴシと体を洗うことは
肌荒れや乾燥を招いてしまうので
身体を洗う際は、たっぷりの泡で包み込むように洗うようにして下さい。

長めにお湯につかるという方は
お湯につかっている間に汚れが浮くので
必ずしも身体を洗う必要はありません。

肌を柔らかくする入浴剤は使う頻度を減らす

重曹のように角質を柔らかくし
皮脂を落とす成分を含んている入浴剤の場合、

使う頻度が多すぎれば
肌荒れを起こす可能性が高くなります。

そのため、重曹を含んでいる入浴剤なら
1週間に2~3回程度にして
他の日は保湿成分のある薬用入浴剤を使うといいでしょう。

保湿成分のある入浴剤を使う

入浴剤で痒みが出る大きな原因に
肌の乾燥・肌荒れがあります。

肌が荒れれば刺激に敏感となり入浴剤でもかゆみが出てしまいます。

入浴によって肌荒れが起きにくくなるように
保湿成分のある入浴剤を使い、

お風呂から上がる際は、
シャワーで洗い流さずに出ると保湿成分の効果が持続します。

消炎効果のある薬用入浴剤を使う

すでに肌荒れが起きている場合は、

普通の入浴剤だと痒みが起きる可能性があるため
漢方や植物エキスを配合し、
かゆみを鎮める消炎効果のある入浴剤を使うといいでしょう。

入浴剤で肌がかゆくなる原因と対処法まとめ

ご覧いただきありがとうございました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • 入浴剤で体にかゆみが出る原因は、主に肌荒れと乾燥によって刺激に敏感となっているため
  • 「長湯・強く体を洗う・42℃以上のお湯」は、肌の乾燥をまねき、かゆみが起こりやすくなる
  • 入浴中のかゆみをなくすには、皮膚を健康な状態にする必要がある

簡単に入浴剤で痒みが出る原因とその対処法をご紹介しましたが
大切なのは、皮膚へのダメージを減らし、乾燥や肌荒れを起こさないことに限ります。

一度乾燥肌になってしまうと、「かゆみ→かきむしる」の繰り返しで
なかなか皮膚状態はよくなりません。

特に乾燥する冬場は、乾燥と痒みがひどくなるので
春夏くらいから皮膚状態を健康にするように努めていく必要があります。

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