こんにちは!管理人のくらげです。
そんな疑問・お悩み解消のために
エアコン嫌いな猫ちゃん用のひんやりアイテムを
ご紹介していきます。
- 猫がエアコンを苦手とする理由
- 猫の体温調節方法
- エアコン嫌いの猫ちゃんでも大丈夫な熱中症対策アイテム
猫がエアコンを苦手とする理由
猫はエアコンが苦手という話はよく耳にしますが、
すべての猫がそうであるわけではありません。
個体差や性格の違いで、
エアコンを何とも思わない猫ちゃんがいれば、
エアコンがつくと部屋から出て行ってしまう猫ちゃんもいます。
この違いはどこにあるのでしょうか?
猫がエアコンを苦手とする理由は、
主に4つの理由があると管理人は考えています。
- エアコン・クーラーの「動作音」
- エアコン・クーラーの「設定温度・湿度」
- エアコン・クーラから出る「風」
- エアコン・クーラーによって生まれる家の中の「温度差(室温差)」
詳しくは「猫がエアコンを苦手とする理由│ポイントは”冷房のつけっぱなし”と”室温差”?」で解説していますが、
昨今のエアコンは動作音も小さく、
風も上向きにでるため
音や風、設定温度が原因と考えるには
理由が弱く感じます。
そのため、上記の4つの理由の中でも、
特に④番目の
「部屋の中に生まれる温度差(室温差)」が
猫がエアコンを嫌う理由と考えています。
上の画像のように
エアコンをつけて冷風が出ると、
部屋全体が一定の温度になるまで、
- 温かい空気は上に上がる
- 冷たい空気は下に溜まる
温度の違う空気が層となり、部屋の中で温度差が生まれます。
人にはまだ暑いと感じる場合でも、
床近くにいる猫だと「冷たい空気の層」にいるため、
居心地のいい場所を求めて
部屋を出ていくのでしょう。
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猫の体温調節の方法
暑いと感じたときに行う体温調節の方法は、
以下の4つで、熱放散とも呼びます。
- 伝導
- 対流
- 気化(蒸発)
- 放射
猫は人のように全身から汗をかいて
体温を下げることはできず
犬のように舌を出して
ハァハァと浅く早い呼吸(パンティング)を行い
唾液の気化熱を利用し体温を下げることは滅多に行いません。
そのため、
猫が体温を下げるときに主に使うのが、
「伝導と放射」の2つの方法。
「伝導」は熱が高いものから低いものへ移動する性質のことで、
猫がひんやりとした
土鍋や床・洗面器の上で横になっているのは
熱の伝導を利用して体温を下げられるから。
もちろん居心地がいいという理由もありますよ。
一方、「放射」は熱(体温)を電磁波として体の外に放出することで
熱輻射とも呼ばれます。
暑い日に猫が体を伸ばして横になっているのは
体の表面積を広げて体温を調節しているのです。
体温調節が間に合わなければ猫も熱中症になる
猫は伝導と放射で体温調節をするほか
自分で「すごしやすい場所を探す力」に優れています。
そのため、
空気が循環し新鮮な水が飲める環境であれば、
熱中症になることはほとんどありません。
しかし、
締め切った室内や
間違ってどこかに閉じ込めてしまった場合は、
熱中症になるリスクは高くなります。
猫が熱中症になった時の症状
猫が熱中症になると、
以下のような症状が現れます。
- 元気がなくなる
- 意識がもうろうとしている
- いつもより呼吸が早い
- 体(耳・肉球)を触るといつもより体温が高い
- 口を開け激しく呼吸をする
- 大量のよだれが出る
- ふらふらしている
- 嘔吐する
- 心拍数が明らかに多い
- 眼球が不規則に動く
- 下痢をする
- 痙攣している
複数の症状に当てはまる場合は
熱中症の可能性が高いため、
すぐに体温を冷やさなければ命に関わってきます。
すぐに体温を冷や方法には、
- 保冷剤を太い血管の流れる股や脇にあてる
- 流水で体を冷やし、扇風機で風をてて気化熱で体温を奪う
などの方法がありますが、
すぐに冷えるのは体表温で
深部体温はなかなか下がりません。
熱中症は30~60分以内に
適切な処置を施すのが望ましいため、
体を冷やすのと同時に獣医師に連絡を取り、
すぐに動物病院に向かってください。
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エアコンの苦手な猫のためのひんやりグッズ5選
熱中症はいかに対策を取り予防するかが重要です。
ここからは、
エアコン嫌いな猫ちゃんにおすすめの
熱中症対策ひんやりグッズをご紹介していきますね。
- 冷感マット
- サンシェード・すだれ・遮光シート・カーテン
- 扇風機
- 自動給水機
- ドアストッパー・猫用出入口
猫は「伝導」と「放射」で体温調節をするので、
この2つの熱放散を助けるものが特におすすめです。
①触れるだけでひんやり「冷感マット」
猫ちゃんの熱中症防止には
伝導によって体温を下げるひんやりマットがオススメ。
猫ちゃんの好む
形・サイズと感触のものを選んであげてください。
②日差しを遮る「シェード・すだれ・遮光シート・カーテン」
夏の日差しを遮り、
部屋の温度が急激に上がるのを防ぐ、
すだれやシェードも熱中症対策になります。
- 遮光シート・カーテン:部屋を閉め切ってエアコンをつけるときに冷房効率を上げる
- サンシェード・すだれ:網戸にして空気を循環したり室温を下げるときに便利。
猫ちゃんのいる部屋に適したものを設置してあげて下さい。
③お部屋の中に空気の流れを作る「扇風機」
エアコンの冷房効率を上げたり
部屋の中に空気の通り道を作って換気しやすくする
扇風機やサーキュレーターも
猫ちゃんの熱中症対策ができます。
ただ、猫ちゃんの性格によっては
- エアコンが苦手だけど扇風機は大丈夫
- 扇風機の風が直接当たるのがダメ
という子もいるので、
設置場所に困らず
上向きにも風を送れるものがオススメですよ
いつでも新線な水が飲める「ろ過フィルター付き自動給水機」
熱中症対策には水分補給が欠かせません
しかし、猫ちゃんの性格や習性で
置き水をあまり飲まないという子も中にはいます。
そんな子には
「濾過フィルター付きの流れる自動給水機」がオススメ。
台所やトイレの流れる水を好む子がいるように
猫は「新鮮な水場=流れ出る水がある場所」
と判断する習性があるので
普段置き水で飲まない子も
よく飲んでくれますよ。
部屋の出入りを自由にドアストッパー・出入口
猫ちゃんは自分で居心地のいい場所を見つける天才です。
エアコンをつけたときに
部屋から出ていくこともありますが、
お部屋内が過ごしやすい温度になると
自分の意志で戻ってきます。
そんなとき、猫ちゃんの力だけで
部屋の出入りができるようにしてあげましょう。
- 網戸を開けて換気をするなら「ドアストッパー」
- エアコンをつけるなら「猫ちゃん用の出入り口(要工事)」
まとめ:エアコンが苦手な猫のための熱中症・暑さ対策!クーラー代わりのひんやりグッズ
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 猫がエアコンが苦手な理由は「音」「設定温度」「風」「温度差」の4つ
- 体温調節の方法は「伝導」「対流」「気化」「放射」の4つ
- 猫の体温調節は主に「伝導」と「放射」の2つを使う
- 体温調節は間に合わないと熱中症になる
- エアコンが苦手な猫には、「伝導」で体温を下げるひんやりグッズがおすすめ
エアコン以外にも猫ちゃんの体温を下げるものはいくつもありますので、
上手に使い、夏を快適におくらせてあげましょう。