こんにちは!管理人のクラゲです。
お子さんの夏休みの自由研究や
個人的に使用するために
入浴剤を手作りしようと思っていませんか?
バスボムの様に、泡立つ入浴剤は
市販されている重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸を
組み合わせれば簡単に作ることができます。
しかし、そのままでは単に「泡立つだけの入浴剤」
このままでも楽しいですが、1回使えば満足してしまいます・・・
そんな時は、お湯の『変化』を楽しむために
食用色素でカラフルにしてみましょう。
そんな疑問にお答えするために
市販されている合成と天然の食用色素をお湯に溶かして、
黒・赤・青・黄・緑の5色の色の変化を画像付きでご紹介していきます。
入浴剤を手作りされる際に、ご参考になれば幸いです。
合成色素・天然色素の特徴と違い
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2020/09/914100-640x360.jpg)
まず初めに、合成色素と天然色素の特徴と違いについて
簡単にご説明していきます。
食用色素とは食品に着色(色付け)することを主目的として用いられる
食品添加物の一種で、
天然の素材から作られている「天然色素」
化学的に合成された「合成色素」
の2種類があり、
日本では
- 天然色素は104種類
- 合成色素は12種類
が食用と認められています。
食用として認められている数や原材料を除いて
合成色素と天然色素での違いはというと、
「発色」と「調色」にあります。
どういうことかというと、
合成色素は
- 少量で発色がいいこと。
- 色素同士を混ぜ合わせてさまざまな色を作ることが容易なこと
が特徴で、アメリカのカラフルなお菓子のイメージです。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/40335_l-640x360.jpg)
一方、天然色素はというと
- 淡くて渋い色合い
- 濃い色を出すには合成色素より多く必要
といった特徴で、和菓子のような淡い色合いのイメージです。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/4381891_l-571x360.jpg)
そのほか着色料の種類や危険性、入浴剤に適した着色料については
「手作り入浴剤におすすめの着色料まとめ」という記事で紹介しているので
良ければご覧ください。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/入浴剤着色-320x180.jpg)
【比較画像付き】合成色素と天然色素の色の変化
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/889619-571x360.jpg)
重曹とクエン酸を使って手作り入浴剤を作る際、
カラフルな入浴剤にしたいのであれば
口に入っても安全安心な「食用色素」がオススメです。
ここでは、以下の合成色素と天然色素の
黒・赤・青・黄・緑の5色をお湯に溶かし
色の変化を見ていきます。
使用した「合成色素」:「ホームメイド」食用色素 5色セット(黒、赤、緑、黄、青)
使用した「天然色素」:「私の台所」食用色素 色粉 8色セット(黒、ピンク、黄色、茶色、紫、青、緑、赤)
食用色素の使用と比較方法
今回、天然・合成の食用色素の色の違いを比べるために
商品に付属している「小さい匙」1杯分をお湯に溶かして
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_E5751-321x360.jpg)
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_E5752-321x360.jpg)
- 発色の違い
- お湯への溶け具合
をなどを比較していきます。
100円均一で購入した容器にお湯を張って食用色素で染めているため、浴槽に同量の色素を入れた場合より濃く映っています。
実際に手作り入浴剤に食用色素を混ぜる場合は、以下で比較している画像を参考に、気持ち多め(匙1~3杯プラス)に入れるときれいに染まると思います。
黒色の場合
黒色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5757-571x360.jpg)
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5756-571x360.jpg)
画像に商品パッケージも載せているので
お気づきかもしれませんが、
合成色素・天然色素ともに
どちらも「竹炭」を100%使用したものです。
そのため、色に違いは出ないじゃないかと思っていたのですが、
合成色素の方が濃く、天然色素の方が薄く染まるという結果になりました。
また、
竹炭を使用しているためか
お湯が染まるというより、
炭の黒い粒子がお湯に浮かんでいるように見えました。
赤色の場合
赤色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5759-571x360.jpg)
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5758-571x360.jpg)
赤の場合も、合成色素の方がきれいに濃く染まり
天然色素はうっすらと色づいている感じでした。
お湯の量は少ないので
浴槽で使用する場合より濃く染まっているはずなのですが、
天然色素は本当に気持ち染まったかなと言われる程度。
ライトの加減次第でただの水と言い張れる程度の染まりです。
そのため、天然色素を手作り入浴剤に加える場合は、
かなり多く混ぜる必要がありそうです。
お湯への溶け具合は、
合成色素の方が溶けにくく
粉がダマになって底に沈みましたが、
天然色素の方はすぐに溶けていきました。
青色の場合
青色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5761-571x360.jpg)
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5760-571x360.jpg)
こちらも赤と同じく
合成色素がきれいに発色し、
天然色素は気持ち染まった程度でした。
天然色素の方の染まり具合を見て、
「入れ忘れてないよね?」と自分を疑いそうになるレベルです。
お湯への溶け具合も赤と似ており
合成色素で粉がダマになり一部が底に沈んだが
天然色素は混ぜるとすぐに溶けていきました。
黄色の場合
黄色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5763-571x360.jpg)
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5762-571x360.jpg)
黄色の場合は、合成・天然色素ともに
匙一杯分できれいに染まりました。
やはりというか、
合成色素の方が濃く、天然色素の方が薄いですが
それほど気にならないと思います。
お湯への溶け具合は、
他の色と同じく、合成色素で一部そこに沈み
天然色素は混ぜるとすぐに溶け切った感じになります。
緑色の場合
緑色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5765-571x360.jpg)
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5764-571x360.jpg)
緑色の場合、合成色素と天然色素で色が分かれました。
他の色が合成色素が濃く、天然色素が薄いのに対し
合成色素が緑色とするなら
天然色素は薄緑ではなく黄緑に近い色に発色していました。
そのほか、お湯への溶け具合については
他の色と大差はありません。
入浴剤へ使う着色料の色の変化まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通り
- 食用色素には、合成色素と天然色素の2種類がある
- 合成色素は少量で濃く染まり、混ぜて色を変化させやすい
- 天然色素は淡い色合い。合成色素と同じくらい発色させるには大量に溶かす必要がある。
今回の比較画像では、浴槽ではなく100円均一の容器を使用したため
実際にお風呂で使用する場合より濃く染まっています。
そのため、手作り入浴剤に着色料を混ぜる際は
気持ち多め(付属の匙1~3杯)に入れると
きれいにお風呂のお湯が染まると思います。
では、楽しいバスタイムをお楽しみください。