こんにちは!管理人のクラゲです。
お子さんの夏休みの自由研究や
個人的に使用するために
入浴剤を手作りしようと思っていませんか?
バスボムの様に、泡立つ入浴剤は
市販されている重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸を
組み合わせれば簡単に作ることができます。
しかし、そのままでは単に「泡立つだけの入浴剤」
このままでも楽しいですが、1回使えば満足してしまいます・・・
そんな時は、お湯の『変化』を楽しむために
食用色素でカラフルにしてみましょう。
そんな疑問にお答えするために
市販されている合成と天然の食用色素をお湯に溶かして、
黒・赤・青・黄・緑の5色の色の変化を画像付きでご紹介していきます。
入浴剤を手作りされる際に、ご参考になれば幸いです。
合成色素・天然色素の特徴と違い
まず初めに、合成色素と天然色素の特徴と違いについて
簡単にご説明していきます。
食用色素とは食品に着色(色付け)することを主目的として用いられる
食品添加物の一種で、
天然の素材から作られている「天然色素」
化学的に合成された「合成色素」
の2種類があり、
日本では
- 天然色素は104種類
- 合成色素は12種類
が食用と認められています。
食用として認められている数や原材料を除いて
合成色素と天然色素での違いはというと、
「発色」と「調色」にあります。
どういうことかというと、
合成色素は
- 少量で発色がいいこと。
- 色素同士を混ぜ合わせてさまざまな色を作ることが容易なこと
が特徴で、アメリカのカラフルなお菓子のイメージです。
一方、天然色素はというと
- 淡くて渋い色合い
- 濃い色を出すには合成色素より多く必要
といった特徴で、和菓子のような淡い色合いのイメージです。
そのほか着色料の種類や危険性、入浴剤に適した着色料については
「手作り入浴剤におすすめの着色料まとめ」という記事で紹介しているので
良ければご覧ください。
【比較画像付き】合成色素と天然色素の色の変化
重曹とクエン酸を使って手作り入浴剤を作る際、
カラフルな入浴剤にしたいのであれば
口に入っても安全安心な「食用色素」がオススメです。
ここでは、以下の合成色素と天然色素の
黒・赤・青・黄・緑の5色をお湯に溶かし
色の変化を見ていきます。
使用した「合成色素」:「ホームメイド」食用色素 5色セット(黒、赤、緑、黄、青)
使用した「天然色素」:「私の台所」食用色素 色粉 8色セット(黒、ピンク、黄色、茶色、紫、青、緑、赤)
食用色素の使用と比較方法
今回、天然・合成の食用色素の色の違いを比べるために
商品に付属している「小さい匙」1杯分をお湯に溶かして
- 発色の違い
- お湯への溶け具合
をなどを比較していきます。
100円均一で購入した容器にお湯を張って食用色素で染めているため、浴槽に同量の色素を入れた場合より濃く映っています。
実際に手作り入浴剤に食用色素を混ぜる場合は、以下で比較している画像を参考に、気持ち多め(匙1~3杯プラス)に入れるときれいに染まると思います。
黒色の場合
黒色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
画像に商品パッケージも載せているので
お気づきかもしれませんが、
合成色素・天然色素ともに
どちらも「竹炭」を100%使用したものです。
そのため、色に違いは出ないじゃないかと思っていたのですが、
合成色素の方が濃く、天然色素の方が薄く染まるという結果になりました。
また、
竹炭を使用しているためか
お湯が染まるというより、
炭の黒い粒子がお湯に浮かんでいるように見えました。
赤色の場合
赤色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
赤の場合も、合成色素の方がきれいに濃く染まり
天然色素はうっすらと色づいている感じでした。
お湯の量は少ないので
浴槽で使用する場合より濃く染まっているはずなのですが、
天然色素は本当に気持ち染まったかなと言われる程度。
ライトの加減次第でただの水と言い張れる程度の染まりです。
そのため、天然色素を手作り入浴剤に加える場合は、
かなり多く混ぜる必要がありそうです。
お湯への溶け具合は、
合成色素の方が溶けにくく
粉がダマになって底に沈みましたが、
天然色素の方はすぐに溶けていきました。
青色の場合
青色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
こちらも赤と同じく
合成色素がきれいに発色し、
天然色素は気持ち染まった程度でした。
天然色素の方の染まり具合を見て、
「入れ忘れてないよね?」と自分を疑いそうになるレベルです。
お湯への溶け具合も赤と似ており
合成色素で粉がダマになり一部が底に沈んだが
天然色素は混ぜるとすぐに溶けていきました。
黄色の場合
黄色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
黄色の場合は、合成・天然色素ともに
匙一杯分できれいに染まりました。
やはりというか、
合成色素の方が濃く、天然色素の方が薄いですが
それほど気にならないと思います。
お湯への溶け具合は、
他の色と同じく、合成色素で一部そこに沈み
天然色素は混ぜるとすぐに溶け切った感じになります。
緑色の場合
緑色の合成色素と天然色素を容器に注いだお湯に
それぞれ付属のスプーンで1杯分を溶かした画像になります。
※商品パッケージを挟んで左が「お湯のみ(未染色)」
緑色の場合、合成色素と天然色素で色が分かれました。
他の色が合成色素が濃く、天然色素が薄いのに対し
合成色素が緑色とするなら
天然色素は薄緑ではなく黄緑に近い色に発色していました。
そのほか、お湯への溶け具合については
他の色と大差はありません。
入浴剤へ使う着色料の色の変化まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通り
- 食用色素には、合成色素と天然色素の2種類がある
- 合成色素は少量で濃く染まり、混ぜて色を変化させやすい
- 天然色素は淡い色合い。合成色素と同じくらい発色させるには大量に溶かす必要がある。
今回の比較画像では、浴槽ではなく100円均一の容器を使用したため
実際にお風呂で使用する場合より濃く染まっています。
そのため、手作り入浴剤に着色料を混ぜる際は
気持ち多め(付属の匙1~3杯)に入れると
きれいにお風呂のお湯が染まると思います。
では、楽しいバスタイムをお楽しみください。