季節湯

冬至の定番!柚子風呂のやり方は?効能や注意点・いつから始まったか由来を調査

こんにちは!管理人のクラゲです。

体の芯から寒くなる冬場は
身体の温まるお風呂が至福の時間」という方もおられませんか?

特に寒さの厳しくなる冬至には
古くから柚子を浮かべた柚子風呂に入る習慣が根付いており
実践しているご家庭も多いでしょう。

とは言え、

柚子風呂って、ただ柚子をお風呂に入れるだけでいいの?何個くらい入れればいいのかな?

と疑問を持たれる方もいると思いますので、
この記事で、柚子風呂の作り方に焦点を合わせてご紹介していきます。

この記事でわかること
  • 柚子風呂の由来
  • 柚子風呂の作り方
  • 柚子風呂の効果効能や危険性
  • 柚子風呂の注意点

この記事が参考となりましたら幸いです。

冬至の定番「柚子風呂」とは?

古くから寒さの厳しくなる冬至には、柚子風呂に入るという家庭も多く

また銭湯や温泉施設でも
柚子風呂を行っているというところも少なくありません。

では、柚子風呂はいつから始まり
どのような理由で行われるようになったのでしょうか?

その由来を見ていきましょう。

なぜ冬至に入るの?柚子風呂の由来

柚子風呂とは、その名の通り
お風呂に柑橘系の果物の1種である柚子を入れたお風呂です。

柚子風呂に入る習慣は江戸時代からと言われていますが、

元々柚子湯は、厄払いの禊(みそぎ)とされており
神道における水浴行為として、
不浄を取り除く祓(はらえ)の一種と考えられ、

柚子自体は中国揚子江上流が原産で
日本には奈良時代か飛鳥時代に渡来したとされているので、
江戸時代以前に柚子風呂(柚子湯)があった可能性もあります。

また、冬至と柚子湯の関連性ははっきりとしていませんが、

  • 冬至はこれから日照時間が増える日であるため、太陽からの運を呼び込む前の厄払い
  • 冬至→湯治(とうじ)、ゆず→融通(ゆうずう)をかけた語呂合わせから、『お湯に入って融通良く行きましょう』という意味
  • 「ゆず湯に入ると一年中風邪をひかない」という言い伝えがある

などの説があり、
冬至に柚子風呂を入る習慣ができたのは
銭湯の発展し始めた「江戸時代」との説が濃厚です。

2021年の冬至はいつ?

江戸時代から冬至に入る習慣のできた柚子風呂ですが、
今年2021年の冬至はいつかというと

2021年12月22日の水曜日

となっています。

柚子は11月下旬~12月にかけて収穫の最盛期となり、
冬至のころにはスーパーなどで安価に購入することができるようになるでしょう。

柚子風呂には何個使う?やり方・ポイント・注意点を解説

柚子風呂と言っても、そのやり方はいろいろ。

ここからは、柚子風呂の作り方とそのポイントを
以下の6通りの方法で紹介していきます。

  1. 柚子を丸ごと入れる
  2. 柚子を切って入れる
  3. 柚子の皮だけ入れる
  4. 柚子を搾って入れる
  5. 柚子の中身(果肉)だけを入れる
  6. 柚子の香りだけ楽しむ

柚子を丸ごと入れる

今回紹介する中で一番手間のかからない方法が
柚子を丸ごと入れる」方法です。

下処理がほとんどないため手軽で
見栄えもよいためSNSでの「映え」にもオススメです。

柚子には後述する様々な効果が期待できる一方、
皮に含まれる香り成分「リモネン」によって
刺激性のある成分ができてしまうので

柚子風呂で肌がピリピリと感じる人には
リモネンがお湯に溶け出にくい「丸ごと柚子を浮かべる方法」が適しています。

正確には、リモネンは非毒性ですが酸化しやすく、酸化してできる「ヒドロペロキシド」が皮膚刺激を起こすそうです。

温度が高ければその分、酸化するスピードも速くなるので、
柚子風呂にすると刺激を感じやすくなってしまうのです。

柚子を丸ごと使う柚子風呂のやり方とポイント
  1. 柚子の汚れを落とすため、優しく水ですすぐ
  2. 入浴する30分以上前にお風呂に入れる
ポイント

皮つきの柚子だと成分が溶け出にくいので5個以上入れるのがオススメ

同じく、成分が出ていきにくいので、
入浴する30分ほど前にはお風呂に浮かべるようにしましょう。

ただし、柚子の成分を出そうと
入浴中に柚子を揉んでしまうと肌に刺激となる成分が出すぎてしまうので注意です。

また、柚子の汚れを落とそうと
強く洗ってしまうと
皮からリモネンが出やすくなってしまうため、
その点も注意が必要です。

柚子を切って入れる

柚子の効果を余すことなく使う方法が「柚子を切って入れる」方法です。

入浴する前に柚子を切って入れるだけですので
手間もそれほどかからず、

また、果肉と皮の成分の両方がお湯に溶け出やすいので
入れる個数も少なく済みます。

柚子を切って使う柚子風呂のやり方とポイント
  1. 柚子の汚れを落とすため、優しく水ですすぐ
  2. 柚子を切って、目の細かい袋に詰めてお風呂に入れる
ポイント

柚子の切り方はなんでもOK。

柚子の成分がお湯に出やすいため、1~2個で十分です。

ただ、果肉や種が飛び散ってしまうので
必ず目の細かい袋(洗濯ネットやガーゼ)などに入れるようにして下さい。

柚子の皮だけ入れる

柚子を丸ごと使うのはもったいないと思うのでしたら
料理などで使った後の皮だけお風呂に入れても
柚子風呂を楽しむことができます。

柚子の香り成分である「リモネン」は果肉ではなく
皮に多く含まれている成分で様々な効果が期待できます。

リモネンは果皮の「油包」という部分に詰まっており
この油包に傷がつくことで香りがたちます。

柚子の皮だけ使った柚子風呂のやり方とポイント
  1. 料理などで使った柚子の果皮を残しておく
  2. 柚子の果皮を優しく水で洗う
  3. 果皮を洗濯ネットなどに入れ、お風呂に浮かべる
ポイント

すぐに柚子風呂に使わない場合は
洗った果皮を天日干しで乾燥させておきましょう。

夏場なら1~2日程度。冬なら4~5日程度で十分乾燥するでしょう。

成分は柚子の皮だけになるので3個以上がオススメ。

ただ、香り成分であるリモネンによって刺激を感じるなら
入れる果皮の量を減らしてください。

柚子を搾って入れる

柚子の効果を最大限味わえるのが「柚子を搾って入れる」方法です。

搾ることで、果肉だけでなく皮に含まれる成分も
果汁として出てくるので、柚子の効果を万遍なく得ることができます。

ただし、刺激成分も一番出てくるので
使う量は少なくしてください。

柚子を搾って使う柚子風呂のやり方とポイント
  1. 柚子の汚れを落とすため、優しく水ですすぐ
  2. 柚子を搾り器などで絞る
  3. 果汁を濾し、種や繊維を除く
  4. 搾った果汁をお風呂に入れる(搾った後の皮も入れてOK)
ポイント

柚子の成分が余すところなく出てくるので1~2個で十分。

ただし、有効成分と一緒に刺激成分も出てくるので
肌の弱い乾燥肌・敏感肌の人にはオススメできません。

柚子の中身(果肉)だけを入れる

柚子で肌に刺激を感じる人の場合、
柚子の「中身(果肉)だけ入れる」方法がオススメです。

というのも、柚子の刺激となるのは、
皮に含まれる香り成分「リモネン」が酸化してできる
刺激性の成分が皮膚についたときであるため、

リモネンの少ない果肉を使えば
刺激を感じにくい柚子風呂として楽しむことができます。

柚子の中身(果肉)だけを使う柚子風呂のやり方とポイント
  1. 柚子の汚れを落とすため、優しく水ですすぐ
  2. 柚子の皮を剥き、果肉を取り出す
  3. 果肉に切れ目を入れ、目の細かい洗濯ネットなどに入れてお風呂に入れる
ポイント

皮を剥いた柚子をそのままお風呂に入れてもOK。

皮がない分、成分が出やすいので1~2個でいいでしょう。

お風呂に浮かべた柚子の果肉を揉むと
柚子の成分は出ますが果肉が拡散してしまうので
揉みすぎには注意して下さい。

柚子の香りだけ楽しむ

柚子風呂で肌に痛みや痒みが出てしまう方や
刺激を受けてしまうご家族がいる場合は柚子風呂をためらってしまうかもしれません。

そんな時は、柚子風呂の雰囲気と香りを楽しむ方法として
桶や洗面器に柚子を浮かべる」といいでしょう。

この方法であれば、柚子の刺激成分がお風呂に溶け出ることもないんで
どなたでも柚子風呂の雰囲気を楽しむことができます。

柚子の香りだけ楽しむ柚子風呂のやり方とポイント
  1. お湯のはった桶や洗面器に柚子を浮かべる
ポイント

桶や洗面器に浮かべる柚子は切っても切らなくてもOK

個数が多いほど香りが楽しめます。

香りが足りないと感じたら、
柚子の香りの入浴剤と併用してもいいでしょう。

手軽に柚子風呂を楽しみたいなら入浴剤がオススメ

柚子風呂をしたくても、肌に刺激を感じてしまう人や
手っ取り早く柚子風呂気分を味わいたい方の場合は、
柚子の香りの入浴剤を使うといいでしょう。

入浴剤メーカーから様々な柚子の香りの商品が出ていますので、
目的とする効果効能に合わせて購入するといいでしょう。

価格で選ぶなら

プレゼントやギフトで送るなら

炭酸系がお好みなら

効果効能を重視するなら

柚子風呂の効能や危険性

入浴している女性

一年で日照時間の短くなる冬至に入る柚子風呂。

その柚子風呂の効果効能や危険性についても見ていきましょう。

体にうれしい成分がたっぷり!柚子風呂の成分と効能

柚子には「健康美」という花言葉があるように、
身体にうれしい成分がたっぷりと詰まっています。

そんな柚子の成分としては、
主に以下の表に記載の成分が含まれています。

柚子の成分効果効能
クエン酸疲労回復・筋肉痛の防止、血液の酸性化を抑制・血流改善、ミネラル吸収促進、美肌効果、ダイエット効果など
酒石酸収れん作用、角質剥離作用、微生物の発育阻止効果など
リンゴ酸角質剥離作用、pH調整、疲労回復など
オーラプテン香りの成分の一つ。がん抑制効果、抗炎症作用、免疫促進効果、脂質代謝促進効果
βクリプトサンチン美白作用、ダイエット作用、内臓脂肪低減作用、抗疲労作用、抗がん作用、肥満抑止効果、生活習慣病予防効果など
リモネン香り成分の一つ(70~80%)。リラックス効果、覚醒効果、ガンの予防および抑制する効果、ダイエット効果、育毛促進効果・抜け毛予防効果、食欲増進効果  など
ピネン香り成分の一つ。リラックス効果、
シトラール香り成分の一つ。抗菌、鎮痛、鎮静作用、血行促進。美肌効果
ナリンギン抗酸化作用、抗アレルギー作用、食欲抑制、脂肪分解促進効果、ダイエット効果、血流・むくみ改善効果
ビタミンCコラーゲンをつくる、免疫力を高める、ステロイドホルモンをつくる、鉄の吸収促進など
ビタミンE抗酸化作用、動脈硬化・血栓の予防、血圧の低下、LDL(悪玉)コレステロールの減少など
へスぺリンジン(ビタミンP)毛細血管の強化作用、血流改善作用、血中中性脂肪の低下作用、血中コレステロール値の改善作用、抗アレルギー作用、リウマチ症状改善作用など

柚子風呂として使った時は、すべての成分の効果を得られるわけではありません
水溶性成分の「ビタミンC」や香り成分である「リモネン」などによって、

  • 乾燥肌の予防や老化予防
  • リラックス効果
  • 血流改善効果
  • 湯冷め防止

といった効果が期待できます。

副作用や危険性は?果物アレルギーでも大丈夫?

柚子自体に副作用や危険性を起こす可能性は低いですが、

柚子などの柑橘系の果物に対して、アレルギーをお持ちの方だと
柚子風呂にはいることで、アレルギー反応を起こす可能性があります。

ただ、果物アレルギーと言っても、

果物のどの部位(果皮なのか果肉なのか)がアレルゲンとなるかで
アレルギーが出るかどうかが変わってきますが、

念のため、柑橘系の果物にアレルギーのある方は
柚子風呂に入らない方がいいでしょう。

また、

柚子の香り成分であるリモネンが酸化してできる
ヒドロペロキシド」には刺激性があるため
肌につくとピリピリ・ヒリヒリとすることがあり、

肌の弱い方が柚子風呂に入浴すると、
肌に痛みやかゆみという症状として現れることがあります。

このリモネンは皮にある「油包」と呼ばれる袋に詰まっているので
柚子風呂で刺激を感じる場合は、

使う柚子の個数を減らすとともに、
油包を傷つけないようにする工夫が必要です。

下の画像はミカンの油包ですが、柚子にも同様の油包があります。

画像引用:MeCan(吉見農園)

丸く黒いぶつぶつとした穴が油包で
この中に香り成分であるリモネンが含まれています。

上記の画像はミカンですが、
柚子にも同様の油包が存在します。

柚子風呂に入って肌に痛みやかゆみが出たときの対処法は
以下の記事で紹介しているので興味のある方はご覧ください。

柚子風呂で肌がピリピリする原因は?痛み・かゆみの対処法を調査こんにちは!管理人のクラゲです。 日照時間が短くなる冬至に柚子風呂に入ると 「風邪をひかずに冬を越せる」とも言われ 江戸時代か...

柚子風呂の入り方の注意点

ここからは、柚子風呂の入り方の注意点をご紹介していきます。

基本的に追い炊きNG

柚子風呂を楽しむ際、

どのような形で柚子をお風呂に入れるかで変わってきますが、
基本的に追い炊きはNGです。

というのも、

柚子を入れることで繊維などの食品カスが浴槽に散らばってしまうと、

追い炊き配管などに入ってしまうと、
機械の故障や劣化、汚れの原因となる可能性があるためです。

もちろん、目の細かい袋やネットに入れて、
食品カスが出ないのでしたら追い炊きは可能ですが、

念のため、追い炊きはやめておいた方がいいでしょう。

残り湯での洗濯NG

柚子風呂での残り湯を使った洗濯も基本的にNGです。

食品カスが洗濯機内に入ってしまうと、

細菌やカビの繁殖を促してしまう他
洗濯ものに、柚子の香りがついてしまいます。

洗濯機の故障や劣化は起きにくいでしょうが
汚れの原因となる可能性が高いので、
柚子風呂の残り湯での洗濯はやめておいた方がいいでしょう。

皮膚に刺激やかゆみが出ることも

「副作用や危険性」の所でも紹介しましたが、

柚子の香り成分であるリモネンが
酸化してできる「ヒドロペロキシド」が
皮膚につくと刺激となる他、

リモネン自体が「油分を溶かす作用」があるため、
肌に痛み・かゆみといった症状を起こす可能性があります。

特に、肌の弱い赤ちゃんや子供、敏感肌・乾燥肌の方だと
柚子風呂で刺激を感じることが多いです。

もちろん、長湯すればするほど
柚子の成分が長く肌に付着するので刺激を感じやすくなります。

柚子風呂で刺激を感じるという場合は、
刺激の元である香り成分の「リモネン」の量を減らす必要があるので、

  • 使用する柚子の個数を減らす
  • 皮を使わず、果肉だけをお風呂に入れる
  • 柚子を丸ごと入れる場合は、果皮に傷がつかないようにする
  • 輪切りにした柚子の果実を熱湯で20~30分蒸らしてからお風呂に入れる
  • 皮だけ使う場合は、天日干ししてから使う(夏:2~3日程度。冬:5~7日程度)

などの工夫をするとよいでしょう。

リモネンは香り成分。つまり揮発性の成分なので
乾燥や蒸す・茹でることで成分量が減り、刺激を感じにくくなります。

柚子の果汁は酸性のため、そのまま肌につけば刺激となることも考えられますが、柚子を数個入れた程度で150~200ℓほどのお風呂のお湯が酸性に傾き、肌に刺激を生む可能性は低いです。

柚子風呂のやり方まとめ

ご覧いただきありがとうございました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • 柚子風呂は元々、厄払いの禊(みそぎ)や神道における水浴行為として行われていた
  • 柚子風呂に入る習慣ができたのは、江戸時代から
  • 柚子風呂の作り方には、大きく6通りある。
  • 柚子風呂の効果は、乾燥肌の予防や老化予防、リラックス効果、血流改善効果、湯冷め防止など
  • 柚子の香り成分リモネンによって、肌に刺激が出ることもある
  • 柚子風呂の刺激を減らすには、リモネンが含まれる果皮の油包を傷つけない工夫をする。

冬至の日に柚子風呂に入ることで風邪の引かない1年にしましょう。