こんにちは!管理人のクラゲです。
毎週日曜日に放送されているナニコレ珍百景で、
問題に不正解だった時に飲まれているお茶ってなんだか知っていますか?
ネプチューンの3人が顔をしかめ震えるほどの苦みがあるお茶なんですが、
頭がスッキリする健康茶として紹介されています。
このスッキリ健康茶とはどんなお茶で、
どんな効果あるのか、またその飲み方について調べてみました。
目次
ナニコレ珍百景で罰ゲームに飲むお茶は「苦丁茶」

ナニコレ珍百景でネプチューンの3人がよく飲んでいるスッキリ健康茶は、
中国茶の1つ「苦丁茶(くうていちゃ/くちょうちゃ)」です。
ネプチューン「珍百景」傑作選クイズに挑む、答えられなければ苦いお茶https://t.co/PdZesPRnqt pic.twitter.com/qQvjJChcM5
— お笑いナタリー (@owarai_natalie) May 17, 2020
その名前の通り、
一般的な茶には無い「強い苦み」が特徴で、
健康茶として飲まれていますが、
罰ゲーム用の印象が強いかもしれません。
同じく、苦みの強い”センブリ茶”という健康茶も
罰ゲームとして使用されることもあります。
苦丁茶とセンブリ茶。どちらがより苦いのかについては
こちらの記事で紹介しているので興味があればご覧下さい。

苦丁茶とは?
苦丁茶は中国茶における茶外茶の一種で、
茶葉をこより状によって棒状(葉巻型)にした「一葉茶」と
柔らかく苦みの少ない新芽だけで作られている「青山緑水」 が代表的な苦丁茶です。
苦丁茶の茶葉には主に
- Ilex kudingcha
- Ligustrum robustum
の2種類があり、
Ilex kudingchaは茶葉が大きく苦みが強い一方、
Ligustrum robustumは茶葉が小さく苦味が少ないように改良されています。
その苦みの強さから罰ゲームに使用されることもしばしばですが、
後に残らないさっぱりとした苦さから愛飲する方も多いのだとか。
苦丁茶の苦み成分は?
苦丁茶の思わず顔をしかめるほどの苦み成分は、
一般的なお茶に含まれるカフェインやタンニンではなく
トリテルペンとその配糖体(サポニン)です。
サポニンは
- 渋み
- 苦み
- えぐみ
といった不快な味の原因になる成分で、
植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種ですが、
その成分は人の体にとって有益で、
多くの病気に対して効果があると考えられています。
また、苦み成分以外だと、
モノテルペン配糖体(クマル酸エステル)、ポリフェノール類(クロロゲン酸類・フェニルエタノイドの配糖体)が確認されています。
苦丁茶の効果・効能は?
苦丁茶はもともと生薬として考えられており、
古代中国でも体の熱を冷まし解毒する効果を期待して
体の不調があるときに飲まれていました。
さらに近年の苦丁茶の研究では、コレステロールを始めとする血中脂質を減らし、
血液循環の促進と血圧を下げるほか、体の酸化や炎症を抑える効果も確認されています。
- 熱中症の予防
- 風邪による発熱
- 抗炎症作用(鼻炎、口内炎等)
- 抗酸化作用(肌の老化)
- デトックス効果(便秘解消)
- 抗菌・抗ウイルス作用
副作用についてはこちらの記事でご紹介しています。

苦丁茶の淹れ方・飲み方は?

苦丁茶に限らず、抽出時間を長くしてしまうと苦みが強くなってしまいます。
そのため、
茶葉の入れすぎや抽出時間をかけすぎるのは避けた方がいいでしょう。
しかし決まった淹れ方や飲み方があるわけではないので、
あくまで「お好み」でお飲み下さい。
- 急須(マグカップなどでもOK)に苦丁茶を一、二本入れます。
- 約300~500ccのお湯を注ぎ入れます。(100度の熱湯が基本ですが、少し冷まして淹れると苦味がやや和らぎます)
- 30秒~1分程度蒸らします。
- これを2~3煎淹れることができます
参考:中国茶専門店 姫茶伝
これから暑くなる季節には、
水出し茶(冷蔵庫で一晩)にすると
苦みが出ず麦茶感覚で飲めるそうです。
苦丁茶(くうていちゃ)お取り寄せ方法
苦丁茶は現在いろいろな通販サイトで購入することができます。
まとめ:【ナニコレ珍百景】スッキリ健康茶は「苦丁茶(くうていちゃ)」│効果や飲み方は?
ご覧いただきありがとうございました!
ナニコレ珍百景で問題に不正解だと飲んでいるスッキリ健康茶は
中国茶の1種「苦丁茶」です。
その顔をしかめるほどの苦みはトリテルペン(サポニン)からくるもので、
眠気も吹っ飛ぶほどです。
しかし、良薬口に苦しという言葉があるように、
苦みのきつい苦丁茶には様々な効果が期待できるほか、
苦み自体も尾を引かずスッキリとした味わいです。
罰ゲームの印象が強いですが、男性にも女性にもうれしい効果が期待できるので、
この機会に試されてみてはいかがですか?