一般的には、ケージや水槽などで飼育されている方が多いですが、それ以外にも実は何種類かあり、どれを使うか悩む方も多いと思います。
こちらでは、それぞれの飼育ケースのメリットとデメリットなどを交えながら色んな飼育ケースをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
スナネズミ用の飼育ケースには何があるの?
飼育ケースにはいくつか種類があり、どの飼育ケースにもメリットとデメリットがあります。
スナネズミの飼育ケースは基本的にスナネズミ用飼育ケースというものはなく、ハムスター用のものを参考にして揃える人がほとんどです。
しかし、ハムスターと全く同じで良いというわけではなく、習性の違い(敷材を激しく掘り起こしたり、飛び跳ねたりなど)や個性などの性格の違いがあるため、そのあたりも考慮して飼育しているスナネズミに合った飼育ケースを見つけましょう。
以下では、5つの代表的な飼育ケースについてご紹介します。
①ケージ
ケージは網状になっており、イメージとしてはオリに近いです。下のトレイ部分がプラスチックになっており、掃除の際は簡単に網の部分とトレイ部分を分解できます。
★通気性が良く夏は涼しい
★においがこもらない
★掃除が楽
★給水器などの設置がかんたん
★風通しが良いため冬は寒い
★敷材が飛び散る
★網を齧って不正咬合になったり、はさんでケガをすることもある
また、最近では網の部分を減らし、ケガのリスクを軽減したタイプも販売されています。
最近ではケージでもこちらのタイプがとても人気で、少しずつですが全体が網になっているタイプよりもこちらのタイプが主流になってきています。
②水槽
水槽は、主に魚類用に販売されているものになります。見た目もきれいで透明なので、中の様子がよく見えるのも特徴です。
★風が通らないので冬は暖かい
★見た目がクリアなので様子がよく見える
★敷材が飛び散らない
★夏場は暑いことも
★重たい、割れることがある
★給水器などの設置が手間(マジックテープなどを使用)
最近では、すでにフタが格子状のものになっている水槽が売られていることも多いですが、付属のフタが金魚用(プラスチックの簡易的なもの)の場合は、自作するか別売りのハムスターや爬虫類用に作られている水槽用の頑丈な格子になったフタを購入しなければいけません。
③プラケース
虫かごと呼ばれるもので、水槽よりも軽く、ケージよりも中が見やすいという特徴があります。
★軽い
★見た目がクリアなので様子がよく見える
★敷材が飛び散らない
★夏場は暑いことも
★キズがつきやすく、割れることがある
★給水器などの設置が手間(マジックテープなどを使用)
プラケースは水槽に比べると軽くて便利ですが、ガラスと比べてキズがつきやすく、特にスナネズミは穴掘りのように壁をカリカリする仔が多いため細かなキズがつきやすいです。
④衣装ケース
衣装ケースは衣替えの際に使用するあの入れ物です。
実はフタの部分をバーベキュー網などに変更することでスナネズミの飼育ケースにもなります。
★風が通らないので冬は暖かい
★どこでも入手可能
★敷材が飛び散らない
★夏場は暑いことも
★割れることがある
★給水器などの設置が手間(マジックテープなどを使用)
★中が見えにくい(半透明なため)
安価で手に入りやすい衣装ケースですが、使用する場合には必ずフタをバーベキュー網などに変更してください。
サイズは衣装ケースよりも大きいものを使用してください。また、上に乗せるだけでは脱走する危険性があるため、衣装ケースに小さな穴をあけて結束バンドなどで固定するか、オモシを乗せてください。
⑤その他(オーダーメイド、手作りなど)
上記で紹介した4つ以外にも爬虫類用ケージやオーダーメイドケージなどがあります。
また、衣装ケースは加工しやすいため、くりぬいてアクリル板をつけたりなどの改造を施した手作り飼育ケースを使用している人もいます。
手作りで飼育ケースを作る場合は、スナネズミがケガをしない作り(安全面)に気を配りましょう。
おすすめの飼育ケースはどれ?
どの飼育ケースにも、メリットとデメリットがあるので悩みますよね。
敷材が飛び散らないものがGood!
スナネズミは敷材や飼育ケースの側面などを前足で掘り起こすような動作を毎日します。
敷材が飛び散るため、飼育ケースによっては飼育ケースの外に敷材が散乱します。
飼い主が掃除の手間を惜しまないようでしたら大丈夫ですが、毎日のことですので飼育ケースはできれば敷材が飛び散らない水槽やプラケースの方が管理が楽と思います。
季節によって飼育ケースを変えるのもアリ
日本の気候は高温多湿で四季があるため、スナネズミにとっては過ごしにくい季節があります。
適切な飼育温度は20℃前後で、その温度に近づけてあげないといけませんが、夏は熱がこもりやすかったり、逆に冬は寒さが厳しいので、季節によって飼育ケースを変えてあげるのもアリです。
夏などの熱がこもりやすい季節は通気性の良いケージを、冬などの寒さが厳しい季節は少しでも熱を逃がさないために水槽などを使用して、上手く温度管理をしてあげるのもおすすめです。
まとめ:スナネズミにオススメの飼育ケースはなに?
スナネズミにオススメの飼育ケースをご紹介しましたが、いかがでしたか?
今回の記事のポイントは、
- 飼育ケースにはさまざまな種類があり、それぞれメリットとデメリットがある
- 敷材が飛び散りにくい水槽やプラケースがおすすめ
- スナネズミの適正温度は20℃前後
- 季節によって飼育ケースを変えるのもあり
でした。ぜひ参考にしてみてください。