こんにちは!管理人のクラゲです
スーパー銭湯とか日帰り温泉施設のボディソープとかシャンプーって、何で基本的に泡立たないの?#スーパー銭湯#温泉#シャンプーが泡立たない
— まー (@masayuta1982) August 16, 2021
銭湯・温泉で石鹸類の泡立ちにくい原因は大きく5つあり
その中でも特に影響するのが
「水質」と「備え付けボディソープ・シャンプー」
銭湯・温泉で泡立ちの悪さを何とかしたいなら
泡立て方やシャンプーそのものを見直す必要があります。
この記事では
銭湯・温泉で石鹸や界面活性剤が泡立ちにくい
原因・理由・その対策法を詳しくご紹介します
- シャンプー・ボディソープが泡立つ仕組み
- 銭湯・温泉でシャンプー・ボディソープの泡立ちが悪くなる原因・理由
- 銭湯・温泉で石鹸類が泡立たないことに対する口コミ・反応
- シャンプー・ボディソープが泡立たないことで起こるデメリット
- 銭湯・温泉でシャンプー・ボディソープをしっかり泡立てる方法とオススメ商品
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│Twitter・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って「温泉巡りの旅」を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
銭湯・温泉で石鹸が泡立たたないのは水質(泉質)もしくは備え付けシャンプー・ボディーソープが原因
初めにこの記事の結論から言ってしまうと
- 日本の水道は軟水が多い
- 温泉水を直接カランから出すところはないが、井戸水を蛇口から出している銭湯・温泉はある
- 温泉や井戸水はミネラルやそのほかの成分を含む
- 銭湯・温泉に備え付けのボディソープ・シャンプーはもともと泡立ちが弱め
- 日本のボディソープ・シャンプーは軟水で使うこと前提のものが多い
↓ ↓ ↓
金属イオンが豊富な温泉水や井戸水だと、界面活性剤の洗浄効果を弱めたり、石鹸の脂肪酸と反応して金属せっけんを作ることで、シャンプー・ボディソープの洗浄力・泡立ちが極端に悪くなる(金属せっけんは髪のギシギシ・べたべた、肌のツッパリの元)
水質・泉質の対策をすればシャンプー・ボディソープを泡立てることは可能
硬水対応のシャンプー・ボディソープを使い、しっかりコンディショナー(リンス)とトリートメント使ってヘアケアをする
となります。
石鹸類の泡立ちを悪くする原因はいろいろありますが
銭湯や温泉で石鹸類の泡立ちが悪くなる一番の原因は
- カルシウム
- マグネシウム
などの金属イオンが豊富に含まれていることです。
というのも、
日本のボディソープやシャンプーは
「イオン性界面活性剤」を使うことが多く
水中イオンとイオン性界面活性剤が反応すると
不溶性の化合物を生成することがあり
界面活性剤の泡立ちや洗浄効果が低下してしまうのです。
また固形石鹸・石鹸シャンプーの場合も
石鹸中の脂肪酸と水中の金属イオンが反応して
不溶性の金属せっけん(石鹸カス)が
できてしまうため泡立ちが悪くなるのです。
このような水質・泉質によって
石鹸類の泡立ちが悪くなる場合は
- 普段より多くのシャンプー・ボディソープを手に取ってよく泡立ててから体・髪・頭皮を洗う
- 洗顔ネットなどの泡立て器を使う
- 湯船のお湯で体・頭を洗わない
- 硬水対応の商品を使う
という方法で泡立ちの悪さを回避することが可能です。
詳しくは記事内で解説・紹介していきますので
目次を活用してご覧ください。
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シャンプー・ボディソープの成分と泡立つ仕組み
まずはシャンプー・ボディソープ・固形石鹸が
泡立つ仕組みと成分について簡単に解説していきますね
基本的にシャンプーもボディソープも
固形石鹸も「界面活性剤」という成分によって泡立ちます。
界面活性剤を一言で説明すると
水と油を混ぜ合わせる(水と油の境界をなくす)作用を持つ物質
で、この界面活性剤の働きを簡単に説明すると
- 浸潤作用
- 乳化作用
- 再付着防止作用(分散作用)
という3つの作用があり
この3つの作用が総合的に働くことで
「汚れを落とす」という働きができるのです。
ではなんで界面活性剤を含む
シャンプー・ボディソープ・石鹸が泡立つのかというと
界面活性剤が水泡の膜の内外に整列することで
- 水の表面張力を弱める
- 気泡の表面を強化(安定化)する
という作用を発揮するため
気泡・水泡が形を維持することができるから。
これを界面活性剤の「起泡作用」といいます。
それでさらに界面活性剤について説明すると
界面活性剤は天然・合成という括りではなく
性質によって↓のように分類され
さらに細かく見ていくと↓の表のようになります。
※左右にスクロールできる表
界面活性剤の区分・種類 | 界面活性剤の系別 | 界面活性剤の成分 |
陰イオン(アニオン)面活性剤 | 脂肪酸系(陰イオン) | 純石けん分(脂肪酸ナトリウム) |
純石けん分(脂肪酸カリウム) | ||
アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム | ||
直鎖アルキルベンゼン系 | 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム | |
高級アルコール系(陰イオン) | アルキル硫酸エステルナトリウム | |
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム | ||
アルファオレフィン系 | アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム | |
ノルマルパラフィン系 | アルキルスルホン酸ナトリウム | |
非イオン(ノニオン)界面活性剤 | 脂肪酸系(非イオン) | しょ糖脂肪酸エステル |
ソルビタン脂肪酸エステル | ||
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル | ||
脂肪酸アルカノールアミド | ||
高級アルコール系(非イオン) | ポリオキシエチレンアルキルエーテル | |
アルキルフェノール系 | ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル | |
両性界面活性剤 | アミノ酸系 | アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム |
ベタイン系 | アルキルベタイン | |
アミンオキシド系 | アルキルアミンオキシド | |
陽イオン(カチオン)界面活性剤 | 第四級アンモニウム塩系 | アルキルトリメチルアンモニウム塩 |
ジアルキルジメチルアンモニウム塩 |
このうちシャンプー・ボディソープに多いのは
アニオン界面活性剤と両性界面活性剤で
石鹸はアニオン界面活性剤の脂肪酸系になります。
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温泉や銭湯でボディソープ・シャンプーの泡立ちが悪くなる理由
ここからこの記事の本題。
銭湯や温泉だと
シャンプーやボディソープなどの石鹸類の
泡立ちがなんで悪くなるのか
その原因と理由について解説していきます。
石鹸類の泡立ちが悪くなる理由は
基本的に↓の記事で解説したことと一緒なのですが、
>>>「シャンプーの泡立ちが悪くなる原因」
銭湯・温泉という場所が
石鹸類の泡立ちを悪くしていることもあり
大きく以下の5つの原因が考えられます。
- 体についた汚れ・油分が多い
- 金属イオン・ミネラルの多い水質(硬水)
- 蛇口・カランからでる水が井戸水・温泉水(湯船のお湯)で洗っている
- 持参したボディソープ・シャンプーの問題
- 備え付けされているボディソープ・シャンプーの問題
- (おまけ)リンス・コンディショナーなど他のものと取り違えた
①体についた汚れ・油分が多い
石鹸類の泡立ちが悪くなる理由その①は
「体についた汚れ・油分が多い」場合です。
石鹸類の泡立ちは「界面活性剤」によるものなので
単純に体についた汚れ・油分が多いほど
ボディソープ・シャンプーの界面活性剤が消費され
「気泡を作るほどの界面活性剤が残っていない」
という場合に石鹸類の泡立ちが悪く感じるのです。
【石鹸類の泡立ちを悪くする汚れ】
- シャンプーなら「整髪料・スタイリング剤・フケ・汗・皮脂・ホコリ」
- ボディソープ・石鹸なら「汗・皮脂・角質・砂埃・花粉」
など
②金属イオン・ミネラルの多い水質(硬水)
石鹸類の泡立ちが悪くなる理由その②は
「金属イオン・ミネラルの多い水質(硬水)」の場合です。
こんな話聞いたことありませんか?
これは本当の話で、
日本は全国的に軟水の地域が多いため
知らない人もいるかもしれませんが、
カルシウムやマグネシウムなどの
金属イオン濃度の高い「硬水」だと
イオン性界面活性剤や石鹸と
金属イオンが反応して
気泡を作る分の界面活性剤が残らないのです。
- 水に不溶性の化合物ができる(金属せっけん・石鹸カス)
- 金属イオンが界面活性剤を包み込み水に溶け込まなくなる
- 界面活性剤が消費されて泡の強度を低下・不安定化して崩れやすくなる
※気泡ができる前に界面活性剤が硬水と反応して消費・失活する
③蛇口・カランからでる水が井戸水・温泉水(湯船のお湯)で洗っている
石鹸類の泡立ちが悪くなる理由その③は
「蛇口・カランからでる水が井戸水・温泉水(湯船のお湯)で洗っている」場合です。
通常、銭湯や温泉で
直接蛇口(カラン)から温泉水が出てくることはありません
※飲用可の場所を除く
しかし場所によっては
蛇口やシャワーに使うお湯を
井戸水からくみ上げた水を沸かして使用している場合があり
その場合、井戸水の硬度が高いと
シャンプー・ボディソープの泡立ちが悪くなる可能性があります
- 水に不溶性の化合物ができる(金属せっけん・石鹸カス)
- 金属イオンが界面活性剤を包み込み水に溶け込まなくなる
- 界面活性剤が消費されて泡の強度を低下・不安定化して崩れやすくなる
※気泡ができる前に界面活性剤が硬水と反応して消費・失活する
また、温泉の泉質によっては
気泡が作られる前に界面活性剤を消費してしまうため
湯船のお湯で体・頭を洗う場合に
石鹸類の泡立ちが悪くなることもあります。
- 金属イオンが豊富(硫酸塩泉など)
- 油分を含む(豊富温泉:温泉と一緒に石油と天然ガスが噴出しているので温泉水に油分が含まれる)
④持参したボディソープ・シャンプーの問題
石鹸類の泡立ちが悪くなる理由その④は
「持参したボディソープ・シャンプーの問題」です。
日本は世界でも珍しい軟水が湧き出る国で
国内で販売されている
シャンプー・ボディソープ・石鹸は
軟水で使うこと前提の商品も多いため
前述した通り、温泉や銭湯だと水質(泉質)によっては
- ボディソープやシャンプーの界面活性剤
- 固形石鹸の脂肪酸
と反応することで
金属せっけん等の水に不溶の化合物ができて
界面活性剤の泡立ちを悪くしてしまうため
お家のお風呂では問題なくても
井戸水や温泉水を使う銭湯や温泉では
硬度の高い水質に適した界面活性剤入りの商品を選ぶ必要があるのです。
⑤備え付けされているボディソープ・シャンプーの問題
石鹸類の泡立ちが悪くなる理由その⑤は
「備え付けボディソープ・シャンプーの問題」です。
水質の硬度による金属せっけんの問題もあるのですが
銭湯や温泉に設置されている石鹸類は
不特定多数の人が使っても異常が出ないように
低刺激性のものを設置していることが多く
そういった低刺激の商品は
肌を刺激しないように
洗浄力の弱い界面活性剤を配合しているので
泡立ちも良くないことが多いのです
また、泡立ちがよすぎるのも問題があって
- すすぐためのお湯の使用量が増える
- イタズラされるとそこら中が泡だらけになって転倒する危険が増える
などのデメリットが生まれてしまうため
節水・節電・イタズラ対策のために
あえて泡立ちを抑えた
シャンプー・ボディソープを設置していることがあるのです。
(おまけ)リンス・コンディショナーなど他のものとと取り違えた
石鹸類の泡立ちが悪くなる理由のおまけとして
「リンスやコンディショナーと取り違えた」というのもあります。
- 顔にシャワーをかけて目を開けられないので手探りで容器を探す
- 目が悪いが眼鏡をせずお風呂場に入った
という場合に多いようで
シャンプーを使うべき時に
ボディソープ・リンス・トリートメント
クレンジングオイル・乳液などを使ってしまい
「泡立たない」という状況になった人が結構おられるようです。
※ボディソープのときも同様
あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
スーパー銭湯に持ってきた使いきりのシャンプー髪につけて泡立たないからおかしいなと思ったら、クレイジングオイルだった…
何をいってるか(以下略)— 白石いずみ@脱デブ活 (@izumi_siraisi) March 24, 2017
さっき銭湯でシャンプーと洗顔一緒にしててぜんぜん泡立たないから洗顔料(800円)使いきる勢いで使って洗い流してパッケージ見たら乳液(6000円)と間違て使っててショックうけた
— 佐々木(OneCushion) (@OneCushion3) May 23, 2019
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銭湯や温泉でボディソープ・シャンプーが泡立たないことに怒る人も多い
銭湯・温泉だと石鹸類の泡立ちが悪くなりやすいのですが、
実際、銭湯や温泉に行って
石鹸類の泡立ちが悪いと感じた人はどのくらいいて
どんな風に思っているのでしょうか?
Twitterに投稿されていたツイートいくつか抜粋してみました
- スーパー銭湯とか日帰り温泉施設のボディソープとかシャンプーって、何で基本的に泡立たないの?
- 銭湯のシャンプー全然泡立たないから安いシャンプー使ってるんだな〜とか勝手に思ってた
- ダメな温泉・銭湯の見分け方→ボディソープやシャンプーが全然泡立たない
- スーパー銭湯のシャンプーってやたら泡立たないイメージなんですけどまさかの水が悪かったとは…結構衝撃でした
- 銭湯とか温泉にあるシャンプーのキシキシする感じとか、全然泡立たない感じ、すごい好きなんだけど、いまのところ誰からも共感を得られないのがとても悲しい
- スーパー銭湯のシャンプー泡立たないにも程がある。最低でも家の3倍の量使って二度洗いしないとさっぱりしない。これって湯は使う回転率悪いで、不経済では?
- 銭湯や温泉の男湯の方は設置されたアイテムが業務用のほとんど泡立たないボディソープとシャンプー、下手したらリンスインシャンプーくらいしかない事を彼女に教えたらビックリしてたんだけど、女湯ってそんな恵まれてるの?
スーパー銭湯とか日帰り温泉施設のボディソープとかシャンプーって、何で基本的に泡立たないの?#スーパー銭湯#温泉#シャンプーが泡立たない
— まー (@masayuta1982) August 16, 2021
あそこ銭湯のシャンプー全然泡立たないから安いシャンプー使ってるんだな〜とか勝手に思って施設が何カ所かあるんだけど、最近水質によっても泡立たない事がある事が気がつきました…安物シャンプーと思ってた施設にお詫び申し上げます…♂️
— SAUNABROTHERS 兄 (@SAUNABROTHERS1) June 9, 2021
ダメな温泉・銭湯の見分け方
・ボディソープやシャンプーが全然泡立たない— おきなす (@Oquinas_) February 22, 2018
こっちのスーパー銭湯のシャンプーってやたら泡立たないイメージなんですけどまさかの水が悪かったとは…結構衝撃でしたわw
— *’◇’).゚ω゚)さな (@sanars7131) July 21, 2021
銭湯とか温泉にあるシャンプーのキシキシする感じとか、全然泡立たない感じ、すごい好きなんだけど、いまのところ誰からも共感を得られないのがとても悲しい♨️
— Kohei (@kobigmountain) November 2, 2016
スーパー銭湯のシャンプー泡立たないにも程がある。最低でも家の3倍の量使って二度洗いしないとさっぱりしない。これって湯は使う回転率悪いで、不経済では?
— つぶいん (@tubuyakiink) May 30, 2017
銭湯や温泉の男湯の方は設置されたアイテムが業務用のほとんど泡立たないボディソープとシャンプー、下手したらリンスインシャンプーくらいしかない事を彼女に教えたらビックリしてたんだけど、女湯ってそんな恵まれてるの?
— TOKi⊿ (@VALON_46) November 5, 2019
シャンプー・ボディソープの泡立ちが悪い場合のリスク・デメリット
そんな疑問・不安を感じる方もおられると思いますので
ここでは泡立ちの悪い石鹸類で
体や髪を洗うときに起こるリスク・デメリットを解説していきます。
結論から言っちゃうと
- 肌荒れ
- 髪のダメージ(ギシギシ・ごわつき)
- 頭皮トラブル
になる可能性が高くなります。
というのも「泡立ちが悪い=洗浄力がない」というわけではないから。
泡ができないと洗浄力が落ちるのは
半分正しいですが半分間違い
洗濯用洗剤をイメージしてもらうと
わかりやすいかと思います
洗濯用洗剤のように泡立たなくとも
十分な洗浄力のある界面活性剤もあるため
泡立たないからと
二度洗い三度洗いをしてしまうと
肌や髪に負担が大きくなってしまう可能性があるのです。
例えば、↓のような
「泡立てないクリームタイプのシャンプー」のように
”液体のまま体や髪になじませてすすぐ”
という使い方のシャンプー・ボディソープもあるので
泡立たないからと過剰に洗いすぎるのはNGなのです。
泡立ちが悪いシャンプー・ボディソープのデメリット
- 洗浄力の低下
- 髪・頭皮のトラブル(かゆみや髪のごわつき)
- 肌・頭皮トラブル
- 不快感や使用感の低下
- シャンプー・ボディソープの消費量の増加
- 心理的な不満・ストレス
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温泉や硬水で石鹸をしっかり泡立てる方法
銭湯や温泉で石鹸類の泡立ちが悪くなった時の
対処法(しっかり泡立てる方法)をご紹介しますね
やり方としては大きく3パターンがありますが
- ボディソープ・シャンプーの使用量を増やす
- 洗顔ネットなどで事前に泡立てる
- 硬水対応のボディソープ・シャンプーを使う
- (おまけ)お湯を入れたペットボトル等を持ち込んで、それで体・頭を洗う
※↑の方法は蛇口(カラン)から軟水が出ない場合の方法です
水質の影響を受けすぎる場合
①②はあまり意味がないので
③石鹸類を硬水対応のものに変える方法が一番確実です
①ボディソープ・シャンプーの使用量を増やす
銭湯・温泉でシャンプー・ボディソープを
しっかり泡立てる方法その①は
「ボディソープ・シャンプーの使用量を増やす」というやり方です
硬度の高い硬水であろうと
反応する金属イオン以上の石鹸類を使えば
泡立てることはできます
ただ、銭湯・温泉に行くたびに
結構な量を消費することになるので
頻繁に銭湯・温泉に行く人には不向き
あと、硬水と反応して
水に不溶性の化合物ができるので
すすぎはしっかり行いましょう
②洗顔ネットなどで事前に泡立てる
銭湯・温泉でシャンプー・ボディソープを
しっかり泡立てる方法その②は
「洗顔ネットなどで事前に泡立てる」というやり方です
硬水の程度にもよりますが
手や頭の上で泡立てるよりも
少量のお湯とシャンプーorボディソープを
洗顔ネットや泡立て器を使った方が
しっかりと泡立ちます
このやり方のポイントは以下の3つ
- お湯を入れすぎないこと
- シャンプーorボディソープを多めに使うこと
- 時間をかけてしっかり泡立てること
硬水のお湯を混ぜすぎてしまうと
水に不溶性の化合物が多くなり
泡立ちが悪くなるので注意しましょう
③硬水対応のボディソープ・シャンプーを使う
銭湯・温泉でシャンプー・ボディソープを
しっかり泡立てる方法その③は
「硬水対応のボディソープ・シャンプーに切り替える」です
温泉・銭湯によっても水質・硬度は様々。
元々のシャンプー・ボディソープが
硬水と反応してしまうのであれば
↑①②の方法にも限界があります
なので、
硬水でも不溶性の化合物ができない
硬水対応のものにするのが
一番手っ取り早く確実な方法となります
詳しくは後述(次の次の見出し)しますので
そちらをご確認ください
(おまけ)家でペットボトルにお湯を入れて持ち込む
銭湯・温泉でシャンプー・ボディソープを
しっかり泡立てるおまけの方法として
「自宅でペットボトルにお湯を入れて持ち込む」というやり方もあります
要は体・頭・髪を洗うときの
石鹸類の泡立ちがよければいいので
家の水道から出る軟水を
洗う用のお湯として持っていけばいいのです
ただ、いくつか問題があるため
実際にやるかどうかはお任せします
- ペットボトルに入れたお湯がかさばる・重い・荷物になる
- 毎回準備するのは手間
- 1日に数件温泉・銭湯を回る場合、途中でお湯を補充できない(水なら補給可)
- 温泉・銭湯によっては諸事情でペットボトルや水筒の持ち込みが禁止・グレー行為(確認・許可を取ったほうがいい)
>>>「温泉・銭湯でのマナー違反行為まとめ」
温泉や銭湯でも泡立ちやすいボディソープ・シャンプーの選び方
ここからは銭湯・温泉でも泡立つ
硬水対応の石鹸類の選び方を3つご紹介します
- 非イオン性界面活性剤を使ったもの
- 硬水対応・海外対応・トラベル品と記載のあるもの
- 海外の硬水地域で販売されているもの・海外旅行者が愛用するもの
※①<②<③の順でオススメ
①非イオン性界面活性剤を使ったもの
硬水でもしっかり泡立つ
シャンプー・ボディソープを選ぶ方法その①は
「非イオン性界面活性剤の入った商品を選ぶ」です
界面活性剤を分類すると↓のように分類され
基本的にシャンプー・ボディソープには
- アニオン(陰イオン)界面活性剤:石鹸系・アミノ酸系・高級アルコール系などのシャンプー・ボディソープに使われる
- 両性界面活性剤:単体での泡立ちは弱いため洗浄力や泡立ちを向上させる補助剤として使用される
※ヘアリンスにはカチオン(陽イオン)界面活性剤
が使われる多いのですが
硬水中にはCa²⁺やMg²⁺などの陽イオンが
アニオン・両性界面活性剤には陰イオンが含まれるため
イオン同士が反応して
不溶性の化合物を生成することで
界面活性剤の泡立ちが悪くなりやすい傾向があります
【アニオン界面活性剤の例外】
アニオン界面活性剤に分類される「高級アルコール系」の界面活性剤は例外的に硬水中でも泡立ちが低下しにくい。これは化学構造や特性によるもので、硬水中のカチオンとの反応が比較的起こりにくいため。そのため高級アルコール系の界面活性剤は一般的な他のイオン性界面活性剤に比べて硬水中でのパフォーマンスが良いとされる
そのため、
イオンが洗浄力・泡立ちに関係しない
非イオン性界面活性剤を使ったシャンプー・ボディソープであれば
銭湯や温泉といった硬水中でも
しっかり泡立たせることが可能です
- ラウリン酸ポリオキシエチレン(10)ソルビタン
- ステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン
- イソステアリン酸ポリオキシエチレン(10)ソルビタン
- ラウリルグルコシド
- デシルグルコシド
ただし!
非イオン性界面活性剤メインのシャンプー・ボディソープは基本ありません
※泡立ちを良くする目的(補助剤)として含むものはある
非イオン性界面活性剤メインのものは
あっても「カーシャンプー・鍋クリーナー」など
人体での使用を前提にしていないものばかり
なので、次の方法でシャンプー・ボディソープを選ぶといいでしょう
- 硬水対応・海外対応・トラベル品と記載のあるもの(海外旅行者が愛用しているもの)
- 海外の硬水地域で売られているもの
②硬水対応orトラベル品と記載のあるもの
硬水でもしっかり泡立つ
シャンプー・ボディソープを選ぶ方法その②は
「硬水対応・トラベル品と記載のある商品を買う」です
Amazonや楽天市場などの通販サイトであれば
- 硬水対応
- 海外対応
- トラベル品
+シャンプーorボディソープ
と検索すると、
硬水でも使えるシャンプー・ボディソープが見つかります。
こういったシャンプー・ボディソープであれば
硬水でも十分泡立つと考えられます
ただし、
- 海外の特に硬度の高い場所
- 海外と同等の硬度が高い温泉・銭湯
だと、↑のような商品でも
十分に泡立たない可能性があります。
そういう時は
海外の硬水地域で売られている商品や
海外旅行者・滞在者のオススメの商品を買う
という方法もオススメです
③海外の硬水地域で販売されているもの・海外旅行者が愛用するもの
硬水でもしっかり泡立つ
シャンプー・ボディソープを選ぶ方法その③は
「海外の硬水地域で販売されている・海外旅行者が愛用する商品を買う」です
- 本当に硬水で使えるのかどうか
- 使い心地・洗いあがりはどうなのか
などを知りたいなら
SNSで海外住まいの方、海外旅行者の方の
声を見るのが一番確実です。
Amazonや楽天市場であれば
海外品でも出品されているので
簡単に手に入れることができますよ。
海外旅行者・海外在住の方のオススメシャンプー・ボディソープ
ここからは管理人クラゲが
- シャンプー 海外 硬水
- ボディソープ 海外 硬水
などのキーワードを使い
SNSで軽く調べて出てきた商品をご紹介します
使用者の声も載せているので
合わせて参考にしてください
①「(シャンプー)OGX モロッコアルガンオイルシャンプー」
モジャミ通信 ミニ
いわゆるシャンプー問題w
こちらは硬水のため、日本から持ち込んだものだとどうもしっくり来ないこともあるし、油脂多めの洗浄料バンザイなお国柄なので、なかなかに大変です。
そんな中で以前から海外在住アジア人の支持が高いのが此方。 pic.twitter.com/2y7N5SJetj— 高畑吉男 / Tadhg (@bardoffairyhill) July 18, 2019
②「(シャンプー&トリートメント)ルベル プロエディット シャンプー バウンスフィット 300mL & トリートメント 250mL セット」
硬水で髪が傷んだことある人にオススメシャンプー。
私10日
以上の海外出張が多いのですが日本のシャンプーは大体軟水前提で作られてるので泡立たないし、キッシキシになるんです。これだともっちりとしたシャンプー液で洗い上げてくれてるので、全然ダメージが気にならないよ!オススメ #Proedit pic.twitter.com/AB5SHBJzZA
— のな (@JulyWinona) January 15, 2020
③「(シャンプー)ミルボン スムージング シャンプー コースヘア」
オランダ
シャンプー&トリートメント、オススメ品硬水でシャンプーした後のバキバキ感がありません。
日本の軟水で洗っているかの様な、しなやかさ。
美容院でのディープトリートメントも最高でした。#milbonjapan #milbongermany https://t.co/kIkKH8Vvji
で売ってました。 pic.twitter.com/dEPlu0Ewvc— ➡︎ (@tokyogirldutch) July 24, 2021
④「(洗顔せっけん)HIRONDELLE SOAP Premium」
#HIRONDELLE SOAP Premium
贅沢な美容成分を原末で配合した #石鹸
枠練り製法により人技で作られています
スイカズラの花の香りが優雅
クリーミーな泡玉が短時間で簡単に作れます#敏感肌 によるパッチテストにおいて安全品と認められた硬水の国でも泡立つように作られた石鹸です#原末石鹸 pic.twitter.com/8G0bvEXgNV— ゆうこたん (@andyuukotan) February 21, 2021
⑤「(ボディソープ)ドクターブロナー マジックソープ」
コストコのこのボディソープ良いね。
埼玉は硬水よりで、僕の住んでいる所はさらに硬水寄りなので、海外製の皮脂汚れを落とす系が非常に合う。
嫁実家は沼津で柿田川湧水群の水なので非常に軟水。
シャワー浴びただけで違った。 pic.twitter.com/4YlaUuru8p— わこ (@WAKO47939386) September 23, 2021
⑥「(シャワージェル)APIVITA 」
ギリシャの自然派コスメ、アピヴィータのシャンコンとシャワージェル。ハンブルクに持ってきたのだが、硬水に合うらしく、今まで持ってきたどのシャンコンより、髪のまとまりがいい。 pic.twitter.com/DCIX9y5Ez0
— mocci (@Bravostage) July 7, 2016
温泉・銭湯でシャンプー・ボディソープが泡立たない原因と対策法
ご覧いただきありがとうございました
温泉・銭湯だと
- ボディソープ
- シャンプー
- コンディショナー
が備え付けされていたり
売店・番台で購入できますが、
温泉・銭湯だとシャンプーやボディソープはなかなか泡立ちません。
洗顔ネットなどの泡立て器があってもなかなか泡立ちません。
なんでかっていうと
お湯の水質(硬水)と
日本製の石鹸類に含まれる界面活性剤が
反応してしまうからなんです
なので、温泉・銭湯で
体・髪を洗うときにしっかりと泡立てたいなら
硬水に反応しない界面活性剤を使った
シャンプー・ボディソープを使う必要があります。
硬水に反応しない・硬水でもしっかり泡立つ商品というと
- 硬水対応と記載のあるもの
- 海外で売られていて日本でも手に入るもの
- 海外旅行者・滞在者が愛用しているもの
が選ぶポイント。
この記事内でもいくつか紹介しましたが
温泉・銭湯に行くときは
↓のように海外対応と書かれたものを持っていくことをオススメします