こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問・お悩みを解説するために
「子どものお風呂嫌い克服法」についてご紹介していきます。
- 子どものお風呂嫌いの原因
- 子どものお風呂嫌いが悪化するNG行為・ワード
- 子どものお風呂嫌いを克服させる方法とお風呂への誘い方
- 子どもをお風呂嫌いにしないポイント
【結論】イヤイヤ期の子どもには「お風呂への誘い方を工夫しよう」
この記事の結論(ポイント)をまとめると以下のようになります。
- イヤイヤ期の子は親のいうことすべてに反発するが、これは子の自我の成長に必要不可欠なモノ
- イヤイヤ期は「子どもの自分でやりたい」という気持ち・意見を尊重する
- 脅し・命令・否定はますます子どものお風呂嫌いを悪化させてしまう
- 子どもが「自分の意志でお風呂に入りたい」と思えるように、お風呂への誘い方(言葉)を工夫 & 入浴中・入浴後の楽しみを作る
- 子どものお風呂嫌いを克服させたいなら、親がお風呂を楽しむ姿を見せる
- イヤイヤ期以外のお風呂嫌いは、お風呂を嫌がる(怖がる)ポイントを理解し対策する
子どもは成長していく中で2回の反抗期がありますが、
- 2歳頃の「イヤイヤ期」
- 10歳頃から始まる「思春期」
この反抗期は子の成長に不可欠なものです
わがままになったと思わず、
子が成長している証として喜ぶ方がいいのですが、
何せ何でもかんでも反発してくるので
親御さんの方も頭ではわかっていても
イライラしてしまうこともあるでしょう。
ですが、
イヤイヤ期(反抗期)の子どもに対しての
脅し・命令・否定はお風呂嫌いを悪化させる原因になってしまいます。
なので、
子どものお風呂嫌いを克服させたいなら
お風呂に入る際の誘い方を工夫しましょう。
- 「お風呂に入りたい」という気持ちにさせる工夫
(入浴中・入浴後の楽しみを作る、親がお風呂を楽しんでいる姿を見せるなど) - 子ども自身が選択できるようなお風呂への誘い方
(親の命令ではなく、子ども自身が「お風呂に入る選択をした」と思わせる誘い方)
>>>「お風呂嫌い克服法 & お風呂への誘い方」
スポンサーリンク
子どものお風呂嫌いの原因はいろいろ
子どもがお風呂嫌いになる原因はいろいろ。
イヤイヤ期に入ってしまうと
親がいうことなすことすべてを
「嫌!」と反発してきますし
イヤイヤ期を過ぎても
入浴中に嫌な思い・怖い思いをしてしまっても
お風呂嫌いになってしまいます。
- イヤイヤ期に入って親がいうことなすことすべてが嫌
- 遊んでいるのを途中でやめたくない
- 顔にお湯がかかるのがイヤ
- 勢いがありすぎるシャワーがイヤ
- 目にシャワーの水(湯)が入った
- 目や耳にシャンプーの泡が入った
- ゴシゴシが痛い
- お湯の温度が熱い
- お湯がかゆい
- お風呂でつるっと滑りそうになった
- 入浴中のママ/パパがイライラしている
- 服を脱ぐのがイヤ
- 特別理由はないけどイヤ
- ドライヤーがイヤ
- 早くお風呂から出たいのに、親に止められた(あと〇秒数えてからね)
※子どもがお風呂に入りたがらない理由を親が客観的に理解するのは難しい
軽く調べただけでも↑の理由・原因が出てきます。
イヤイヤ期は1歳ごろから始まり
2歳をピーク、長いと3歳ごろまで続くといわれていますが、
だんだんと言葉で意思疎通ができるようになるので
お風呂を嫌がる理由を子どもに聞いてみるといいかもしれません。
- 1歳くらいになると言葉の意味を理解しはじめる
- 1歳の終わりごろには2~3語の単語を使って意思を伝えてくる
- 2~3歳になると言葉もなめらかになり、ちょっとした会話も成り立つ
スポンサーリンク
脅し・命令・否定はNG!ますますお風呂嫌いになることも
イヤイヤ期の子どもは
何かと親のいうことに反発しますが
わがままに成長しているわけではありません。
親に反発することで
自分の自我・意思を成長させているので
脅し・命令・否定の言葉は子どもの成長に悪影響。
否定的な言葉は、
子どもの意思・自主性も否定することになり
子どもの意欲を削ぐだけでなく
ますますお風呂嫌いになったり、内気な性格に育ってしまうことも・・・
子どもの「○○したい」を受け入れ、代わりに代替案・折衷案を決めよう
子どもがお風呂に入りたがらない
原因・理由はいろいろありますが、
子どもはまだまだ言葉足らず
言葉をある程度理解していても
自分の気持ちを言葉だけで伝えることができません。
上記の意思疎通があったとしても
それは「お風呂が嫌、入りたくない」というわけではなく
「今はまだ遊んでいたい。お風呂はそのあと!」
という気持ちが込められている「イヤ!」の場合もあるのです
このような「まだ○○していたいからお風呂はイヤ」という場合
無理やりお風呂に連れて行ったり
否定・脅し・命令の言葉を投げかけるのはNG
自分のやりたいことができずに泣いてしまったり、
最悪、子の精神面の成長に悪影響が出ることも考えられます。
こんな時は以下のように子どもとお話ししましょう。
- まずは「いいよ」とその気持ちを受けとめてあげる
- 代わりに、代替案を提示して子どもに(お風呂に入る)選択をさせる
【例】
- この時計が鳴るまで遊んでいていいよ。でも鳴ったらお風呂に入ろう。
- おなかはすいていない?ごはんはお風呂に入った後だよ。
それでも嫌がるなら「無理せず臨機応変に」
お風呂自体が嫌いなわけじゃないけど
時には「何を言ってもお風呂に入りたがらない」
そんな日も出てくると思います。
そんな時は無理せず臨機応変に対応しましょう。
一日二日お風呂に入らなくても
命に係わることはないので
と言って、
明日は絶対にお風呂に入る(入れる)と伝えてください。
※湯船に浸からずシャワーだけでもok
ただし、
関心を惹くためのイヤイヤの場合は
過度な反応も良くありません。
関心を惹くことができたと学んでしまって、
同じことを繰り返すことになりかねないので
時には「誤った行動だと」指摘することも大切です。
スポンサーリンク
子どものお風呂嫌い克服法 & お風呂への誘い方
お風呂への誘い方をここで紹介していきますね。
①声かけと約束をする
お風呂に入るために
いきなり子どもをお風呂場に連れて行くのはNGです。
子どもにも子どものペースがあり、考えがあるので
まずは「お風呂に入ろうか」と声掛けをしましょう。
その時に「イヤ」と言われたのなら
代わりの案を出してお風呂に入ることを約束をしましょう。
- この時計が鳴るまで遊んでいていいよ。でも鳴ったらお風呂に入ろう。
- ご飯を先に食べると寝ちゃうから、ご飯の前にお風呂に入ろう
- 遊ぶならお風呂でもできるよ。お風呂にもっていくおもちゃを決めようか
②お風呂に誘う言葉を変える
お風呂に誘う言葉を変えてみるのも効果的です。
単に「お風呂に入ろう」では
面倒くさがってお風呂に入ろうとしてくれません。
ほかの親御さんが使っている
子どもの興味を引ける「誘い文句」を知っておくと便利ですよ
- 泡風呂するよ~
- 今日は入浴剤(炭酸ガスの出るやつorおもちゃの入っているやつ)を使っていいよ
- 最後にお風呂の栓を抜くのは誰かな?
- 誰が先にお風呂に入れるかな?よーいドン!
- (お湯をぬるくして)今日は期間限定の室内プールだよ~
- (おもちゃを凍らせたアイスボールを用意して)○○が凍っちゃったからお風呂に入って助けてあげよう!
娘がなかなかお風呂に入りたがらないので。バスタブにぬるめのお湯を少しだけ張ることにして
「期間限定、室内プールだよー」と誘ってみたら、大喜びで服を脱ぎ始めたので思わずガッツポーズを決めました。
せこい話ガス代も節約できるので夏場はマジお薦めです。— 仲 高宏 (@naka3ws) July 2, 2017
お風呂イヤがる息子が秒で入るようになった子育てライフハック
ガチャガチャとかバスボムのおまけを100均で売ってるアイスボール作る奴で凍らせるとお風呂で溶かすのがすごく楽しいらしい
「くまモン凍っちゃったからお風呂で助けなきゃ!」で即、風呂に向かうようになった pic.twitter.com/HP53URMkpb— なかがわ|3y&1yの兄弟 子育て中 (@nkgw_yt) May 1, 2021
③お風呂のタイミングを変えてみる
お風呂に入るタイミングを変えるのも効果的
買い物や幼稚園から帰った後は子どもも疲れています。
そのままだとお風呂に入るのが面倒になって
ダラダラと過ごしてしまうため
「家に帰ったらすぐにお風呂に入る」など
「○○したらお風呂に入る」ように
お風呂のタイミングを変えてみましょう。
スポンサーリンク
④入浴中の楽しみを作る
大人にとってお風呂は
体をきれいにして疲れを取ってくれるいいものですが
子どもにとっては
何かと面倒に感じる悪いモノでもあります。
- 服を抜いで
- 体を洗って
- 熱いお風呂に浸かって
- 頭を乾かして
- パジャマを着る
そんなお風呂に子どもを入れようと思うなら
面倒という気持ちを超えるくらい
「お風呂は楽しい」という気持ちにさせるのが大切です。
お風呂で遊べるおもちゃはいろいろありますし
お風呂中だけ見れる動画を決めるのもいいかもしれません。
とにかくお風呂に入りたくなるような
楽しいこと・面白いことを準備するといいでしょう。
- お風呂用のおもちゃ(水鉄砲やキラキラ光るものなど)
- 入浴剤を使う(おもちゃ入りのバスボム・混ぜると色の変わる入浴剤、泡風呂)
- 入浴剤を一緒に作る
- 入浴中にジュース・アイス
- 入浴中にスマホ・タブレットで動画・アニメを見る
半年以上前に作ってずっと現役の子。
わたしにしては顔も名前もつけてないんだけど、でも、すごくオススメです。
明るいところで見てもキラキラして綺麗なんだけど、寝室ではちょっと幻想的な雰囲気になって楽しい。音もいい。好き。←
うちの唯一の寝室用おもちゃです☺️#むの手作りおもちゃ pic.twitter.com/YhRq66tZ3q— むー|手作りおもちゃとゆかいな工作 (@muu_tamtam) March 13, 2019
>>>「失敗しない簡単バスボムの作り方」
⑤入浴後の楽しみも作る
お風呂から出た後の楽しみを作っておくのも効果的。
お風呂に入る前に約束したことがあるなら
それも叶えてあげましょう。
- お風呂から上がったらパパ/ママと遊ぼう
- お風呂から上がったらアイスを食べようね(ジュースを飲んでもいいよ)
【追記】⑥お風呂券(入浴券)を作る
お風呂券(入浴券)を作るのも効果的です
これは「親が子供に提示してお風呂に入れ」という使い方をするのではなく
- 子どもと一緒にお風呂券(入浴券)を作る
- 作った券を使う場を作る
- 子供自身に使うタイミングを選択させる
- 普段の日常にはない特別感を出させる
ことで、子どもが楽しくお風呂に入れる工夫となります。
毎日絶対風呂に入りたくない3歳児に「お風呂券」を作ったら、すんなり入ったので、おすすめしたい。切り取り線まで作るのがミソ。 pic.twitter.com/uA4ao1P8T0
— 皮膚科医ちゃん@皮膚科専門医試験note (@hifukaichan) November 23, 2023
このお風呂券(入浴券)を作る・使用するときのポイントは↓
- 子どもと一緒に作る(子どもに好きな絵・文字を書いてもらう)
- 切り取り線も作る
- 使うタイミングは子供に任せる
- 使用するときは切り取り線で切って、半券を子どもに返す
- 半券と引き換えのご褒美を用意する(スーパーボール、アイス、ジュースなど。スタンプカードの代わり)
子どもをお風呂嫌いにしない7つポイント
子どもをお風呂嫌いにさせたくないなら
注意すべきポイントがいくつかあります。
お風呂を嫌がる(怖がる)ポイントを
できるだけ理解し対策するようにしましょう。
①お風呂に無理やり入れない
子どもがお風呂に入りたがらないとしても
無理やりお風呂に入れてはいけません。
お風呂は体をきれいにするだけでなく
様々な入浴効果がありますが
1日2日入らなかったとしても病気になったりしません。
それよりも、
嫌がることを無理やりやった結果
余計にお風呂嫌いになってしまう方が注意しなければいけません。
ただ、オシッコなどの臭いが気になる場合もあると思います
その時は衣類と下着は必ず変えるとしても
体は刺激のでないボディシートでふく程度にしてあげましょう。
②お湯はぬるめに
親が熱いお風呂が好みだからと
子どもにも40℃を超えるお風呂に入れていませんか?
お風呂の温度も子どもが嫌がる原因の一つです
子どもの肌はまだまだ薄く弱いため刺激に敏感。
お風呂温度は夏場で38℃、冬で40℃が基本。
風呂釜や追い炊き機がなく
お湯がすぐに冷めてしまう場合は、
熱いお湯を入れるのではなく
お風呂の蓋やアルミシートなどの
「保温アイテム」を使うようにしましょう。
③顔や頭の洗い方に注意
子どもによっては
顔にかかるお湯を怖がる子もいます。
目や鼻や耳の穴にお湯が入るのは
大人でも好きではありませんよね
特に鼻にお湯が入ってしまうと
ツーンっとしてむせてしまいます。
なので、頭や顔を洗う際は
頭からお湯をかけることを伝え
目や耳や鼻を自分で閉じさせるようにしましょう。
場合によっては
以下のアイテムを使うのもオススメです。
- 水中ゴーグル
- 耳栓
- ノーズクリップ
- シャンプーハット
サイズが合わない可能性もあるので
お子さんの体格(サイズ)を測ったうえで試してください。
④お風呂から出たがった時は無理に引き止めない
子どもはまだまだ体温調節が苦手。
- 体が小さい割に新陳代謝が活発で大人よりも体温が高い
- 発汗機能もまだ十分に発達していない
お風呂温度や入浴時間次第では
大人よりものぼせやすいため、
子どもがお風呂から出たがった場合は
と、無理に引き止めないようにしましょう。
親がゆっくりとお風呂に浸かれない場合は
- 同居人に子どもの体をふくなど手伝ってもらう
- 子どもがお風呂に長く入りたがるような工夫をする
といいでしょう。
⑤お風呂場は楽しい所にする
子どもをお風呂嫌いにさせたくないなら
お風呂場は楽しい場所にしましょう。
- お風呂用のおもちゃや入浴剤で遊ぶ
- 入浴中にジュース飲んだりアイスを食べる
- 親がイライラしているところを見せない
- 親自身がお風呂を楽しむ(子どもに楽しんでいる姿を見せる)
- 子どもと一緒に「お風呂券(入浴券)」を作り、銭湯ごっこをする
ただ、数字やひらがなを覚えるための
知育アイテムはちょっと注意です。
親は子どもに勉強してほしいかもしれませんが
子ども自身にその気がなければ
お風呂に入ったときの面倒が増えるだけなので
お風呂嫌いになってしまうかも・・・・
必ず、子どもが興味を持つもので
お風呂場を楽しい場所にするようにして下しさい。
⑥入浴後のご褒美・入浴前の約束を守る
子どもをお風呂嫌いにしたくないなら
入浴後のご褒美や約束を守りましょう。
- お風呂に入ってもらうために子どもとした約束を守る
- 入浴後の楽しみ・ご褒美を作る
(アイスやジュース、シールやスタンプカードなど達成感のあるもの)
幼稚園や小学生の時、
夏休みのラジオ体操やプールに行って
シートいっぱいにスタンプやシールが
たまったときうれしくなかったですか?
あれを毎日のお風呂に取り入れてみてください。
- お風呂一回でスタンプorシールを1つ
- 一列分たまったら、ご褒美のアイスやジュースを上げる
- シート一枚たまったら好きなお菓子を買ってあげる
など
お風呂をイベントにすれば
子どもはお風呂嫌いになんかならなくなりますよ。
⑦ドライヤーは冷風・短時間で
ドライヤーの音と温風(熱風)も子どもが嫌がります
子どもはお風呂に入れば
ドライヤーを当てられると覚えてしまえば
お風呂嫌いになってしまうので
ドライヤーを嫌いにならない方法もしくは
ドライヤーを使わなくてもいい方法を考える必要があります。
ドライヤーの何が嫌かにもよりますが、
- ドライヤーの温風が嫌なら冷風に
- 風が顔・目に当たるのが嫌なら頭のてっぺんから風を当てる
- ドライヤー自体が嫌なら髪を切って自然乾燥でも問題ないようにする
- 吸水性のいいタオルでよくタオルドライをする
などの工夫をしてあげてさい。
ドライヤーを嫌がって逃げるからと
無理やりしてしまうと、
余計にドライヤーとお風呂を嫌うようになってしまいますよ。
子どものお風呂嫌いを直したいなら、親が楽しむ姿を見せよう
最後にこれだけは言わせてもらいます。
子どものお風呂嫌いを直したいと思うのでしたら
まずは親が楽しむ姿を見せてあげてください。
水鉄砲で遊んでもいいし
泡風呂にしてシャボン玉で遊んでもいい
お風呂用の水で消せるクレヨンもあるので
一緒にお絵描きしたっていいんです。
子どもと一緒に楽しんでお風呂に入ってみてください。
子どものお風呂嫌い克服法まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 子どものお風呂嫌いは「お風呂への誘い方」を工夫し、お風呂を楽しい場所にする
- 子どもをお風呂嫌いにしたくないなら、子どもがお風呂を嫌がるポイントを理解し、親がお風呂を楽しむ姿を見せ、子どもに無理強いしない
長々と記事を書いてきましたが、
言いたいことはこれだけ。
「子どもに無理強いせず、、お風呂を楽しい場所にして、親がお風呂を楽しむ姿を見せる」
子どもは親の背中を見て育ちますが
親も子育てを通じて成長するもの。
子育ては楽しんだもの勝ちですよ。