最近では色んな種類のペットを飼育している人が増え、それに合わせてさまざまな敷材が売られています。
この敷材、スナネズミが快適に生活するためにはなくてはならないもの。適当に選んだ敷材のせいで病気やケガをしたなんてなったら目も当てられません。
そこで今回は、敷材選びに悩んでいる方のためにそれぞれの敷材のメリット・デメリットをまとめてみました。
敷材の種類
敷材にはたくさんの種類があり、大きく分けると、
- 木のチップタイプ
- 牧草タイプ
- 紙タイプ
- 砂タイプ
- 土タイプ
に分けることができます。
それぞれには特徴があり、メリットとデメリットがあります。
木のチップタイプ
木のチップはその名の通り、木をチップ状に加工した敷材です。
特徴としては、吸水性がよく一般的によく使用されています。
また、木のチップには針葉樹タイプと広葉樹タイプに分けられます。
針葉樹タイプ
★安価
★手に入りやすい
★吸水性に優れている
★アレルギーが起こりやすい
★粉が舞う
広葉樹タイプ
★吸水性に優れている
★アレルギーが起こりにくい
★針葉樹よりは高価
★物によっては粉が舞う
牧草タイプ
牧草タイプも木のチップタイプと同様によく使用される敷材です。
主にチモシーという名前の牧草が有名で、他にもアルファルファやオーツヘイなどもありますがカロリーや手に入りやすさからチモシーが比較的人気です。
特徴としては食べても大丈夫で自然に近い敷材になります。
★食べても安心
★齧って巣材にしたり遊んでくれる
★安価
★吸水性はイマイチ
★人によってはアレルギーを起こしやすい
紙タイプ
紙タイプは吸水性に優れ、アレルギーも起こりにくい敷材です。
市販のもの以外にも、見た目は悪いですが新聞紙を使用することも可能です。
★アレルギーを起こしにくい
★粉が舞わない
★吸水性に優れている
★新聞紙などは再利用もできて敷材をわざわざ買わなくてよい
★市販のものは高価
★消臭効果が少なく臭いが気になることも
砂タイプ
砂タイプは主に猫砂などがあり、消臭効果に優れています。
★消臭効果に優れている
★吸水性に優れている
★比較的安価
★手に入りやすい
★固まる砂などは食べた場合危険なことも
★ひのきのタイプやおからのタイプなど種類が多く決めづらい
土タイプ
土タイプは、バクテリアの働きによって糞尿を分解してくれます。
そのため消臭効果が高く、砂浴びもできるため毛ヅヤもよくなります。
★消臭効果に優れている
★掘ったり、砂浴びして喜んでくれる
★毛ヅヤがとてもよくなる
★吸水性に優れている
★高価
★お手入れが面倒
★エサや水の管理が難しい(土に埋もれてしまうため)
ズバリ!おすすめの敷材は?
5つのタイプの敷材を紹介しましたが、どの敷材にもメリットとデメリットがあって決められない人もいると思います。
そこでおすすめの敷材をご紹介します。
①アレルギーの有無で決める
敷材の中にはアレルギーが起こりやすい敷材があり、スナネズミによっては脱毛やかゆがるなどのアレルギー症状を起こすことがあります。
アレルギー反応が出ないスナネズミも多くいますが、少しでも怪しいなと思ったら今使っている敷材の使用を中止しましょう。
また、アレルギーはスナネズミだけではなく、飼い主さんにも起こることがありますので、アレルギー反応が出た場合はアレルギーを起こしにくい紙タイプの敷材をおすすめします。
②組み合わせて使う
敷材にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、組み合わせて使うのも手です。
例えば、広葉樹タイプ+牧草タイプを使用することで、牧草タイプの吸水性を補うことができ、スナネズミが牧草をかじって巣材にしたり、遊ぶこともできます。
他にも、砂タイプ+紙タイプを組み合わせることによって、消臭効果を得ながらスナネズミが巣材として紙タイプを使ってくれるのでこちらもおすすめの組み合わせです。
しかし、土タイプだけはバクテリアの分解の妨げになることがありますので、組み合わせるのは難しいかもしれません。
まとめ:スナネズミにオススメの敷材は?
敷材についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
今回のポイントは、
- 敷材には5つのタイプがあり、それぞれメリットとデメリットがある
- スナネズミや飼い主さんに敷材によるアレルギー反応が出る場合はアレルギーの起こりにくい敷材に変更する
- 敷材を組み合わせて使うことでメリットをのばすことができる
でした。
それぞれの敷材にメリット・デメリットがあり、個体によって合う、合わない敷材があると思います。
何種類か使用してみて、その仔に合う敷材に出会えますように。