こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問解消のために
ウーロン茶風呂についてご紹介します。
- 「ウーロン茶風呂」の作り方や効果効能
- 「ウーロン茶風呂」のリクスやデメリット
- 「ウーロン茶風呂」をする際の注意点
- 手軽に「ウーロン茶風呂」を楽しめる入浴剤・温泉施設
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│X(Twitter)・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って「温泉巡りの旅」を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
ウーロン茶風呂とは?
まず簡単にウーロン茶風呂についてご紹介しますね
ウーロン茶風呂とは「ウーロン茶(茶葉)」を使い
- 独特の風味でのリラックス効果
- カフェインやポリフェノールなどの栄養素による健康・美容効果
などを期待して行われる温浴法の一つ。
使うものは茶葉(出がらし・賞味期限切れでもOK)だけなので
- 日頃からウーロン茶を飲んでいる人
- 美肌や健康に関心がある人
- 手軽に始められる美容や健康法を求めている人
- 肌の乾燥やくすみ、アトピーや肌の乾燥を改善したい人
- 銭湯や温泉が好きな人
といった人たちに好まれ
市販の入浴剤代わりに使われています。
菖蒲(しょうぶ)湯など、
特定の時期にのみ入るお風呂というわけではないので
お好きなタイミングで体験して大丈夫ですよ
ウーロン茶風呂のやり方と入浴方法
ここからはウーロン茶風呂の簡単な作り方と入浴方法をご紹介します
ウーロン茶風呂の作り方は主に以下の3つです
- 未使用の茶葉を使う(期限切れでもOK)
- 「出がらし」の茶葉を使う
- ティーバッグ(ティーパック)を使う
※そのままお風呂に入れても、事前に煮だしてもOK
ウーロン茶の茶葉は
すでに乾燥・熟成させてあるため
水でも時間をかければ成分が出てくるので
乾燥済みの茶葉なら
「鍋で煮だして成分を抽出する」必要はありません。
40℃前後のお風呂温度でも
10分程度すれば十分お茶の成分がお湯に溶け込みますよ
未使用の茶葉を使う(期限切れでもOK)
ウーロン茶の成分を
より濃くお風呂に溶け込ませたいなら
「未使用のウーロン茶葉」を使いましょう。
飲むわけではないので
消費期限・賞味期限は気にしなくてOK。
明らかに腐っていなければ十分ウーロン茶風呂に使えます。
- お茶パック(だしパック)に茶葉詰める
(お好みの量、目安は15~30g) - お風呂にお湯を張るときに入れる
(お茶の成分が出るまで10分程度かかる) - お湯がたまったら15~20分程度入浴する
- 入浴中、お茶パックを揉んで成分を出す
(茶葉が漏れない程度に)
※お茶パックに詰めただけでは漏れ出てくる可能性があるので、口の部分をシーラーで熱圧着させたり、ホッチキスで閉じることをオススメします。
お茶の成分をより濃く出したいなら
使う茶葉の量を増やしたり
熱湯で煮だして抽出液を作り、お風呂に入れるといいでしょう。
「出がらし」の茶葉を使う
お茶として飲んだ「出がらし」でもウーロン茶風呂はできます。
ただし、出がらしだと
お茶の成分が薄くなってしまっているので
効果を期待するなら未使用の茶葉をお使いください。
- お茶パック(だしパック)に出がらし(使用済み)の茶葉詰める
(お好みの量、目安は100g程度) - お風呂にお湯を張るときに入れる
(お茶の成分が出るまで10分程度かかる) - お湯がたまったら15~20分程度入浴する
- 入浴中にお茶パックを揉んで成分を出す
(茶葉が漏れない程度に)
※使用済みの茶葉は含有成分が少なくなっているため、未使用の茶葉を使うときより多くの量を使いましょう
出がらしの茶葉だと
香りや栄養素が薄くなっているので
あまりウーロン茶風呂をしてる気がしないかもしれません
その時は、未使用の茶葉を使うことをオススメします。
ティーバッグ(ティーパック)を使う
ティーバッグ(ティーパック)でも
もちろんウーロン茶風呂はできます。
ただ、ティーバッグ1袋当たり
1g~5g程度しか入っていないため
5~15パックほど入れる必要があります。
- ティーバッグを5~15袋程度用意
- お風呂にお湯を張るときに入れる
(お茶の成分が出るまで10分程度かかる) - お湯がたまったら15~20分程度入浴する
- 入浴中にパックを揉んで成分を出す
(茶葉が漏れない程度に)
※茶葉の量が少なくなるほどに効果や香りは期待できなくなるので注意です。
お風呂温度が低いと
ウーロン茶の成分が抽出されるまでに時間がかかります。
成分が溶け出るまでの時間を待てないなら
一度熱湯にくぐらせて、抽出したものをお風呂に入れてください。
手軽にウーロン茶風呂を楽しむなら入浴剤?
ウーロン茶風呂は
使用期限切れの茶葉などで簡単にできますが
それでも茶葉(食品)をお風呂に使うのに抵抗がある方もおられると思います。
そういう方にはウーロン茶入浴剤がオススメしたいと!
と、言いたいところなのですが
現在、ウーロン茶風呂用の入浴剤は販売されていません
昔は何種類か販売されていたのですが
今はいろんな入浴剤が出ていますし
他のお茶入浴剤の人気に負けたのか今では販売されなくなっています。
なので、ウーロン茶風呂をしたいなら
茶葉(ティーパック)を買ってきてお風呂に入れましょう
ウーロン茶風呂を体験できる銭湯・温泉施設はある?
緑茶風呂はお家で簡単にすることもできますが、
せっかくなら体を伸ばせる
銭湯や温泉施設で体験してみたいものですね。
そこでウーロン茶風呂を過去に実施したことのある温浴施設を調べてみました
- 天狗湯(東京都杉並区)
- ファンタジーサウナ&スパ おふろの国(神奈川県横浜市)
- 白浜荘(福井県福井市)
※HP等でイベントスケジュールを確認することをオススメします。
軽く調べただけですが、
↑の温浴施設で過去に菖蒲湯を開催したことがあるようです。
ウーロン茶風呂のメリット・デメリット
ウーロン茶風呂に入ることで期待できる効果や
考えられるリスクも見ていきましょう。
ウーロン茶成分のデメリットとリスク
緑茶風呂をした際のデメリットや健康リスクについてですが
考えられるデメリット・リスクは以下
リスクやデメリット | 対策 |
---|---|
カフェインの摂りすぎによる副作用 | ウーロン茶風呂の時間を短くする、濃度を薄くする |
茶渋による肌荒れ | 入浴後はよく洗い流す |
ウーロン茶成分によるアレルギー | ウーロン茶風呂を試す前に、パッチテストを行う |
かぶれや刺激 | 皮膚が弱い場合は、入浴時間を短くする |
ただし、お茶として飲めているのでしたら
基本的に健康や美容を脅かすリスクはないと考えて大丈夫です
ウーロン茶ではありませんが、
職業病として緑茶製造にかかわる人で
緑茶アレルギーを発症する方は少数おられるようですが
風呂で使う程度では
摂取・暴露させる時間や量は限られるので
アレルギーの発症や過剰摂取、肌がかぶれるなどのリスクは無視していいでしょう
ただし、
人体には問題がなくても
お風呂設備に問題が出る可能性はあります。
特にウーロン茶の成分や茶葉が残ることで
- 汚れやカビの繁殖を手助けしてしまう
- 茶渋がついて浴槽が汚れる。掃除の手間が増える
他、後述する使用上の注意点もあるので
リスクやデメリットが0(ゼロ)というわけではない点にご注意ください
ウーロン茶成分のメリットと効能!アトピーにも効果があるの?
まず茶葉に含まれる代表成分とその効能について以下の表にまとめます。
成分 | 特徴・効能 |
---|---|
カフェイン | 中枢神経を刺激する成分。 リラックス効果や疲労回復効果が期待されている リラックス効果、疲労回復効果 |
タンニン | 渋味成分として知られポリフェノールの一種 抗酸化作用、殺菌作用、収れん作用 |
ポリフェノール | 抗酸化作用や抗菌作用、免疫力向上作用などが期待されている成分。 ウーロン茶にはさまざまな種類のポリフェノールが含まれている。 抗酸化作用、抗菌作用 |
カテキン | 緑茶の成分の中で最も有名な成分で、ポリフェノールの一種。 殺菌・抗菌作用、美肌効果、体臭の抑制効果 |
このほか、ビタミンB₂やミネラルも豊富なので
入浴剤代わりに使うことでも様々な健康・美容効果も期待できるようです。
ウーロン茶風呂で期待できる効果効能
- リラックス効果
- 肌の保湿やシワの改善
- かゆみを和らげる鎮痒効果
- 抗菌、抗酸化、抗アレルギー作用
- アトピー肌の改善・悪化予防
ただし、ウーロン茶の成分は
経皮吸収または香りが嗅細胞に作用することで発揮されるため
薬のように短期間(単回)で強い効果は期待できません。
また、科学的根拠も薄いので
「よくなればいいな~、いい香り~」程度に考えておくといいでしょう。
ただ、
今では絶版している書籍ですが
福井和彦医師(著)のウーロン茶風呂の本を参考に
アトピーを改善された方もおられるようなので、
全く効果のない入浴法というわけでもありません
ウーロン茶風呂をする際の注意点
最後にウーロン茶風呂をする際の注意点をまとめます。
基本的には食材を使ったお風呂と同じく「残り湯」の扱いに注意が必要です。
烏の行水では意味がない
まずウーロン茶風呂をする際の注意点として
- 烏の行水(入浴時間が短い)
- 反復しない(1~2回しかやらない)
では意味がないことを念頭に置きましょう
適切にウーロン茶風呂を継続すれば
アトピーすら改善できる可能性はありますが
「入浴時間が短い・入浴回数が少ない」と
十分に効果が出ないので注意しましょう
効果効能を期待しすぎないこと
ウーロン茶風呂ををする際
効果効能を期待しすぎるのもよくありません
どのような効果を期待してるかにもよりますが
ウーロン茶は薬ではないので
短時間で目に見えるような効果は期待できないため
ある程度の期間、継続してウーロン茶風呂に入る必要があります。
1度でもウーロン茶風呂をすると浴槽に茶渋がつく
リスクらしいリスクのないウーロン茶風呂ですが
一番注意しないといけないことは
ウーロン茶風呂をした後、
すぐに掃除しないと「茶渋」が浴槽についてしまうことです。
家事をする方であればわかると思いますが、
一度ついた茶渋はなかなか落ちません
コップよりも大きな浴槽に茶渋がついてしまうと
それだけで掃除の手間が増えてしまうのは目に見えているので
ウーロン茶風呂をした後は
できるだけ早く掃除するようにしてください。
残り湯での「自動運転・追い炊き・洗濯」はNG
ウーロン茶風呂をした後、残り湯で
- 自動運転
- 追い焚き(沸かしなおし)
- 洗濯
はしないようにしてください
お風呂機器・配管の汚れになる他
雑菌やカビが繁殖して悪臭の原因や
洗濯物のシミになる可能性もあります。
もったいないかもしれませんが
ウーロン茶風呂の残り湯は再利用せず排水してしまいましょう。
茶葉が漏れ出て掃除の手間が増えることも
ウーロン茶風呂をする際、
お茶パックの封が適当だと
入浴中に茶葉がお湯の中に漏れ出てしまうことがあります。
掃除の手間が増えてしまうので
お茶パックに詰める際は
シーラーで熱圧着するか
ホッチキスで隙間なく止めるようにしましょう
上がり湯をしないとタオルに茶染みができる
ウーロン茶風呂をしてお風呂から出る際は
上がり湯(シャワー)をするようにして下さい
上がり湯をせずタオルでふいてしまうと
バスタオルに茶染みができてしまうので注意です
ウーロン茶風呂の作り方まとめ
ご覧いただきありがとうございました
ウーロン茶風呂は茶葉とお茶パックさえあれば
誰でも簡単にできる薬湯です。
その効能自体はあまり科学的根拠はありませんが、
殺菌・抗菌作用があり
アトピーを改善できたという人もいるため
全く効果がない入浴法というわけではありません。
何より香りがいいので
ウーロン茶の香りが好きという方であれば
リラックス効果は高いでしょう。
- 肌状態が気になる
- 入浴剤のストックがなくなった
- 気分を変えたい
- リラックスしたい
などのときに烏龍茶風呂をお試しください。