入浴剤

入浴剤は本当に効果ある?効果・危険性の仕組みと飲んでしまった時の対処法を紹介

こんにちは!管理人のクラゲです。

一日の疲れを癒すバスタイム。

読書に音楽に動画視聴にと、
いろいろな形で入浴時間を楽しむ人が増えていますが、
疲れをとるなら入浴剤を使うのが一番です。

ですが、こんな疑問思ったことありませんか?

女性
女性
入浴剤使っても温泉のような効果は出ないんでしょ?それどころか危険な成分も入っていて危ないんじゃない?

その疑問はごもっとも。

いくら温泉と同じ成分が含まれていても
温泉の成分をそのまま持ってきていないなら
温泉と同じ効果があるとは言えません。

それどころか、着色料に香料にと
普通の温泉には含まれていない成分も入っているので
健康が気になるという方の声も理解できます。

そこで、この記事では
入浴剤の効果・効能の仕組みと危険性」についてご紹介していきます。

主な入浴剤成分と配合目的

市販の入浴剤に含まれている成分は厚生労働省からの承認許可を得て
配合されています。

主に配合されている成分は主に以下の8種類。

  1. 無機塩類
  2. 生薬類
  3. 酵素類
  4. 有機酸類
  5. 保湿剤
  6. 着色剤
  7. 香料
  8. そのほか

これらの入浴剤に含まれている主な成分とその配合目的は以下の表にまとめます。

分類配合目的主な成分
①無機塩類入浴による「温熱効果・清浄効果」を高めるほか、お湯を軟らかくするため。炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム(重曹)、セスキ炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム(食塩)、塩化カリウム、硫酸ナトリウム(芒硝)、硫酸マグネシウム、メタケイ酸ナトリウムなど
②生薬類入浴による「温熱効果」を高める。ウイキョウ、オウゴン、オウバク、カミツレ、コウボク、米発酵エキス、ジュウヤク、ショウブ、センキュウ、チンピ、トウキ、トウヒ、トウガラシ、ニンジン、ユズ、ヨモギ、ボウフウ、ハッカ葉、ショウキョウ、甘草、ケイヒなど
③酵素類皮膚を清浄にするため。パパイン、パンクレアチン、蛋白質分解酵素など
④有機酸類重曹等の炭酸塩と組み合せてお湯のpHを調整し、炭酸ガスを発生させるため。コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マレイン酸、酒石酸、乳酸など
⑤保湿剤(油成分を含む)肌をしっとりさせるため。液状ラノリン、ホホバ油、グリセリン、カゼイン、ステアリルアルコール、オリーブ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリン、プロピレングリコール、脱脂粉乳、スクワラン、ハチミツ、ポリエチレングリコール、コメ胚芽油など
⑥着色剤お湯に色をつけるため。リボフラビン(ビタミンB2)、カロチン、クロロフィル、色素[黄色202号-(1)、黄色4号、青色1号、緑色201号、緑色204号]など
⑦香料香り付けのため。オレンジ油、レモン油、ジャスミン油、ゆず油、シトラスなどの天然精油や合成香料
⑧その他上記①~⑦以外の目的無水ケイ酸、カンフル、サリチル酸メチル、テレビン油、メントール、デキストリン、酸化チタン、など

入浴剤の種類と効果効能の仕組み

前述の成分が配合されて作られた入浴剤は
以下の7種に分類することができます。

  1. 無機塩類系入浴剤
  2. 炭酸ガス系入浴剤
  3. 薬用植物系入浴剤
  4. 酵素系入浴剤
  5. 清涼系(クール系)入浴剤
  6. スキンケア系入浴剤
  7. 複合系入浴剤

無機塩類系・炭酸ガス系・薬用植物系の3種の入浴剤の中で、
特に発汗効果を高めたものが「発汗系入浴剤」です。

入浴剤の種類とその効能については後述しますが

入浴剤の効果・効能を理解するために、
事前知識として「経皮吸収」という
皮膚に備わった仕組み(働き)からご説明します。

入浴剤効果の仕組み:「経皮吸収」について

入浴剤の効果・効能は、お湯の温度・水圧に加え
お湯に溶かした入浴剤成分が
体に浸透することによって発揮されます。
(皮膚表面のタンパク質と結合し効果を出すものもあります。)

しかしそのためには、
体へ異物・刺激が入るのを防ぐバリアーである「皮膚」を通過する必要があります。

その皮膚を通過して物質が皮膚内部へ通過する機能を「経皮吸収」といい、
現在、3つの経路が知られています。

  1. 附属器官経路:毛穴や汗腺からの吸収
  2. 細胞間隙経路:細胞と細胞の隙間を通り吸収
  3. 細胞実質透過経路:細胞内部を通過し吸収

画像引用:SARAVIO

各経路から吸収される量・割合は、

  • 毛穴や汗腺(附属器官経路)からは全体の2%程度
  • 残り約98%を細胞と細胞の間を通る経路(細胞間隙経路)と細胞内を通る経路(細胞実質透過経路)が占める

となっており、
同じ量をそれぞれの経路で吸収させた場合は、
毛穴からの経路が一番吸収性が高くなります。

これらの3つの経路を通ることで
入浴剤の成分が体に浸透するのですが、

どんな物質でもこれらの経路を通過することができるわけではありません。

いずれの経皮吸収経路においても、
「分子量」と「物理化学的性質」が
浸透率の高低を決めているといわれています。

上記3つの経路から吸収される分子量は
毛穴や汗腺(附属器官経路)から吸収される分子量は1000以下
細胞間(細胞間隙経路)や細胞内(細胞実質透過経路)より
吸収される分子量は500以下とされています。

画像引用:SARAVIO

分子量はウィキペディア等で簡単に調べることができるので
「入浴剤に効果があるのか?」という疑問に対して一つの目安になると思います。

昨今、入浴剤を含む化粧水・外部軟膏等の皮膚に接触するものは、
経皮吸収の仕組みや薬品による弊害を理解したうえ開発されているものがほとんどです。

そのため、

基本的には入浴剤に含まれている有効成分は
体に浸透し効果を出すと考えて問題ないでしょう。

経皮吸収経路は分子量の小さいもの(主に1000以下)しか通過できません。しかし例外として「界面活性剤」は皮膚バリアを破壊・浸透し経皮毒になるといわれています。(経皮毒については「入浴剤の危険性」で後述。)

無機塩類系入浴剤:冷えが気になる方に

無機塩類系の入浴剤は無機塩類を主成分とし、
そこに保湿剤や色素、香料、その他の成分を添加した入浴剤です。

最大の特徴が、

主成分である硫酸ナトリウムや硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウムなどの
無機塩類が皮膚の表面のタンパク質と結合することによって
肌に保護膜(ベール)を作り出し、保温効果を発揮することで、

体の”冷え”が気になる方や気温の低い日に使うと
入浴後、湯冷めしにくく、長い間ポカポカと温かく過ごすことができます。

また、

炭酸水素ナトリウム(重曹)には
角質の汚れやたんぱく質と反応し「乳化」を起こすことで
皮膚の汚れを落とす「清浄効果」を、

硫酸ナトリウム(芒硝)には
皮下組織の賦活(ふかつ)作用・修復作用など
あせも、ひび、あかぎれ等の予防に効果が期待されます。

無機塩類系の入浴剤アイテム

炭酸ガス系入浴剤:疲れが気になる方に

炭酸ガス系の入浴剤は
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等の「炭酸塩」と
コハク酸、フマル酸、リンゴ酸等の「有機酸類」を組み合わせて

炭酸ガスが発生するようにしたもの
保湿剤、色素、香料、その他の成分を添加した入浴剤です。

このタイプの入浴剤は、

発生する炭酸ガスを活用し
お湯に溶け込んだ炭酸ガスが皮膚から吸収され
血管の筋肉に働きかけ血管を拡張します。

血管が広がることで血圧が下がり、
血流量が増得る結果、全身の新陳代謝が促進され
疲労や疼痛等の緩和が期待されます。

さらに、

温かいお湯につかることで
拡張された血管が体の隅々に温かい血液を運び、
体の芯から温まることができます。

ちなみに、

体に浸透した炭酸ガスは
肺から呼吸によって排出されるため
体に蓄積する心配も不要です。

炭酸ガス系の入浴剤アイテム

薬用植物系入浴剤:冷えからくる症状に

薬用植物系入浴剤は

生薬(天然に存在する薬効を持つもの)を、
そのまま刻んだものや生薬のエキスを取り出したものなどを
無機塩類系の入浴剤に配合したものです。

生薬のメカニズムについてはまだまだ不明な部分が多く
研究中のものも多くありますが、

長い年月をかけて使われてきたため
医薬品として効果が認められているものもあります。

その生薬に含まれている成分の働きによって
肌荒れや湿疹を和らげる効果や
独特な香りによるリラックス効果が期待され研究が進められおり

最近の研究では、

トウキ、トウガラシ、ウイキョウ、センキュウ、チンピ、ショウキョウには
血行促進効果」があることが分かっており、
温浴効果を高め、血行を促進することで、
冷え性、神経痛、腰痛など”体の冷え”と関係のある症状に効くとされます

そのほかにも

オオバヒルギに含まれるタンニンには収れん作用があり
皮膚をひきしめ、傷や皮膚の炎症の回復を早める効果、

高麗人参の主成分であるサポニンには皮膚の清浄効果が高く、
美肌効果があるといわれています。

薬用植物系入浴剤のアイテム

酵素系入浴剤:背中ニキビ・肌荒れの方に

酵素系入浴剤は無機塩類系の入浴剤に
タンパク質分解酵素(パパイン、パンクレアチン等の酵素)を配合したものです。

たんぱく質分解酵素が含まれることで
皮膚表面や毛穴内部についたタンパク質やデンプン質などの
汚れや老廃物を分解・除去する効果が期待されています。

酵素は皮膚への刺激が少なく
清浄効果が高いため
背中やデコルテ(首筋から肩周り+胸元まで)に
ニキビや肌荒れを起こしやすい人にオススメ。

さらに、無機塩類系の入浴剤の保温効果もあるため
湯冷めする心配もありません。

酵素系入浴剤のアイテム

清涼系入浴剤:すっきりとした湯上りに

清涼系入浴剤は、ニホンハッカやペパーミントに多く含まれている
l-メントールという冷感を与える成分が含まれている入浴剤です。

l-メントールによる冷感は
実際に温度が下がっているのではなく、
冷感を引き起こすTRPM8と呼ばれる受容体活性化チャネルを
メントールが刺激することでおこります。

そのため、夏の暑い日に
ハッカやミント系の入浴剤を使うと清涼感のを感じるようになるのです。

さらに、メントールによる冷感によって脳が刺激されると

逆に体を温めるように働き、
血行が促進され新陳代謝がアップするため
夏場でも手足の冷えに悩む方にオススメです。

また、

ハッカやミントには神経を鎮静させてくれるので
心身ともにリラックス状態に導いて
日々のストレスにをリフレッシュしくれます。

清涼系入浴剤のアイテム

スキンケア系入浴剤:乾燥肌にお悩みの方に

スキンケア系入浴剤は、

主に無機塩類系の入浴剤に
セラミド、米胚芽油、エステル油、スクワラン、
ホホバ油、ミネラルオイル、植物エキス、米発酵エキス等の
保湿成分を配合したものです。

このタイプの入浴剤は、
入浴中に保湿成分が皮膚角質層へと浸透することで
スキンケアが行え、汗疹やひび、垢切れなどの緩和や予防ができ

特に、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代の
乾燥肌にお悩みの方にオススメの入浴剤です。

バスオイルやバスミルクもこのスキンケア系入浴剤に分類されます。

スキンケア系入浴剤のアイテム

複合系入浴剤:複数の効果が欲しい方に

複合系入浴剤は、

  1. 無機塩類系入浴剤
  2. 炭酸ガス系入浴剤
  3. 薬用植物系入浴剤
  4. 酵素系入浴剤
  5. 清涼系(クール系)入浴剤
  6. スキンケア系入浴剤

に含まれている成分を組み合わせた浴剤で、

  • 酵素系 × 無機塩類系
  • 炭酸ガス系 × 無機塩類系
  • 清涼系 × 炭酸ガス系

などのタイプが現在販売されています。

複合系入浴剤のアイテム

発汗系入浴剤:お風呂で汗をかきたい方に

主に無機塩類系、炭酸ガス系、薬用植物系の3種の入浴剤を

  • 無機塩類系 × 薬用植物系
  • 炭酸ガス系 × 薬用植物系
  • 無機塩類系 × 炭酸ガス系 × 薬用植物系

といった組み合わせで配合し
発汗効果に特化させたものを「発汗系入浴剤」と呼びます。

ダイエットやスリミング目的のほかに、
体がむくんでしまった時に効果的です。

発汗系入浴剤のアイテム

入浴剤の危険性

ここからは、入浴剤の危険性についてご紹介していきます。

入浴剤のリスクに関係するのが以下の3点

  • 皮膚バリアー機能
  • 界面活性剤
  • 経皮毒

このほかにも着色料や香料等の化学物質も
体へ少なからず影響があります。

これらの要素と入浴剤のリスクについて
管理人なりの見解をお話ししていきます。

人の進化と皮膚バリアー機能

人は今から約600万年前~700万年前にヒト(人類)の祖先が
チンパンジーの祖先と別れたことでヒトが誕生しました。

元々、人も今の霊長類のように全身に体毛が生えていたのですが、
進化の過程で体毛が薄くなっていきました。

体毛には寒さや直射日光、化学物質と言った
外部刺激から皮膚を守る働きを持っていましたが
人はその体毛を捨てる代わりに皮膚が分厚くなり
皮膚のバリアー機能が強くなるように進化しました。

現在の人でも皮膚の薄い部分(頭皮、陰部、脇)に毛が生えているのは外部刺激から体を守るためです。

 

画像引用:国立大学法人 総合研究大学院大学(総研大)

皮膚のバリアーには皮膚の最外層である「表皮」の中で
ある3つの因子が最も重要な役割を果たしています。

その3つの因子が

  • 皮脂膜:角層の表面(皮膚表面)を覆っている天然の保護膜
  • 天然保湿因子(NMF):角層細胞の中にある保湿成分
  • 細胞間脂質:角層細胞間を埋め、隙間のない構造にする

であり、これらが皮膚の潤いを保つことで皮膚バリアー機能を保持し、

皮膚バリアー機能があることで
外部の刺激から身体を守り
同時に体の外へ逃げる水分を保持することができるのです。

そして、この皮膚バリアーと経皮吸収の仕組みによって
皮膚を「通過できるもの」と「通過できないもの」に
分けることができ、体を守ってくれているのです。

では、この皮膚バリアーを突破するような物質は
あるのでしょうか?

界面活性剤と経皮毒

人の皮膚は、皮膚バリアー機能と経皮吸収の仕組みによって
外部からの刺激を防ぎ、皮膚を通過できる物質を選択しています。

しかし、

例外的に、健康な皮膚でも通過し
身体に毒性をもたらす物質も存在します。

その例外が、
昨今問題視されている「界面活性剤」。

入浴剤にも含まれている物質で
洗浄作用や乳化作用を目的に配合されています。

そんな界面活性剤の何が問題視されているかというと、

皮膚に吸着した界面活性剤が、
「保湿」と「バリアー機能」の役割を担う角層に侵入することができ
角層を膨潤(言い換えれば、角層の構造を破壊)してしまうことです。

角層が壊れれば、皮膚バリアーも破綻し
本来、経皮吸収しない物質まで皮膚に浸透するほか、

うるおいを保持する天然の保湿成分の流出を招くため
肌のターンオーバー(角層の生まれ変わり)に悪影響を及ぼす可能性や
皮膚に化学物質が蓄積し「経皮毒」になると考えられています。

口から入る食品添加物などの化学物質の場合は、24時間で93%、48時間で98%が解毒されます。

しかし、皮膚から入った化学物質は肝臓を経由しないため、10日でわずか10%しか排泄されず、排泄されなかった化学物質は、体内で臓器や脂肪細胞に取り込まれて蓄積し、体に様々な悪影響を及ぼすと考えられています。

参考:ビオフロレスタ

しかも、

界面活性剤の中には石油由来のものもあり
生分解性(微生物や酵素の働きにより分子レベルまで分解し無害化)が低く
環境汚染につながると心配されています。

界面活性剤には石油由来のもの以外にも、サポニンやリン脂質、ペプチドなどの天然にも界面活性剤としてはたらく物質もある。

入浴剤にリスクはあるのか?

これまで、人の皮膚バリアーや
そのバリアーを突破する界面活性剤についてご紹介してきました。

確かに、入浴剤には病気やケガの症状緩和のための有効成分のほかに
着色剤や香料、界面活性剤などの化学物質が含まれています。

そのどれも「なくてはならないもの」というわけではありません
色や香り等に変化を加えることで、
視覚的・嗅覚的に楽しさやリラックス効果をもたらします。

しかし、

その変化を楽しむために
化学物質にまみれたお湯に入浴することを心配する声も少なくありません。

 

実際の所、入浴剤にリスクはあるのでしょうか?

もちろん、極端な酸やアルカリ性を示すなら
目に見えて肌がボロボロになるでしょうし、

入浴剤の一回量を増やしたり、頻繁に使用すると
成分の濃度が濃くなり肌への異常は出やすいでしょう。

ですので、

リスクはあるのかと問われたなら
大なり小なりすべての物質にはリスクがある。だから入浴剤にもリスクはある
と私なら答えます。

しかし、

基本的に市販されている入用剤は
そこまで酸・アルカリが強いものはなく
配合されている成分も
厚生労働省からの承認許可が下りているものです。

その成分の中には、一般的に危険と言われている
界面活性剤や着色料・香料も含まれていますが

”通常の使い方”をしている分には特に問題は起きないものと考えています。

現在医薬部外品として厚生労働省の承認許可を得て販売されている入浴剤は、その成分やいくつかの商品で実施している皮膚刺激性テストの結果からみて、問題となるような皮膚刺激性は認められておりません。

参考:日本浴用剤工業会

とはいっても、肌が弱い等の個人差はあるため
極まれにアレルギー症状や皮膚の異常などが可能性もあります。

その場合はすぐに使用を中止し
商品に表示されている成分を確認の上、
お医者さんに相談が必要ですが、

過度な思い込みや神経質になることの方が
心身へのストレスとなってしまいます。

疑問を持つことは大変すばらしいことですが、
ご自身の体のセキュリティー(免疫)を信じ
一日の汚れと疲れ・ストレスをお湯に流せるくらいリラックスしてはいかがでしょうか。

入浴剤が目に入った・飲んでしまった時の対処法

ここでは、入浴剤が溶け込んだお湯が
目や口に入ってしまった時の対処法をご紹介していきます。

目に入った場合

入浴剤を溶かしたお湯が目に入った場合、
通常、記載されている使用濃度であれば問題はないとされています。

しかし、

製品によって成分や酸・アルカリ性が異なるので、
原則、入浴剤の溶けたお湯が目に入ってしまったときは
こすらず、すぐに水で十分に洗眼してください。

公共財団法人 日本中毒情報センターによると
応急手当の方法として

眼をこすらないように注意して、すぐに流水で10分間以上洗う。
眼を洗うことが難しい場合や、コンタクトレンズが外れない場合は無理をせず、すぐに受診する。

となっています。

入浴剤は、中毒物質よりも刺激性が少ないですが
洗浄後も痛みや刺激感・痒み等が残る場合は
使用した製品を持参してお医者さんに相談してください。

食べた・飲んでしまった場合

通常、お風呂場で入浴剤を使用するとき、

200Lほどのお湯に規定量の入浴剤を使用したのであれば、
入浴剤の濃度は濃くはないため
少量を飲んでしまったぐらいなら
健康に大きな影響を及ぼす心配はありません。

しかし、

商品そのものをお菓子などと間違えて
舐めたり飲み込んでしまった場合
意識を確認の上、下記の処置または救急に連絡してください。

意識があり、呼吸も脈拍も異常がない場合
  1. まずは、口の中に残っているものがあれば取り除き、口をすすいで、うがいをしましょう。
  2. その後、誤飲した入浴剤を薄め、食道や胃粘膜を保護する目的で、コップ1~2杯の「牛乳」または「水」を飲みましょう。

※その際、無理に吐かせてはいけません。吐物や泡などが気管に入り、肺炎を起こす可能性もあります。

意識がない、けいれんを起こしているなど、重篤な症状がある場合
  1. すぐに119番に電話をしてください。
  2. 電話対応してくれた職員さんに、「入浴剤を口にしてしまった人がいること。」「意識がない。重篤な症状が出ていること」「場所はどこか」などを伝え、救急車を手配してもらいます。
  3. 可能であれば、職員さんの指示を仰ぎ応急処置をします。

こちらの「救急車の呼び方」が参考になりますので一度確認してみてください。

入浴剤の洗顔・洗髪への影響

入浴剤が溶けたお湯で洗顔や洗髪した場合の影響について考えていきましょう。

入浴剤には、様々な成分が含まれており
その中には、

  • 髪のキューティクルを痛めるもの
  • 逆に髪を保護するもの
  • シャンプーの泡立ちを悪くするもの
  • 皮脂を落とすもの

など、洗顔や洗髪に対して
いい影響を及ぼすもの・悪い影響を及ぼすものどちらも存在します。

特に、温泉成分や塩と言ったミネラルが豊富なものは
髪がゴワゴワ・ギシギシするようになります。

「海で泳いだ後の髪」の状態と言えば想像はつく人もおられるのではないでしょうか。

また、一番風呂を除き、
入浴剤を使用したお湯に先に誰かが入っていた場合

そのお湯には、汚れが浮かんでいることも考えられます。

そういった汚れが浮かんだお湯を
洗顔や洗髪に使うと、その汚れが顔や髪に付着する可能性もあります。

そのため、

基本的には、入浴剤を溶かしたお湯で洗顔・洗髪は行わないのがいいでしょう。

もし、入浴剤の溶けたお湯で洗顔・洗髪をするなら
すすぎには「きれいなお湯」を使い十分に洗い流して下さい。

入浴剤を大量に使った時のリスク

入浴剤を大量投入したときのリスクについても考えていきましょう。

基本的に、一般に販売されている入浴剤は
大量(1ボトル、1箱)に投入したとしても
入浴中・入浴後に著しく肌が荒れるということはないでしょう。

しかし、炭酸系入浴剤であれば
一度に発生する二酸化炭素量が増えるため注意が必要です。

これはバスクリンさんの「よくあるご質問」にも
大量投入した際の人体への影響について書かれています。

その回答がこちら。

通常の使用量では、特に人体に影響はありません。しかし、炭酸ガスを直接大量に吸い込む行為は危険ですので、その点はご注意ください。また、誤って大量に投入した場合には、換気したのちにご使用ください。
一般的に浴室中の炭酸ガス濃度としては、通常使用量の12倍量(ボトル1本分)を発泡させても人体に影響はありませんが、使用法に従ってご使用いただくよう、お願いします。

引用:バスクリン

さらに、入浴剤によっては
お湯をヌルヌルとしたり、色がついているものもあります。

そのような入浴剤の場合に大量投入してしまうと
浴槽掃除が大変になることも予想されます。

そのため、入浴剤の大量投入すると

  • 一回二回程度なら、健康への影響は少ない。
  • 頻繁に大量投入を繰り返すと肌へ悪い影響が出てくる。
  • 大量投入は、浴槽の汚れにつながり掃除が大変。

のような影響が起きると考えられます。

入浴剤成分の効能・危険性まとめ

ご覧いただきありがとうございます。

この記事のポイントは以下の通り

  • 入浴剤に配合されている主な成分は8種類。
  • 入浴剤の種類は配合されている成分によって7種類に分けられる
  • 入浴剤の効果・効能は、お湯の温度・水圧のほかに、皮膚の「経皮吸収」がかかわっている。
  • 入浴剤の危険性を考えるには、「皮膚バリアー機能」「界面活性剤」「経皮毒」を知る必要がある
  • 入浴剤には少なからずリスクがあるが、神経質になりすぎる必要はない
  • 入浴剤が溶けたお湯が目に入った場合は、十分にすすぎ、違和感があるなら病院へ。
  • 入浴剤を食べてしまった場合、意識の有無を確認の上、緊急性があると判断した場合、救急車を呼ぶ
  • 入浴剤の溶けたお湯で洗顔・洗髪は基本的にしない方がいい。
  • 大量に入浴剤を使用したとしても、頻繁に入らなければ悪い影響は出にくい。
    しかし、浴槽が汚れ掃除が大変になる可能性があるので注意。

入浴剤の効果・効能・リスクを理解したうえで、
楽しいバスタイムをお過ごし下さい。

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