こんにちは!管理人のクラゲです
今回は「トッピング入りバスボム」の
作り方とレシピを画像と動画を使ってご紹介します。
- トッピング入りバスボムレシピ
- トッピング入りバスボム作りのコツ・ポイント・注意点
大人も子供も楽しい「トッピング入りバスボム」のレシピ・情報
使う道具と材料
【バスボム1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2
- クエン酸:大さじ1
- 片栗粉orコーンスターチ:大さじ1(なくてもOK)
- 水または無水エタノール:適量
- トッピングアイテム:ドライハーブ、花びら、ラメ(グリッター)、おもちゃなど
【以下お好みで】
- 着色料(食紅):付属スプーン1杯を目安に調整
- 精油(エッセンシャルオイル):10滴以内
- キャリアオイル:小さじ1
※道具は省略
トッピングの種類・サイズによっては
バスボムの強度が不足する場合があります。
特にドライハーブや花びら・ポプリを
生地に混ぜこむと強度が落ちやすいので
トッピング(デコレーション)のやり方を工夫しましょう
バスボム生地材料
色付け・香り付け材料
使いやすいバスボム型(モールド)
バスボムに適したトッピングの選び方と注意点
基本的になんでもいいのですが
お風呂機器や体への影響を考えるといくつか注意点があります
- トッピングアイテムが排水溝・配管・お風呂機器(追い炊き機、風呂釜)の汚れ・詰まり、故障のリスクがある。お風呂の自動運転・追い炊き不可
- お湯に浮かばないトッピングアイテムは踏んで怪我をする可能性
- トッピングアイテムが肌をチクチクと刺激する可能性
以上の点から
バスボムに入れるトッピングは以下のものが適しています。
- 花びら・ドライフラワー・ポプリ
(天然花・人工花のどちらでも可。お湯に浮くため回収しやすい。花茶で代用可) - ラメ・グリッター
(粒子サイズの細かいものであれば、肌への刺激は少ない) - 水で膨らむおもちゃ
(お湯に入れる前はサイズが小さくバスボムに入れやすい。お湯で膨らむので回収しやすく、スポンジなのでお風呂場で遊べる) - スーパーボール
(バスボムに入れやすく、お湯に浮く、入浴後のおもちゃにもなる) - 製菓用のトッピング
(ほとんどが砂糖を原料としているので、お湯で溶ける)
バスボムへのトッピング方法・やり方解説
大きく以下の5つ
- 埋め込む
- 敷き詰める
- 混ぜこむ
- 間に挟む
- 飾り付ける
基本的には上記のどのトッピング方法を使っても
キレイなトッピング入りバスボムができるのですが
トッピングの種類によっては”適した入れ方”があります
特に花びら・ドライフラワー・ペタルなどの
ある程度の大きさがあり
数を入れてトッピングするものは
④の「間に挟む」というやり方は適していません
⇓のようにバスボム同士の間に敷き詰めてしまうと
バスボム同士を圧着する際に
トッピングの層ができてしまうので
接着面の強度がなくなって圧着できないのです
なので、
花びら・ドライフラワー・ペタルなどを
トッピングする場合は
「間に挟む」以外の方法をとるようにしてください
片栗粉・コーンスターチの役割
今回のトッピング入りバスボムレシピでは
片栗粉またはコーンスターチを材料の一つに入れていますが
これは大きく以下の4つが理由です
- 粉を固める時の「つなぎ」(粘りを利用)
- かさ増しをする
- お湯を多少濁らせる
- 調湿のため(湿気で反応が進まないように)
追記と訂正
片栗粉・コーンスターチの役割として①「粉を固めるときのつなぎ」と記載しましたが、これは主成分である”でんぷん”の糊化(こか、α化)を利用できた場合です
ですが、でんぷんが糊化するには片栗粉orコーンスターチに水を加えて60℃以上に加熱する必要があるため、粉状のままではバスボムの”つなぎ”にすることはできません。
バスボムのつなぎにする場合は事前にでんぷんを糊化させておく必要があるのですが
糊化させた片栗粉には水分が含まれているため、重曹とクエン酸を混ぜた粉末に加えると発泡してしまいます
なので、糊化でんぷんを利用する場合は
「クエン酸に糊化でんぷんを加えた後、一度水分を飛ばして乾燥させ、そこに重曹を混ぜこみ、霧吹き等で水分を加えることで、糊化でんぷんの粘りを復活させる」 という工程が必要になります
※自然乾燥だと、α化(糊化)したでんぷんが元の性質に戻ってしまうため、熱を加えて急速乾燥させる必要がある
※重曹を糊化でんぷんでコーティングしてしまうと、乾燥させる際の熱で重曹が炭酸ナトリウムに変化してしまい、重曹の「湿気を吸うと固まる性質」を利用できないためバスボムを成形・硬化させることが難しくなる
※片栗粉とコーンスターチで糊化した時の性質が異なる点にも注意。
- 片栗粉は沸騰が低くてもトロミがつくが温度が下がると水に戻りやすい性質
- コーンスターチは片栗粉より温度を上げないとトロミがつきにくいが冷めてもトロミを維持している性質
ちなみに、クエン酸をコーンスターチの糊化でんぷんでコーティングした場合、マシュマロのような「ふわふわバスボム」ができあがります。(片栗粉の場合、片栗餅のような弾力性のある状態になってお湯に溶けなくなる)
なので、コーンスターチのでんぷんを糊化させるという条件付きですが、バスボムのに粘りをプラスすることで強度を上げることが可能なるのです。(弾性がつくので、落としても割れたり壊れない)
>>>「バスボムに片栗粉を入れる理由」
基本的にバスボムの強度を保ったり
保存時の湿気対策なので
- トッピングアイテムのサイズが小さい
- バスボムサイズが大きくない
- 重曹・クエン酸が十分量ある
などの場合は片栗粉・コーンスターチを入れる必要はありません。
ケースバイケースで混ぜるようにしてください。
そのほかバスボム材料(食紅・精油など)の注意点・バスボム作りで失敗しやすいポイント
- 食紅や精油などのバスボム材料の注意点
- バスボム作りで失敗しやすいポイント
については⇓の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。
>>>「バスボム作りの失敗しやすいポイント」
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【画像・動画解説】トッピング入りバスボムの作り方とポイント
トッピング入りバスボムの作り方を
動画と画像を使って解説していきます
細かなコツ・ポイント・注意点もあるので
一緒にバスボムを作ってみてください。
- 重曹・クエン酸・片栗粉を2:1:1の割合で混ぜる
(「重曹大さじ2、クエン酸大さじ1、片栗粉大さじ1」でバスボム1~2個分)
(ラメはこの時に入れる) - (お好みで)色と香りを付ける
- バスボム生地を霧吹き等で適度に湿らせる
(握ったときに形が残る程度) - バスボム型に入れる
(この時に花びらやおもちゃなどのトッピングを入れる) - 成形したバスボムを半日~1日程度しっかり乾かす
※片栗粉の代わりにコーススターチでもOK
※トッピングが小さく、バスボム強度が気にならないなら「片栗粉・コーンスターチ」はなくても大丈夫です
①重曹・クエン酸・片栗粉を「2:1:1」の割合で混ぜる(ラメはこのタイミングで入れる)
まずは「バスボム生地」を作るために
食品グレード以上の重曹・クエン酸・片栗粉を
「2:1:1」の割合で混ぜましょう
※トッピングに「ラメ(グリッター)」を入れたい場合はこの時に追加しておきましょう。
動画・画像では
重曹大さじ山盛り2杯、クエン酸大さじ山盛り1杯、
片栗粉大さじ山盛り1杯を使っていますが
作りたいバスボムの
「サイズ・個数・色の種類・バスボムの型枠」
に合わせて適宜調節してください。
また、材料は口に入っても問題ない
食品添加物グレード以上のものを使いましょう。
>>>「入浴剤に適した重曹について」
>>>「入浴剤に適したクエン酸について」
②粉末の塊(ダマ)をほぐす
重曹とクエン酸を混ぜるときは
できるだけ粉末の塊(ダマ)をほぐしましょう
食紅で着色する場合
上記画像のようなダマが残っていると
その部分は着色されず「白飛び」してしまい
バスボムの見た目が悪くなります(まだらに染まる)
なので
できるだけキレイなバスボムを作りたいなら
可能な限り塊(ダマ)をつぶして
生地全体を均しておきましょう
⇑スプーンの背中側を使って塊(ダマ)をつぶしている
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③お好みで「色・香り」を付ける
バスボム生地の塊(ダマ)を均したなら
お好みで色と香りを付けていきましょう
食紅と精油を別々にバスボム生地に混ぜてもいいのですが
今回は別の容器を準備し
- 食紅
- 精油
- キャリアオイル
を混ぜた「溶液」を作ってから、色と香りを付けていきます。
この方法は、作りたい色の数が多い場合に
先にまとめて準備しておけるので便利ですよ。
まずは紙コップなどの別の容器を用意して
キャリアオイルを小さじ1杯を入れ
精油を10滴程度垂らしましょう
そこに着色料(食紅)を付属スプーン1杯を入れ
よくかき混ぜましょう
※液体の食紅なら1~2滴を目安に調整してください
あとは、できた溶液をバスボム生地にかけて軽く混ぜましょう
※水ではなくオイルなので、この時点で発泡することはありません
④水または無水エタノールでバスボム生地を湿らせる
ここからは水または無水エタノールで生地全体を湿らせていきましょう
※この見出しの下に注意点を記載しています(スクロールして先にご確認ください)
生地が湿っていくと
食紅が生地全体に広がり、きれいに発色してきます
あとは、生地をギュッと握って
形ができるようになったら次の工程へ移りましょう。
複数色のバスボム生地を準備した場合
湿らせた後の放置時間が長いほど
生地が乾燥して大小さまざまな硬い塊(ダマ)ができてしまうので
「生地を湿らせる⇒型枠で成形」は時間との勝負です
⇓水分不足・時間経過で乾燥した時はうまく固まらない
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⑤バスボムの型枠にバスボム生地とトッピングを入れて成形する
バスボム生地とトッピングの用意ができたら
型枠(モールド)に入れて成形していきましょう
型枠に入れる際のポイントは以下の通りです
⇓2個一対のバスボムの型の場合
平らな型(シリコン型など)の場合も
基本的にはやり方は同じです
⇓トッピング入りバスボムの失敗例(解説動画にも映っています)
>>>「バスボムへのトッピングのやり方5選」
⑥乾燥前のひと手間
型枠で成形した後は乾燥させて完成なのですが
いくつか注意点とコツがあります
- バスボム型から外して乾燥させると形が歪むことがある
(底面が平たいバスボムを除く)
(水平を保って乾燥させるとよい) - バスボムを乾燥中、湿気を吸収すると多少膨張し、型枠にバスボムが張り付く
- 金型やプラスチック型などの硬い型枠に入れたまま乾燥させると、型枠から外すのが困難(シリコン型を除く)
なので、
金型・プラ型で成形したバスボムは
一度ラップに包んで型枠に戻してから乾燥させましょう
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⑦半日~1日程度乾燥させる
準備ができたら風の通る、乾燥した場所において
半日~1日くらいしっかり乾燥させましょう。
指で触って
カチカチに固まっていたら次の工程へ
もし短時間で乾燥させたいなら
冷蔵庫や冷凍庫に入れて固めることも可能ですが
どれも一長一短があるので
それを理解したうえで乾燥場所を決めてください
【冷蔵庫で乾燥させる場合】
- 湿度が低いので短時間でバスボムが固まる
- バスボム型内で結露が起こり発泡してしまう可能性がある
- バスボムが冷蔵庫内の臭いを吸着してしまう
- 冷蔵庫内の場所を占領してしまう
【冷凍庫で乾燥させる場合】
- 湿度が低いので短時間でバスボムが固まる
- バスボムが乾燥する前に水分が凍ってしまい、室温に戻した時に氷が溶けて発泡する可能性がある
- 冷凍庫内の場所を占領してしまう
【室内で乾燥させる場合】
- 乾燥場所には困らない
- 季節や場所で湿度は変動する
- お部屋の湿度によってはバスボムが膨張し形が崩れる
- バスボムサイズとお部屋湿度次第で乾燥時間が伸びる
⑧型枠からバスボムを取り出す(完成)
しっかりと乾燥させたら
バスボムを型枠から取り出しましょう
ちなみに乾燥が足りなかったり、水分量が多すぎた場合
乾燥中に⇓のように膨らみ
取り出すときにひび割れたりするので
湿気のない場所でしっかりと乾燥・硬化させましょう。
⑨密閉容器に保管&自作バスボムでお風呂を満喫
完成したバスボムは
- キャニスター
- フリーザーパック
などの密閉容器に保管しましょう。
密閉容器に入れて保管しないと
以下のデメリットが発生する点にご注意ください
- バスボムが湿気を吸収し発泡してしまう
- お部屋の中の臭いを吸着してしまう
- 香りが時間経過ですべて揮発してしまう
>>>「手作りバスボムの注意点」
※⇑の画像くらいお湯を片栗粉で濁らせるには大さじ3杯以上必要です
ちなみに他のバスボムはこんな感じになりました
トッピング入りカラフルバスボムの作り方まとめ
ご覧いただきありがとうございました
今回は「トッピング入りバスボムの作り方」をご紹介しましたが
上手に作れましたか?
誰でも1回2回は必ずどこかで失敗するので
あきらめずトライしてみてください
色・香り・トッピングありのバスボム(作り)は
- 夏休みの自由研究
- 家族コミュニケーション
- 友達へのちょっとしたプレゼント
にオススメです。
楽しく作って
楽しいお風呂時間を満喫してくださいね。
次は3通りの
「濁り湯バスボム」の作り方をご紹介するので
よければ次の記事・動画をご覧ください
>>>「濁り湯バスボムの作り方」