こんにちは!管理人のクラゲです
今回もバスボム作りの中で
一番の失敗ポイントである「水分調節」が不要
かつハチミツ風呂が好きな方向けに
蜂蜜(ハチミツ)バスボムの作り方とレシピを
画像と動画を使ってご紹介します。
- 水分調節がいらない「蜂蜜(ハチミツ)バスボム」レシピ
- 蜂蜜(ハチミツ)バスボム作りのコツ・ポイント・注意点
簡単手作り「蜂蜜(ハチミツ)バスボム」のレシピ・情報
使う道具と材料
【バスボム1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2
- クエン酸:大さじ1
- ハチミツ:小さじ1~2杯
【以下お好みで】
- 着色料(食紅):付属スプーン1杯を目安に調整
- 精油(エッセンシャルオイル):10滴
- トッピングアイテム:ドライハーブ、花びら、ラメ(グリッター)、おもちゃなど
バスボム生地材料
色付け・香り付け材料
使いやすいバスボム型(モールド)
バスボム作りに蜂蜜(ハチミツ)を使う理由と効果効能
ハチミツの粘り(粘稠性)で
バスボム生地がまとめるので
水や無水エタノールは不要です。
バスボム作りにハチミツを使う理由は以下の通りです
- ハチミツの粘りでバスボムの元(粉末)を成形しやすくする
- ハチミツの「低温で固まる(結晶化)」性質を利用してバスボムを硬化させる
- ハチミツ風呂の美容効果
通常、バスボムを作る際は
「重曹の湿気を吸うと固まる」性質を利用して
バスボム自体を固めているのですが、
少しでも水分量が多いと
簡単に発泡してしまうという欠点がありました。
そんな欠点を克服する方法の一つに
ハチミツを利用したバスボムの作り方があったのです。
そのついでに、
美容効果の高いハチミツ風呂を
「より手軽に日常的にできるようにする」という目的もあります。
バスボムに適した蜂蜜(ハチミツ)の選び方と注意点
バスボム作りに適した蜂蜜についてですが
基本的には天然100%の「純粋ハチミツ」をオススメしています
というのも、
水を使わないハチミツバスボムは
ハチミツの「低温になると固まる」性質を利用して作るため
より結晶化しやすいハチミツを使う必要があるのです。
ハチミツには大きく以下の3種類があるのですが
- 純粋ハチミツ:天然100%のハチミツ。厳しい品質基準を設けられている
- 加糖ハチミツ:コストを抑えるたえに、糖(水あめ、ショ糖など)を加えたハチミツ加工品
- 精製ハチミツ:特殊な膜によりハチミツの栄養悪阻を除去・精製したハチミツ加工品
上で説明した通り、
ハチミツが固まるには
「ブドウ糖」の割合が高い必要があるのですが、
ブドウ糖以外の糖を加えたり
精製して栄養素を取り除いてしまった
ハチミツ加工品は
低温環境においてもハチミツが結晶化しにくいため
バスボムを固めることができません
しかも、
ハチミツ加工品は天然100%のハチミツより
栄養素の量でも劣っているため
ハチミツ風呂にしても効果は弱くなってしまいます
そういった理由から
ハチミツバスボムを作るなら
ブドウ糖の割合が多く、他の栄養素も豊富な
天然100%の「純粋ハチミツ」をオススメしているのです。
ちなみに、
ハチミツに似ている
他の甘いシロップ類でも代用できません
糖度が足りなかったり
ブドウ糖以外の糖を使っている場合は
低温でも結晶化できないためバスボムを固めることが難しいのです
その他、ハチミツについての注意点は以下の通りです。
- ハチミツにはボツリヌス菌という熱や薬剤に強い菌が入っていることがあるため1歳未満の赤ちゃんにはハチミツバスボムはNG(乳児ボツリヌス症のリスクがある)
- ハチミツバスボム使用後は、ハチミツに含まれる糖分・栄養でお風呂にカビ・細菌が繁殖しやすくなるので注意
- ハチミツバスボムに使うハチミツ量は、ハチミツ風呂に使う量より少ないため、ハチミツ風呂より効果効能は薄い(別途、蜂蜜を湯船に加える必要がある)
- 蜂蜜は弱酸性であるため、酸に弱い銀製、銅製、アルミニウム製のスプーン等を使うとはちみつの成分を変質させてしまうといわれている(ステンレス製・プラスチック製なら問題なし)
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蜂蜜(ハチミツ)バスボムを硬化させるには「冷蔵庫or冷凍庫」を使う
ハチミツバスボムを固めるには
ハチミツの「低温になると結晶化する」性質を利用するため
ハチミツの結晶化する温度
(15~16℃以下)になるように
冷凍庫または冷蔵庫を使います。
冷凍庫内であれば湿度も庫内温度も低いため
非密閉でも大丈夫です
しかし、
冷蔵庫内は比較的湿度が高いため
冷蔵庫でバスボムを硬化させる場合は
密閉容器に入れて冷やすようにしてください。
そのほかバスボム材料(食紅・精油など)の注意点・バスボム作りで失敗しやすいポイント
- 食紅や精油などのバスボム材料の注意点
- バスボム作りで失敗しやすいポイント
については⇓の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。
>>>「バスボム作りの失敗しやすいポイント」
トッピングのやり方・注意点は⇓で解説しています。
>>>「トッピング入りバスボムの作り方」
【画像・動画解説】蜂蜜(ハチミツ)バスボムの作り方とポイント
お肌しっとり&面倒な水分調節不要の
はちみつバスボムの作り方を
動画と画像を使って解説していきます
細かなコツ・ポイント・注意点もあるので
一緒にバスボムを作ってみてください。
- 重曹・クエン酸を2:1の割合で混ぜる
(「重曹大さじ2、クエン酸大さじ1」でバスボム1~2個分) - (お好みで)バスボム生地に色と香りを付ける
(食紅に付属しているスプーン1杯を目安に調整)
(精油は10滴を目安に調整) - バスボム生地にハチミツを加える
(重曹大さじ2、クエン酸大さじ1に対し、ハチミツ小さじ1~2) - バスボム型で成形する
(シンプルな形の型枠がオススメ)
- 冷蔵庫or冷凍庫で冷やし固める
(冷凍庫で急速冷凍するのがベスト) - しっかり固まったら完成
- (保存する場合)密閉容器に入れて冷蔵庫or冷凍庫で保管
水を使って作る通常のバスボムより強度が弱い点に注意
また、ハチミツにも吸湿性があり
低湿度環境でも時間経過で膨らんでしまうため
非密閉でも保管は不適
①重曹・クエン酸を「2:1」の割合で混ぜる
まずは「バスボム生地」を作るために
食品グレード以上の重曹とクエン酸を「2:1」の割合で混ぜましょう
この時、粉末が塊(ダマ)になっている場合は
粉ふるいや裏ごし器でふるいにかけたり
スプーンなどでつぶしておきましょう
また、
バスボムのレシピによっては
片栗粉やコーンスターチを入れることがありますが
今回のハチミツバスボムではNG
ハチミツに吸湿性があるため
重曹とクエン酸以外の
湿気を吸う材料を加えてしまうと
硬化・保存がすごく難しくなるので
バスボム生地の材料は
シンプルに重曹とクエン酸だけでOKです
↑はコーンスターチを混ぜたハチミツバスボムを
室温・低湿度のドライボックスで硬化させようとしたときの画像
バスボムの許容量を超えて吸湿したため膨らんでしまった
②(お好みで)色と香りを付ける
バスボム生地のを均しら
お好みで色と香りを付けていきましょう
重曹大さじ2、クエン酸大さじ1のバスボム生地に対し
- 粉末食紅:付属スプーン1杯
- 精油:10滴
を目安にお好みで調整して下さい
ちなみに、食紅と精油は
別々にバスボム生地に混ぜてもいいのですが
小さめの紙コップなどの容器を準備し
- 食紅
- 精油
- キャリアオイル
を混ぜた「溶液」を作ってから、色と香りを付けても大丈夫ですよ
溶媒が「水」ではなく「オイル」なので
バスボムが泡立つことはありません
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③バスボム生地にハチミツを混ぜる
バスボム生地の準備ができたら
そこにハチミツを加えましょう。
※糖度の高い「純粋ハチミツ」を使ってください
ハチミツは生地に混ざりにくいので
手を使って揉みこむように
生地全体になじませましょう
※パン生地を作るようにしっかりとこねる
生地全体にハチミツが浸透しして
握ったときに形を保つようになります
その状態になったら次の工程へ進んでください
※ハチミツの粘りで形を保つようになる
ちなみに、
寒い場所にハチミツをおいておくと
結晶化して容器から出てこなくなるので
ハチミツが固まっていた場合は
60~70℃くらいのお湯で湯煎しましょう
モノによりますが
30分~1時間くらい温めておくと
サラサラ状態のハチミツになりますよ。
④バスボム型で成形する
バスボム型を使って成形していきましょう。
カプセル型であれば
ふんわり生地を盛って
気持ち余裕(隙間)を作って成形するとうまくいきますよ
また、基本的にお好みの型枠で大丈夫なのですが
ハチミツバスボムの強度は
通常のバスボムより非常に弱い(脆い)ため
- 底のある型枠
- 押し出して取り出すシリコン型
- 細かい模様・複雑な形の型枠
などのバスボム型を使うと
細かな形・模様を付けても
硬化・保存時につぶれてしまう可能性が高い点にご注意ください。
※模様のあるシリコン型は特にハチミツバスボムと相性が悪い
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⑤冷蔵庫or冷凍庫で冷やし固める
ハチミツバスボムが成形できたら
冷蔵庫or冷凍庫に入れて硬化させましょう
※蜂蜜の「低温で固まる」性質を利用
硬化時間目安
- 冷凍庫:2~3時間
- 冷蔵庫:3時間~5時間
※冷蔵庫に非密閉で長時間入れているとバスボムが膨らんでくるので注意
⑥しっかり固まったら完成
ハチミツバスボムが十分に硬化したら完成です
ハチミツバスボムは
通常のバスボムより強度が弱いとは言いましたが
しっかり固まっていれば
バスボム同士をぶつけても壊れませんし
爪楊枝を刺しても刺さらない程度の硬さはあります
ただ、硬化時間中に
バスボムの自重で底が平らにつぶれていくので
型枠に入れたまま冷凍(冷蔵)した方が
形をきれいに保ったまま固められるかもしれません。
あとは完成したバスボムで楽しいバスタイムを満喫してください
⑦(保管する場合)密閉容器に入れて冷蔵庫or冷凍庫で保管
完成したハチミツバスボムを保管する場合は
必ず密閉容器に入れて冷蔵or冷凍してください
通常のバスボムは常温保存で大丈夫ですし
そこまで湿気を気にする必要はないのですが
ハチミツバスボムは温度変化・湿度上昇に非常に弱いです
※左:半年前に作った通常バスボム。右:1日前に作ったハチミツバスボム
密閉容器に入れて冷凍しておけば
何か月も持ちますが
常温・常湿に戻してしまうと1晩持たないのでご注意ください。
面倒な水分調節不要!蜂蜜(ハチミツ)バスボムの作り方まとめ
ご覧いただきありがとうございました
バスボムを作ったことある人なら
誰しも一度は水分量をミスした経験があると思います
そんな失敗ポイントである「水分調節」がいらない
バスボム作りのテクニックの2つ目として
ハチミツバスボムの作り方をご紹介しました。
美容効果も高いハチミツ風呂は
世界三大美人に数えられる「クレオパトラ七世」も
愛用していたとか。
日々の疲れを癒し、健康な肌を保つために
毎日のお風呂で
ハチミツ炭酸風呂を楽しんでみてください。
次は「重曹を使わないバスボムの作り方」
を紹介するのでよければご覧ください。
>>>「重曹なしバスボムの作り方」