こんにちは!管理人のクラゲです
今回は「ソルトで彩るクリアバスボム」の
作り方とレシピを
画像と動画を使ってご紹介します。
- ソルト入りバスボムレシピ
- ソルト入りバスボム作りのコツ・ポイント・注意点
体の芯から温まる「ソルトで彩るクリアバスボム」のレシピ・情報
使う道具と材料
【バスボム1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2
- クエン酸:大さじ1
- 水または無水エタノール:適量
【ソルトパーツ材料】
- ソルト:大さじ1
- 白砂糖:大さじ1/2(ソルトパーツ強度を上げるため)
【以下お好みで】
- 着色料(食紅):付属スプーン1杯を目安に調整
- 精油(エッセンシャルオイル):10滴以内
- キャリアオイル:小さじ1
- トッピングアイテム:ドライハーブ、花びら、ラメ(グリッター)、おもちゃなど
※道具は省略
ソルトパーツを作らない(ソルトを散りばめる)なら白砂糖は不要です
バスボム生地材料
色付け・香り付け材料
使いやすいバスボム型(モールド)
ソルト生地材料
バスボムに適したソルト(塩)の選び方と注意点
そもそもなぜ
バスボムにソルト(塩)を混ぜるのかというと
大きく4つの理由があります
その辺の理由や塩の役割については
別の記事で詳しく紹介しているので
興味があればご覧になってみてください
>>>「バスボムに塩を入れる理由とその役割」
で、バスボムに適したソルト(塩)についてですが
食品用・化粧品用であれば基本なんでもOK
ただ、ソルトは含まれるミネラルの種類・量が多いほど
お風呂の入浴効果は高まるので
強いて言うなら
以下の3種類のソルトが適しています。
- 粗塩(自然塩)
- 岩塩
- エプソムソルト
上記3種のソルトであれば
塩化ナトリウム以外のミネラルが豊富なので
体を温める温浴効果以外の効果も期待できますよ
特に”にがり”成分として多く含まれる
「マグネシウム」には様々な健康・美容効果があるとされ
乾燥肌やアトピー肌の症状軽減・改善や
美肌効果も期待できるといわれています。
↓マグネシウムの効果などの記事
バスボムへのソルトの混ぜ方
ソルト入りバスボムを作る際
バスボム生地にソルトを混ぜる方法として
大きく3通りのやり方があります
- バスボム生地にソルトを混ぜる
(混ぜこむ) - バスボム生地とソルト生地を交互に重ねる
(層にする) - 製菓用型などで先にソルトを成形・固化しておき、バスボム生地に埋め込む
(ソルトパーツを作る)
※粒の大きい岩塩の場合は「ミル」で砕いてから使う
「混ぜこむ」<「層にする」<「ソルトパーツ」
の順に作成難易度は高くなりますが
手間と時間がかかる分
一番オリジナリティあるバスボムができるので
個人的に「ソルトパーツを作る」方法がオススメ
ただ、
と、考える方もおられると思います。
その疑問にお答えすると、
バスボム生地は少量の水分(部屋の湿気)で
発泡し膨らんでしまうため
パーツを作ったとしても
乾燥・固化させている間に膨らんで
ひび割れたり、形が崩れてしまう可能性が高く
上手くできたとしても
バスボム生地に埋め込んで成形するときに
生地の水分を吸って形が崩れやすいのです
その点、
ソルトは水分を含んでも膨らまないので
細かい模様・形を再現しやすいのです
(固まるまでは脆いですが・・・・)
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ソルト入りバスボムで失敗しやすいポイント
ソルト入りバスボムで失敗しやすいポイントは以下の4点です。
- 水分量と吸湿力
- ソルトとバスボム生地の乾燥するまでの時間差
- バスボムに占めるソルトの割合
- ソルトの強度問題
バスボム生地(重曹・クエン酸)とソルトでは
吸湿力(水分の保持力)が異なるため
バスボム生地に湿ったままのソルトを混ぜると
ソルト内の水分がバスボム生地に移動して
重曹とクエン酸が反応。
バスボム生地が泡立ったり膨らんでしまう可能性が高くなります。
そのため、
ソルトをバスボム生地に混ぜこむのは
一番簡単なソルトバスボムの作り方ですが
以下の注意点に気を付けましょう
- バスボム生地が膨らみやすい
- ソルトの透明感は損なわれる
- ソルトの割合が多いとバスボム強度が落ちる
同様にソルトを層にする方法にも以下の注意点があります
- バスボム生地が膨らみやすい
- ソルトが乾燥・固化するのに時間がかかる
- 強度が不足しやすく、層が剥がれやすい(ソルトの割合が多いほど)
3つ目のソルトパーツを作る方法についても
ソルトパーツは”つまんで持てるくらい”の強度はありますが
作るのに時間と手間がかかるのに対し
少し強めに触ってしまうと
簡単にボロボロに崩れてしまうので
取り扱いに注意が必要です。
- ソルトパーツを作るのに時間と手間がかかる(成形・固化に最低1日)
- ソルトパーツの強度は”つまめる程度”、乱雑に扱うとすぐボロボロになる
ソルト生地(パーツ)の強度を上げる方法
ソルト入りのバスボムを作る際
- ソルトの強度不足
- ソルトの固化時間
がネックになるんですが、
その問題点を解決するのが「白砂糖」
白砂糖には”乾燥すると固まる”という
ソルトとは真逆の固化性質があるので
ソルト生地の固化時間の短縮と強度の確保に役立ちます
混ぜる白砂糖はソルトの半量でよくて
しかも白砂糖は
ソルトの透明感を損なわないのも重要ポイント
ソルトの強度を上げる方法はいくつかあるんですが
そのどれもソルトの透明感を損なってしまうんです
ちなみにソルトの透明感を損なってもいいなら
「重曹」を加えることで
ソルトの強度を上げることは可能です
乾燥に役立つドライボックスの作り方
- 密閉できる大きめの容器
- 乾燥材(A型シリカゲルor塩化カルシウムタイプがオススメ)
- 湿度計(あると便利)
- 仕切り・棚(あると便利)
※すべて100均でそろうので1000円あれば作れる
を用意できれば簡単にドライボックスを自作できます。
自作ドライボックスでも
乾燥材の種類によっては30%以下の低湿度にできるので
ソルトパーツやバスボムの乾燥・固化時間を短縮することができます
その他のバスボム材料(食紅・精油など)の注意点・バスボム作りで失敗しやすいポイント
- 食紅や精油などのバスボム材料の注意点
- バスボム作りで失敗しやすいポイント
については⇓の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。
>>>「バスボム作りの失敗しやすいポイント」
【画像・動画解説】ソルト入りバスボムの作り方とポイント
ソルトで彩るクリアバスボムの作り方を
動画と画像を使って解説していきます
細かなコツ・ポイント・注意点もあるので
一緒にバスボムを作ってみてください。
- 【事前準備】ソルトと白砂糖を「2:1」の割合で混ぜて「ソルト生地」を作る
(お好みで着色する) - (お好みで)ソルトパーツを成形・乾燥・固化させる
(つまめるくらい硬化したらOK) - 重曹とクエン酸を「2:1」の割合で混ぜてバスボム生地をつくる
(できるだけ粉末の塊は均しておく) - (お好みで)バスボム生地に「色・香り」を付ける
- 水または無水エタノールでバスボム生地を湿らせる
(握ったときに形が残る程度) - 「バスボム生地・ソルト生地・ソルトパーツ」を型枠で成形する
- しっかり乾燥させる(1~3日程度)
- バスボムを取り出して完成
(ソルト部分が衝撃に弱いのでラップに包んで保管)
ソルトパーツを作るつもりなら
成形・乾燥・固化時間に最低1日は必要です。
①【事前準備】ソルトと白砂糖2:1の割合で混ぜて「ソルト生地」を作る
まずはソルトと白砂糖を混ぜて「ソルト生地」を作りましょう
※白砂糖はソルトの半量
適当なボウルにソルトを「適量」取りましょう
(目安:大さじ1杯でバスボム1~2個分)
※ソルト量は多くともバスボム全体の1/5~1/3程度に。
ソルト量が多すぎるとバスボムが泡立たなくなります。
そこに白砂糖をソルトの半量入れます
(ソルトを大さじ1杯入れたのなら白砂糖は大さじ1/2)
そしたら軽く混ぜて、お好みで「着色」しましょう
(目安:付属スプーン1~2杯)
食紅を入れたら均一になるまで混ぜます
※ここでよく混ぜておかないと水分を加えたときに色ムラができる場合がある
そしたらスプレー(霧吹き)で水分を加えてよく混ぜましょう
※水分を含むことで発色具合がわかる。必要なら食紅を追加してください
乾燥してくるとソルトは固まりますが
もう一度水を加えることで簡単に軟化するので
事前に複数色のソルトを準備しておくと便利です。
②(お好みで)ソルトパーツを成形・乾燥・固化させる
ソルト生地ができたら
お好みで「ソルトパーツ」を作っていきましょう
※しっかりとしたソルトパーツを作るため乾燥・固化時間に最低1日はかけてください
ソルトパーツの作り方は大きく以下の2通りのやり方があります。
- 底のない「抜型」を使う方法
- 底のある「バスボム型」を使う方法
※必ずソルト生地は湿らせた状態で作業してください
①抜型を使う場合
下敷きなどソルトがこぼれてもいい場所で作業を進めてください
①まずは少し大きめの型にソルトを詰めて「下地」を作ります
②できた下地にお好みの抜型を並べて型を抜きましょう
※クッキー型などの製菓用の型が便利
③型を抜いたら、
タッパーの蓋など弛まない場所の上で型を外しましょう
※乾燥場所などに移動させることが多いので弛みやすいラップの上はNGです
④必要分、型を抜いたら
1日2日程度しっかり乾燥させて固化させましょう
※ドライボックスを自作するのもオススメ
- 指で軽く押しても壊れない
- つまんでも崩れない
程度に固まったらOK
②バスボム型を使う場合
下敷きなどソルトがこぼれてもいい場所で作業を進めてください
①お好みの型を準備しましょう
②型枠にソルト生地を入れ
型の壁面を覆うようにソルト生地を押さえましょう
※バスボム型いっぱいにソルト生地を入れる必要はありません
③複数色のソルト生地があるなら
簡単な模様をつくるともできます
④型枠に収めたまま1日2日程度乾かして固化させましょう。
※ドライボックスを自作するのもおオススメ
- 乾燥させる前のソルトパーツは柔らかいので型枠から外すことはできません
- 指で軽く押しても壊れないくらいに固まったらOK
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③重曹とクエン酸を「2:1」の割合で混ぜてバスボム生地をつくる
ソルト生地(ソルトパーツ)が準備できたら
重曹とクエン酸を2:1の割合で混ぜて
バスボム生地を作っていきましょう
>>>「入浴剤に適した重曹について」
>>>「入浴剤に適したクエン酸について」
粉末の塊(ダマ)が少ない方が
キレイなバスボムができるので
できるなら粉ふるいや裏ごし器を使って
重曹・クエン酸の粒子の大きさを整えましょう
湿気を吸った重曹は↓のような塊になっているので
スプーン等で均しておきましょう。
作りたいバスボムの
「サイズ・個数・色の種類・バスボムの型枠」
に合わせて適宜調節してください。
④(お好みで)バスボム生地に「色・香り」を付ける
重曹とクエン酸を混ぜてバスボム生地ができたら
お好みで色と香りを付けていきましょう
※解説動画ではバスボム生地に色と香りは付けていません
着色には「食紅」を使います
粉末タイプなら付属スプーン山盛り1杯
液体タイプなら1~2滴を目安に調節してください。
香り付けには「精油とキャリアオイル」を使います
バスボム1~2個分の生地に対し
キャリアオイル小さじ1杯に精油10滴以内
面倒なら
「キャリアオイル+精油+着色料」で
色と香りを付ける”溶液”を作る方法がオススメです
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⑤水または無水エタノールでバスボム生地を湿らせる
水または無水エタノールで生地全体を湿らせていきましょう
一度に加える水分量が多すぎると
生地が泡立ってしまうので注意です。
握って形が残る程度に湿ったら次の工程へ
⑥「バスボム生地・ソルト生地・ソルトパーツ」を型枠で成形する
- ソルト生地
- ソルトパーツ
- バスボム生地
が準備できたら
バスボム型で成形していきましょう
ソルトをバスボム生地に混ぜる・加える方法は
大きく4通りありますが
- ソルトをバスボム生地全体に混ぜる
- ソルト生地とバスボム生地で層状にする
- ソルトパーツを使う①「抜型の場合」
- ソルトパーツを使う②「バスボム型の場合」
記事内では①は省略して
②と③を紹介しますね。
ソルト生地とバスボム生地で層状にする
ソルト生地とバスボム生地で層状にする場合
乾燥後取り出しやすいように
器にひと手間くわえる必要があります
器となる100ml以下の透明カップを2個用意し
ハサミで縦半分に真っ二つに切りましょう
半分に切ったらセロテープで仮止めし
切っていない透明カップに重ねます
2重のカップができたら
そこにソルト生地とバスボム生地を
交互に入れていきましょう
層状にすることで
アイスのpanappのようなバスボムが出来上がります。
配色のやり方次第で
いろんな模様が作れるので
自分だけのバスボムを作ってみてください
ソルトパーツを使う①「抜型の場合」
抜型のソルトパーツを使う場合
ソルトパーツの底面・壁面と平行になる型を用意して
※平行でないと、ソルトパーツと型の隙間にバスボム生地が入り込んで見た目が悪くなる
ソルトパーツをバスボム生地に埋めていきましょう
バスボム生地を盛ったら
スプーンや指を使って押し固め
大体、バスボム生地がソルトパーツの1.5~2倍の厚さになったらOK
蓋をして
ひっくり返して取り出しましょう
この時点ではまだ柔らかいので
蓋に載せたまま乾燥させます
ソルトパーツの色・形・配置次第で
いろんな模様が作れますよ
ソルトパーツを使う②「バスボム型の場合」
バスボム型で固めたソルトパーツを使う場合
そのままバスボム生地を入れて押し固めるだけでOKです
2個一対のバスボム型の場合は
ソルトパーツの入ったまま
バスボム生地を盛っていき
2個ともバスボム生地を盛ったら
2つを合わせて圧着させます
圧着できたら↓のようになるので
片方の型枠に入れたまま乾燥させていきます
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⑦しっかり乾燥させる(1~3日程度)
ソルト入りバスボムの乾燥時間は
ソルトの混ぜ方・混ぜた割合・乾燥環境などで変動するため
成形したソルト入りバスボムは1日~3日ほど
しっかり乾かして固めましょう。
可能ならドライボックスを用意することをオススメします。
- バスボムサイズ
- バスボムに対してのソルトの割合
- ソルトの混ぜ方
(生地全体にソルトを混ぜるor生地と生地の間にソルトの層を作るor事前にソルトのパーツを作っていたか) - ソルトとバスボム生地の固まるまでの時間差
(ソルトは水分を吸って表面が溶け、粒同士がくっつくことで固まった状態に変わる) - 使用したバスボム型と乾燥方法
(型枠から外して乾かすor型枠に入れたまま乾かす)でも乾燥時間は変わる
透明容器を使ってソルト入りバスボムを作ると
ちょっとしたインテリアになるので
焦らずしっかり乾燥させましょう。
⑧バスボムを取り出して完成
十分乾燥できたら
蓋やバスボム型から取り外して完成です。
ただ、
ソルト部分(パーツ)は固まっているとはいえ
少し衝撃を加えすぎると
簡単にばらばらに崩れてしまうため慎重に取り扱いましょう。
ちなみに
ソルト入り・ナシでの見た目の変化はこんな感じ↓
⑨密閉容器に保管&自作バスボムでお風呂を満喫
完成したバスボムは湿気に弱く
ソルトパーツが比較的脆いので
ラップにくるんでから密閉容器で保管しましょう
密閉容器に入れて保管しないと
以下のデメリットが発生する点にご注意ください
- バスボムが湿気を吸収し発泡してしまう
- お部屋の中の臭いを吸着してしまう
- 香りが時間経過ですべて揮発してしまう
>>>「手作りバスボムの注意点」
今回ソルト生地を「赤・青・黄色」に染めたので
お湯はメロンソーダのような「緑色」に染まりました。
バスボムの見た目だけでなく
お湯に溶かした時の色も想像して
バスボム作ってみてください。
ソルト入りバスボムの作り方まとめ
ご覧いただきありがとうございます
今回はソルトを使ったクリアバスボムの作り方をご紹介しました
このバスボムを作るにあたって
もっと簡単に作れると思っていたのですが
ソルトの強度不足と乾燥固化スピードの遅さには手を焼きました
ただソルトを混ぜるだけなら
特に難しくもないのですが
ソルトで模様を作ろうとした場合
難易度が跳ね上がります
その難易度を下げたのが「白砂糖」なんですよね
砂糖には肌の保湿効果もあるし
ソルトは温浴効果を高めるので
乾燥し肌寒くなる秋冬向きのバスボムになりますよ
次は「水もエタノールも使わないオイルバスボム」
を紹介するのでぜひ挑戦してみてくださいね
>>>「無水オイルバスボムの作り方」