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エプソムソルトと塩化マグネシウム(にがり)の違いは?使い方・効果・価格を比較

こんにちは!管理人のクラゲです。

男性
男性
”エプソムソルト”と”にがり”ってどっちも入浴剤にあるけど、細かいところどう違うのかな?

こんな疑問解消のために
エプソムソルトと塩化マグネシウム(にがり)の違いをお答えします。

エプソムソルトも塩化マグネシウムも入浴剤として使われていますが
その成分や効果、使い方や価格など違い様々。

そんな2つの入浴剤の違いをいろいろと調べましたので
この記事で比較しながらご紹介していきます。

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

エプソムソルトと塩化マグネシウム(にがり)を比較

エプソムソルトと塩化マグネシウム(にがり)の違いについて紹介する前に
まずは2つの成分がどういうものか見ていきましょう。

エプソムソルトとは?

エプソムソルトとは、バスソルトに分類される入浴剤です。

名前に「ソルト」とついていますが
塩(塩化ナトリウム)ではなく、
硫酸マグネシウムという硫酸とマグネシウムが結合した無機塩化物です。

なぜソルトという名前がついているかというと、

もともとエプソムソルトが発見された場所が
イギリス・サリー州にある「エプソム・アンド・ユーエル」という小さな町で、

その場所で”塩のような白い結晶”として発見されたので
町の名前を冠して”エプソムソルト”と呼ばれるようになりました。

その後、エプソムソルトは
ヨーロッパで「病気に効く万能薬」として様々な方法で利用され
その利用補法の一つとして入浴剤に使用されてきました。

近年ではハリウッドセレブや海外モデルのような
美容意識の高い人たちに愛用されるようになったため注目をあび

日本でも美容アイテムとして、
数多くのメディアで取り上げられるようになりました。

塩化マグネシウム(にがり)とは?

にがり(苦汁)は、海水からとれる塩化マグネシウムを主成分とする食品添加物です。

海水から塩を作る際にできる
余剰なミネラル分を多く含む粉末または液体として精製され、
主に豆乳を豆腐に変える凝固剤として使われます。

塩づくりの副産物的立ち位置のにがりですが、

時間や製法を惜しまず、
天日と火力によって手間暇かけて作られたものは
海水に含まれるミネラルが濃縮されて琥珀色に変わります。

※化学的に製造した「にがり」は透明。

また、

「にがり=豆腐に使うもの」というイメージを持つ方が多いですが
80種類ものミネラルが凝集したもので
”料理の隠し味”や”入浴剤などの化粧品”として使用されます。

エプソムソルトと塩化マグネシウム(にがり)の違いは?

ここからはエプソムソルトと塩化マグネシウム(にがり)を比較し
どのような違いがあるか見ていきましょう。

成分

まず、成分の違いですが
上で簡単に紹介した通り、

  • エプソムソルト:高純度の”硫酸マグネシウム”
  • にがり:塩化マグネシウムを主成分とする海洋ミネラルの塊

となっています。

両方ともにミネラルのの塊ですが、

エプソムソルトがほぼ100%硫酸マグネシウム単体であるのに対し
にがりは、塩化ナトリウムと塩化カリウムの大部分を除いた、
複数の海洋ミネラルが凝集したものです。

成分にがり構成割合
塩化マグネシウム18.99%
塩化カリウム3.54%
塩化ナトリウム2.48%
塩化カルシウム2.29%
リン0.1%
0.1%
亜鉛0.1%
マンガン0.01%

※にがりの成分割合は「きくや」さんのサイトを参考にしました。
※商品によって成分割合は変わります。

”エプソムソルト”も”にがり”も
その成分の多くをマグネシウムが占めているため
マグネシウムの苦みを強く感じます。

2つの構成成分の味を表にまとめると以下のようになります。

 成分
エプソムソルト硫酸マグネシウムコクのある苦味
にがり(約2.5%)塩化ナトリウム塩辛味
にがり(約3.5%)塩化カリウムキレのある酸味
にがり(約20%)塩化マグネシウムうまい苦味

※味の評価については「海の精精」さんのサイトを参考にしました。

  • エプソムソルトは硫酸マグネシウムの結晶ですので”コクのある苦み
  • にがりは複数の海洋ミネラルが含まれているため”塩味と酸味がミックスした苦み

を感じるでしょう。

効果効能

エプソムソルトとにがりの効果効能の違いはというと、

どちらもミネラルで構成されているため
無機塩類系入浴剤」と同じ効能が期待できます。

無機塩類系入浴剤の特徴として、
成分の塩類が体表面のタンパク質と結合することで
体温の放散を防ぎ温熱効果を高めてくれます。

また、にがりは複数の海洋ミネラルが含まれており
現代人に不足しがちなミネラルを皮膚を通して補給できるため

ミネラル不足による症状(鬱、低体温、貧血、肌荒れや肩こり口内炎、体重増加、免疫力低下など)の改善に一役買ってくれます。

エプソムソルトも、皮膚を通してのマグネシウムの補給効果があるため
マグネシウム不足による様々な症状の改善
使い方次第で毛穴汚れを落としたり美髪美肌効果も期待できます。

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使い方・入浴法

使い方や入浴法の違いも見ていきましょう。

入浴方法としては以下のとおりです。

入浴法

エプソムソルト:浴槽のお湯150~200Lに対し100~300g
にがり(塩化マグネシウム):浴槽のお湯150~200Lに対し15~45g

エプソムソルトは0.1~0.2%濃度が適正と言われていますが
にがりの場合、何%濃度がいいかは明確には決まっていません。

ただ、にがりはお湯に対しての使用量が少ない印象です。

これは、にがりの方が複数のミネラルが含まれているため
少量でも効果が期待できることと、製造コスト・商品サイズが関係していると思われます。

また、エプソムソルトは金属の錆となる成分は含まれていないため
追い炊きや残り湯での洗濯も可能ですが
にがりは、錆の原因となる塩(塩化ナトリウム)も多少は含まれているので
基本的に追い炊きや残り湯での洗濯はしない方が良いでしょう。

※にがり入浴剤によっては追い炊き・洗濯OKのものもあります。

価格とランニングコスト

ここではエプソムソルトとにがり(塩化マグネシウム)の価格と1か月使用した場合のランニングコストを
価格ドットコムさんを参考に紹介します。

種類メーカー一回量価格 / 1か月のコスト
(1回の最小量で計算)
エプソムソルト
  1. アースコンシャス2kg
  2. シークリスタルス2.2kg
  3. MINE2.2kg
100~300g
  1. 1280円 / 約2000円~
  2. 1200円 / 約2000円~
  3. 2700円  /約4000円~
にがり
  1. 三和通商400g
  2. Dr.Itsuko500g
15~45g
  1. 880円 / 約1000円~
  2. 1815円 / 約1650円~

※価格.comを参考
※一回量は商品によって異なります。

エプソムソルトとにがりを比較すると、

エプソムソルトは2kgと容量が多く、価格も2000円ほどに対し
にがり入浴剤は約500gと少量で1000円~1800円ほどと
量と値段に差があります。

1か月分のランニングコストを最小量で見れば

にがりの方が安く感じますが、
一回量は少ないためどの程度効果があるのかは不明。

かといって、効果を期待して量を増やせば
ランニングコストが上がりエプソムソルトよりも高くなります。

結晶の形・サイズ

エプソムソルトもにがりもミネラルの塊ですが
エプソムソルトは主に工場で原材料から製造されるのに対し、
にがりは海水を煮詰めて塩の結晶を除いた残りの液体で、
さらに水分を蒸発させ結晶化します。

その製造方法の違いのため
結晶の形やサイズが
エプソムソルトとにがりで異なります。

エプソムソルトが細かいサラサラの結晶に対し
にがりは大きくゴロゴロとした結晶の形をしています。

入浴剤の種類

”エプソムソルト”と”にがり(塩化マグネシウム)”は
ミネラルによって温熱効果を高める無機塩類系入浴剤で
法律的にはどちらも「浴用化粧類」に分類されます。

※有効成分を配合し医薬部外品の許可を取った商品もあります。

入浴剤は『医薬品医療機器等法』(旧薬事法)により規制されており、
その使用目的や成分等により

  1. 化粧品(浴用化粧類)
  2. 医薬部外品

2つに分けられ、

いわゆる「薬用」と名の付く医薬部外品の入浴剤は
公式サイトや販売ページ、商品パッケージに

あせも・荒れ性・うちみ(打ち身)・肩のこり(肩の凝り)・くじき・神経痛・しっしん(湿しん)・しもやけ・痔・冷え症・腰痛・リウマチ・疲労回復・ひび・あかぎれ・産前産後の冷え症・にきび

などと効果効能が表示されていますが、

浴用化粧類に分類される入浴剤は
化粧品の効能の範囲に限定された効能」しか許可されていないため
上記のような効果効能の表記がないのが特徴です。

エプソムソルトとにがり入浴剤を体験し比べてみた

実際に、エプソムソルトとにがりの入浴剤を使い比べてみました。

今回体験した商品は

  • エプソムソルト:【アースコンシャス】
  • にがり温浴:【三和通商】

の2製品です。

使用方法として、

商品パッケージに書かれてあった目安量を

エプソムソルト:100g
にがり温浴:15g

40℃のお湯160Lに入浴時間(お湯につかっている時間)は約30分としました。

入浴中に感じた変化

実際に、エプソムソルトとにがり温浴を使い比べてみたところ
両製品ともに体を温める「温熱効果」と、汗をかく「発汗効果」がありましたが
エプソムソルトの方が温熱効果と発汗効果が高く感じました。

入浴中の変化としては、

どちらの商品もお湯が柔らかく感じますが
初めの4~5分は変化を感じません。

色も香りもなく、見た目は普通のお湯であったため、
後からお風呂に入る人は入浴剤を入れたことに気づかないかもしれません。

しかし、

5分を過ぎた段階で身体の表面がだんだんと熱くなり、
10分もすれば頭や顔にをしたたり落ちるくらいに汗が出ます。

ただ、にがり温浴の方が一回に入れる量が少ないからか
エプソムソルトより効果が小さいようでした。

クラゲさん
クラゲさん
両製品ともに着色料や香料が入っていないから、入浴時間が5分未満だと入浴剤としての効果は感じられないかも

入浴後に感じた変化

両製品を試した後の入浴後の変化としては

  • 汗はすぐに落ち着くが身体の温かさは持続
  • 肌の乾燥(保湿具合)に対して大きな変化はわからない

のように感じました。

体験したのが「4~5月」の期間でしたので
部屋の中が寒いわけでも、乾燥しているわけでもありません。

そのためか、入浴後の効果の違いが判りませんでした。
※冬場に体験すればもう少し詳しく変化が分かったかも。

また、保湿成分が含まれているわけではないため
肌のカサカサに対しても数回使った程度では変化を感じません。

マグネシウムなどのミネラルが不足して起こる肌荒れに対しては
月単位で使い続けて初めて変化に気付けるようになるのでしょう。

体重の変化

最後に、どの程度汗をかいたのか
入浴前後での体重の変化を目安としてご紹介します。

エプソムソルトの入浴前後の変化

にがり温浴の入浴前後の変化

※体重計と連動するFitdaysというアプリを使って測定。
※入浴前はコップ1杯の水分補給をして測定。
※入浴後は身体を拭いた後すぐに測定。

なるべく条件を同じにするために
両製品ともお湯量・温度、使用量、入浴時間は同じにしました。

その結果はというと、

エプソムソルトは入浴前後で1kg、
にがり温浴は入浴前後で0.8kgもの体重が減るほど、汗をかきました。

にがり温浴の方で3回測定しているのは、1回目の測定途中で体重計の電池が切れてしまい、測り直したからです。

にがり温浴を100gにして試してみた

エプソムソルトと比べて
にがり温浴の方が効果が少ないように感じたのですが、

これは、同じ湯量に対し入れる量が6~7倍ほどの差があったためと思い、
にがり温浴も一回の入浴で100gを使い、改めて効果を体感してみました。

その結果はというと、

15gで入浴した時よりも温熱効果や発汗効果を早く感じた
「エプソムソルトとそこまで変わらないかな?」という印象。

お湯は柔らかくなりますが、
相変わらず色や香りはないため
後から入る人は”にがり”を入れたことに気づかないかも・・・

肌のに対してもエプソムソルトと差はないように思います。

では、1回の入浴でどれくらい汗をかいたかというと、
以下のような結果となりました。

  1. 体重:0.8kg ⇒ -1.1kg
  2. BMI:-0.2 ⇒ -0.3
  3. 体脂肪率:-0.3% ⇒ -0.5%
  4. 体水分率:+0.1% ⇒ +0.2%

にがり入浴剤は使う量を増やせば汗の出る量も増え
それに応じて体重も減ります。

しかし、エプソムソルトと比較した場合、
そこまでの差は感じられません。

それどころか1回に使う量が増えるためランニングコストも増えるので
使い勝手が悪くなります。

今回使用したにがり温浴は400gで1500円
対して、エプソムソルトは800gで880円です。

長期的に見れば、効果の感じ方が違うのかもしれませんが
短期間使う分には価格の安いエプソムソルトでいいのではないか?と思いました。

結局どっちがオススメ?

もし、エプソムソルトとにがり入浴剤の
どちらがオススメの入浴剤かと聞かれたら、

正直迷いますが、管理人の場合こう答えます。

クラゲさん
クラゲさん
個人差はあるし長期間試したわけじゃないけど、価格の安いエプソムソルトかな~

というのも、両製品を比較した時、

  • 同じ量を使った場合でも温熱効果や発汗効果にそこまでの差は感じなかった
  • エプソムソルトの方が価格が安い
  • にがりの方は排除しているとは言え、錆の原因となる塩化ナトリウムが多少含まれるため追い炊きや残り湯での洗濯の回数が積み重なれば、機器の劣化につながるのではないか?

と思ったため、エプソムソルトのほうを人に勧めます。

特に、毎日入浴剤を使うという人には
ランニングコストの低いエプソムソルトがいいでしょう。

エプソムソルトの中には、有効成分や香料を追加したものもあるので
気分に合わせて使い分けることもできます。

エプソムソルトと塩化マグネシウム(にがり)の違いまとめ

ご覧いただきありがとうございました。

エプソムソルトとにがり(塩化マグネシウム)比較すると

  • エプソムソルトもにがりも味は苦い
  • エプソムソルトは追い炊き・洗濯OKだが、にがりは基本的に追い炊き・洗濯しない方がいい
  • エプソムソルトは安価で大量に手に入るが一回に使う量が多い。にがりは一回量は少なく商品サイズも小さいものがほとんど。
  • 同じ量を使い比較すると、効果に差は感じられない(ただし長期的にみると差は出るかも)

などの違いがありました。

実際に両製品を試したところ、
そこまで効果に差を感じなかったので
管理人なら使い勝手の言いエプソムソルトを選びます。

ただ、感じ方には個人差があるので
この記事は参考程度にして実際に試してもらうといいかもしれません。

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