こんにちは!管理人のクラゲです
今回はバスボム作りの中で
一番の失敗ポイントである「水分調節」が不要の
オイルバスボム(無水バスボム)の
作り方とレシピを
画像と動画を使ってご紹介します。
- 水分調節がいらない「オイルバスボム(無水バスボム)」レシピ
- オイルバスボム(無水バスボム)作りのコツ・ポイント・注意点
面倒な水分調節不要「無水オイルバスボム」のレシピ・情報
使う道具と材料
【バスボム1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2
- クエン酸:大さじ1
- 植物オイル:小さじ2~3杯
【以下お好みで】
- 着色料(食紅):付属スプーン1杯を目安に調整
- 精油(エッセンシャルオイル):10滴
- トッピングアイテム:ドライハーブ、花びら、ラメ(グリッター)、おもちゃなど
※道具は省略
※保存期間が長くなるほどオイルが酸化するので、1週間程度で使い切れる量がオススメ
バスボム生地材料
色付け・香り付け材料
使いやすいバスボム型(モールド)
バスボム作りにオイルを使う理由と効果効能
手作りバスボムにオイル(化粧品用など)を使う理由は以下の通りです
- バスボムの元(粉末)を成形しやすくする
- 精油の揮発速度を遅くする
- 精油の刺激性を抑える
- オイルで肌を保湿する(オイルの美容効果)
この記事で紹介するオイルバスボムの作り方では
上記①をメインの役割に考えており
粉末にオイルを加えることで
水やエタノールを使わずバスボムの形に成形し
その状態を保って数日おくことで
空気中の水分を吸って
バスボム生地(重曹)が固まるようにしています。
バスボム作りの中での
一番の失敗ポイントである「水分調節」が不要なので
細かい作業が難しい小さいお子さんと
バスボムを作るときに便利なテクニックとなります。
※ウェットボックスについては後述
また、植物オイルを使うことで
- 肌に潤いを与える
- 入浴後の肌の乾燥を抑える
- 肌を柔らかくする
- 美容成分を浸透させやすくする
などの効果をバスボムに付加できるのもメリットです。
バスボムに適したオイルの選び方と注意点
バスボム作りに適したオイルについてですが、
- バスオイル
- 化粧品用植物オイル
- 食用植物オイル
※動物性オイルでも化粧品用で品質に問題なければOK
①>②>③の順で商品価格が高い分
美容効果なども期待できますが、
基本的には化粧品用もしくは食用で
品質に問題がなければどのオイルでも大丈夫です。
バスボム作りに使うオイルの注意点は以下の通りです。
- 品質の悪いオイル・期限切れ・酸化したオイルは肌にダメージを与えやすい
- 食用オイル(動物性・植物性ともに)は素材の香りが強いので注意
(精油の香りと混ざってしまう) - 水もエタノールも使わないオイルバスボムは硬化するまで空気にさらす必要がある
(品質の悪いオイルだと硬化中にオイルが酸化する可能性がある) - オイルバスボムは酸化しやすいので保存に不向き
(1週間程度で使い切りましょう)
価格・量・香り・品質等の問題を考慮した場合
最もオススメなのは「化粧品用の植物オイル」です
- キャリアオイル
- マッサージオイル
- スキンケアオイル
など添加物が少ないオイルがオススメ
※原材料の植物はなんでもOK
手に入れやすい価格帯で
初めから肌に付ける前提で製造されているので
香りも強くなく、肌トラブルも起こしにくいので
オイルバスボムに最適です
バスボムを固めるのに役立つ「ウェットボックス」の作り方
今回のオイルバスボムのような
水分を加えずバスボム生地を成形する「無水バスボム」の場合
バスボムを固めるには
重曹の「湿気(水分)を吸うと固まる」
という性質を利用する必要があります
無水バスボムが固まる時間は湿度次第ですが
湿気は季節や室内環境で変動するので
湿度をキープできるウェットボックスを自作すると
無水バスボムが固まるまでの時間を短縮することができます。
- 密閉できる大きめの容器
- キッチンペーパー
- 小さい器
- 水
※すべて100均でそろうので1000円もかからない
通常、低湿度環境では
無水バスボムが硬化するまで1週間程度かかりますが、
ウェットボックスを作ると
湿度60~70%に保てるので
1~2日くらいで硬化することができますよ。
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無水オイルバスボムを作るときの注意点
この記事で紹介する
オイルバスボム(無水バスボム)は
バスボム作りで一番失敗しやすい
「水分調節」がいらないというメリットがある反面
作るときにいくつか注意点・制約があります
- オイル自体に粘度(粘性)があり、バスボム型に生地が張り付きやすい
- 型枠で成形した時点では非常に脆い(表面も粗目)
- バスボムが湿気を吸収し硬化するまで、ある程度の時間が必要
- バスボムが大きすぎると、硬化するまでに変形することがある
- 取り出すときに力を加えると壊れやすいので、底のある型枠は不向き(シリコン型やクッキー型など)
⇓ ⇓ ⇓ ⇓
細かな模様・形のバスボムを作るのが難しく、硬化するまでに形が崩れる可能性がある
上記の制約があるので
オイルバスボムは基本的に
⇓のようなカプセル型のモールドで
円形・半円形などの
シンプルな形のバスボムしか作れないと考えておいてください
そのほかバスボム材料(食紅・精油など)の注意点・バスボム作りで失敗しやすいポイント
- 食紅や精油などのバスボム材料の注意点
- バスボム作りで失敗しやすいポイント
については⇓の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。
>>>「バスボム作りの失敗しやすいポイント」
トッピングのやり方・注意点は⇓で解説しています。
>>>「トッピング入りバスボムの作り方」
【画像・動画解説】無水オイルバスボムの作り方とポイント
お肌しっとり&面倒な水分調節不要の
オイルバスボムの作り方を
動画と画像を使って解説していきます
細かなコツ・ポイント・注意点もあるので
一緒にバスボムを作ってみてください。
- 重曹・クエン酸を「2:1」の割合で混ぜる
(上記の量でだいたいバスボム1個分) - (お好みで)バスボム生地に「色」を付ける
(今回のバスボムの作り方では硬化に時間がかかるので、この時点で香りは付けず、入浴直前に精油を湯船に垂らす方がいい)
- バスボム生地にオイルを混ぜる
(重曹大さじ2+クエン酸大さじ1に対し、オイル小さじ2~3杯)
- バスボム型枠で成形する
(お好みでトッピングを入れる) - 1~7日程度空気中の湿気を吸わせて硬化させる
(硬化時間目安:湿度60~70%で1~2日) - しっかり固まったら完成
(オイルが酸化する前に使い切りましょう)
環境によってオイルバスボムが固まるまでの時間は異なります。
バスボム生地が膨らまない(発泡しない)程度にしっかりゆっくり吸湿させましょう。
①重曹・クエン酸を「2:1」の割合で混ぜる
まずは「バスボム生地」を作るために
食品グレード以上の重曹とクエン酸を「2:1」の割合で混ぜましょう
この時、粉末が塊(ダマ)になっている場合は
粉ふるいや裏ごし器でふるいにかけたり
スプーンなどでつぶしておきましょう
②(お好みで)色を付ける
生地の均し作業も終わったら
お好みで食紅を使って生地に色を付けましょう
※解説動画では色を付けていません。
- 重曹大さじ2
- クエン酸大さじ1
のバスボム生地に対し、
食紅に付属しているスプーン1杯を目安に
適宜調整してください
また、通常のバスボム作りであれば
同じタイミングで精油を入れて香り付けして良いのですが
今回紹介している無水オイルバスボムの作り方では
硬化時間に数日かかることが予想されるため
この時点で精油を加えるのはオススメしません。
もしバスタイムに香りを楽しみたいのなら
「入浴直前に精油を湯船に垂らす」
という使い方の方が精油の香りを楽しめますよ
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③バスボム生地にオイルを混ぜる(75gの生地に小さじ2~3杯のオイル)
バスボム生地の準備ができたら
そこに植物オイルを加えましょう。
この時、オイルの入れすぎには注意です
オイルを入れすぎると
びちゃびちゃになって型枠で成形できなくなります。
水よりも生地全体に浸透しにくいので
よく混ぜて、オイルを生地全体になじませましょう
※容器の底に行くほどオイルがなじみにくい
生地を握ってみて
形が残る程度の強度が生まれたら
次の工程へ
④バスボム型で成形する(お好みでトッピングを加える)
バスボム型を使って成形していきましょう。
オイルに粘度がありバスボム型に張り付くので
ふんわり生地を盛って
気持ち余裕(隙間)を作って成形するとうまくいきますよ
また、オイルバスボムを成形する型枠は
なるべく簡単・単調な形の
2個一対のカプセル型を使いましょう
※模様のあるシリコン型は特にオイルバスボムと相性が悪い
ただ、水を使わないオイルバスボムは
作業中に生地が固まって
いびつな形になることがないので
ゆっくりと時間をかけて作業することができますよ
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⑤成形したバスボムを1日~1週間ほど静置して「硬化」させる
バスボムが成形できたら
十分に湿気を吸わせて硬化させましょう
硬化時間目安
- 高湿度環境(60%以上):1日~3日
- 低湿度環境(40%以下):4日~1週間
硬化にかかる時間は湿度次第なので
早く完成させたい場合は
加湿器を置いたり
ウェットボックスを自作しましょう
⇓ウェットボックスでオイルバスボムを硬化させる様子
⑥密閉容器に保管&自作バスボムでお風呂を満喫
バスボムが十分に硬化したら完成です
ウェットボックス内は湿度60%↑に保たれるので
1日2日あればしっかり固まります
ちなみに、硬化目安は以下の通り
- つまんでも壊れない
- 爪楊枝が刺さらない
このくらいの強度があれば
保管中に壊れることもありません
あとは完成したバスボムで楽しいバスタイムを満喫してください
湯面にオイルが浮かび上がるので
入浴中・入浴後の肌を乾燥から守って
お肌をしっとりとしてくれますよ
面倒な水分調節不要!無水オイルバスボムの作り方まとめ
ご覧いただきありがとうございました
バスボムを作ったことある人だと
誰でも一度は水分量をミスした経験があると思います
そんな失敗ポイントである「水分調節」がいらない
バスボム作りのテクニックとして
水を使わない無水オイルバスボムの作り方をご紹介しました
オイルバスボムは乾燥する冬場に
肌を保湿・保護するのにうってつけです
ただ今回は植物オイルを使いましたが
実はバスボム生地を成形できるように
粉末をまとめられて、お風呂に使える素材なら
オイルでなくても何でもいいのです
お次は水もオイルも使わないで作る
「ハチミツバスボム」についてご紹介しますね。
ぜひ挑戦してみてください
>>>「ハチミツバスボムの作り方」