こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問解消のために
「水風呂の効果」に焦点を合わせてご紹介していきます
- 「サウナ・お風呂+水風呂」の入浴効果
- 効果的な水風呂の入り方とコツ
- 命にもかかわる間違った水風呂の入り方
- 温浴施設での水風呂マナー
サウナ・お風呂と一緒に入る水風呂の効果は12+α!
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/06/2366050-min-300x300.jpg)
この記事の本題。
サウナやお風呂で体が温まった後に入る
水風呂にはどんな入浴効果があるのか
ここで紹介していきます
どの程度の効果が出るかは
その人次第ではありますが
上手に水風呂を利用できるなら
健康・美容効果が非常に高いですよ。
- 疲労回復
- 冷え性の改善
- 自律神経・ホルモンバランスを整える
- 血行促進による免疫力向上
- カロリー消費によるダイエット効果
- しわ・たるみを予防するエイジングケア
- 汗の臭い・体臭を予防する効果
- 日焼け後の炎症ケア
- ストレス解消・リラックス効果
- 睡眠の質を上げる
- 軽度のうつ・自律神経失調症改善に
- のぼせ・熱中症予防
- そのほかの効果
①疲労回復・筋肉痛の緩和
水風呂には「疲労回復効果」があります。
水風呂だけでは効果はありませんが
サウナやお風呂に入って体を十分に温めた後
水風呂に入って体を引き締めると
- 全身の血行・血流がよくなる
- 疲労物質を素早く除去
- 体に必要な酸素と栄養を届け、生理機能を高める
- 交感神経・副交感神経を適度に刺激し、自律神経バランスを整える
などの反応が体の中で起こるので
疲労回復や筋肉痛の予防・緩和の効果が期待できるのです
>>>「疲労回復に効果的な入浴法」
②冷え性の改善
サウナ(お風呂)+水風呂には「冷え性改善効果」もあります。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/5-min-300x169.jpg)
この場合も水風呂単体だと
冷えが悪化してしまうので
必ず体を温めてから水風呂に浸かる必要がありますが
温度差の刺激で以下の反応が起こるため
- 自律神経(交感神経・副交感神経)を刺激
- 全身の血行・血流の改善(温かいと血管拡張、冷たいと血管収縮)
冷えの原因である
体の末端(手足)の血行不良が改善され
冷え性の改善効果が期待できるのです
>>>「冷え性の原因と改善入浴法」
③自律神経・ホルモンバランスを整える
サウナ(お風呂)で体を温めた後に水風呂に入ると
自律神経機能やホルモンバランスを整える効果も期待できます
ホルモン分泌と自律神経コントロールをつかさどる
脳の部位が近いため、
ホルモンバランスの乱れが自律神経の乱れを招き、
その逆も起こるのですが、
サウナ・お風呂+水風呂で
適度に自律神経を刺激することができると
- 温かいお風呂・サウナで交感神経を刺激
- 水風呂にに入った直後は交感神経を刺激
- 水風呂から出ると副交感神経が優位
⇒自律神経(交感・副交感神経)が適度に刺激される
不規則な生活習慣やストレスなどで
乱れた自律神経やホルモンバランスを整えることができるのです。
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④血行促進・体温上昇による免疫力向上
サウナ・お風呂の「温刺激」と
水風呂の「冷刺激」が交互に加わると
- 温刺激で「血管拡張」、冷刺激で「血管収縮」が起こり全身の血行・血流の改善
- 水風呂による体温の低下に逆らうため、体は熱を保持・生産する
という体の反応が起こるため
基礎体温が上がり、免疫力の向上も期待できます
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/22156023-min-300x289.jpg)
⑤カロリー消費によるダイエット効果
水風呂は通常の入浴よりもカロリー消費が期待できます。
サウナ(お風呂)+水風呂だけで
ダイエット効果があるかと言われたら
ちょっと厳しいでしょうが、
>>>「水風呂の消費カロリー」
水風呂はチラーと呼ばれる
冷却水循環装置で体温より低い温度に
冷やされているため
体は体温を保持しようと
立毛筋や皮膚血管を収縮したり
シバリングをして体温を保持・生産しようとします。
この時に通常の入浴時よりもカロリーを消費する上、
人の体が寒さを感じると
脂肪を燃焼しやすい状態に変えるため
ダイエット効果があるといわれているのです。
体が寒さを感じると、身体中の筋肉から「アイリスイン」というホルモンが分泌され、褐色脂肪細胞からは「FGF21」というホルモンが分泌されます。 これらのホルモンは、肥満の原因である燃えにくい脂肪細胞“白色脂肪細胞”を、燃えやすい“褐色脂肪細胞”に変える働きをします。 これが冬が痩せやすいと言われるもう1つの理由です。
引用:byBirth
⑥しわ・たるみを予防するエイジングケア効果
水風呂に入ると血行促進効果や
冷刺激で皮膚が引き締められるので
シワやたるみを目立たなくする効果が期待でき
血行が良くなると肌の新陳代謝も促され
肌「ターンオーバー」の乱れも正常化するので
結果として
美肌・エイジングケアの効果が期待できますよ。
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⑦汗の臭い・体臭を予防する効果
サウナ(お風呂)+水風呂には
体臭を予防する効果も期待できます。
体臭の種類・原因はいろいろあり
中にはお風呂で予防・対策できないものもありますが
体臭の種類 | 原因 |
頭皮臭 | 頭皮の皮脂量が増加による雑菌の繁殖。 皮脂を分解してジアセチル”という臭い物質が発生。 |
ワキガ臭 | アポクリン汗腺からの汗を 皮膚常在菌が分解することにで臭いが発生。 |
口臭 | 食べた物やストレス・病的なものなど原因は様々。 |
足の臭い | 足から出た汗を放置したことにより雑菌が繁殖。 足の汗や角質を分解して”イソ吉草酸”という臭い物質が発生。 |
汗臭 | 皮膚上に残った汗や垢、皮脂を皮膚常在菌が分解することで 複数の臭い物質が発生。 |
加齢臭 | 食生活・生活習慣の乱れにより活性酸素が発生。 皮脂腺内にある無臭の物質に活性酸素が反応することで 加齢臭の原因となる”ノネナール”という臭い物質ができる。 |
ストレス臭 | 緊張したときに”皮膚ガス”が発生。 |
疲労臭 | 疲労が蓄積した時に出るアンモニア臭 |
病気による体臭 | 病気によってホルモンバランスや内臓機能の低下などが起こり、 体内バランスが崩れると発生。 |
ダイエット臭 (飢餓臭) | 運動不足や急なダイエットよる代謝の低下で”アセトン”が発生。 ケトン臭と呼ばれる |
サウナやお風呂+水風呂に入ることで
体を清潔にして、しっかり汗を出し、ストレスを解消すると
以下の体臭を予防・改善することができるのです。
- 頭皮臭
- ワキガ臭
- 足の臭い
- 汗臭
- 疲労臭
⑧日焼け後の炎症ケア
日焼け後の肌の炎症ケアにも水風呂は効果的です
夏場など強い紫外線を受けると
肌は「軽いやけど」をした状態。
肌の中で炎症が進んでいるため以下の症状が現れます。
- 赤くなってヒリヒリする
- 肌がほてっている
- 水ぶくれができる
このような症状は紫外線を浴びて
1時間という短時間で現れ始め、3日以内にピークに達するので
日焼け後は早め早めのケアが大切です。
- 火照った肌を冷やして熱を取り除く
- 敏感肌用の化粧水や乳液、クリームでしっかり保湿する
この時、日焼けのした場所や範囲によっては
保冷剤などで冷やすことが難しい場合があります。
そんなときに水風呂が効果的。
水風呂に肩までつかれば全身を冷やせて
海水浴などで全身にできた日焼けをケアすることができますよ。
⑨ストレス解消・リラックス効果(ととのう)
水風呂にはストレス解消やリラックス効果があります。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/2667953-min-300x225.jpg)
最近では”ととのう”という言葉で表現されますが
サウナやお風呂でしっかりと体を温めた後
水風呂で体を冷やし引き締めると
頭(思考)はクリアなのに体は程よく力が抜けてリラックスできる
という状態になるので
日々のストレスを解消することができますよ
>>>「”ととのう”とは?水風呂のリスクを解説」
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⑩睡眠の質を上げる
上手に水風呂を利用すれば
睡眠の質を上げて夜はぐっすり眠れることができます。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/2077595-min-218x300.jpg)
良質な睡眠や自然な眠気には
「深部体温」と「副交感神経」が関係していて
お風呂・サウナで体を温めた後に水風呂に入れば
体温の保持・産生と副交感神経優位の状態になるため
体は「休息状態」に移行しやすくなり
結果として睡眠の質が上がる効果が期待できるのです。
入浴によって体が温まったり眠気が出てくると
副交感神経活動が優位になり、
手足の皮膚温が約1.5℃上昇することで
皮膚血管が拡張・血流が増加し「体温の熱放散」が起こり
この熱放散が起こると
次第に深部体温も下がって
体がだんだんと休息状態に移行して
深部体温が0.4℃下がると
深い眠りのノンレム睡眠が訪れるのです。
>>>「入浴と睡眠の関係」
⑪軽度のうつ・自律神経失調症改善に
軽度のうつ病や自律神経失調症改善にも水風呂は効果が期待できます。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/22468371-min-300x225.jpg)
うつ病自体のメカニズムは複雑で
直接の原因がわからない場合がありますが、
精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、
脳がうまく働かなくなっている状態です
また、
自律神経失調症もストレスが大きな原因となって
自律神経バランスが崩れた状態で
鬱(うつ)も自律神経失調症も
ストレスがかかわってくるため
ストレスを解消できる方法が症状軽減に効果的なのです。
ここまで紹介したように
「サウナ・風呂 ⇔ 水風呂」を繰り返すと
体に以下の反応が出るので
- 自律神経(交感神経・副交感神経)を適度に働かせる
- 心身に適度な負荷をかけられる
- 負荷から解放されたときにストレス解消・リラックス効果がある
軽度の鬱や自律神経失調症の
症状改善効果が期待できるのです。
⑫のぼせ・熱中症予防
水風呂にはのぼせ・熱中症予防効果があります。
お風呂やサウナに長く入っていると
体温調節機能を超えるほどの
体温上昇と大量の発汗が起こり
のぼせ・熱中症のリスクが出てくるのですが、
水風呂に入れば
上がりすぎた体温を下げられるので
入浴中の「のぼせ・熱中症」を予防することができます。
(+α)そのほかの効果
ここまで紹介した12個の効果以外にも
- 抜毛や薄毛への効果
- アトピーや花粉症への効果
などの効果もあると
紹介しているサイトがあります。
ただ、上記の効果がどの程度あるのかは微妙なところ
おそらく以下の効果があることで
紹介しているのだと思いますが
- 髪に対しては「血行促進効果」
- アトピーや花粉症に対しては「免疫力向上効果」
血行促進効果や免疫力向上が
薄毛やアトピー等に直接効果が出るとは
言い切れないので
メカニズムがよくわからない効果については
話半分と考えていた方がいいでしょう。
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体がととのう!効果的な水風呂の入り方とコツ
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/215970-min-e1657517572690-300x224.jpg)
ここからは温浴施設や自宅のお風呂での
水風呂の入り方について紹介します。
基本的な水風呂の利用方法は同じですが
>>>「体に負担をかけない水風呂の入り方」
利用する温浴施設によって
水風呂・お風呂・サウナの温度は異なり
体の温まる・冷えるスピードに違いがありますし
温度差が激しいほど体に負担がかかるので
以下の水温を目安に
体に無理のない範囲で水風呂を活用して下さい
- 17℃未満:痛いくらいの冷たい水風呂が好み
- 18℃前後:必要以上の負荷をかけず”整いたい”
- 27~30℃くらい:体への負担をなるべく減らしたい
>>>「水風呂の最適温度」
①サウナ後の水風呂の入り方
サウナ後に水風呂に入る場合は
以下が基本の入り方となります。
- サウナ前にしっかり水分補給
(コップ一杯200ml程度) - 頭・体をしっかり洗う
- サウナに入って5~12分程度体を温める
(心拍数が安静時の2倍になったらサウナから出る) - サウナから出てシャワーなどで汗を流し、水分補給をする
- かけ水をして水風呂の水温に体を慣らす
- ゆっくりと深呼吸をしながら水風呂に浸かる
(基本は30秒~1分、長くても2分) - 十分に外気浴(休憩)をとる
(5~10分を目安に) - ③~⑦を2~3セット繰り返す
※サウナに入る前に体についた水分をふき取り、
水風呂に入る前に汗は必ず洗い流しましょう。
「サウナ⇒水風呂」のセット中に
体調が少しでもおかしいと感じたら
すぐに休憩と水分補給をしてください。
水分補給に関してですが
たいていの温浴施設では
飲食物の持ち込みを禁止されているので
その際は、設置されている給水機や
施設内で購入した飲み物を購入し
許可をもらってから洗い場等で飲むようにしてください。
②お風呂(入浴)後の水風呂の入り方「温冷交代浴」
お風呂後に水風呂に入る場合や
温冷交代浴をする場合は以下の入り方をしましょう。
- 入浴前にしっかり水分補給
(コップ一杯200ml程度) - 頭・体をしっかり洗う
- 40~42℃の熱めのお風呂に浸かり3~5分体を温める
- 立ちくらみしないようゆっくりと湯船から上がる
- 必要なら水分補給をとる
(温⇔冷を短時間で繰り返すので適宜) - かけ水をして水風呂の水温に体を慣らす
- ゆっくりと深呼吸をしながら水風呂に浸かる
(基本は30秒~1分、長くても2分) - ③~⑦を3~10セットの範囲で繰り返す
※自宅で温冷交代浴をする場合は「水シャワー」でもOKです
手足など体の末端から水シャワーを浴び
順に体の中心まで冷やしましょう。
温冷交代浴は短時間で「温⇔冷」を繰り返すため
サウナとは違い、外気浴(休憩)はセット内容に含まれません。
ただ、体調が少しでもおかしいと感じたら
すぐに休憩と水分補給を取るようしましょう。
水分補給に関してですが
やはり「飲食物の持ち込みが禁止」の場所が多いので
設置されている給水機もしくは
施設内で購入したもので水分補給をしてください。
③冷たいのが苦手・循環器系に問題がある人の水風呂の入り方「足だけ水風呂」
サウナ・お風呂⇒水風呂は
温度差が20度近くになるため
結構体に負担がかかります。
冷たい水風呂が苦手という人もいるでしょうが、
心臓や血管といった循環器系に問題のある人だと
血圧の乱高下で心臓・血管に負担がかかり
最悪の場合、命に関わる事態になることも予想されます。
体への負担・悪影響が心配
冷たい水風呂が苦手という人は
「足だけ水風呂」をおためしください。
- 入浴前にしっかり水分補給
(コップ一杯200ml程度) - 頭・体をしっかり洗う
- 40℃前後のお風呂に浸かり3~5分体を温める
- 立ちくらみしないようゆっくりと湯船から上がる
- 必要なら水分補給をとる
(温⇔冷を短時間で繰り返すので適宜) - 足にかけ水をして水風呂の水温に体を慣らす
- 水風呂の浴槽の縁に腰掛け、ふくらはぎまで水風呂に浸ける
(基本は30秒~1分、長くても2分) - ③~⑦を5~10セットの範囲で繰り返す
体が温まるほどに
水風呂の冷たさが強くなるので
温かい程度のお湯がオススメ。
体調が少しでもおかしいと感じたら
すぐに休憩と水分補給を取るようしましょう。
「ふくらはぎ」は第二の心臓ともいわれ
筋ポンプ機能で下半身の血液を
重力に逆らって心臓に戻す働きがあるので、
ふくらはぎを水風呂に浸けることで
冷えた血液が効率よく体を冷ましてくれますよ。
④自宅での水風呂の入り方・やり方
自宅で水風呂をする場合、
サウナや銭湯などの温浴施設と違い
いくつか準備するものがありますが、
- お湯と水の浴槽を準備する必要がある
- 水を冷やす必要もある
基本的な水風呂の入り方は
上3つの見出しで紹介したものとほとんど変わりません。
自宅で水風呂をする際に必要になるモノや
やり方・注意点は別記事でまとめているので
興味のある方は以下のリンクからご覧下さい
>>>「自宅で水風呂をする方法」
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命にもかかわる!間違った水風呂の入り方
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/22331834-min-261x300.jpg)
水風呂は正しく利用できるなら
様々な効果が期待できるお風呂です。
ただ、
高温のサウナ(お風呂)と低温の水風呂に入り
温度差が大きいほど”ととのう”ことができると
考えている人も少なくありません。
確かにある程度の温度差は”ととのう”のに必要ですが
ご自身の体の状態と負担を考えていなければ
待っているのは「ヒートショック」。
最悪の場合、命を落とす危険性もあるので
水風呂の入り方にも注意が必要です。
>>>「水風呂で体に起こる変化とリスク」
ここからは命を危険にさらす
間違った水風呂の入り方について紹介します
- 体調が悪い時の水風呂
- 水風呂だけor長時間の水風呂
- 食事直後の水風呂
- 飲酒後の水風呂
- 循環器系に問題のある人の水風呂利用
- 「サウナ(風呂)⇔水風呂」の温度差の激しい場合
①体調が悪い時の水風呂はNG
ご自身の体調が少しでも悪い時は
水風呂の利用はしないでください。
という人もありますが
体調が悪い時に
体に負担をかけるのはかえって逆効果です
体調の悪い場合は
体を安静にして、栄養を取って、よく寝て
体調が戻ってから水風呂を使用するようにしてください。
②水風呂だけ・長時間の水風呂は「体調不良の元」
温浴施設の水風呂はチラー(冷却水循環装置)で
常温以下に冷やされているため
- サウナやお風呂で体を温めることなく水風呂にだけ入る
- 体を温めた後でも我慢大会のように長時間水風呂に入る
というような利用方法は
体調を悪くするだけなのでNGです。
水風呂を利用する前には必ず体を温め
水風呂を利用する場合も30秒~2分以内にとどめてください。
③食事直後の水風呂は「胃もたれ・消化不良の原因」
食後は食べたものを消化するために
胃や腸に血液が集中するのですが、
食事直後(食休みなし)に水風呂に入ってしまうと
消化に必要な血液が十分に胃や腸に回らず
消化不良や胃もたれを起こすリスクがあります。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/2252782-min-300x225.jpg)
これは温かいお風呂やサウナも同様なので
食後は30分~1時間程度の休憩をとった後で
入浴するようにしてください。
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④飲酒後の水風呂は「体に負担・周りに迷惑」
飲酒後の水風呂は大変危険です。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/06/22834556-min-300x225.jpg)
お酒を飲むと血管が拡張し血圧が下がるのですが
水風呂に入れば血管が収縮して血圧が上がるため
体にかなりの負担がかかりますし、
血中アルコール濃度次第で以下の症状が起こり
- 判断力が低下
- 吐き気・嘔吐
- 理性を失う、気が強くなる
- 千鳥足、立てなくなる
- 意識がはっきりしない
他のお客さんや施設側の突っかかったり
水風呂でおぼれたり、
サウナで寝て脱水症状で死んだ例もあるので
飲酒後の温浴施設の利用は「迷惑」の一言。
たとえチューハイ1本、ビール1本でも
お酒を飲んだ後はアルコールが抜けるまで
温浴施設は利用しないようにしてください。
⑤心臓・血管など循環器系に問題がある人は要注意
「サウナ(お風呂)⇔水風呂」は
10度以上の温度差が生まれてしまうので
循環器系に問題のある人には
水風呂のリスク面が強く出すぎてしまいます。
なので、
以下の条件に当てはまる方は
水風呂を利用しないで外気浴にするか
足だけ水風呂に浸けるようにしてください。
- 心臓に疾患のある人:不整脈(徐脈・頻脈)、狭心症など
- 動脈硬化の進みやすい人:高血圧、糖尿病、高コレステロール血症など
- 高齢の方
- 水温に体を慣らさず一気に水風呂に入る人
⑥「サウナ(風呂)⇔水風呂」の温度差の激しい場合は若く健康な人も要注意
冬場に問題となる「ヒートショック」は
10度の温度差があれば起こるのですが、
「サウナ(お風呂)⇔水風呂」は10度どころか
80~90℃もの温度差が生じるので
若く健康な人であっても
水風呂の入り方にはご注意ください。
※体温と水風呂の温度差でいえば20~30℃
間違っても「かけ水」なしに
飛び込むように水風呂に入るのはNGです。
という人もいますが
日本のサウナとフィンランドのサウナでは条件が違い
フィンランド式サウナの方が
温度が低く、湿度が高い上、水風呂もありません。
- 日本式の「乾式サウナ」:は室温80~100℃、湿度10~15%、水風呂がある
- フィンランド式の「蒸気サウナ」:室温が70~80℃程度、湿度が20~30%、水風呂はない
⇒日本式サウナの方が汗が出て脱水・熱中症になりやすい
フィンランドの人も雪や凍った湖に飛び込んで
体を冷やすことはありますが、
そもそもの温度が日本式のサウナより
10~30℃ほど低く、湿度もあるので
体への負担はフィンランド式サウナの方が少ないのです。
ただ、
日本式でもフィンランド式でも
サウナ後に急激に冷やすのは体に負担となるのは
変わらないので
無理のない範囲で
水風呂を利用するようにしてください。
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温泉・銭湯の水風呂を利用する際のマナーと注意点
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/06/1208204-min-640x360.jpg)
最後に温浴施設で水風呂を利用する際の
マナーについて紹介していきます。
基本的なマナーはどの施設でも共通ですが
場所によっては
独自のルールが決められている場合もあるので
必ず利用施設のルール・マナーを順守するようにして下さい。
>>>「温浴施設でのマナー違反・禁止行為」
サウナ・お風呂後はしゃがんで「かけ水」をしてから入る
水風呂の入る前には体をよく温める必要がありますが、
サウナやお風呂に入った後は
汗や水滴を落とし、水温に体を慣らすために
「かけ水」をしてから水風呂に入ってください。
いきなり頭や肩に水をかぶると
心臓に負担となるので
かけ水は手や足から始めていき行きましょう。
また、
立ったままかけ水をすると
ほかのお客さんの迷惑になるので
かけ水をする際は水が飛び散らないように
しゃがんでゆっくりかけるようにしましょう
水風呂に飛び込まない・飛び出ない
水風呂を出入りするときは
ゆっくりと動きましょう。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/06/22832381-min-300x225.jpg)
飛び込んだり飛び出てしまうと
水を飛び散らせて
ほかのお客さんの迷惑になりますし
急な起立や温度変化は血圧を下げて
立ちくらみ・脳貧血を起こし
転倒して怪我をしてしまうのでご注意下さい。
長時間水風呂を占領しない
長時間の水風呂の占領もNGです
設置されている水風呂は基本的に1つだけな上
浴槽サイズも小さく、入れて4人程度。
裸の他人(同性)の真横に入りたいという人は
まずいないので
誰かが入っていると
他の人は利用したくてもできません。
なので、
他のお客さんが利用できるように
水風呂は1回2分以内で上がるようにしてください。
水風呂の後は必ず外気浴(休憩)をとる
サウナ(お風呂)後に水風呂に入りますが、
そのあと、すぐにサウナ(お風呂)に入ると
血圧が乱高下して意識を失うことがあるので
水風呂の後は必ず外気浴をして体を休めてから
(血圧・心拍数の変動が落ち着いてから)
サウナやお風呂に入るようにしてください。
サウナに戻る前に体の水分は拭いておく
サウナに入る前に
体についた水分は持参したタオルでよく拭きとりましょう。
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/06/22837348-min-300x225.jpg)
外気浴後であれば、ある程度体は乾きますが
サウナに入るタイミングは人それぞれ違います。
外気浴をせず
「お風呂⇒サウナ」の人もいれば
「水風呂⇒サウナ」の人もいる
濡れたまま移動したりサウナに入ってしまうと
水滴が落ちて他のお客さんに迷惑となってしまいます。
自分がされたら嫌・不快に感じることは
絶対にしないようにしてください。
水風呂の効果とリスクは表裏一体!負担のないやり方で体をととのえよう
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2021/11/082059-min-247x300.jpg)
水風呂の効果とリスクは「表裏一体」です。
負荷が適度であれば「効果」になりますが、
負荷が過剰な場合や
もともと体に問題がある場合は
「リスク」の方が強く出てしまいます。
昨今のサウナブームで
より高温のサウナとより低温の水風呂で
体に負荷をかけるほうが”ととのう”という風潮もありますが、
過剰な温度差は体に負担となり
最悪の場合、命を落とす危険性もあります。
水風呂は上手に利用すれば
健康・美容効果があるので
体に無理のない範囲・やり方を心掛けてください。
>>>「水風呂の最適温度」
「水風呂の効果」まとめ
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 水風呂の効果とリスクは表裏一体
- 上手に水風呂を利用すれば、いろんな健康・美容効果が期待できる
- 温度差が激しいほど体に負担がかかるので、水風呂に入る前に「かけ水」で水温に慣らす必要がある
- 間違った水風呂の入り方をしていると、若い健康な人であっても命に関わる事態になる可能性がある
お風呂・サウナ後の水風呂は
冷たくて非常に気持ちがいいですが、
同時に体への負荷も大きいので
ご自身の体調と相談しながら無理のない範囲で
水風呂を利用するようにしてください。
何なら、足(ふくらはぎ)を浸けるだけでも
体を冷ますことはできるので
上手に水風呂を活用しましょう。
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![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/07/482c510a25adda0f3bc78808dda704f2-320x180.jpg)
![](https://suguruafi.com/wp-content/uploads/2022/06/3-min-4-320x180.jpg)
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