こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問解消のために
半身浴で汗がでない原因と
半身浴で汗がダラダラ出る方法についてご紹介します。
- 半身浴で汗をかかない6つの原因
- 半身浴でダラダラと汗が出る対策法
- 半身浴の効果
- 半身浴の効果が低下してしまうNG行為
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│Twitter・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って「温泉巡りの旅」を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
半身浴で滝のように汗をダラダラ出すには「入浴条件を見直して半身浴用アイテムを使う」
結論から言ってしまうと
- 半身浴で寒い・汗が出ないなら入浴環境(浴室温度・湿度)や半身浴のやり方が悪い
- 半身浴の効果を低下させる入浴後のNG行為も複数ある
⇓ ⇓ ⇓
半身浴の効果をしっかり出したい、半身浴でも汗をダラダラ出したいなら、入浴条件(環境・入り方)を見直して、半身浴アイテムやお風呂用保温アイテムを使う必要がある
となります。
きちんと対策をして正しい半身浴をしていれば
滝のような汗が出ますし
体の芯までしっかり温まるので
健康・美容効果が期待できます
しかし
ただお湯が少ないお風呂に浸かっているだけでは
汗が出ないどころか
半身浴の効果も弱くなってしまうので
- 浴室の温度が低いと上半身が冷めやすい(特に秋~冬)
- 湿度も低いと入浴中から上半身(肩・首回り~顔)が乾燥する
- 入浴後の体の保温も重要(ヒートショックプロテインを作りたいなら)
もし季節問わず半身浴をしても
汗が出ない・寒いと感じるのなら
入浴環境と半身浴のやり方を見直しましょう
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半身浴で汗が出ないのはなぜ?6つの原因から理由を解説
半身浴で汗をかかないのには
「やり方の間違い」と「体質や病気」によって
6つの原因があると考えられます。
- お湯の量が少なすぎる
- お湯の温度が低い
- 浴室温度・湿度が低い
- さら湯で入浴している
- 入浴時間が短い
- 体質や病気
ここでは原因をメインに解説し対策方法は後述しますね。
①お湯の量が少なすぎる
半身浴で汗をかかない原因1つ目は
「お湯の量が少なすぎる」時です。
お湯量が少ないと
単純に熱源が少ないため体が温まりにくくなる他、
浴槽の形・サイズによっては
半身浴がうまくできずに
「体が温まる<<<体が冷える」という状態に
なってしまっている可能性があります
浴槽には大きく7種類の形があるのですが、
- ストレート浴槽
- ワイド浴槽
- コーナー浴槽
- ナナメ浴槽
- タマゴ浴槽
- アーチ浴槽
- エスライン浴槽
参考:リフォームのリノコ
その中でも最近増えてきている
「浴槽内に段差がある」タイプの浴槽は
貯めるお湯の量が少なく済み節水できる一方。
湯量が足りず、
半身浴で体が冷えてしまうことがあります。
②お湯の温度が低いor熱すぎる
半身浴で汗をかかない原因2つ目は
「お湯の温度が低いor熱すぎる」時です。
半身浴の適温については
「正しい半身浴のやり方」で紹介していますが、
基本は38~40℃程度のぬるま湯です。
ただし、このお湯の温度は
浴室の温度が適温で
上半身が寒く感じない時の湯温なので
季節や浴室温度次第では
お湯の温度も上げていく必要があります。
また、お湯の温度が熱すぎると
- 体表温度ばかり上がってしまう
- 熱すぎて長い時間お湯に浸かっていられない
- 血圧の乱高下、自律神経バランスが崩れる
などのデメリットが生まれてしまい
汗が出ないどころか半身浴の効果も低下してしまうのです。
③浴室温度が低い・乾燥している
半身浴で汗をかかない原因3つ目は
「浴室温度が低く・乾燥している」時です。
前述したように
半身浴は38~40℃のぬるま湯が基本ですが、
冬場のように
空気が乾燥し気温も低くなる時期は
何の対策もしていないと汗をかくどころか
体も十分に温まりません。
しかも肌が乾燥して肌が荒れる
デメリットも出てくるので
必ず対策をしてから半身浴をしましょう。
④さら湯で入浴している
半身浴で汗をかかない原因4つ目は
「さら湯で入浴している」時です。
さら湯とは、
「お湯に入浴剤等も入れない(一番)風呂」のこと
一般的に沸かしたてのさら湯には
ミネラル等は含まれておらず、
人の体との濃度差で「浸透圧」が生まれて
体に負担がかかるほか
温泉のような
お湯に含まれる成分による温浴効果もなく
体の温まる速度はお湯の量・温度に比例します。
そのため、賃貸などの風呂釜や追い炊き機のないお風呂だと
半身浴をしても
お湯の温度を一定に保つことができず
時間経過で冷めていくため
十分に体が温まらない
汗をかかない原因になってしまうのです。
⑤入浴時間が短い
半身浴で汗をかかない原因5つ目は
「入浴時間が短い」時です。
半身浴の適切な入浴時間は
「正しい半身浴のやり方」で紹介していますが、
基本は20~30分は入浴する必要があります。
というのも、
半身浴はお湯に浸かっている部分が少なく
お湯の温度も38~40℃のぬるま湯なので
全身浴に比べるとどうしても
体の温まるスピードは遅くなるため
少し長めに入浴する必要があるのですが、
入浴時間が短いと
半身浴では体は十分に温まらず、
汗をかくこともできなくなるのです。
⑥体質や病気
半身浴で汗をかかない原因6つ目は「体質や病気」です。
人によって「汗をよくかく人」
「余り汗をかかない人」がいるように、
- 平熱が高いor低い
- 筋肉量が多いor少ない
- 汗腺機能が発達or衰えている(未発達)
- 年齢が若いor高い
- 男性or女性
などの体質などの違いによって
体の温まり方や
汗の出る量が変わってくる他
汗が出にくくなる病気もあります。
【先天性の病気(生まれつき)】
- 先天性無痛無汗症
- ファブリー病
【後天性の病気(成長や加齢などで起こる)】
- 甲状腺機能低下症
- 熱中症
- 特発性後天性全身性無汗症
どれだけ対策をしても
半身浴で汗が出ないなら
↑のような体質・病気が関係している可能性があるので
心配な方は病院で検査することをオススメします
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半身浴で汗がダラダラ滝のように出る対策法8選
ここからは、上で解説した
「半身浴で汗が出ない6つの原因」
それぞれの対策方法をご紹介しますね。
- 入浴前に水分補給をする
- お湯の温度を1~2℃上げる
- 入浴時間を伸ばす
- 浴室温度を25℃以上に上げる
- アルミシート・お風呂蓋などでお湯を保温
- 発汗系入浴剤を使う
- ダメ押しで半身浴用アイテムを使う
- いろいろ対策しても汗が出ないなら入浴方法そのものを変える
- それでも汗が出にくいなら病院で検査
特別難しいこともなく
コツさえ知ってしまえば
今後の半身浴で肌寒い思いをすることもなくなりますよ。
①入浴前に水分補給をする
半身浴で汗が出る方法その①は
「入浴前に水分補給をする」です
汗は血液中の水分から作られるので
体に余剰の水分がなければ汗の出が悪くなりますし
水分補給しても体に吸収されるまでに
20分程度の時間がかかるので
お風呂に入る10~20分前までに
しっかり水分補給しておく必要があります。
季節やお風呂温度・入浴方法にもよりますが、
15分ほどの入浴で800mlほどの汗をかき、
体から水分が失われるといわれているので
入浴によりなんと、約800mℓもの水分が失われてしまいます(41℃の風呂に15分間入浴後30分間安静時)
引用:ポカリスエット
入浴で失われる以上の水分を補給しておくといいでしょう。
一度に補給するのは難しい場合は
- 入浴前にコップ一杯(200~300ml)
- 入浴中にも水分補給(水筒・ペットボトルを持ち込む)
- 入浴後もコップ一杯(200~300ml)
のように、
入浴前後、複数回に分けて水分を補給するのがオススメです
②お湯の温度を1~2℃上げる
半身浴で汗が出る方法その②は
「お湯の温度を1~2℃上げる」です
お風呂温度の上げすぎは問題ですが
浴室温度や湿度が低い場合には
43℃を超えない範囲であれば入浴効果を上げるのに効果的。
半身浴の基本は38~40℃のぬるま湯なので
肌寒くなる季節には
「40~42℃の熱めのお湯」にしてみましょう。
半身浴自体、全身浴に比べると
体への負担は少ない入浴方法なので
入浴中~後の肌の乾燥にさえ気を付けておけば
お風呂温度を上げてもデメリットは感じにくいですよ。
③入浴時間を伸ばす
半身浴で汗が出る方法その③は
「入浴時間を伸ばす」です
半身浴の基本的な入浴時間は20~30分ですが
体が温まらない・汗が十分でないなら
入浴時間を伸ばしてもOK
「長湯は体に悪い」とは言いますが
きちんと対策をすれば問題ないので
>>>「無理のない長湯のやり方」
体に無理のない範囲で
入浴時間を伸ばしましょう。
入浴時間を伸ばす場合は5分単位で伸ばすのがオススメですよ
④浴室温度を25℃以上に上げる
半身浴で汗が出る方法その④は
「浴室温度を25℃以上に上げる」です
半身浴は上半身がお湯から出ているため
浴室温度がもろに影響します
- 人間が裸の状態で快適に過ごせる温度は27~31℃
- 冬期の浴室温度は11℃~24℃
- 夏期の浴室温度は25℃~35℃
25℃付近が温かい・寒いと感じる境界線なので
- 25℃未満だと肌寒く感じやすい
- 25℃以上だと体もしっかり温まって汗もでる
半身浴で寒い・汗が出ない・温まらないというなら
- 浴室暖房
- ストーブと温風ダクト
で浴室温度を25℃以上に上げるようにしましょう。
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⑤アルミシート・お風呂蓋などでお湯を保温
半身浴で汗が出る方法その④は
「アルミシート・お風呂蓋で保温する」です
風呂釜や追い炊き機がないお風呂だと
浴室温度によってはお湯がすぐに冷めてしまうので
湯温を長時間保てるように
- アルミシート
- お風呂蓋
などで保温するようにしましょう。
お湯がすぐ冷めるときに役立つ便利アイテムは
⇓の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください
>>>「お風呂のお湯がすぐ冷める問題を解決」
⑥発汗系入浴剤を使う
半身浴で汗が出る方法その⑥は
「発汗系入浴剤を使う」です
発汗系入浴剤は
- 無機塩類系入浴剤(バスソルト)
- 炭酸ガス系入浴剤(バスボム)
- 薬用浴物系入浴剤
の中でも特に体を温める効果の高い入浴剤で
海洋ミネラル・温泉成分・漢方
ハーブ・炭酸ガスなどの効果で
血行促進し体を保温してくれるので
38~40℃のぬるめのお湯でも半身浴でも
体がしっかり温まって汗をかくことができますよ。
発汗系入浴剤にもいろいろありますが
管理人イチ押しなのは以下の4製品
詳しくは↓の記事で紹介しているので
興味があればご覧ください。
>>>「管理人イチ押し入浴剤」
にがり温泉
ミネラルバスパウダー
モンスターバブル スッキリFREE
BARTH
⑦ダメ押しで半身浴用アイテムを使う
半身浴で汗が出る方法その⑦は
「半身浴アイテムを使う」です
半身浴用アイテムをつかえば
ここまで紹介した①~⑥をしなくても
体が温まって汗が出ますよ
半身浴用アイテムには
などがあるのでお好みのアイテムを準備してください。
サウナポンチョ
サウナ傘
サウナスーツ
⑧いろいろ対策しても半身浴で汗が出ないなら「入浴方法」そのものを変える
いろいろ対策をしても汗が出ない
体が温まらないというのなら
半身浴という入浴方法そのものを変えるのも手です
別に入浴方法の中で
半身浴が特別優れているというわけではありません
入浴方法それぞれ
メリット・デメリットがあるので
目的に合わせて入浴方法も変えてしまいましょう。
- 全身浴
- 高温反復浴
- 温冷交代浴
上3つの入浴方法は
↓の記事で詳しく紹介しているので
興味があればご覧ください。
⑨それでも汗が出にくいなら病院で検査
半身浴で汗が出る方法その⑧は
「病院で検査」です
ここまで紹介した①~⑧をすれば
どんな人でも半身浴で温まって
滝のような汗が出るはずですが
それでも汗が出ないのであれば
無汗症など病気が隠れている可能性があります。
病院で検査したからと言って
汗が出るようになるわけではありませんが
ご自身の体調を把握するためにも
病院で検査してもらうことをオススメします
半身浴の効果を下げるNG行為
半身浴には健康・美容にいい効果がありますが
半身浴の効果を下げるNG行為も
いくつかあるのでここで紹介しておきますね
- 水分補給をしない
- 入浴後(お風呂上り)に冷たい飲み物を飲む・冷房にあたる
- 43℃以上の熱すぎるお湯に入る
- 入浴後の保湿・スキンケアをしない
- 飲酒後に半身浴をするor入浴直後に飲酒をする
- 発熱などの体調不良時に半身浴をする
①入浴前に水分補給をしない
半身浴の効果を下げるNG行為その①は
「水分補給をしない」です
一回の入浴で800mlほどの汗をかき、
体から水分が失われるといわれているので
入浴によりなんと、約800mℓもの水分が失われてしまいます(41℃の風呂に15分間入浴後30分間安静時)
引用:ポカリスエット
入浴前後に水分補給をしないと
半身浴の効果が低下するどころか
体が脱水して
- のぼせ
- 立ちくらみ
- 熱中症
等のリスクが高くなってしまうので注意しましょう
②入浴後すぐに冷たい飲み物を飲む・冷房にあたる
半身浴の効果を下げるNG行為その②は
「入浴後すぐに冷たい飲み物を飲む・冷房にあたる」です
入浴後の体の保温時間も半身浴の効果に重要
特にヒートショックプロテインを作りたいなら
入浴後はバスローブなどを使って
10~15分ほどは体を保温しましょう。
なので、体を冷やしてしまうのもは要注意
- 冷たい飲み物
- 冷房(クーラー・エアコン)
水分補給には常温の飲み物を飲み
汗が出るならタオルでふいて扇風機にあたるようにしてください。
③43℃以上の熱すぎるお湯に入る
半身浴の効果を下げるNG行為その③は
「43℃以上の熱すぎるお湯に入る」です
お湯が熱すぎると
体表温度が先に上がってしまって
汗が出ないどころか、体の芯まで温まらず
入浴効果が激減してしまいます。
休み休みでもいいので
- 半身浴なら合計20~30分
- 全身浴なら合計10分~20分
は最低限、入浴するようにしてください。
④入浴後の保湿・スキンケアをしない
半身浴の効果を下げるNG行為その④は
「入浴後、保湿・スキンケアをしない」です
半身浴は美容にいいといわれていますが、
お風呂に入れば
- 皮脂の脱落
- 角質の膨潤・軟化
- 保湿成分の流出
が起こるので
入浴後の保湿・スキンケアを怠れば
肌が乾燥してシワやたるみの原因となってしまいます。
美容系の入浴剤を使おうとも
保湿効果には限度があるので
半身浴後はしっかり保湿・スキンケアをするようにしてください。
⑤飲酒後に半身浴をするor入浴直後に飲酒をする
半身浴の効果を下げるNG行為その⑤は
「飲酒後に半身浴をするor入浴直後に飲酒をする」です
人によって飲酒の前後にお風呂に入る人もいますが
お酒で水分補給はできませんし
糖分が多いので体の脱水を促進
アルコールの回りを早め酔いやすくなるので
飲酒前後の入浴はNG行為です。
自己判断ができなくなるほど酔ってしまうと
お風呂場で転んで怪我をするだけでなく
おぼれて命に関わる事態にもなってしまいます。
飲酒後には必ず30分以上の休憩を取り
水をしっかり飲んでからお風呂に入るようにしてください。
>>>「水分補給に適さない飲み物」
⑥発熱などの体調不良時に半身浴をする
半身浴の効果を下げるNG行為その⑥は
「発熱などの体調不良時に半身浴をする」です
体に負担の少ない半身浴と言えど
お風呂の熱を受けるので
体力が消耗したり血圧が乱高下します。
そんな時にお風呂に入れば
体力を余計に消耗し
体の回復の妨げになる可能性があるので
発熱が出るような体調不良時には
お風呂に入らないようにしてください
注意!半身浴でいくら汗が出てもダイエット・デトックス効果は薄い
念のため半身浴の注意点を言っておくと
いろんな雑誌・メディアで
半身浴が美容にいいといわれていても
実際問題
半身浴のダイエット・デトックス効果は
それほど高くありません。
他の入浴方法やサウナに比べると
体への負担が低いのは確かですが
ダイエット・デトックス効果については
他の入浴方法やサウナの方が高いと言わざるをえないのです
詳しくは以下の記事で解説していますが
ここでも簡単に紹介しますね
>>>「半身浴ダイエットは意味がない?」
半身浴の消費カロリーは30分で80kcal以下、60分(1時間)でも160kcal以下
半身浴での消費カロリーは
厚生労働省などで紹介されている
運動強度(METs)を使った計算式で算出できます。
【運動強度(METs)によるカロリー消費計算法】
METs × 体重(kg) × 時間(h) × 1.05(安静時エネルギー消費量)
=消費カロリー
※入浴によるMETsは「1.5」
参考①国立健康・栄養研究所
参考②健康長寿ネット
この運動強度(METs)を使い
体重40~100kgと想定し、
入浴時間10~60分、120分での消費カロリーは以下の通りです。
消費 カロリー | 40kg | 50kg | 60kg | 70kg | 80kg | 90kg | 100kg |
10分 | 10.7 | 13.4 | 16.1 | 18.7 | 21.4 | 24.1 | 26.8 |
20分 | 20.8 | 26.0 | 31.2 | 36.4 | 41.6 | 46.8 | 52.0 |
30分 | 31.5 | 39.4 | 47.3 | 55.1 | 63.0 | 70.9 | 78.8 |
40分 | 42.2 | 52.8 | 63.3 | 73.9 | 84.4 | 95.0 | 105.5 |
50分 | 52.3 | 65.4 | 78.4 | 91.5 | 104.6 | 117.7 | 130.7 |
60分 | 63.0 | 78.8 | 94.5 | 110.3 | 126.0 | 141.8 | 157.5 |
120分 | 126.0 | 157.5 | 189.0 | 220.5 | 252.0 | 283.5 | 315.0 |
※1.5METs×体重(kg)×時間(h)×1.05(安静時エネルギー消費量)で計算
※小数点第2位を四捨五入
上の消費カロリー表を見てもらうとわかると思いますが、
半身浴の消費カロリーは
30分でも80kcal以下
60分(1時間)でも160kcal以下
脂肪を1kg燃焼するのに
7200kcalほど必要と言われているため
入浴によるカロリー消費量では
脂肪はほとんど燃焼されません。
脂肪細胞の約8割は脂質(あぶらの塊)ですが、残り2割ほどは水分や細胞を形成するさまざまな物質で構成されています。
これを踏まえて計算すると脂肪1kgを消費するのに必要なエネルギー(カロリー)は、9kcal×1000g×80%=約7200kcal 程になります。引用:TANITA
仮に1か月で脂肪1kgを消費しようとしたら
一日あたりに必要となる消費カロリーは
「7200÷30=240kcal」なので、
- 1日あたり240kcalを多く消費する
- 1日の摂取カロリーを240kcal減らす
のどちらかを1か月続けていけば、
脂肪1kgを減らすことは可能ですが
半身浴での消費カロリーはそこまで多くないですし
入浴によって落ちた体重は
体温を下げるために出た「汗の量」なので
水分補給をすれば体重はもとに戻ってしまいます。
しかも
人が毒素(老廃物や有害物質)を
排泄したり無毒化する機能は
「腎臓」もしくは「肝臓」にあり
汗に含まれる老廃物の量はごくわずか
そのため、半身浴で汗を出したところで
入浴”だけ”で
ダイエットやデトックスをするのは難しいのです。
痩せやすい体作り・ダイエットのモチベーション維持には効果的
半身浴だけでは
ダイエット・デトックス効果は見込めませんが
半身浴をすることで
- 痩せやすい体作り
- 他のダイエットのモチベーション維持
- 多少のカロリー消費があるので他のダイエット効果にプラス
することは可能。
特に他のダイエットと併用することで
カロリー消費量の増加or摂取カロリーの低下が期待できるため
間接的なダイエット・デトックス効果があると言えます。
食事制限系のダイエットと併用すれば
食べたい欲求・ストレスの解消
運動系のダイエットと併用すれば
疲労回復・痩せやすい体作りに一役買ってくれますよ。
滝のように汗がダラダラでる正しい半身浴のやり方
最後にここまで紹介した内容を踏まえて
汗がダラダラ出る正しい半身浴のやり方を簡単にご紹介しますね。
- 入浴の10~20分前に水分補給(できれば入浴中も)
- お湯の温度は38~40℃が基本。ただし肌寒くなる季節は1~2℃上げる(40~42℃)
- 座ったときに湯面が鳩尾(みぞおち)付近まで来るように湯量を調整
- 入浴時間は20~30分(温まり不足なら5分単位で伸ばす)
- 浴室温度を25℃以上に上げて上半身(首や肩周り)を冷やさない
- 発汗系入浴剤を使って入浴効果アップ
- 風呂釜・追い炊き機がない浴槽なら風呂蓋やアルミシートでお湯を保温
- サウナポンチョ・スーツなどの半身浴用アイテムも活用
- 入浴中に体をマッサージする
- 入浴方法を切り替えるのもあり
- 入浴後体をすぐに冷やさない(汗は拭いて、冷房にあたりすぎず冷たい飲み物は避ける)
基本的な半身浴のやり方のコツや注意点は
⇓の記事でも解説しているので
この記事でわからないことがありましたら
そちらをご覧ください
>>>「半身浴のやり方・コツ・注意点」
半身浴で汗が出ない原因と汗がダラダラ出る方法まとめ
ご覧いただきありがとうございました
半身浴で体が温まらない・寒い
汗が出ないのには必ず原因があります。
その原因を知り対策をすれば
すぐに半身浴でダラダラと滴るほどの汗をかくことができますよ。
ただし、ダイエットのために
半身浴をして汗をかくのは非効率。
入浴では脂肪はほとんど燃焼されませんし
落ちた体重は水分補給をすると元に戻ります。
ダイエットを成功させたいのであれば
半身浴を「補助」に使うのが効果的ですよ
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