こんにちは!管理人のクラゲです
半身浴ってやったことありますか?
「鳩尾(みぞおち)~胸」をお湯に浸ける
体にかかる負担が少ない入浴方法ですが
全身浴に比べると
体の温まる速度は遅く
20~30分ほどの長湯を必要とします
しかし、それだけ長くお湯に浸かっていても
半身浴のやり方が悪いと
全然体が温まらなず、汗もかきません。
それどころか上半身が冷えて肌寒い思いをすることも・・・・
そんな半身浴の失敗をしないため
この記事では「半身浴で汗をかかない原因」について解説していきます。
- 半身浴で汗をかかない6つの原因
- 半身浴でダラダラと汗が出る対策法
半身浴で汗が出ないのはなぜ?6つの原因から解説

半身浴で汗をかかないのには
「やり方の間違い」と「体質や病気」によって
6つの原因があると考えられます。
- お湯の量が少なすぎる
- お湯の温度が低い
- 浴室温度・湿度が低い
- さら湯で入浴している
- 入浴時間が短い
- 体質や病気
ここでは原因をメインに解説し
対策方法は後述しますね。
>>>「半身浴の正しいやり方」
①お湯の量が少なすぎる
半身浴で汗をかかない原因1つ目は
「お湯の量が少なすぎる」時です。
浴槽には大きく7種類の形があり、
その中でも最近増えてきている
「浴槽内に段差のあるタイプ」の浴槽は

貯めるお湯の量が少なく済むため
節水することができるといわれます。
ただ、このような浴槽で半身浴をする時に
余りにお湯の量を少なくしすぎると
お湯にうまく浸かれなくなり
体が冷えて、汗をかくことはできなくなります。
②お湯の温度が低い
半身浴で汗をかかない原因2つ目は
「お湯の温度が低い」時です。
半身浴の適温については
「正しい半身浴のやり方」で紹介していますが、
基本は38~40℃程度のぬるま湯です。

ただし、このお湯の温度は
上半身が寒く感じない時の適温なので
季節や浴室温度次第では
お湯の温度も上げていく必要があります。
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③浴室温度が低い・乾燥している
半身浴で汗をかかない原因3つ目は
「浴室温度が低く・乾燥している」時です。

前述したように
半身浴は38~40℃のぬるま湯が基本ですが、
冬場のように
空気が乾燥し気温も低くなる時期は
何の対策もしていないと汗をかくどころか
体も十分に温まりません。
しかも肌が乾燥して肌が荒れる
デメリットも出てくるので
必ず対策をしてから半身浴をしましょう。

④さら湯で入浴している
半身浴で汗をかかない原因4つ目は
「さら湯で入浴している」時です。
さら湯とは、
「お湯に入浴剤等も入れない(一番)風呂」のことです

一般的に沸かしたてのさら湯には
ミネラル等は含まれておらず、
人の体との濃度差で「浸透圧」が生まれ、
体に負担がかかるほか
温泉のように
お湯に含まれる成分による温浴効果も低く
体の温まる速度はお湯の量・温度に比例します。
そのため、賃貸などの
風呂釜や追い炊き機のないお風呂だと
半身浴をしても
お湯の温度を一定に保つことができず
時間経過で冷めていくため
十分に体が温まらない・汗をかかない原因になってしまうのです。
⑤入浴時間が短い
半身浴で汗をかかない原因5つ目は
「入浴時間が短い」時です。
半身浴の適切な入浴時間は
「正しい半身浴のやり方」で紹介していますが、
基本は20~30分入浴する必要があります。

というのも、
半身浴はお湯に浸かっている部分が少なく
お湯の温度も38~40℃のぬるま湯であるため
全身浴に比べるとどうしても
体の温まるスピードは遅くなるため
長めに入浴する必要が出てくるのですが、
入浴時間が短いと半身浴では
体は十分に温まらず、汗をかくこともできません。
⑥体質や病気
半身浴で汗をかかない原因6つ目は
「体質や病気」がある時です。
人によって「汗をよくかく人」
「余り汗をかかない人」がいるように、
- 平熱が高いor低い
- 筋肉量が多いor少ない
- 汗腺機能が発達or衰えている
- 年齢が若いor高い
- 男性or女性
などの体質などの違いによって
汗の出る量が変わってきます。
また、汗が出にくくなる病気もあります。
【先天性の病気(生まれつき)】
- 先天性無痛無汗症
- ファブリー病
【後天性の病気(成長や加齢などで起こる)】
- 甲状腺機能低下症
- 熱中症
- 後天性特発性全身性無汗症
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半身浴で汗がダラダラ出るにはどうすればいい?

ここからは、上で解説した
「半身浴で汗が出ない6つの原因」
それぞれの対策方法をご紹介しますね。
特別難しいこともなく
コツさえ知ってしまえば
今後の半身浴で肌寒い思いをすることもなくなりますよ。
お湯の温度を上げる
季節にもよりますが
浴室温度や湿度が低い場合には
「お風呂温度を上げる」ことが効果的です。

半身浴の基本は38~40℃のぬるま湯なので
肌寒くなる季節には
「40~42℃の熱めのお湯」にしてみましょう。
半身浴自体、全身浴に比べると
体への負担は少ない入浴方法なので
入浴後の肌の乾燥さえ気を付けておけば
お風呂温度を上げてもデメリットは感じません
入浴剤を使う
半身浴をするとき
いつも”さら湯”で入っているのであれば
「入浴剤」を使ってみましょう。

入浴剤には
温浴効果を高める成分が含まれ
体を温め、汗をかきたいときに効果的。
特に以下の4種の入浴剤がオススメです。
- 無機塩類系(バスソルトや温泉系の入浴剤)
- 炭酸ガス系(バブのような発泡する入浴剤)
- 薬用植物系(体を温める漢方などが入った入浴剤)
- 発汗系(①~③の中で特に発汗効果に特化した入浴剤)
ダラダラと滴る汗をかきたい場合は
④の発汗系入浴剤。
ぬるま湯でも体の芯から
ポカポカと温まりたいなら
①~③がオススメです。
それぞれの入浴剤は
体験し記事にまとめています。
詳しく知りたい方は以下のボタンからどうぞ
浴室温度を上げる
冬場など、浴室自体が寒い場合は
浴室温度をあげましょう。

浴室空調があれば一番ですが、
ないご家庭の方が多いと思います
そんな時は、
- お風呂の蓋を開けてお湯を貯め蒸気を浴室に満たしておく
- ストーブからの温風を浴室に送っておく
など浴室温度が上がる工夫をすると効果的です。
半身浴用のアイテムを使う
お湯に浸かっていない
上半身が寒く感じる場合には
「半身浴用のアイテム」が効果的です。
病院で検査してもらう
お風呂に入っても運動しても
普段から汗が出にくい人は
汗が出にくい体質ということも考えられますが、
病気が隠れているかもしれません
汗が出にくい以外に
何か心当たりのある症状があるのでしたら
一度、内科などで検査をしてもらうことをオススメします。
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入浴時間次第で入浴方法を変える

体質等もあって
半身浴で思ったほど汗をかけない場合は
そもそもの入浴方法を変えてみるのも効果的です。
短時間で汗をかきたいなら「全身浴」
仕事や家事などで忙しく
半身浴のように20~30分も
お風呂に時間をかけていられない場合は
10~15分程度の入浴で温まる「全身浴」にしてみましょう。
ダイエットなどのスリミングも兼ねるなら
「高温反復浴」も効果的です。
それぞれの入浴方法の詳細は
「正しい全身浴のやり方」
にまとめているのでそちらをご確認下さい。

リラックスしながらじっくり汗をかきたいなら「半身浴」
十分な入浴時間が取れる前提で
- 上半身の寒さ対策
- お湯の保温対策
- 入浴剤を使って温浴効果を高める
などの対策を行って半身浴をすれば
体に負荷をかけず
リラックスしながら
じっくりと汗をかくことができますよ。
詳しくは
「正しい半身浴のやり方」
にまとめているのでそちらをご確認下さい。

半身浴で汗をかかない原因まとめ・関連記事
ご覧いただきありがとうございました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 半身浴で汗が出ないのには「6つの原因がある」
- 体質や病気を除けば、原因の対策をして半身浴をすれば、すぐにダラダラと汗をかくことも可能
お風呂で汗をかきたいのなら
汗をかけない原因を知り
その対策を立てるだけでOK
そのお風呂でダラダラと滴るほどの汗をかくことができますよ。
ただし、ダイエットのために
半身浴をして汗をかくのは非効率。
入浴では脂肪はほとんど燃焼されませんし
落ちた体重は水分補給をすると元に戻ります。
ダイエットを成功させたいのであれば
半身浴を「補助」に使うと効果的ですよ
https://suguruafi.com/half-body-bath-and-diet/

