入浴剤

入浴剤は効果がない?有効成分関係なくプラシーボ効果しかないの?

こんにちは!管理人のクラゲです。

突然ですが、入浴剤って使ってますか?

いろんな色と香りを楽しめ
バスタイムをリラックスできる癒しの
入浴時間にしてくれる入浴剤ですが、

こんなこと思ったことありませんか?

入浴剤って色と香りが付いてるだけで効果ないでしょ?あってもプラシーボ効果だけだろうね。

実際、TwitterなどSNSで調べると
結構な方が入浴剤はプラシーボ効果と思っているようです。

まぁ、プラシーボ効果もあると思いますが、
本当の所、入浴剤の効果ってどんな仕組みなのでしょうか?

管理人も詳しいところはわかっていなかったので
入浴剤の効果について

  • 入浴剤の効果の仕組み
  • 入浴剤の効果の種類
  • 入浴剤の効果を感じない理由・要因
  • 入浴剤の効果を実感する方法

を調査してみました。

この記事が少しでもお役に立てたのなら幸いです。

入浴剤の効果の仕組み

まずは、入浴剤で効果が出る仕組みについて見ていきましょう。

考えられる仕組みとしては以下の3つがあります。

  1. 体の表面で作用する
  2. 体内で作用する
  3. 五感に働きかける

それぞれ解説していきますね。

体の表面で作用する

入浴剤の効果の仕組みとしては
一番ポピュラーなものが、「体の表面で作用する」でしょう。

すべての入浴剤はお湯に溶かして使うものなので
その成分は必ず皮膚に付き、効果が表れます。

すべての成分が皮膚表面で作用するわけではありませんが

以下の成分は、肌に付着することで効果が表れます。

  • 入浴による温浴効果のある「無機塩類、生薬類
  • 皮膚を清浄にする「酵素類
  • 肌をしっとりさせる「保湿剤
  • 清涼感を出す「メントール

それぞれの成分については以下の記事で紹介しているので
興味のある方はご覧ください。

入浴剤は本当に効果ある?効果・危険性の仕組みと飲んでしまった時の対処法を紹介こんにちは!管理人のクラゲです。 一日の疲れを癒すバスタイム。 読書に音楽に動画視聴にと、 いろいろな形で入浴時間を楽しむ...

体内で作用する

入浴剤の成分の中には、
経皮吸収によって体の中に浸透することで作用するものもあります。

経皮吸収とは、

皮膚を通過して物質が皮膚内部へ通過する機能のことを言い
現在、3つの経路が知られています。

  1. 附属器官経路:毛穴や汗腺からの吸収
  2. 細胞間隙経路:細胞と細胞の隙間を通り吸収
  3. 細胞実質透過経路:細胞内部を通過し吸収

画像引用:SARAVIO

経皮吸収による皮膚への浸透率には
分子量」や「物理化学的性質」が関わっていて

基本的に1000以下。
500以下であればほとんどの成分が吸収されるそうです。

  • 毛穴や汗腺(附属器官経路):分子量は1000以下で吸収
  • 細胞間(細胞間隙経路)、細胞内(細胞実質透過経路):分子量は500以下で吸収

画像引用:SARAVIO

管理人が調べた限りでは
入浴剤に配合されている成分のほとんどは分子量が1000以下。
無機塩類(ミネラル)に関しては500以下ですので、

そのほとんどの成分は皮膚から吸収され、体内に入ります。

入浴剤の成分が体内に入ると
いろいろな経路で効果を出すため、
紹介しきることはできませんが、

炭酸ガス系入浴剤を例に出すと、

炭酸ガス系入浴剤で発生する炭酸ガス(二酸化炭素)
お湯と反応することで炭酸(H₂CO₃)となり、
お湯の中で電離することで重炭酸イオン(HCO3-)となります。

この重炭酸イオンは分子量が「61.0168 ≒ 約61」ですので
皮膚から吸収され、

皮膚表面にある毛細血管に作用することで
血管を広げ、血流を改善する効果を出します。

炭酸ガスの発生する入浴剤は
この作用によって体を温めることで、様々な効能が生まれます。

このように、入浴剤の成分は経皮吸収によって
体の中に入ると、様々な経路で使われ
体の健康や美容に対していい効果を発揮します。

五感に働きかける

入浴剤の中には、着色料や香料によって
「色」や「香り」をプラスしたものもあります。

こういった色や香りは、
視覚や嗅覚と言った『五感』に働きかけ
リラックス効果を生み出します。

他にも、重曹(炭酸水素ナトリウム)であれば

お湯に含まれるカルシウムやマグネシウムと言った
金属イオンと結合することで
お湯を軟水にする効果があり、
五感の一つ「触覚」で感じ取ることもできます。

そういった五感に作用する成分が含まれることで
入浴剤には、脳をリフレッシュし疲れをとる効果も期待できます。

クラゲさん
クラゲさん
色がの有無だけでも、体感できる効果はだいぶ変わってくるんだ。

入浴剤の効果は大きく4つ

入浴剤には、厚生労働省が認可することで
表示できる効能がありますが、

入浴剤自体には、大きく以下の4つの効果があり
この4つの効果が組み合わさることで
様々な効能が期待できます。

  1. 有効成分による効果
  2. 香り成分による効果
  3. 入浴効果を高める効果
  4. プラシーボ効果

それぞれを解説していきますね。

有効成分による効果

入浴剤のほとんどは医薬部外品もしくは浴用化粧類に分類され

医薬部外品の入浴剤には
効果の要である「有効成分」が記載されています。

基本的には、温浴効果のある

  • 炭酸水素ナトリウム
  • 炭酸ナトリウム
  • 塩化ナトリウム
  • 塩化カリウム
  • 硫酸マグネシウム
  • 硫酸ナトリウム

と言った無機塩類が有効成分として配合されていますが、

生薬系入浴剤では、

  • 当帰(トウキ)
  • 黄柏(オウバク)
  • 川芎(センキュウ)
  • 陳皮(チンピ)
  • 山梔子(サンシシ)
  • 蕃椒(バンショウ)
  • 生姜(ショウガ)
  • 甘草(カンゾウ)
  • 重薬(ドクダミドクダミ)
  • 加味帰(カミキヒトウ)

と言った生薬が有効成分となっています。

こういった成分が、皮膚に付き
成分が浸透することで効果を発揮します。

色や香り成分による効果

入浴剤に含まれる有効成分以外にも

色や香り成分によって、
視覚や嗅覚を刺激されることでも
入浴剤の効果は表れます。

入浴剤の色としては、

  • 合成色素
  • 天然色素

の2種類があり、

香り成分にも

  • 合成香料(フレグランスオイル)
  • 天然香料(エッセンシャルオイル)

の2種類があります。

現代人は、スマホやパソコンなどの
情報過多な環境に身をおいているため

脳は情報でパンクしてしまうのを防ぐために、
知らず知らずのうちに、五感を鈍感にしています。

そのため、

香りや色で五感を刺激することで
脳の疲れを取り、リフレッシュする効果が期待できます。

特に、植物の成分を抽出したエッセンシャルオイルには
10種類を超える植物成分が含まれているため

マッサージと組み合わせることで、
リラックス効果をもたらすだけでなく、
美肌効果や、血行促進、老廃物の排出、筋肉のコリなどに対しても
効果があるといわれています。

入浴効果を高める効果

入浴には、7大健康効果があり
入浴によって体温が上がれば「温熱性の血管拡張」が生じ、
全身の代謝改善・老廃物排出・疲労回復・痛みの改善と言った効果が得られます。

入浴の7大健康効果

  1. 温熱作用:体を温め、一時的に血の巡りをよくする
  2. 静水圧作用:水圧で体を引き締め、むくみを解消
  3. 浮力作用:浮力によって筋肉や関節への負荷・緊張を軽減
  4. 清浄作用:体についた汚れを落とす
  5. 蒸気・香り作用:免疫力を高め、自律神経を整える
  6. 粘性・抵抗性作用:水の抵抗を利用し、少ない負荷で運動療法的な効果を得る
  7. 開放・密室作用:日常から心と体を開放し、リラックスできる

そして、この入浴による7大健康効果のいくつかは
入浴剤によって、その効果を高めることができます。

特に、入浴剤によって効果が高くなるのは以下の3つ

  • 温熱作用
  • 清浄作用
  • 蒸気・香り作用

無機塩類や生薬類によって「温熱作用
酵素類や重曹によって「清浄作用
香りのある入浴剤によって「蒸気・香り作用

のそれぞれの効果が高まります。

プラシーボ効果もある

忘れてはならないプラシーボ効果も
入浴剤の効果して数えてもいいでしょう。

プラシーボ効果とは、
有効成分が含まれていない薬剤によって、
症状の改善や副作用の出現が見られることを指し、

基本的には症状の改善と言った、いい方面で使われます。

身近なところだと、

子供のころに言われた
「いたいのいたいの、とんでけ~!」もプラシーボ効果の一種。

子どもが信頼している親がいうことで
これは痛いことじゃないんだと思い込むことで、
痛みが弱まり、子供が泣き止むようになります。

このプラシーボ効果は入浴剤にも当てはまり、

  • 価格(価格が高いほど)
  • 色(暖色・寒色など)
  • 香り(自分の好みの香り)
  • 評判(有名人がオススメした商品)

といった情報を見聞きすることで
「この入浴剤には効果がある」と脳が思い込むと
プラシーボ効果によって色々な症状の緩和や効果が出るようになります。

入浴剤で効果を感じない理由

ここまで、入浴剤の効果の仕組みについて
簡単にですがご紹介してきました。

管理人の個人的な感想で言えば、

プラシーボ効果の是非はどうあれ
入浴剤の有効成分による「効果はある」と思っています。

ですが、入浴剤で効果を実感できない人がいるのも事実。

では、なぜ入浴剤をつかって

  • 効果の出る人
  • 効果を感じられない人

に分かれるのでしょうか?

個人差と言ってしまえばそれまでなので

ここからは、
入浴剤で効果を感じない理由・要因について考えていきましょう。

短期間で効果が出ると期待しすぎている

入浴剤で効果を感じられない理由として
期待を持ちすぎた」ということが考えられます。

もちろん期待をもって使うことで
プラシーボ効果も生まれると思いますが、

入浴剤のほとんどは医薬部外品もしくは浴用化粧類です。

人体に対していい作用でも強く出てしまうと
医薬品の認可を受ける必要が出てくるため、
薬のような強い作用が出ないように調整されています。

そのため、

入浴剤にも、薬と同じような速攻性があり、
目に見えて効果があると期待していると、

実際に使った時の事実と期待との「差」が大きくなり
効果がなかったと感じでしまう可能性もあります。

入浴剤で効果を期待するなら、
最低でも1か月は使い続ける気持ちを持つといいでしょう。

入浴剤の使い方・入浴方法を間違えている

入浴剤で効果を感じられないときは

  • 入浴剤の使い方
  • 入浴方法
  • 入浴後の保湿・保温

を間違えている可能性もあります。

例えば、BARHTという中性重炭酸入浴剤の場合、

BARHTの効果を実感するには
お湯に入れたタブレットが溶け切ってから
15分以上入浴することが前提となるのですが、

BARHTのタブレットが溶け切るには15分以上の時間を要します。

そのため、他の炭酸ガス系入浴剤と同じように

錠剤やタブレットを溶かしながら入浴していると
入浴時間が足りず「効果がなかった」と感じてしまう可能性が出てきます。

他にも、肌の保湿をうたった入浴剤の場合、

長湯してしまうと、
保湿成分などが肌に付着する時間は長くなりますが、

皮膚バリアー機能を持つ
皮脂を落としすぎたり
角質層の膨潤を招いてしまい

結果として、刺激に弱くなり
乾燥肌になってしまう可能性も出てきます。

そのため、入浴剤の効果を感じたいのであれば、

ただ入浴剤の入れたお風呂に浸かるのではなく
入浴剤の使い方や入浴方法を理解して用いる必要があります。

ノセボ効果による入浴・入浴剤効果の低下

入浴剤の効果の一つにプラシーボ効果があるとお伝えしましたが、
プラシーボ効果の反対に「ノセボ効果」というものもあります。

ノセボ効果とは、
有効成分が含まれていない薬剤によって、
望まない副作用(有害作用)が現われること」を指し、

  • 入浴剤は危険
  • 入浴剤に効果なんてない
  • このメーカーは信用できない

など、否定的な感情をもっていると

ノセボ効果によって、
入浴剤の効果が低下するだけでなく
本当に体に害が出てしまうこともあります。

入浴剤で効果を実感するには?

ここまで入浴剤で効果を感じられない理由として、

  • 期待を持ちすぎている
  • 短期間しか使っていない
  • 入浴剤の使い方や入浴方法が間違っている
  • 入浴後、肌の保湿や保温をしていない

などを上げてきました。

では、こういった理由を踏まえ、
入浴剤の効果を感じるにはどうすればいいのか見ていきましょう。

最低限1か月は使い続ける

入浴剤の効果を実感するための方法として、
まずは1か月使い続けることから始めてみましょう。

入浴剤は、医薬品とは違い
人体に対して「短い期間で強い作用」は起こらないように
作られています。

そのため、入浴剤の効果が表れるには時間が必要となります。

1か月とは目安であり、

それより早く効果を感じられることもあれば
半年~1年と長い期間が必要になることもあります。

この期間は、求める効果によって変わり、

  • 病気の改善や体質を改善する場合:半年以上の長期間
  • 筋肉痛や肩こりと言った症状の緩和の場合:1か月以内の短期間
  • ニキビや乾燥などの肌荒れの改善の場合:1か月以上の中長期

を目安にするといいでしょう。

入浴剤の使い方・入浴方法を見直す

入浴剤の使い方や入浴方法を見直すことも
入浴剤の効果を感じ取るには効果的です。

基本的な入浴剤はお湯に溶かして使うだけなので
特殊な入浴剤を除き、使い方を見直す必要はありませんが、

入浴方法の中で、特に入浴時間や入浴温度は見直す必要があります。

例えば、

乾燥肌の方が症状を緩和するために
保湿系入浴剤を使った時、

長湯したり、高温のお風呂に入ってしまうと、
皮膚バリアー機能の低下を招く可能性があるため

熱すぎずぬるすぎず、短すぎず長すぎずの入浴とする必要があります。

例の場合だと
38~40℃のお湯で、15~20分程度の入浴であれば
肌に負担とならず、入浴剤の効果も出ると思います。

上がり湯・シャワーで入浴剤成分を洗い流さない

入浴剤は、肌に接している時間が長いほど
成分の効果が出やすくなります。

そのため、

入浴時間を長くすることも大事ですが、
入浴後の上がり湯やシャワーをしないことも重要となります。

お風呂から出た直後は
入浴剤成分が肌に付着しています。

その状態のまま、体をふいて乾燥させれば
肌に入浴剤成分が多少でも残った状態となり
入浴剤効果の持続が期待できます。

しかし、上がり湯やシャワーを浴びてしまうと

肌についていた入浴剤成分も流れ落ちてしまうため、
入浴後の入浴剤の効果は期待できなくなってしまいます。

他の人が入浴した後だと、汚れが気になるとは思いますが、

入浴剤の効果を感じたいのなら
上がり湯やシャワーはしないか短時間で済ませるようにするといいでしょう。

保湿・保温をする

入浴剤や入浴による温熱効果は
症状や痛みの緩和などの効果的ですが、

入浴後、扇風機やクーラーなどで
体を冷やしてしまうと、入浴剤の効果は低下してしまいます。

そのため、入浴後は、

暑くて汗が止まらなくても
しばらく体を冷やさないことが
入浴による効果を引き出すカギとなります。

同じように、

入浴剤には保湿成分が含まれているものもありますが
入浴後、体の水分をふき取ると保湿成分もなくなってしまうため、

保湿成分の有無にかかわらず、

  • 化粧水
  • 乳液
  • ボディークリーム

などで、保湿をすることが必要です。

入浴剤に効果はないのかまとめ

ご覧いただきありがとうございました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • 入浴剤の仕組みは大きく3つに分かれ、入浴剤の効果は大きく4つある
  • 入浴剤で効果を感じないのは、商品が悪かったり体質を除けば、使用者の使い方や考え方のせい
  • 考え方や使い方を見直せば、入浴剤の効果を感じることは可能。

この記事で紹介した内容は、
ほとんどが入浴剤や入浴についての考え方ですが、

どんなものでも、
考え方や使い方次第で、毒にも薬にもなります。

あなたが、本当に入浴剤の効果を実感したいのであれば
考え方や使い方を見直してみてはいかがですか?

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