こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問解消のために
ハッカ油風呂の危険性と注意点についてご紹介します。
- ハッカ油で涼しくなるメカニズム(簡単に)
- ハッカ油風呂の正しいやり方・適量
- ハッカ油風呂の効果効能
- ハッカ油風呂の注意点
- ハッカ油風呂のリスク(危険性・副作用)
- ハッカ油を入れすぎて寒い時の対処法
- ハッカ油風呂に最適なハッカ油
- 手軽にハッカ油風呂を楽しめる入浴剤
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│Twitter・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って「温泉巡りの旅」を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
ハッカ油風呂は適切な量・使い方をする分には危険性はないが、入れすぎたり・一部条件に当てはまる人には悪影響がでやすい
この結論をから言ってしまうと
- 健康な人であればやり方を守っている限り、ハッカ油風呂に大きなデメリット(リスク・副作用)はない
- 妊婦さん・赤ちゃん(乳幼児)はハッカ油で健康を害する可能性はある
- ペット(特に猫・小鳥)だとハッカ油で命に関わるリスクがある
- ハッカ油の説明書にも「副作用はない」と記載アリ
↓ ↓ ↓
ハッカ油風呂は適切な量・使い方をする分には大きな危険性はないが、入れすぎたり・一部条件に当てはまる人には悪影響がでる可能性がある
となります。
ハッカ油自体、昔から使われてきた実績があり
医薬品や食品添加物として販売される際も
その使用方法や注意点が記載されているので
それを守って使用している分にはまず問題は起きません
ハッカ油の「添付文章」や
薬の情報がわかる「おくすり110番」で
ハッカ油の情報を見ても
副作用の欄には
- 何も書かれていない
- 「副作用はまずありません。」と記載あり
のどちらかなので、安全性は高いと考えていいでしょう
ただし、↓の条件に当てはまる人だと
デメリット・リスクが強く出るため注意が必要です
- 妊婦さん・妊娠中の方
- 肌の弱い赤ちゃん・子ども(特に3歳未満)
- ペット(特に猫、小鳥)を飼育している人
- 元々、肌が弱い・敏感な人
- 乾燥肌・アトピーなどで肌状態が悪い人
- 怪我(傷)のある人
- お風呂の残り湯で洗濯して乾燥機を使うご家庭
ハッカ油風呂とは?なんで冷たい・涼しくなるの?
まずはハッカ油風呂とは
どんな目的で入るお風呂なのかを簡単に解説しますね
ハッカ油風呂とは
ハッカ油に含まれる成分「メントール」によって
暑い夏でも清涼感・冷感を感じ
すっきりとしたお風呂上りになるように
ハッカ油を入浴剤代わりに入れたお風呂で
元をたどれば
8月の季節湯「ハッカ湯(ハッカ風呂)」を
より手軽にご家庭で再現できるようにしたものです
>>>「8月の季節湯ハッカ湯のやり方」
>>>「1月~12月の季節湯」
ハッカ油で冷感を感じるメカニズム
ハッカ油でなんで冷感・清涼感を感じるのかも
簡単に解説すると
- ハッカ油に含まれる「メントール」が「TRPM8」と「TRPA1」と呼ばれる2つの冷感センサーに作用する
- 冷感センサーにメントールが作用するとTRPM8の「活性化温度閾値」を上げて、30℃くらいの温度でも冷刺激が脳へと伝わる
- 高濃度のメントールがあると、TRPM8だけでなくTRPA1にも作用して寒い・痛いほどの冷感を感じるようになる
※TRPM8は25~28℃以下、TRPA1は17℃以下の低温で活性化して冷刺激を脳へと伝える
こんな感じですね
ただメントールには
32~39℃以上の温度で活性化する
温刺激受容体「TRPV3」にも作用するため
条件次第では冷感を感じにくくなることがあります。
詳しくは別記事で解説しているので
興味があればそちらをご覧ください
ハッカ油風呂のやり方と適量(何滴)
ハッカ油風呂のやり方と適量(何滴)についても解説します
ハッカ油を使う場合のハッカ油風呂のやり方は以下の通り
【お風呂のお湯に垂らす場合】
- 浴槽に張ったお湯にハッカ油を数滴たらす(10滴未満)
- 良くかき混ぜて入浴する
(入浴人数が多いならハッカ油を追加してもOK)
※肌が弱い場合はキャリアオイルにハッカ油を希釈してからお風呂に入れる
【湯上り時にハッカ油を垂らしたお湯をかける場合】
- 湯上り時に、洗面器一杯にお湯を入れる
- ハッカ油を1~2滴たらしてかき混ぜる
- ハッカ油の入ったお湯を体にかける
一回の入浴で使うハッカ油は
5滴ほどが適切と言われていますが
お風呂温度や体格などの条件次第で適量は変わります
ブログ管理人の場合の
ハッカ油の適量を調査した時は↓の量がちょうどよかったです。
【条件】
- 筋肉量・脂肪量がそこそこある管理人(180cm・85kg)
- 38℃・39℃・40℃のお湯160Lで30分以上の入浴
- ハッカ油量をお風呂温度別に1~10滴たらす
【調査結果】
- 38℃:4~5滴
- 39℃:5~7滴
- 40℃:6~9滴
4~9滴のハッカ油がちょうどいい清涼感・冷感がする
詳しくは別記事で解説しているので
興味があればご覧ください
>>>「ハッカ油風呂の適量は何滴か体験調査」
また、ハッカ油は文字通り「油」
常温でも揮発していくので
長期にわたるデメリットはほとんどないのですが、
お湯に浮くため
希釈されていないハッカ油が肌につくと
強い刺激が生まれることがあります。
少量のハッカ油でも刺激が強い場合は
↓の方法で拡散or希釈することをオススメします。
- 入浴する前によくかき混ぜる(物理的に拡散)
- 水と油を均等に溶かす乳化剤・キャリアオイルを使う(科学的に拡散)
>>>「ハッカ油をしっかりお風呂に混ぜる方法」
ハッカ油風呂は自動保温・追い焚き・洗濯も可能
ちなみにですが
ハッカ油風呂後の残り湯の再利用は可能です。
- 残り湯での追い炊き・お風呂の自動保温(自動運転)
- 残り湯での洗濯
- お風呂用品の掃除(洗面器・椅子など)
- 植木などの植物への水やり
- 車の洗車
ただし、残り湯を再利用する場合は
いくつか注意点があるので気を付けてください。
特に、ハッカ油(精油)使用後の
残り湯で洗濯した場合は乾燥機の使用はNG
洗濯物に残っていた揮発性の油で
火災が発生する事故が多発しているので注意です(記事後半でも説明)
>>>「ハッカ油風呂の残り湯活用術」
ハッカ油風呂で期待できる効果
ハッカ油風呂で期待できる効果効能についても簡単にご紹介します
ハッカ油は100種を超える成分で構成された油で
その効果はハッカ特有の清涼感のある香りだけでなく
以下のような効果があります。
- 抗菌効果
- 覚醒効果
- 消臭効果
- 消炎鎮痛効果
- 防腐効果
そんな様々な効果のあるハッカ油は
多種多様な使い方をされており
- 虫よけ・消臭・抗菌に「ハッカ油スプレー」
- 風邪予防・のどの痛み・胃もたれ防止・口臭予防に「ハッカ水」
- お風呂に垂らして「バスオイル」
- シャンプー・ボディーソープに入れて「ハッカシャンプー・ハッカボディーソープ」
- アロマディフーザーに入れて「ハッカアロマ」
- 粉石けんや重曹と混ぜて掃除用に「ハッカ油石鹸」
- ミョウバンと混ぜて「靴の消臭スプレー」
- ワセリンと混ぜて体のケアに「ハッカバーム」
- ハッカと水(+重曹、クエン酸)で「床掃除」に
- ハッカ油+重曹で「キッチン掃除」に
- ハッカ油+クエン酸で「水回りの床掃除」に
- お菓子やココアなどに混ぜて「ミント菓子、ミントココア」
- ハッカ油をつけマッサージすれば「肩こり・筋肉痛解消」
ハッカ油風呂としたときは
↓のような効能が期待されます。
- 冷感の増強
- 湯冷め防止
- 発汗効果
- 夏バテ解消
- 冷房による冷え性改善
- 疲労回復
- リラックス効果によるストレス解消
- 覚醒効果
- 冷感による炎症鎮静効果
- 香りによる線毛の運動を活発にする効果
>>>「ハッカ(ミント)の成分と効能」
ハッカ油を数滴たらすだけで
↑のような効果が期待できるのですが、
一つ注意点があります。
メントールは体に作用すると
「冷感」を感じるようになりますが
実際に体温が下がっているわけではありません。
詳しくは以下の記事で解説していますが、
>>>「ハッカ油風呂で冷感を感じるメカニズム」
メントールには冷感だけでなく
温感も刺激する作用があるため
お風呂温度・環境次第で
発汗入浴剤に負けないくらい
汗をかくことも可能。
夏場のだるさや夏バテ
冷房による冷え症なんかに
ハッカ油風呂は効果的ですよ
ハッカ油風呂はアトピーでも大丈夫?アトピー症状に効果はある?
ハッカ油風呂と調べると
関連記事に「アトピー」というキーワードが出てくるので
- ハッカ油風呂にアトピー症状を緩和・改善する効果があるのか
- アトピー持ちでハッカ油を使っても大丈夫なのか
について調べてみたところ
アトピー肌でもハッカ油を使っている人はいます
やーっとハッカ油買えた。これがないとアトピーの私は夏を乗りきれない
— あると (@kabocha_purin) July 14, 2020
私もアトピー体質だったときがあって、皮膚科の先生直伝のハッカ油とワセリン混合で楽になりますよ~😊
— みゅー@32w (@sFhgGh0zUYhJScR) August 25, 2018
これはハッカ油の
- 冷感による炎症鎮静効果で炎症を和らげる
- スーッとした香りで精神的なストレスを減らす
作用で、
かゆみの緩和や掻き壊しの予防をしているのだと思われます
ただ、肌に傷があるときは
ハッカ油で強い刺激を受けるので
健康な人以上にハッカ油濃度に注意した方がいいでしょう。
ハッカ油風呂は涼しいけれど、私のようにアトピーの症状や皮膚の荒れた人が入ると、涼しい通り越して痛みで灼熱風呂になるから気をつけろ。少なめで試すべし。
— 椎名恵水 (@seenamegumi) August 19, 2012
ちなみに、ハッカ油にアトピーを根治するような効果は期待できません。
- ハッカ油は常温で揮発する油で体表に残る時間、効果時間も短い
- アトピーの悪化要因を取り除けない
- 肌荒れを改善できるわけでも肌のターンオーバーを正常化できるわけでもない
- 汗・温度(気温)・日焼け・乾燥
- ストレス・疲労・睡眠不足
- ハウスダスト(ホコリやダニ)
- 細菌・真菌(カビ)
- 食品
- シャンプー・リンス・入浴剤・化粧品などの化学成分
- チクチクする化学繊維、毛素材の衣服や下着
など。
アトピーを悪化させる要因は人によって様々。
1つの要因ではなく、複数の要因が重なり合って起こるケースが多い。
ハッカ油風呂の注意点
ハッカ油風呂は
「お風呂にハッカ油を数滴たらして入浴」と
やり方は非常に簡単ですが
いくつか注意点があるので
ここでハッカ油風呂をする際の注意点をご紹介しますね
- ハッカ油自体の効果は長くて1~2時間程度
- ハッカ油に体温を差げる効果はない
- 温度が高いと温感センサーを・温度が低いと冷感センサーを刺激する
- ハッカ油を入れすぎると肌を刺激しすぎる
- ハッカ油は「油」でお湯に浮く。少量でも刺激が強い場合はキャリアオイルで希釈する必要がある
- 床・家具・大理石などの素材によってはハッカ油で変色する可能性がある
①ハッカ油自体の効果は長くて1~2時間程度
ハッカ油風呂の注意点その①は
「ハッカ油自体の効果は長くて1~2時間程度」という点です
ハッカ油が肌に付けば
スーッとした清涼感を楽しむことはできますが
ハッカ油自体常温で揮発するもので
気温が高いほど早く揮発してしまいますし
- 発汗量
- 気温
- 湿度
- 基礎体温
- 筋肉量(体格)
などの個人差によって
冷感を感じる時間にバラつきが生まれるので
>>>「ハッカ油風呂で清涼感・冷感を感じない理由」
肌から吸収されたとしても
その効果時間は長くて1~2時間程度。
短ければ30分程度しか効果は持続せず
人によっては「全く清涼感を感じない」という人もいるので
ハッカ油風呂をしたとしても
必ずしもすっきりとした清涼感を
楽しめるわけではない点は覚えておきましょう。
②ハッカ油に体温を差げる効果はない
ハッカ油風呂の注意点その②は
「ハッカ油に体温を下げる効果ない」という点です
ハッカ油(メントール)で冷たく感じるのは
冷感センサーの活性化温度閾値を上げて
汗の気化熱による冷感を強化しているだけなので
実際に体温が下がるわけでもなく
汗が止まるわけでもありません。
- ハッカ油に含まれる「メントール」が「TRPM8」と「TRPA1」と呼ばれる2つの冷感センサーに作用する
- 冷感センサーにメントールが作用するとTRPM8の「活性化温度閾値」を上げて、30℃くらいの温度でも冷刺激が脳へと伝わる
- 高濃度のメントールがあると、TRPM8だけでなくTRPA1にも作用して寒い・痛いほどの冷感を感じるようになる
※TRPM8は25~28℃以下、TRPA1は17℃以下の低温で活性化して冷刺激を脳へと伝える
そのため、ハッカ油を熱中症対策に使っても効果はないので注意してください。
③温度が高いと温感センサーを・温度が低いと冷感センサーを刺激する
ハッカ油風呂の注意点その③は
「温度が高いと温感センサーを・温度が低いと冷感センサーが刺激される」という点です
詳しくは↓の記事で解説していますが
>>>「ハッカ油風呂で清涼感・冷感を感じない理由」
ハッカ油に含まれるメントールは
- 冷感センサー「TRPM8」や「TRPA1」
- 温感センサー「TRPV3」
に作用するので
お風呂温度次第では
温感センサー「TRPV3」の方が優先されてしまい
冷感を感じにくくなる点には注意してください
④ハッカ油を入れすぎると肌や粘膜を刺激しすぎる
ハッカ油風呂の注意点その④は
「ハッカ油を入れすぎると肌や粘膜を刺激しすぎる」という点です
ハッカ油を入れすぎて「痛い・寒い」と
経験談を語ってくれている人もいるように
風呂にハッカ油入れ過ぎてまぁいいやと思って入ったら寒くて熱くて痛くて水で流そうにも寒い熱い痛いが同時に来るリアルメドローアなのでダメです絶対※経験談
— さんまだんご (@atnmtest) August 16, 2022
ハッカ油を入れすぎたり
皮膚の薄い場所・粘膜についてしまうと
清涼感を通り過ぎて
強い冷感や痛みとなってしまうので注意です
ブログ管理人の経験則では
10滴未満であれば痛みになることはなかったですが
個人差があるので自分に合った量のハッカ油を探して下さい。
⑤ハッカ油は「油」でお湯に浮く。少量でも刺激が強い場合はキャリアオイルで希釈
ハッカ油風呂の注意点その⑤は
「ハッカ油はお湯に浮く」という点です
ハッカ油はその名の通り「油」であるため
そのままお湯に垂らしても希釈されずに
原液のまま湯面に浮かび上がってしまいます。
肌が弱い人だとハッカ油が刺激や痛みを生んで
肌荒れを起こしてしまう可能性があるので
- 乾燥肌
- 敏感肌
- アトピー肌
- 傷がある肌
肌が弱い人はキャリアオイルで希釈してから
お風呂に入れることをオススメします
床・家具・大理石などの素材によってはハッカ油で変色する可能性がある
ハッカ油風呂の注意点その⑥は
「床や家具などの素材によってはハッカ油で変色する可能性がある」という点です
これは市販されているハッカ油の注意点にも記載されていることで
大理石など特殊な素材を使った浴槽だと
ハッカ油を入れたときに
変色する可能性がある点は頭に入れておきましょう。
ハッカ油風呂の危険性!入れすぎたときどんな悪影響・デメリットが起こる?
ここからこの記事の本題。
ハッカ油は常識の範囲内であれば
スッキリとした清涼感を楽しむことができ
健康な人が適量・使い方を守っている分には
大きな問題やデメリットはおこりません。
しかし、
ハッカ油を入れすぎたときなど
特定条件に当てはまると
デメリット(副作用・デメリット)が起こる可能性があります。
ここからハッカ油風呂のデメリット(副作用・危険性)について解説していきます。
- ハッカ油の原液や入れすぎた場合、過剰な冷感や痛みが出る
- 妊婦さんや赤ちゃん・小さい子供は念のため注意
- 妊婦さんやペット(犬・猫・小鳥)には少量のハッカ油・残り湯でも命に関わる
- ハッカ油風呂の残り湯で洗濯した直後に乾燥機を使うと火災のリスク
①ハッカ油の原液や入れすぎた場合、過剰な冷感や痛みが出る
ハッカ油風呂の危険性その①は
「ハッカ油の原液や入れすぎた場合、過剰な冷感や痛みが出る」です
ハッカ油に含まれるメントールは
- 冷感センサー「TRPM8」や「TRPA1」
- 温感センサー「TRPV3」
に作用することで
冷感センサーの活性化温度閾値を上げて
少しの風でも冷感・清涼感を感じるようになるのですが、
ハッカ油量が多すぎると
強い冷感が生まれて
「寒い」という状態になってしまう他
皮膚の薄い場所や粘膜
湯面付近にある場所は
冷感を通り越して痛みが出てしまいます。
低気圧というより皮膚感覚が重くて息苦しいのでぬるい風呂にハッカ油を入れてしばし入浴。そして扇風機に当たってスースーする。ハッカ油入れすぎたり混ざってなかったりお湯が熱いとキ〇〇マがヒリヒリやられるので注意。あと目に入ると痛い。
— 村神亜鳴🫀 (@murakamiamei) June 2, 2023
- 陰部まわり
- 顔(鼻・口・目の粘膜)
- 胴体(お腹・背中)
- 首まわり
など
ハッカ油自体は揮発性の油。
そのままお湯に垂らしても希釈されずに
原液のまま湯面に浮かび上がってしまい
肌状態の悪い人ほど刺激が強くなってしまうので注意してください。
- 乾燥肌
- 敏感肌
- アトピー肌
- 傷がある肌
②妊婦さんや赤ちゃん・小さい子供は念のため注意
ハッカ油風呂の危険性その②は
「妊婦さんや赤ちゃん・小さい子供へのデメリット」です
ハッカ油は
食品添加物にもなる安全性の高い物質で
喘息や花粉症対策にハッカ油が使われることもありますが
赤ちゃんや小さいお子さんだと
皮膚が十分に成長していないため
少量のハッカ油でも強い刺激が生まれてしまうので注意
ハッカ油に対象年齢は設定されていないようですが
精油と同じと考えるなら
対象年齢や使用量は以下のようにした方がいいでしょう
- 3歳未満の乳幼児には使用しない
- 3歳以上でも成人の1/10~1/2程度の量にする
3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴法以外は行わないようにしましょう。
3歳以上の子どもでも、精油の使用量は、成人の使用量の10 分の1程度から始め、多くても2分の1の程度とし、使用にあたっては十分に注意を払いましょう。引用:AEAJ
また、妊婦さんの場合は
精油(ハッカ油・アロマオイル)に
「流産」を起こすリスクがあるといわれています。
- ハッカ油の成分の一つ「メントン」に血圧上昇や神経毒性作用、さらに流産を引き起こすリスクを起こす可能性がある
- ハッカ油に月経を促す「通経作用」があり、妊娠中だと流産を起こす可能性がある
妊婦さんに重大な事故が起こるほどのハッカ油を使うことはないでしょうが
どの程度のハッカ油で
母体に悪影響が起こるか不明なため
念のためハッカ油風呂でも注意しておいてください。
妊婦に重大な事故が生じたことは、現在までに報告されていませんが、妊娠時は体調に考慮し、芳香浴法以外のアロマテラピーを楽しむ場合は十分注意してください。アロマテラピートリートメントを受ける場合は、医師や経験を積んだ専門家に相談しましょう。
引用:AEAJ
③ペット(犬・猫・小鳥)には少量のハッカ油・残り湯でも命に関わる
ハッカ油風呂の危険性その③は
「ペットには少量のハッカ湯・ハッカ油風呂の残り湯でも命に関わる」です
ハッカ油は風邪予防や
食品の風味付けなどに使っても
人には大きな害となりませんが
ハッカ油の成分を上手く代謝できないペット(特に猫、小鳥)は要注意
ちょっと前の記事だけど
手作り入浴剤(バスボム)に「精油」を使う人は、頭の片隅に入れておくといいかも!ペットのインコが「アロマ」で急死… 注意喚起ツイートに反響、獣医も危険性を指摘 https://t.co/AGsaELSJdi #アロマ #ペット @jcast_newsより
— くらげ@お風呂系ブロガー (@kurage_diary) October 13, 2022
⚠ ハッカ油の中毒症状に注意⚠
猫は精油成分を無毒化する力が弱く中毒症状が出やすいため、ハッカ油などの精油成分の使用はNG
これからの季節に重宝するハッカ油ですが、お部屋で知らずに使用していると猫に負担がかかってしまうのでご注意を!
👇獣医師による解説記事👇https://t.co/tCJMGxuVid pic.twitter.com/o3wqFFvhni
— ペットペディア-ねこねこ団 (@Petpedia_neko) June 15, 2023
完全肉食動物の「猫」や
体の小さい「小鳥」だと
少量の精油成分でも
体に蓄積し中毒症状を起こし、
最悪の場合、死亡してしまいます。
犬は雑食なので
少量の精油なら問題ないとは言われますが
それでも人と比べると体が小さいため
「人間の1/4〜1/2」程度が適切。
正直どのくらいの量で
ペットに悪影響が出るかはわかりませんが、
ハッカ油風呂として使用すると
入浴後の体にハッカ油成分が付着。
スキンシップや遊びの際、体をなめられて
ペットの体にハッカ油成分が入る可能性があるので
ペットのいる環境ではハッカ油の使用は避けた方がいいでしょう。
④ハッカ油風呂の残り湯で洗濯した直後に乾燥機を使うと火災のリスク
ハッカ油風呂の危険性その④は
「ハッカ油風呂の残り湯で洗濯した直後に乾燥機を使うと火災のリスクがある」です
ハッカ油風呂後の残り湯の再利用は可能ですが
- 残り湯での追い炊き・お風呂の自動保温(自動運転)
- 残り湯での洗濯
- お風呂用品の掃除(洗面器・椅子など)
- 植木などの植物への水やり
- 車の洗車
アロマバス後の残り湯での洗濯で
火災が発生する事故が増えているので
ハッカ油風呂後も
残り湯で洗濯をした場合は乾燥機の使用はNG
↑の動画では、
60ccほどのアロマオイルをタオルに付け
洗濯した後に乾燥機にかけています。
洗濯用洗剤では
オイル成分を取れきれなかったため
乾燥機の熱で発火してしまっています。
とは言え、
風呂に使うハッカ油の量は少なく
ハッカ油自体、常温で揮発するため
発火する可能性は低いと思いますが
念のためハッカ油風呂をしたときは
乾燥機の使用を避けてください。
ハッカ油風呂に入らない方がいい人・注意した方がいい人
ここまで紹介した内容から
ハッカ油風呂をしないほうがいい人
注意し方がいい人の特徴は以下の特徴があります。
- 妊婦さん・妊娠中の方
- 肌の弱い赤ちゃん・子ども(特に3歳未満)
- ペット(特に猫、小鳥)を飼育している人
- 元々、肌が弱い・敏感な人
- 乾燥肌・アトピーなどで肌状態が悪い人
- 怪我(傷)のある人
- お風呂の残り湯で洗濯して乾燥機を使うご家庭
↑の人であっても
少量のハッカ油なら問題ないことが多いですが
ペットがいるご家庭だと
家族の健康や命に関わるので
ハッカ油風呂はしないほうがいいでしょう
ハッカ油風呂でしっかり冷感を感じるコツ・方法
ハッカ油風呂をしても
思ったほどの冷感・清涼感を感じない人もいます。
そんな方でも
しっかりと冷感を感じるコツも簡単に紹介しますね。
- お風呂温度を下げる
- ハッカ油量を増やす
- 入浴直前にハッカ油を入れる
- ボディソープやシャンプーにハッカ油を混ぜる
- お風呂上りにハッカ油スプレーを肌に吹きかける
- ハッカ油入りバスグッズを使う
詳しくは↓の記事で解説しているので
そちらをご覧ください。
>>>「ハッカ油で清涼感を感じる6つの方法」
冷感の強いハッカ油風呂がお好みなら30℃以下の水風呂がオススメ
もし茹だるような暑い夏場に
寒いくらいのハッカ油風呂を体験したいなら
以下のやり方がオススメです。
- 「30℃以下のぬるま湯」もしくは「常温の水道水」
- ハッカ油を数滴たらす
ハッカ油は1~3滴の少量から始め適宜調節。
これで冷房を止めたくなるくらいの
強い冷感を体験できますよ。
※自己責任の元でお試しください。
ハッカ油を入れすぎて寒い・冷たい・痛いとなったときの対処法
ハッカ油風呂をしたときに
ハッカ油を入れすぎて寒い・痛いとなったときの対処法もご紹介します。
- 温かいシャワーを浴びて肌についたハッカ油を落とす
- お風呂温度を41℃以上に上げる
- 入浴後は冷風に当たらない(体もは激しく動かさない)
①温かいシャワーを浴びて肌についたハッカ油を落とす
ハッカ油風呂で我慢できないほどの
強い冷感・痛みを感じる場合は
それ以上ハッカ油成分が吸収されないように
温かいシャワーで患部をよくすすぎましょう。
ハッカ油は肌につくと
すぐに揮発or皮膚から吸収されるので
効果は薄いかもしれませんが
ハッカ油成分を吸収しすぎないように
浴槽から出ることも大事です。
②お風呂温度を41℃以上に上げる
ハッカ油を入れすぎて
強い冷感や痛みを感じた場合は
お風呂温度を上げましょう
記事前半で解説したように
ハッカ油で冷感を感じるのは
冷感センサーの活性化温度閾値を上げて
30℃程度の温度でも冷感を感じるようになるためなので
お風呂温度を41℃以上に上げて
全身をお湯に付けておけば
とりあえず強い冷感はおさまります
ただハッカ油の効果時間は残っているので
そのまま入浴し続ける必要がありますが・・・・
③入浴後は冷風に当たらない(体もは激しく動かさない)
入浴後に強い冷感・痛みを感じる場合は
- 扇風機やクーラーなどの冷風に当たらない
- 体を温めようと激しく動かさない
- 厚着をしない
というのも大事。
冷風はもとより、
寒いからと体を動かすと
それで発生した空気の流れや汗の気化熱ですら
冷感センサーが作動してしまうので
服を着てなるべく体を動かさず
汗がでない程度の暖かい場所で
ハッカ油の効果時間が切れるのを待ちましょう。
ハッカ油風呂に最適なハッカ油
ハッカ油風呂に適したハッカ油商品もご紹介します
基本的にはどのメーカーのハッカ油でも
ハッカ油風呂をすることはできるのですが、
ブログ管理人オススメは↓の
「&SH 水溶性アロマオイル」です
商品名にアロマオイルと書かれていますが
- 100%天然のエッセンシャルオイル(精油)
- 植物由来の乳化剤
の2つを配合した水溶性オイルです
通常、ハッカ油単体だと
湯面に浮き上がったり
お湯に希釈・拡散されないため
ハッカ油の刺激が強い場合は
以下の方法を取る必要があるのですが
- ハッカ油量を減らす → 十分な清涼感を得にくい
- キャリアオイルに混ぜて希釈する → コストがかかる
「&SH 水溶性アロマオイル」であれば
すでに乳化剤が配合されているので
キャリアオイルを入れるコスト・手間なく
しっかりと冷感のあるハッカ油風呂を楽しめるのでオススメです
もしハッカ油を入浴以外の目的で使うのでしたら
メントール含有量の多い
「和種ハッカ」から作られたハッカ油がオススメ
天然100%の和種ハッカから製造される
北見通商さんのハッカ油であれば
日常生活のいろいろな場面で活躍してくれますよ。
- 虫よけ・消臭・抗菌に「ハッカ油スプレー」
- 風邪予防・のどの痛み・胃もたれ防止・口臭予防に「ハッカ水」
- お風呂に垂らして「バスオイル」
- シャンプー・ボディーソープに入れて「ハッカシャンプー・ハッカボディーソープ」
- アロマディフーザーに入れて「ハッカアロマ」
- 粉石けんや重曹と混ぜて掃除用に「ハッカ油石鹸」
- ミョウバンと混ぜて「靴の消臭スプレー」
- ワセリンと混ぜて体のケアに「ハッカバーム」
- ハッカと水(+重曹、クエン酸)で「床掃除」に
- ハッカ油+重曹で「キッチン掃除」に
- ハッカ油+クエン酸で「水回りの床掃除」に
- お菓子やココアなどに混ぜて「ミント菓子、ミントココア」
- ハッカ油をつけマッサージすれば「肩こり・筋肉痛解消」
冬場もメントールのすっきりとした香りを楽しみたいならハッカ油入浴剤もオススメ
冬にメントールの香りを楽しみたいなら
ハッカ油入浴剤がオススメです
ハッカ油というと「夏」のイメージがありますが
記事前半で紹介したように
ハッカ油に含まれるメントールには
32~39℃以上の温度で活性化する
温刺激受容体「TRPV3」も活性化する作用があるため
冬場でもハッカ油風呂を堪能することができます。
ただし、
冬場にハッカ油をそのまま使ってしまうと
浴室の温度が低いため強い冷感を感じてしまいます。
なので、
冬場にハッカ油風呂を楽しみたいなら
ハッカ油を配合した入浴剤を使うのがオススメ。
入浴剤の有効成分で体の芯まで温まるので
メントールの冷感はほとんど感じませんが
ハッカのすがすがしい香りを堪能することができますよ
ハッカ油風呂の危険性まとめ
ご覧いただきありがとうございました
ハッカ油風呂の危険性について解説してきましたが
ハッカ油風呂は
ハッカ油の使い方や入浴方法を守っている限り
健康な人に害らしい害はありません
しかし、
一部の人やペットには
強い刺激となったり、
健康や命に関わる可能性があるので注意が必要です。
ハッカ油風呂をする際は
過剰な冷感・痛み・刺激が出ないよう
お風呂温度やハッカ油量を調整してくださいね
ブログ管理人オススメ
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