こんにちは!ブログ管理人のクラゲです
そんな疑問にお答えするために
バスボム作りに使われる「塩」の役割と
塩を使ったバスボムレシピをご紹介していきます
- バスボムに塩を入れる4つの理由と役割
- 塩あり・塩なしのバスボムレシピと作り方(作り方の解説動画もあるよ)
【結論】塩なしでもバスボムは作れるが、塩を加えるメリット多数
結論から言ってしまうと
大きく4つの理由でバスボムに塩を加えるが、
塩を加えなくてもバスボムは作れる
となります
詳しくはこの後に説明・紹介しますが、
バスボムはお湯に入れることで
炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させる入浴剤の1種です。
発生する炭酸ガスによって
疲労回復や体の汚れを落とすなどの効果が期待できるのですが
「炭酸ガス」を発生させるメカニズムには
塩は一切かかわっていないため
塩を加えなくても
バスボムを手作りすることは可能なのです。
ではなぜ、わざわざ塩をバスボムに加えるのでしょうか?
なるべく簡単に解説していきますね。
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バスボムに塩を入れる4つの理由(塩の役割)
塩を入れなくてもバスボムを作ることはできますが
わざわざ塩を入れる理由(メリット)があります。
そんなバスボムに塩を入れる理由と役割は大きく以下の4つ
- 入浴効果をプラスする
- バスボムのトッピング・デコレーション
- 調湿
- 硬化
それぞれ解説していきますね。
①入浴効果をプラスする
バスボムに塩を入れる理由その①は
「入浴効果をプラスする」ためです
バスボム自体、発生する炭酸ガスによって
入浴中の体の血行が改善し、お湯の温度と相まって
体を芯から温まることで疲労回復などの様々な効果が期待できるのですが
炭酸ガスの効果にも限度があり
特に、炭酸ガスは常温で気体。
時間経過でお湯から抜けてしまうので
炭酸の効果持続時間は通常で2~3時間ほどといわれています。
Q1:重炭酸イオンの効果はどれくらい残りますか?
A :中性重炭酸入浴剤は、重炭酸イオンがお湯の中にしっかりと溶け込むため、湯中の重炭酸イオンが24時間持続します。
引用:BARTH公式サイト
なので、バスボムに入浴効果をプラスするために
塩を加えているのです。
塩は常温で固体。
お湯に溶かしても時間経過で濃度が薄くなることはありません。
そんな塩の入浴効果は以下の通り
- 保温効果(温熱効果)
- 高い浸透率と発汗作用
- 殺菌作用
- ミネラル補給効果による効果(主にマグネシウム)
塩に含まれる各種ミネラルが体の表面を包み込むことで
熱の放散を防ぎ、温熱効果や発汗効果をプラスしたり
塩の殺菌力で身体を清潔にしたり
マグネシウムによる肩こり・腰痛の緩和したり
バスボムに様々な効果をプラスすることができるのです。
ただし、
塩の効果はミネラルの種類・量が関係してくるので
使う塩の種類・品質が重要になってきます。
- 高濃度の塩化ナトリウムを含む「食卓塩」は効果が薄い
- にがり成分を多く含む「粗塩・岩塩・エプソムソルト」は入浴効果が高い
※にがり成分:塩化ナトリウム以外の海のミネラルが凝縮したもの
塩には金属を腐食・劣化(さび)させる作用があるので、お風呂の自動運転や追い炊きはNGです。入浴後はなるべく早く塩を洗い流しましょう。
※塩・着色料・香料・トッピング等を含まない無色透明のバスボムであれば、お風呂の自動運転や追い炊きは可能。
②バスボムのトッピング・デコレーション(見た目に変化を与える)
バスボムに塩を入れる理由その②は
「バスボムの装飾」ためです
重曹とクエン酸を混ぜただけのバスボムは
見た目が真っ白な塊でしかありませんし
着色しても思ったよりきれいに仕上がらないことも・・・
塩を加えることで
塩の透明感のある見た目を
バスボムに装飾できる他
塩自体を着色することで
透明感を持たせたままの
カラフルなバスボムを作ることも可能です
※着色したソルトで装飾したバスボム
ただし、塩を混ぜただけではキレイなバスボムはできません。
少しコツとテクニックが必要になってくるので
バスボム作りに慣れている人向けの作り方です
詳しくは記事後半の
「【塩アリ】ソルトバスボムの作り方・レシピ」で解説しています。
作り方の動画も併せて載せておくので
興味があれば挑戦してみてください。
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③調湿(バスボムを多少の湿気から守る)
バスボムに塩を入れる理由その③は
「吸湿(防湿)」のためです
というのも、
バスボムによく使われる
重曹・クエン酸ともに「吸湿性」があり
しかも、バスボムは
重曹とクエン酸が隣接した状態なので
少しでも水分があると簡単に発泡してしまうのです
そんなバスボムに塩が混ざっていると
塩自体にも吸湿性があるので
重曹とクエン酸の反応に使われる水分を吸着することで
バスボムが湿気で膨らみにくくする効果もあるのです。
④硬化(バスボムの強度をプラス)
バスボムに塩を入れる理由その④は
「バスボムを硬化(強度を上げる)」ためです
バスボムが形を保っているのは
型枠に入れて圧縮するとともに
重曹の「湿気を吸うと固まる」という性質を利用しているから。
とはいっても、バスボムの強度には限界がありますし
使う材料(混ぜる材料・トッピング)次第では
通常のバスボムより強度が落ちることがあります
そんなときに塩を混ぜると、
前述した通り、塩にも「吸湿性」があるので
「吸湿→結晶表面が溶ける→隣接する結晶とくっつく→乾燥→再結晶」
によって、バスボムの強度に一役買うことができるのです。
ただし
塩が水分を吸ってから再結晶化するまで
ある程度の時間がかかる上に
バスボムを型枠に入れて成形する際に
強く圧縮しすぎてしまうと
塩に吸着していた水分が染み出して
バスボム自体が発泡してしまうリスクもあるので
ソルトバスボムの作り方のコツを理解していないと
逆にバスボムの強度を落とす原因にもなりかねません。
>>>「ソルトバスボムを作るコツ」
※↑塩をバスボム全体に混ぜこんだ時
※↑塩の層を作ったとき
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【塩あり】ソルトバスボムの作り方・レシピ
【バスボム1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2
- クエン酸:大さじ1
- 水または無水エタノール:適量
【ソルトパーツ材料】
- ソルト:大さじ1
- 白砂糖:大さじ1/2(ソルトパーツ強度を上げるため)
【以下お好みで】
- 着色料(食紅):付属スプーン1杯を目安に調整
- 精油(エッセンシャルオイル):10滴以内
- キャリアオイル:小さじ1
- トッピングアイテム:ドライハーブ、花びら、ラメ(グリッター)、おもちゃなど
※道具は省略
ソルトパーツを作らない(ソルトを散りばめる)なら白砂糖は不要です
- 【事前準備】ソルトと白砂糖を「2:1」の割合で混ぜて「ソルト生地」を作る
(お好みで着色する) - (お好みで)ソルトパーツを成形・乾燥・固化させる
(つまめるくらい硬化したらOK) - 重曹とクエン酸を「2:1」の割合で混ぜてバスボム生地をつくる
(できるだけ粉末の塊は均しておく) - (お好みで)バスボム生地に「色・香り」を付ける
- 水または無水エタノールでバスボム生地を湿らせる
(握ったときに形が残る程度) - 「バスボム生地・ソルト生地・ソルトパーツ」を型枠で成形する
- しっかり乾燥させる(1~3日程度)
- バスボムを取り出して完成
(ソルト部分が衝撃に弱いのでラップに包んで保管)
ソルトパーツを作るつもりなら
成形・乾燥・固化時間に最低1日は必要です。
その他、作り方のコツやテクニック・注意点は
以下の生地で解説しているので
興味があればご覧になってみてください。
>>>「ソルトで彩るクリアバスボムの作り方」
【塩なし】シンプルバスボムの作り方・レシピ
【バスボム1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2(30g)
- クエン酸:大さじ1(15g)
- 水または無水エタノール:適量
※道具は省略
- 重曹とクエン酸を2:1の割合で混ぜる
(「重曹大さじ2、クエン酸大さじ1」でバスボム1~2個分) - 霧吹き等で適度に湿らせる
(握ったときに形が残る程度) - バスボム型に入れて乾燥させる
(半日~1日程度)
その他、作り方のコツやテクニック・注意点は
以下の生地で解説しているので
興味があればご覧になってみてください。
>>>「材料3つだけの一番簡単なバスボムの作り方」
バスボムに加える塩の役割まとめ
ご覧いただきありがとうございました
簡単にですが
バスボムに塩を混ぜる理由を紹介しました
「こんな役割があったのか」
と驚かれるものもあったかと思いますが
塩の4つの役割のうち
メインの役割は
- 「入浴効果をプラス」
- 「バスボムの装飾」
の2つです
③④は条件やコツを知っている必要があるので
”おまけ”程度に考えておくといいかもしれませんね。
今後も当ブログでは
入浴剤やお風呂に関係する情報を発信していきますので
興味があれば他の記事もご覧になってみてください。