エプソムソルト

エプソムソルト入浴で汗が出ないのはなぜ?汗が出る人・出ない人の違いを解説

こんにちは!管理人のクラゲです。

美容効果が高いと海外セレブに注目されている入浴剤にエプソムソルトがありますね。

身体を温める温熱効果や発汗効果もあり
赤ちゃんにも使えるほど安全性が高い入浴剤として
日本でも人気のあるエプソムソルトですが、

中には、発汗目的で買ったのに

まぁ体は温まるけど、思ったほど汗は出ないよな~

と感じる人もおられるでしょう。

そこでこの記事では、エプソムソルトで汗が出ない理由に着目し

  • エプソムソルトで身体が温まり汗が出る仕組み
  • 汗の出る人・出ない人の違い
  • エプソムソルトで汗が出る入浴方法

について調べたのでご紹介していきます。

この記事が参考になれば幸いです。

エプソムソルトで身体が温まり汗が出る仕組み

まず初めに、エプソムソルトで身体が温まり
汗が出るようになる仕組みについて解説していきます。

エプソムソルトはバスソルトに分類される入浴剤で、
さらに言えば、「無機塩類系の入浴剤」となります。

全部の入浴剤の種類についてはここでは説明しません。
興味のある方は以下の記事をご覧ください。

入浴剤は本当に効果ある?効果の仕組みやリスク・飲んでしまった時の対処法を紹介こんにちは!管理人のクラゲです。 一日の疲れを癒すバスタイム。 読書に音楽に動画視聴にと、 入浴時間を楽しむ人が増えていま...

無機塩類系の入浴剤とは、
入浴による温熱効果清浄効果を高めるほか、
お湯を軟らかくするために、

その名の通り、無機塩類成分を配合した入浴剤です。

無機塩類とは、無機酸の水素原子を金属で置換した無機化合物。

入浴剤として、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム(重曹)、セスキ炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム(食塩)、塩化カリウム、硫酸ナトリウム(芒硝)、硫酸マグネシウム、メタケイ酸ナトリウムなどが配合されます。

エプソムソルトは「硫酸マグネシウム」と呼べれる無機塩で100%構成されており、

この硫酸マグネシウムが入浴中に皮膚のタンパク質と結合することで
熱の放散を防ぐ「保護膜」を肌の表面に作り出します。

保護膜によって熱の放散が減れば、
その分上昇する体温を下げようと別の体温調節機能が働き、

発汗によって熱を下げようとするため、
結果としてエプソムソルトでの入浴で汗が出るようになるのです。

エプソムソルトの温熱効果・発汗効果はどの程度?

管理人は個人的にいろいろな入浴剤を試していますが、
エプソムソルトの温熱効果・発汗効果はそこまで高くないと感じています。

あくまで個人の感想ですが、

エプソムソルトは発汗を前面に押した入浴剤ではなく
使い勝手や美容方面に寄せた入浴剤と考えています。

実際、今まで体験した入浴剤と比べると、

エプソムソルトは発汗系の入浴剤よりも温熱・発汗効果は低く
一般的な入浴剤より方は温熱・発汗効果が高い印象です。

また、分類上同じバスソルトと言っても
「死海の塩」の方がエプソムソルトより温熱・発汗効果が高く感じました。

  1. 発汗系入浴剤
  2. バスソルト(死海の塩)
  3. エプソムソルト
  4. バスソルト(にがり)
  5.  一般的な入浴剤

①>⑥で温熱・発汗効果が高くなる印象で
約40℃のお湯・20~30分の入浴前後で体重測定した記録では、

  • エプソムソルト:-1.0kg
  • 死海の塩:-1.5kg
  • にがり:-0.8kg

という結果となりました。

その日の体調や気温で多少前後するでしょうが、
汗の出る量は使う入浴剤で使う全然違いました。

そのため、発汗系入浴剤を使い慣れている人だと
エプソムソルトでは物足りないように感じるのではないでしょうか?

エプソムソルトの入浴前後の変化

死海の塩の入浴前後の変化

にがり温浴の入浴前後の変化

※体重計と連動するFitdaysというアプリを使って測定。
※入浴前はコップ1杯の水分補給をして測定。
※入浴後は身体を拭いた後すぐに測定。

エプソムソルトで汗が出る人・出ない人の違い

入浴している女性

ここからは、エプソムソルト入浴で汗が出ないと感じた人と
汗が出た人の違いについて見ていきましょう。

お風呂温度

エプソムソルトは無機塩類系の入浴剤で、
肌表面に熱の放散を防ぐ保護膜が作られるとはいえ、
その保温効果・発汗効果には「お湯の温度」が重要となってきます。

というのも、入浴中に汗が出るのは
お湯の温度が体温よりも高いからです。

日本人の平均体温は36.89℃とされているので、
理論上、それ以上の温度であれば入浴中に汗が出でます。

しかし、体温より高いといっても
お湯の温度によっては、発汗以外の体温調節機能で事足りてしまうことも考えられます。

体温を下げる
機能の種類
全体の割合体温下げる仕組み
①放射(放散)60%通常の生活状態で赤外線として放熱されるのが最も多い。
②伝導20%接触する対象物への熱の損失
③対流皮膚表面上の気流の動きによる損失
④不感蒸泄20%発汗以外の皮膚および呼気からの水分喪失と熱損失
⑤発汗と気化熱高温で発汗による熱損失(気化熱)

昨今の研究で、入浴による健康効果やリスクがわかってきたため
高温のお風呂は危険と考えて、
設定温度を38℃ほどで入浴する人も増えてきたと思います。

もちろん38℃でも入浴時間や季節(浴室温度)によっては汗は出ます。

しかし、気温の下がる秋~冬場にかけては
38℃でエプソムソルトを使ったとしてもそれほど汗は出ないでしょう。

というのも、

元々の設定温度・浴室温度が低いため、
温まった身体もすぐに冷めてしまうからです。

ですので、エプソムソルト入浴で汗を出したいなら
最低でも、お湯の設定温度を40℃前後にする必要はあるでしょう。

一回量・濃度

お風呂温度を高めに設定していても
エプソムソルトを使う量次第で、温熱・発汗効果を感じにくいかもしれません。

その時は、商品パッケージに書かれてある目安量の「倍量」を入れてみましょう。
それでも効果を感じないならさらに量を増やしてみて下さい。

健康な人であれば、エプソムソルト自体に副作用や危険性はありませんので
量を増やしても問題ありません。
(一回の入浴コストは上がってしまいますが・・・)

人によっては、入れる量次第で
肌にピリピリとした刺激を感じることもありますが、
それはマグネシウムが肌に吸収されるときにおこる刺激だそうです。

お風呂から上がってしまえば刺激はなくなり、皮膚に赤みや肌荒れは起きません。

とは言え、安全性の高いエプソムソルトでも持病がある人は健康リスクがあります。

詳しくは以下の記事をご覧下さい。

エプソムソルトは心臓や腎臓に持病があっても使える?危険性や注意点・副作用を解説!エプソムソルトは肌の弱い赤ちゃんで問題なく使用できる入浴剤ですが、心臓や腎臓に持病のある方だと話は変わってきます。 この記事で真相や腎臓に持病を持つ方がエプソムソルトを使う際、注意しなければならない理由について詳しく紹介しています。...

入浴時間

入浴時間も汗が出るに関係してきます。

というのも、

エプソムソルトで温熱・発汗効果が高まるのは
湯船に浸かってから5分を過ぎてからで、
その前後でお風呂から出てしまうとエプソムソルトの効果を実感できなくなります。

無機塩類系の入浴剤全般は、皮膚タンパク質と無機塩類が結合することで
熱放散を抑える保護膜ができ、温熱・発汗効果が高まります。

入浴後すぐには熱放散を防ぐ保護膜ができないので、
最低入浴時間が10分以上ないと、十分な温熱・発汗効果を感じないででしょう。

入浴方法

エプソムソルトを使って汗が出ない人によっては
半身浴をしている方もおられるでしょう。

みぞおちから下をお湯につける半身浴で汗をかくには
お風呂の温度の他に、「浴室の温度」が重要となります。

気温や湿度の高くなる夏場なら半身浴でも十分に汗が出ますが、

気温や湿度の低くなる冬場になるほど
体温調節機の一つ「放射(放散)」によって体温が下がりやすくなるので
たとえエプソムソルトを使っても発汗を感じにくくなります。

浴室空調が備わっていないのであれば
半身浴ではなく「全身浴」にするようにしましょう。

また、後述する入浴方法を行うとさらに汗が出るようになりますよ。

使う人の体質や生活習慣

エプソムソルトを使って汗が出ない理由の中には
「体質や生活習慣」も関係してくると考えられます。

元々汗っかきな人や体温の高い人、
体温を作る筋肉量の多い人だと
入浴によって体温が上がると汗が出やすいでしょうが、

  • 汗をあまりかかない人
  • 筋肉量の少ない人
  • 普段から運動をしない人
  • 平熱が低い人

などの場合、入浴によって体温が上がっても

汗をかくほどではないか
汗を出す汗腺の機能自体が低下していることが考えられます。

そういう方の場合、エプソムソルト入浴で汗をかくには
まず汗を出すトレーニングをする必要があるかもしれません。

エプソムソルトで汗が出るようになる入浴方法

ここまで、エプソムソルトを使った入浴で
汗の出る人と汗の出ない人の違いについて解説してきました。

それをふまえて、
ここからはエプソムソルトでも汗をどっさりと出せる入浴方法をご紹介していきます。

その入浴方法が、高温反復浴や3・3・3入浴とも呼ばれる入浴法で
少し熱めのお風呂に短時間入浴したあと、
湯船から上がりクールダウンを行うことを繰り返す入浴方法です。

調べるサイトやブログ・書籍によって多少入浴時間に違いがありますが、
管理人のクラゲも実践している高温反復浴のやり方は以下の通りです。

高温反復浴のやり方
  1. 40~43℃の熱めのお湯にエプソムソルトを目安量入れる
  2. 5分間の全身浴(肩までお湯につかる)
  3. 5分間のクールダウン&リンパマッサージ(湯船から上がる)
  4. 5分間の全身浴
  5. 5分間のクールダウン&リンパマッサージ(湯船から上がる)
  6. 5分間の全身浴

一説には、この入浴方法を行うことで
一回の入浴で300~400kcalも消費できるとか。。。

カロリー消費は目に見えないので何とも言えませんが

実際にこの入浴方法を行うと、
「温」と「冷」を繰り返す温度差の刺激で
汗が滝のように出るのを実感できるようになりますよ。

エプソムソルトで汗が出ない理由と対処法まとめ

ご覧いただきありがとうございました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • エプソムソルト自体の温熱・発汗効果は、そこまで高くない
  • エプソムソルトで十分に汗をかくには、お風呂温度・浴室温度・エプソムソルトの濃度・入浴時間・体質・生活習慣などが関わってくる
  • 高温反復浴を行えば効率よく汗を出すことができる

エプソムソルトは価格も安く、追い炊きも可能な
使い勝手のいい入浴剤です。

その分、温熱・発汗効果は他の入浴剤に多少劣りますが、
それでも入浴方法を変えれば十分に汗が出るのを感じることができます。

エプソムソルトで、汗を出してスッキリとした毎日を過ごしてみませんか?