こんにちは!管理人のクラゲです
そんなお悩み解消すべく
入浴後に湯冷めしない方法を9つご紹介していきます
- 湯冷めしない方法&汗対策
- 湯冷めする原因と湯冷めしやすい人の特徴
- 湯冷めして起こる風邪症状と治し方
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│Twitter・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って温泉巡りの旅を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
高温のお風呂はかえって逆効果!湯冷め防止には「ぬるめのお湯にゆっくり浸かる」
この記事の結論から言ってしまうと
42℃を超える熱いお風呂よりも、
38~40℃くらいのぬるめのお湯に長く浸かる方が湯冷めしにくい
となります。
詳しくは記事内で順番に解説していきますが
42℃を超える高温のお風呂(お湯)は
- 短時間の入浴でも温まったと思ってしまう
- 長く湯船に浸かれないので体の芯まで温まっていない
- 脳が「体温が高い状態」と認識して入浴後の発汗を促す
- 発汗を止めようと「冷たい飲み物を飲みたくなる」・「冷房に当たりたくなる」
- 発汗が止まらない場合、服を着られず体が冷える
- 服を着ても発汗が止まらない場合、汗が蒸発せず服に吸われて体が冷える
となるため、逆に湯冷めしやすいのです
このほかにも熱いお湯は
- 皮脂を取りすぎる
- 肌に熱ダメージを与える
- 血圧を乱高下する
ことで、肌を乾燥させたり
心臓や血管に負荷をかけてしまうため
38~40℃くらいのぬるめのお湯に
ゆっくりしっかり入浴する方が
入浴後、湯冷めしにくく、体の負担にもなりにくいのです
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湯冷めとは?
湯冷めとはどんな状態を指すのか
簡単に説明すると
入浴後に必要以上の体温が
奪われて(失われて)
入浴前よりも体温が低下する状態を”湯冷め”という
となります。
その疑問に答えるために
- 湯冷めするメカニズム・原因
- 湯冷めしやすい人の特徴
を解説しますね
湯冷めが起こるメカニズム・原因
湯冷めが起こるメカニズムは
大きく以下の2パターン
- お風呂に入っても体の芯まで十分に温まっていない(入浴時間が足りない)
- 入浴後、体が冷えやすい状態にあった
※年齢、性別、筋肉量などの個人差を除く
まずは「十分に温まっていない」パターンについて。
お風呂に入ると
お湯の熱を体が受け取るので
ポカポカと温かくなっているのを感じると思います
しかし、入浴時間が足りないと
皮膚温度は上がっても
深部体温まで上がりません
湯冷めしないためには
皮膚温度だけでなく
深部体温も上げる必要があり
深部体温までしっかり上げるとなると
40℃前後のお風呂でも
10~20分程度の湯船に浸かる時間が必要。
なので
- シャワー浴が基本
- 湯船に浸かる時間が足りない
- 42℃以上の熱いお湯で長く浸かれない
- 入浴剤を使わない
という人だと、
十分に体が温まっていないから
入浴後に湯冷めしてしまうのです。
次に「入浴後、体が冷えやすい状態にあった」パターンについて。
基本的に人の体は
脳が体温を一定に保つように調節しているため
お風呂上りは体温を下げようと発汗を促すほか、
入浴後は血管が拡張しているため
効率よく熱放散も起こるので
入浴前よりも体温が低下しやすいのです。
なので
- 入浴後、汗を拭かない
- 入浴後、長く服を着なかった
- 汗が止まる前に服を着た
- 冷たい飲み物を飲んだ
- 冷風に長く当たった
- 体が温かいからと着こまず外出した
- 入浴後、すぐに髪を乾かさない
などの場合に
入浴後、体が冷えすぎてしまって
湯冷めしてしまうのです
湯冷めしやすい人の特徴
湯冷めしやすい人の特徴をまとめると以下
【十分に体が温まっていないパターン】
- シャワー浴が基本の人
(お風呂にお湯をためない人) - 忙しくて湯船に浸かる時間が足りない人
- 42℃以上の熱いお湯で長く浸かれない人
(年配の方と一緒に住んでいる人) - 入浴剤を使わない人
- のぼせやすく長く湯船に浸かれない人
など
【入浴後、体が冷えやすい状態にあったパターン】
- 入浴後、汗をよく拭かず服を着る人
- 入浴後に冷えた飲み物を飲む人
- 入浴後、服を着ずに冷風にあたっていた人
- 体が温かいからと着こまず外出する人
- 冬場、徒歩や自転車で銭湯(温泉)に行く人
- 入浴後、すぐに髪を乾かさない人
- 暖房を使わず、浴室・室内が冷え込んでいる
など
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湯冷めすると風邪をひく?
という疑問も浮かぶと思いますが、
湯冷めは「体温が通常より低下している状態」
であるため
当然ながらその状態を放置していれば
体調を崩し風邪をひきます
というのも
体温と免疫力は切っても切れない関係にあり
- 免疫細胞が正常に働ける体温は36.5℃。
- そこから体温が1℃上がると最大5倍~6倍も免疫力が上がる
- 逆に1℃下がると免疫力が30%下がる
といわれているから。
湯冷めした状態が長く続くほど
免疫力が低下している状態も続くので
ウイルスや細菌などの病原菌から
身を守れなくなるのです。
一般的な風邪(感冒)の諸症状
- 咳、のどの痛み
- 鼻水、鼻づまり
- 発熱
- 頭痛
- 節々の痛み
- 寒気、悪寒
- 腹痛、下痢
- 嘔吐、吐き気
- だるさ
など、感染した細菌・ウイルスで症状が異なる
湯冷めが原因の風邪の治し方
湯冷め後に風邪になった場合の治し方ですが
薬を飲んで
体を温かくして安静にして
消化吸収がよく栄養価のあるものを食べ
水分補給をしっかりとってよく眠る
基本的に通常の風邪(感冒)の時と同じです
- 風邪薬を飲む
- 病院に行く
- 栄養ドリンクを飲む
- 安静にする
- 栄養のあるものを食べる
- 消化にいいものを食べる
- 体を温める
- よく眠る
- 水分補給をしっかりとる
- 部屋を加湿する
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湯冷めしない入浴方法と入浴後の汗対策9選
最後に湯冷めしない方法&汗対策を9つ紹介します
どれもすぐに実践できる方法なので
湯冷めにお悩みなら
今晩のお風呂から取り入れてみてください。
- 40℃前後のぬるめのお湯でゆっくり入浴
- 温浴・保温効果の高い入浴剤を使う
- お風呂から出る直前に手足に水をかける
- 脱衣場・室内を温めておく
- 入浴後は発汗が落ち着くまでしっかり体を拭く
- ボディクリームでしっかり保湿・保温
- 髪をできるだけ早く乾かす
- 冷たい飲み物は避け、温かいor常温の飲み物を飲む
- 寝冷え防止のため入浴後すぐに布団に入らない
①40℃前後のぬるめのお湯でゆっくり入浴が基本
湯冷めを防止したいなら
お風呂は
38~40℃のお湯で10~20分ゆっくり入浴
※秋冬は40~41℃、春夏は38~39℃
としましょう。
42℃を超える熱いお風呂は
- 長く浸かれない
- 短時間でも温まったと錯覚する
(皮膚温は上がったが深部体温まで上がていない) - 「体温が高い」と脳が認識して大量に発汗する
ということが起こり
体が十分温まっていなかったり
入浴後の大量の発汗&熱放射で
体温が平熱以下にまで下がりやすいです
なので、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる方が
深部体温まで上昇し
入浴後の発汗も短時間で収まるので
湯冷めしにくいのです。
>>>「お風呂の適温は何度?」
②温浴・保温効果の高い入浴剤を使う
お風呂は”さら湯”よりも
入浴剤を使った方が湯冷めしにくいです。
体を温める入浴剤というと主に以下の3種があり
- 無機塩類系(バスソルト)
- 炭酸ガス系(バスボム、バスボール)
- 薬用植物系(薬湯、季節湯)
※上記3種のうち特に発汗に特化したものを「発汗系入浴剤」
※上記3種のうちさらに効果をプラスしたものを「複合系入浴剤」
↑のタイプの入浴剤であれば
体の芯まで温まり湯冷めしにくくなりますが、
特に”湯冷めのしにくさ”を求めるのであれば
「無機塩類系入浴剤(バスソルト)」がオススメです
というのも、
無機塩類系入浴剤は
主成分である硫酸ナトリウム・塩化ナトリウムなどの無機塩類が皮膚表面のタンパク質と結合し、肌に保護膜(ベール)を作り出すことで保温効果を発揮する
という効果・作用があるため
さら湯や他の入浴剤よりも
入浴後、長い間ポカポカと温かく過ごすことができるのです
そんな湯冷め防止に役立つ入浴剤のうち
管理人クラゲがオススメするのが以下の3製品
他にもオススメの入浴剤もあるのですが
ここではイチオシのみを紹介しました
他の入浴剤にも興味がありましたら
以下の記事で紹介しているのでご覧になってください
>>>「冷え性・低体温対策にオススメ入浴剤12選」
③お風呂から出る直前に手足に水をかける
入浴後、お風呂(浴室)から出る前に
手足に冷たいシャワーをかけるのも
湯冷め防止に役立ちます。
これは主に手足の冷えでお悩みの方向けの方法ですが
冷シャワーを浴びると体表の血管が収縮し
入浴後の熱放散を抑えることができるので
入浴後の体温の低下を緩やかにして
湯冷めを防ぐことも可能なのです。
完全な冷水でなくとも
お風呂温度より少し冷たい(ぬるい)くらいで構いません
全身にサッと浴びるのがベストですが
あまりに冷たいシャワーは
心臓や血管にも負荷がかかるので
手や足にだけ冷シャワーをかけることをオススメします。
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④脱衣場・室内を温めておく(冷風を浴びすぎない)
脱衣所や室内を温めておくのも重要です
湯冷めするのは主に肌寒くなる秋~冬にかけてです
秋冬は家の中であっても
暖房が行き届いていないと普通に寒く
入浴後の体を急激に冷ましてしまうので
ヒーターやエアコン・浴室空調などで
室内・浴室ともに温めておくことが大切。
浴室内外の温度変化を小さくしておけば
ヒートショック防止にも役立ちますよ。
また、温かい季節でも
扇風機やクーラーの冷風を浴びすぎると
湯冷めしてしまうので
冷風にあたりすぎないことも大切ですよ。
⑤入浴後は発汗が落ち着くまでしっかり体を拭く
入浴後は体についた水分と一緒に
しっかり汗を拭きとりましょう
入浴後しばらく発汗が続くので
発汗が落ち着くまでに服を着てしまうと
服が汗を吸って体温を下げすぎることがあるため
発汗が落ち着くまでは
寝巻やパジャマを着用しないことが
湯冷め防止に効果的。
※肌着程度ならOK
ただし
という人もいると思います
そんな時には「バスローブ」がオススメ。
バスローブを着るだけで
体についた水分や汗はふき取れて
肌の過乾燥を防いだり、体を保温することも可能
なんなら汗が落ち着くまでの間
バスローブ1枚で過ごせますし
髪を乾かしたり、スキンケアする時間も作れます
仮に入浴中に地震などの災害に襲われても
最悪、バスローブを羽織って逃げることもできるので
バスローブを1枚用意しておけば何かと便利ですよ。
>>>「入浴後の汗対策」
⑥ボディクリームでしっかり保湿・保温
入浴後ボディクリームを塗ることも
湯冷め防止に役立ちます
ボディクリームが肌を保湿するだけでなく
熱の放射を押さえることができるので
湯冷めしやすく肌も乾燥しがちな人には一挙両得。
温感クリームなら肌がじんわりと温まるので冬場に最適です。
手足に塗るだけでも
気になる冷えを解消してくれますよ。
⑦髪をできるだけ早く乾かす
湯冷め防止には
髪をできるだけ早く乾かすのも重要です
髪が湿ったままだと
髪のつく頭・首・背中から
体温が失われてしまいます。
自然乾燥は髪のキューティクルにもよくないので
入浴後は、肌着を着て肌の保湿が済んだら
ドライヤーを使ってすぐに髪を乾かしてしまいましょう。
ただ、熱い温風は髪を傷める原因となってしまうため
大風量&NTCサーモスタット搭載で
温度が上がりすぎないドライヤーがオススメです
⑧冷たい飲み物は避け、温かいor常温の飲み物を飲む
入浴後は汗をかいて
ミネラルと水分を失っているため
喉が渇いていると思いますが
冷たい飲み物はNGです
入浴後の火照った体で
冷たい飲み物を飲んでしまうと
- 内臓から熱を奪って体温を下げる
- 内臓が冷えて腹痛・下痢が起こる
といったデメリットが出るので
冷たい飲み物は少し我慢して
入浴直後は「温かいor常温」の飲み物を飲むようにしてください。
理想は常温の薄めたスポーツドリンクや
ミネラル麦茶ですが
常温の水や白湯でも構いません
ジュースやお酒は逆に体を脱水したり
アルコールの酔いが回りやすくなるので注意です
どのくらいの水分補給をしたらいいかは
別の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください
>>>「入浴時の水分補給のタイミングと水分量」
⑨寝冷え防止のため入浴後すぐに布団に入らない
入浴後しばらくは汗が出やすい状態であるため
すぐに布団に入らないことも
湯冷め(寝冷え)防止につながります
という方もおられると思いますが
入浴直後のポカポカとした状態で布団に入ってしまうと
体温が必要以上に上がってしまい
逆に発汗を促して体を冷やしてしまうのです。
体を冷やしたまま寝てしまうと
”寝冷え”を起こして体調を崩す原因になるので
入浴後1~2時間後に布団に入るのがベスト。
※寝に入る2~3時間前にお風呂に入る
しっかり湯船に浸かって体を温めたのなら
自然と眠気が出て朝までぐっすりと眠ることができますよ
>>>「睡眠の質を高める入浴法」
湯冷めしない方法まとめ
ご覧いただきありがとうございました
湯冷めの原因・メカニズム~湯冷めしない方法まで紹介しましたが
役に立つ情報はありましたでしょうか?
私も一時42℃を超える
熱いお風呂にはまっていた時期がありますが
今は冬場でも41℃設定にするようにしています
肌によくないのもそうですが
入浴後の体の冷えるペースが全然違うんですよね
たった数℃の違いですが
体は結構敏感に反応してくれているんだと気づかされますよ
ちなみにお家のお風呂と銭湯(温泉)では
湯冷めしない方法・ポイントが少し異なります。
その違いに興味のある方は以下の記事をご覧ください。
>>>「銭湯帰りに湯冷めしない方法」
ではでは、
この記事をご覧になった方の
お風呂ライフがよきものになるように願って
終わりとさせていただきますね。
ではまた他の記事でお会いしましょう。