こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問にお答えするために
ブログ管理人がコロナ禍時分に
1週間お風呂に入らなかったときの体験談をご紹介したいと思います。
- お風呂に入らない場合に起こるデメリット
- 夏と冬でそれぞれ1週間お風呂に入らなかったときに感じたこと
- 1週間お風呂に入らなかった後に入浴して気づいたこと
- 「お風呂に入らない」時の疑問とその回答
- お風呂に入れない(入らない)時の体臭・汚れ対策
お風呂・温泉・入浴剤が大好きなクラゲ。│ 過去100種を超える入浴剤を体験。│2022年1月「温泉ソムリエ」取得│Twitter・YouTubeでもお風呂・入浴剤情報を発信中│ ブログ収益を使って「温泉巡りの旅」を発信するのを目標にブログ運営をしています 。このブログがちょっとしたライフハックになれば幸いです。
お風呂に入らない期間が長いほど、体が不潔になるほどデメリットが出やすい!
この記事の結論から言ってしまうと
- お風呂に入らないほど体に汚れがたまり、体臭もきつくなる
- 気温が高いほど汗・皮脂が出て雑菌が繁殖し、短時間で体臭・べたつき・フケが出やすい
- 気温が低いと汗・皮脂の分泌量も少なく、低温で雑菌も繁殖しにくいので、1週間程度ならお風呂に入れずとも体臭等は問題ないが、別の問題がでてくる
- お風呂に入れない期間が長くなるほどに、体の疲れが取れず、睡眠障害も起きる可能性がある
お風呂に入らないと「体が汚くなる・体臭が出る」だけでなく「疲労の蓄積・睡眠障害・かゆみの悪化」など健康にも大きな悪影響が出る可能性がある
となります。
ブログ管理人が「1週間お風呂に入らない」
チャレンジをしたのがコロナ禍の外出自粛時で
夏と冬の2回試しています。
その結果を簡単にまとめると↓
【夏場】
- 1日目:脇や陰部に臭いが出始める。眼鏡の縁が脂でヌルヌル
- 2日目:臭いがきつくなる。
- 3日目:耳裏・髪・髪の生え際がべたべたする。髪がペタンと潰れる
- 4日目:肌や頭皮に痒みが出始める
- 5日目:寝具(布団や枕)に臭いや汚れがつく
- 6回目:眠りが浅くなった印象・フケも出始めた
- 7日目:さすがに耐え切れず濡れタオルで体・髪を拭いた
【冬場】
- 1~3日目:徐々に肌が乾燥し粉を拭き始め、体に痒みが強くなりだした
- 4~5日目:脇や陰部などの体臭が強くなり始めた
- 6~7日目:手足が冷えやすくなった。眠りは多少浅くなる。体の疲れが残る印象
夏場は気温が高いため
体を動かさずとも汗や皮脂が出るので
短時間で体臭・べたつき・フケ等が悪化して行きました
一方、気温の低い冬場は
夏場の3~4倍遅いスピードで変化するのですが
気温が低く空気が乾燥している分、
肌が乾燥してかゆみが出やすかったり
体の血行が悪くなって
冷えや睡眠障害・疲労の蓄積が出やすい印象です
お風呂に入らなければ
体が汚れて体臭が出るのは
誰でもイメージできるとは思いますが
それ以外にも
- 疲労の蓄積
- 睡眠障害(夜中に目が覚める、寝つきが悪い・寝不足)
- 痒みの悪化
も起こる可能性があることをしれた
ある意味いい機会でした
お風呂に入らないとどうなる?体への悪影響・デメリットは?
まずお風呂に入らない場合に
どう体に影響するか簡単に説明すると
- 体に汚れがたまる
- 雑菌が皮膚上で繁殖する。
- 雑菌が汚れを分解して臭い物質を作る(体臭が強くなる)
- 皮膚状態が悪化する
&
- 入浴の効果・メリットを受けられなくなる
となってしまうため
↓のデメリットが出てしまいます。
- 体臭がきつくなる
- 脂ぎって顔がてかる・髪がべたつく
- かゆみやフケが出る・ニキビができやすくなる
- 眠りが浅くなる・寝つきが悪くなる
- 疲れが取れにくくなる・夏バテを起こす
- 服や寝具が汚れやすくなる
- 人間関係が悪化しやすくなる
- 感染症にかかりやすくなる(肌状態が悪化する)
- 頭皮環境が悪化して抜け毛が増える(薄毛・はげる)
「お風呂に入らなくても健康に問題はない」
そう考える方も多いでしょうが
お風呂に入らなければ
入浴の7大健康効果が得られないどころか
>>>「入浴による7大健康効果」
体が不潔になることで
連鎖的にいろいろなデメリットが生まれるので注意
一応、お風呂に入らない場合にも
メリットは存在しますが
日本は高温多湿の気候で
体が汚れやすく、雑菌も繁殖しやすい環境なため
通常、メリットよりデメリットが大きいので
毎日お風呂に入ったほうがいいのです。
その辺の、メリット・デメリットについては
↓の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。
>>>「お風呂に入らないメリット・デメリット」
1週間お風呂に入らないとどうなるか夏・冬の2回体験調査
ではここからこの記事の本題。
1週間お風呂に入らないと
何日かけて体にどのような変化が起こるのか
ブログ管理人がコロナ禍に体験してみたので
その体験談をご紹介しますね
風呂に入らない時の条件とブログ管理人の体質
「1週間お風呂に入らない」
チャレンジをしたときの条件を下にまとめます。
※夏と冬の2回試している
基本お風呂に入らないだけで生活スタイルは特に変えない
- 毎朝顔は洗う。食後は歯を磨く
- 濡れタオルなどでできるだけ体や髪(頭皮)を拭かない
- 下着は毎日変えるが、服は2~3日に一回変えた
- 冷房は適宜使用
- コロナ禍のため、外出は最低限(ごみ捨て等で多少は外に出る)
- チャレンジ前に食料等は買いそろえておいた
基本は夏に試した時と同じ
- 毎朝顔は洗う。食後は歯を磨く
- 濡れタオルなどでできるだけ体や髪(頭皮)を拭かない
- 下着は毎日変えるが、服は1週間同じものを着た
- 暖房は適宜使用
- コロナ禍のため、外出は最低限(ごみ捨て等で多少は外に出る)
- チャレンジ前に食料等は買いそろえておいた
ちなみに、
ブログ管理人は「温熱蕁麻疹」という
痒みが出やすい持病を持っているので
健康な人より肌への刺激に敏感。
もしかしたら
健康な人がチャレンジした時と
違う変化が出る可能性がある点はご理解ください。
あくまでも目安と考えていただけると助かります。
温熱蕁麻疹については↓で紹介しているので
興味があればご覧ください。
【夏場】7月の1週間お風呂に入らなかった時の肌や髪・体臭の状態変化
では、7月後半の夏に
1週間入浴しなかったときに起こった変化を
順番に紹介していきますね
- 1日目:脇や陰部に臭いが出始める。眼鏡の縁が脂でヌルヌル
- 2日目:臭いがきつくなる。
- 3日目:耳裏・髪・髪の生え際がべたべたする。髪がペタンと潰れる
- 4日目:肌や頭皮に痒みが出始める
- 5日目:寝具(布団や枕)に臭いや汚れがつく
- 6回目:眠りが浅くなった印象・フケも出始めた
- 7日目:さすがに耐え切れず濡れタオルで体・髪を拭いた
1日目:脇や陰部に臭いが出始める。眼鏡の縁が脂でヌルヌル
まずお風呂に入った後の
つぎの日(1日目)ですが
夏場だと、汗をかくので
お昼以降には脇や陰部に臭いが出始め
食事後は顔に脂も出やすくなるので
顔や眼鏡の縁がヌルヌルとし始めます。
それ以外は特別変化はありません。
2日目:臭いがきつくなる
2日目になると
多少体臭が強くなっているように感じますが問題ない程度。
目だった変化はありませんが、
頭皮を触れば脂が指につきます
ただ、かゆみやフケなどの異常は出ていません。
3日目:耳裏・髪・髪の生え際がべたべたする。髪がペタンと潰れる
3日目になると
耳裏や髪・髪の生え際のべたべたが目立つようになります
見た目でわかるほど
脂でギトギトにはなっていませんが
髪自体が皮脂の重みでつぶれ
髪型が全体的にペタンとしてきます。
体臭は2日目と大差ない感じ。
この日服は着替えました(下着は毎日交換)
どの程度臭いがついているのか確認するために
袋に入れて30分程度密封。
その後、袋の口を開けて臭いを悪人しましたが
そこまで臭いはきつくない印象でした。
4日目:肌や頭皮に痒みが出始める
4日目になると
日常生活に問題があるほどではありませんが
体や頭皮に痒みが目立つようになりました
フケこそ出ませんが
- 髪や頭皮のべたべた
- 顔など皮膚の薄い場所の乾燥
- 脇や陰部・足裏の臭い
が徐々に悪化。
痒みが出始めた結果この日から
かゆみの悪循環の始まりでした
肌を掻く ⇒ 皮膚に傷がつく ⇒ 肌が乾燥する ⇒ かゆみが増す ⇒ 余計に掻く
5日目:寝具(布団や枕)に臭いや汚れがつく
5日目になると
寝具(布団や枕)に体の臭いが移り始めます。
特に枕は臭いが強め
悪臭というほどではないですが
濃い皮脂の臭いがしました
また、就寝中も無意識で肌を掻くためか
爪が汚れ、腕の一部に血が滲んだ場所もありました
6回目:眠りが浅くなった印象・フケも出始めた
6日目になると
痒みや体臭も徐々に悪化傾向にあり
さらに眠りが浅くなったように感じました
夏場なので
4~5時にはあたりが明るくなるのですが、
それ以前に目が覚め
朝まで2~3回寝ては起きるを繰り返していました。
あと鏡を見たときに
髪に絡まっているフケを見つけています。
肩回りに散らばるほど
大量に出ていたわけではありませんが
ぽつぽつと目立つフケを確認しました。
7日目:さすがに耐え切れず濡れタオルで体・髪を拭いた
7日目になると
- 体の痒み
- 体や頭皮のべたべた
- 体臭
- 体のだるさ
など、さすがに我慢できなくなっていました
夜にお風呂に入るからと
日中は濡れタオルで体と頭を拭きましたが
白いタオルが茶色く染まるくらい汚れがついていました
【冬場】12月の1週間お風呂に入らなかった時の肌や髪・体臭の状態変化
次に夏の次は冬
気温の違いで
どれだけ体への汚れ・体臭の付き方が変わるか
体験するために
12月の冬場にも「入浴しない週」を作ってみました。
冬場の1週間入浴しなかったときの変化も
順番に紹介していきますね
- 1~3日目:徐々に肌が乾燥し粉を拭き始め、体に痒みが強くなりだした
- 4~5日目:脇や陰部などの体臭が強くなり始めた
- 6~7日目:手足が冷えやすくなった。眠りは多少浅くなる。体の疲れが残る印象
1~3日目:徐々に肌が乾燥し粉を拭き始め、体に痒みが強くなりだした
冬場は気温が低く
汗や皮脂が夏場ほど出ないためか
1日目~3日目はほとんど変化は見られませんでした
強いて言うなら
ブログ管理人が乾燥肌であるため
肌が乾燥しで粉をふいたり
乾燥からくるかゆみが出た程度です
4~5日目:脇や陰部などの体臭が強くなり始めた
4~5日目になると
脇・陰部・足裏の臭いが強くなり始めましたが
臭いの強さ的に「夏場の2日目程度」
気にする必要はないくらいです
肌の痒みは1日目から大差はありません。
6~7日目:手足が冷えやすくなった。眠りは多少浅くなる。体の疲れが残る印象
6~7日目になると
手足の冷えが気になり始めました
ストーブで温めてもすぐ冷えて
多少睡眠の質が悪くなったように感じました。
- 布団に入ってもいつもより体の温まるスピードが遅い
- トイレに行きたいわけでもないのに夜中に目が覚めた(眠りが浅くなった?)
- 寝ても体の疲れが残る
徐々に体に疲労がたまって
体のパフォーマンスが低下し始める段階という印象でした。
ただ、この時点でも体の汚れや体臭は
気になるほどではありません
人によるとは思いますが、
冬場なら2週間~1か月程度
お風呂に入らなくても問題ないかもしれません。
それくらい夏場と比較すると
体への不快感は出にくかったです
1週間お風呂に入らなかった後のお風呂(入浴)で気づいたこと
夏と冬場にそれぞれ
「1週間お風呂に入らない」で起こる変化を見てきましたが
その後1週間ぶりにお風呂に入って
気づいたこともここでまとめてご紹介しますね。
- シャンプー・ボディソープがなかなか泡立たない
- 皮脂でくっついて残っていた抜け毛がごそっと取れた
- 体臭・肌の乾燥・痒みがおさまった
- 心身の疲れがお風呂に入るだけで取れた
- 寝つきがよくなり・朝までぐっすり
①シャンプー・ボディソープがなかなか泡立たない
1週間風呂にお風呂に入ると
皮膚上に残っていた汗や皮脂汚れで
石鹸類の泡立ちが悪くなります。
特に夏場に試した時は
シャンプーやボディソープがなかなか泡立たず
「予洗い+三度洗い」したほど。
たった1週間お風呂に入らず
部屋の中で過ごしただけでも
それくらい体が汚れたようでした。
②皮脂でくっついて残っていた抜け毛がごそっと取れた
1週間風呂にお風呂に入ると
シャンプー時に抜け毛がごそっと取れます。
といっても
抜け毛が増えたというのではなく
皮脂などの汚れで
他の髪に絡まっていた抜け毛が
1週間ぶりの洗髪でまとめて落ち
見かけ上、抜け毛が増えたように感じるだけなのでご安心ください。
③体臭・肌の乾燥・痒みがおさまった
1週間ぶりに入浴すると
体臭・肌の乾燥・痒みは
嘘だったように消えてなくなります。
体臭の原因が
皮膚上の雑菌が作る臭い物質であれば
臭いは消えますが
雑菌が関係しない↓の体臭は
お風呂に入ろうが落ちないので注意です
- ストレス臭
- 口臭
- 加齢臭
- 病気による臭い
- ダイエット臭
お風呂に入ることで落ちる体臭は以下。
- 頭皮臭
- ワキガ
- 汗臭
- 足の臭い
- 疲労臭
また、お風呂に入ることで肌が潤うため
肌の乾燥と痒みも落ち着きました。
④心身の疲れがお風呂に入るだけで取れた
お風呂に入らないと
体の疲れが完全に取れず
だんだん蓄積していくように感じたのですが
1週間ぶりに湯船に浸かると
体にたまった疲れがお湯に溶けていくようになくなりました
⑤寝つきがよくなり・朝までぐっすり
1週間風呂にお風呂に入って
体の疲れ・汚れ・ストレスがなくなると
自然と眠気がでてきて
布団に入ればすぐに寝落ちして
朝まで目が覚めないくらいぐっすり眠ることができました。
「風呂に入らない」をやる前の疑問とその結果
お風呂に入らないとどうなるかの疑問を
ネット上で集めてみたので
実際に1週間入浴しなかった経験から
それぞれ回答していきます
- 風呂に入らないと抜け毛が増えたりハゲるの?
- 風呂に入っていないとばれる?何日目から臭うようになるの?
- 風呂に入らないとワキガになるの?
- 風呂に入らないと肌は乾燥するの?かゆみがでるの?
- 「風呂に入らないほうが肌や髪がキレイ」って意見あったけどどうな?
- 風呂に入らないと服・枕・布団はどれくらいのスピードで黄ばむようになるの?
- 風呂に入らなくても体の疲労は取れる?
- お風呂に入らないと寝付きや睡眠の質が悪くなるの?
風呂に入らないと抜け毛が増えたりハゲるの?
疑問その①は
「お風呂に入らないと抜け毛が増えたりハゲるのか」についてですが、
1週間お風呂に入らない程度なら
抜け毛量は変わりません。
確かに、頭皮環境が悪化すれば
抜け毛が増えて、薄毛・ハゲになる可能性は高まりますが、
抜け毛・薄毛・ハゲは
入浴の有無よりも
- 生活習慣
- 食事内容
- ストレス
- 遺伝
が影響するため
必ずしも「お風呂に入らない=はげる」
というわけではないのです。
実際、
上下水道の発達していない国に住む人を見ても
はげている人の割合はそこまで多くはありません。
ではなぜ上下水道が発達し
毎日お風呂に入る人が多い日本人で
薄毛に悩んでいる人が多いのかというと、
- 高齢化が進んでいる
- 仕事・人間関係のストレスが多い
- 食生活が不規則・偏食
(肉食中心、野菜少ない)
という条件が重なっているからといわれています
詳しくは↓の記事で紹介しているので
興味があればご覧ください。
>>>「寝る前にお風呂に入らないとハゲる?」
風呂に入っていないとばれる?何日目から臭うようになるの?
疑問その②は
「お風呂に入らないと周囲の人にばれるか」についてですが、
これは高確率でばれます。
というのも、
どんな人であっても
汗や皮脂を0にはできないので
汚れがたまるほどに体臭がきつくなり
見た目も不衛生になっていくからです
ただ、バレるまでの日数は
- 体質
- 性別
- 年齢
- 食事内容
- 生活習慣
- 季節
- 疲労・ストレス
- 日中の活動量
などの個人差によってバラつきが出ます。
これは体の汚れの原因となる
汗や皮脂の分泌量に影響するため
夏場なら最短次の日にはバレ
冬場なら1~2週間たってもバレない
ということも考えられます。
極論m冬場に家に引きこもって
野菜中心の食生活で
汗も皮脂もほとんど出ないというなら
1か月以上たって人に会っても
バレない可能性はあるのです。
風呂に入らないとワキガになるの?
疑問その③は
「お風呂に入らないとワキガになるか」についてですが、
お風呂に入らない期間が長いほど
確実に脇の臭いは強くなります。
というのも
脇は汗腺の1種である
「アポクリン腺」が開口している場所で
アポクリン腺から出る汗は
体温調節に使う水分量の多いサラサラの汗ではなく
脂分の多いべたつく汗なので
雑菌が繁殖して臭い物質を作ってしまいやすいのです。
濡れタオルやボディシートでふくのであれば
臭いはある程度抑えられますが、
それでも0にすることは難しい印象です。
また、脇以外にも
頭皮や陰部もアポクリン腺が多いので
体臭がきつくなりやすいです。
特に陰部周りは蒸れやすいので
毎日下着は替えましょう
風呂に入らないと肌は乾燥するの?かゆみが出るの?
疑問その④は
「お風呂に入らない肌が乾燥するのか、かゆみが出るのか」についてですが、
これは人によります。
お風呂に入らないことで
肌の水分量が減って乾燥しやすくなりますが
皮膚の角質層が健康な人であれば
目だつほど乾燥はしないはずです。
ただ、もともと乾燥肌やアトピー肌で
皮膚バリア機能がボロボロになっていると
お風呂に入らないことで
肌の乾燥を悪化させてしまう可能性があり
肌が乾燥すると
外部からの刺激に敏感になってしまい
簡単に痒みが出やすくなってしまいます。
この辺、詳しくは↓の記事で解説しているので
そちらをごらんください。
>>>「お風呂に入らないと痒みが出る理由」
「風呂に入らないほうが肌や髪がキレイ」って意見あったけどどうなの?
疑問その⑤は
「お風呂に入らないほうが肌がきれいになる」についてですが、
もともと髪や肌に問題があって
お風呂に入る(体を洗う・髪を洗う)ことで
よりダメージを与えてしまう場合であれば
お風呂に入らないことで
肌質や髪質が改善される可能性はあります。
これは過洗浄や過乾燥によって
皮膚バリア機能が低下していたり
髪にダメージがある場合ですが、
【肌】
- 皮膚の保護機能(皮膚バリア)を低下させる
- 皮膚の水分・保湿成分の流出とそれに伴う乾燥
【髪・頭皮】
- シャンプーによる過剰な洗浄とそれに伴う頭皮の乾燥
- 頭皮の乾燥からくる頭皮トラブル
- 頭皮トラブルによる髪質の悪化
- 入浴後の適切なケア不足
- ドライヤーの当てすぎによる髪ダメージ
長期間お風呂に入らないと
他のデメリットが出てしまうので
あまりオススメしません。
>>>「お風呂に入らないメリット・デメリット」
やるとしても1日2日程度に収めるか
- 体を洗わない「タモリ式入浴法」
- シャンプーを使わない「湯シャン」
をオススメします。
>>>「正しい湯シャンのやり方」
風呂に入らないと服・枕・布団はどれくらいのスピードで黄ばむようになるの?
疑問その⑥は
「お風呂に入らない場合に服や寝具が黄ばむスピード」についてですが、
1週間程度で服や枕・布団は黄ばみません
そもそも「黄ばみ」とは
洋服などに残った汗や皮脂が
酸素と結びついて酸化してできるものなので
ある程度の時間がかかるのです。
ただ、服や寝具の素材によっては
短時間で黄ばむこともあるため
2週間お風呂に入らず
服や布団を洗わないなら
黄ばむ可能性が出てきます。
以下に黄ばむスピード目安をまとめます。
- シルク:7~14日程度
- ウール:10~25日程度
- 綿・麻:10~30日程度
- アクリル:20~40日程度
- ポリエステル:30~60日程度
お風呂に入らなくても体の疲労は取れる?
疑問その⑦は
「お風呂に入らない場合でも体の疲れは取れるのか」についてですが、
お風呂に入らなくとも
しっかり体を休めて睡眠をとるなら
ある程度は体の疲れは取れますが
その日たまった疲労を
一晩ですべて取りきることはできません。
イメージするなら↓のような感じ
なので、お風呂に入らない期間が長いほど
体は疲れたりダルさを覚えやすくなります。
>>>「お風呂の入浴効果」
お風呂に入らないと寝付きや睡眠の質が悪くなるの?
疑問その⑧は
「お風呂に入らないと睡眠の質は悪くなるのか」についてですが、
お風呂に入らない期間が長くなるほど
睡眠の質も悪くなりやすい印象です。
お風呂に入らないほど
- 体の疲れが取れにくく、ストレスもたまる
- 末端の血行も悪くなって手足の冷えが起こる
- 肌が乾燥したり皮膚状態が悪くなったり、雑菌が増えて痒みが出る
という悪影響が起こり、
その結果、
- 疲れているのに眠れない
- 寝ても夜中に目が覚める
- 体が痒くなって目が覚める
といった睡眠障害が起こる可能性があるのです。
>>>「入浴と睡眠の関係」
お風呂に入らない場合はこれをするだけで全然違う!体の汚れ・体臭・痒み対策8選
最後に何か理由があってお風呂に入れない時に
体臭や体の汚れは抑えられる方法・アイテムを紹介しますね
- 顔を洗う(洗顔)
- 濡れタオルやボディシートで体を拭く
- 濡れタオル・シャンプーシートで髪を拭く
- ブラッシングをする
- 服と下着を替える(できれば毎日)
- 化粧水・乳液をつける
- 爪を切る
- 臭いが気になるならデオドラントスプレーや香水をつける
①顔を洗う(洗顔)
お風呂に入れず
顔が脂ぎって不快と感じるなら
洗顔をしましょう
しっかり洗顔フォーム(石鹸)で洗わずとも
水でジャバジャバとすすぐだけでも
かなりスッキリするのでオススメです
②濡れタオルやボディシートで体を拭く
体が汗でべたつく・体臭がするなら
濡れタオルやボディシートで体を拭きましょう。
皮膚の上に残っていた汚れと一緒に
雑菌もある程度落とせますし
メントール入りのボディーシートを使えば
全員かなりサッパリしますよ
「耳裏、首、胸、髪の生え際、顔・脇」を拭くと特にサッパリ
シートに余裕があるなら、足裏も拭くのがオススメ
ただ、皮膚の薄い場所は
メントールで刺激を受けるので
陰部や目・鼻の周辺はオススメできません
そういうデリケートな場所を拭くときは
メントール成分を含まないものを使いましょう。
③濡れタオル・シャンプーシートで髪を拭く
体と同様に頭や髪がべたつく・臭いがするなら
濡れタオルやシャンプーシートでふき取りましょう。
髪のべたつきが取れるので
寝ぐせや皮脂でつぶれていた髪型も戻りますし
臭いの出やすい頭皮を拭けるので
体臭予防にもなり、かなりサッパリしますよ。
ドライシャンプーでもいいのですが
さっぱり感を重視するならシートタイプがオススメです。
ドライシャンプーにも種類があるので
↓のように使い分けましょう。
- 短期間お風呂に入れない場合:スプレー・ミスト・ジェルタイプ
- 長期間お風呂に入れない場合:ムースタイプ
④ブラッシングをする
お風呂に入れない場合
ブラッシングすることも
体臭や髪のべたつき対策に有効です。
ブラシを通すことで
髪に付着した皮脂・ホコリ・汗を落とせるので
見た目が不潔になるのを防ぐこともできます
ブラッシングする場合は
コーム(櫛)よりも
動物毛を使ったヘアブラシをオススメします。
⑤服と下着を替える(できれば毎日)
お風呂に入れない時は
毎日衣服・下着を交換しましょう
1日家で動いていないとしても
汗や皮脂は出ています
その汗と皮脂を吸った服を着続けるのは衛生的に良くありません
臭いの原因となりますし
雑菌が繁殖しているので
肌が荒れる可能性もあるため
できるだけ毎日服は着替えましょう(特に下着)
⑥化粧水・乳液をつける
お風呂に入らないと
だんだん肌の乾燥が悪化していきます
痒みが出る ⇒ 肌を掻く ⇒ 皮膚に傷がつく ⇒ 肌が乾燥する ⇒ かゆみが増す ⇒ 余計に掻く
そんな肌の乾燥や粉拭きを防ぐために
化粧水や乳液、ボディクリームを使って
肌を保湿しましょう
ただ、化粧水・乳液も
そのまま体に残り続けると汚れの一部になるので
塗る前に濡れタオルやボディシートで
汚れと一緒にふき取るようにしてください。
⑦爪を切る
痒みや皮膚状態を悪化させないためにも
爪は適度に切っておきましょう。
爪が長いと
痒みをより悪化させてしまうので
深爪しない程度に
掻いても痛くないくらいに
指の爪を切って調節しておきましょう。
また、つけ爪も同様に
肌を傷つけてしまう可能性があるので
お風呂に入れないなら
付け爪も外しておくといいでしょう
⑧臭いが気になるならデオドラントスプレーや香水をつける
↑の①~⑦までしても体臭が気になるなら
デオドラントスプレーや香水をつけるのもアリです。
ただ、デオドラントや香水をつけても
根本の原因を取り除けません。
加齢臭のように体臭がきつくなると
ごまかすことすらできなくなるので注意しましょう。
また、服や寝具に体臭が移った場合は
- 枕・布団カバーを洗う
- 天日干しする
- ファブリーズを使う
ことで、臭いを抑えましょう。
1週間お風呂に入らなかった時に起こる変化まとめ
ご覧いただきありがとうございました
ブログ管理人のクラゲは
コロナ禍という人に合わない特殊な状況になったので
「1週間お風呂に入らないとどうなるか」
をチャレンジしてみました
結果として
お風呂に入れない1週間で↓のように
体の状態が変化しましたが
【夏場】
- 1日目:脇や陰部に臭いが出始める。眼鏡の縁が脂でヌルヌル
- 2日目:臭いがきつくなる。
- 3日目:耳裏・髪・髪の生え際がべたべたする。髪がペタンと潰れる
- 4日目:肌や頭皮に痒みが出始める
- 5日目:寝具(布団や枕)に臭いや汚れがつく
- 6回目:眠りが浅くなった印象・フケも出始めた
- 7日目:さすがに耐え切れず濡れタオルで体・髪を拭いた
【冬場】
- 1~3日目:徐々に肌が乾燥し粉を拭き始め、体に痒みが強くなりだした
- 4~5日目:脇や陰部などの体臭が強くなり始めた
- 6~7日目:手足が冷えやすくなった。眠りは多少浅くなる。体の疲れが残る印象
お風呂に入れない期間が長くなるほどに
↓が悪化して自分だけでなく周囲の人の迷惑にもなるので
- 体臭がきつくなる
- 痒み
- 皮膚状態の悪化
- 体・髪・頭皮のべたつき
普通は毎日お風呂に入ったほうがいいです。
>>>「お風呂に入らないメリット・デメリット」
登山やキャンプ・入院や断水など
理由があってお風呂に入れない場合は
濡れタオルやボディ・シャンプーシートで
できるだけ体を清潔に保つようにしてくださいね
それだけで体の不快感はかなり軽減されますよ