こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問解消のために
「夏場のお風呂の適温」について解説していきます。
- 夏場のお風呂の最適温度
- 夏場のお風呂の入浴効果とオススメ入浴法
- 夏風呂の注意点
- 夏のお風呂を快適にするアイテム
【結論】夏風呂の適温は40℃未満!入浴時間で効果・リスクが変わる
結論から言ってしまうと以下のようになります。
- 夏風呂の最適温度は40℃未満がオススメ
(水風呂を除く) - 入浴方法によっては水風呂や熱いお風呂もアリ
- 入浴時間が長すぎると「のぼせ・熱中症」のリスクが大きくなる
- 入浴時間が短いと「入浴効果」が弱くなる
極論ですが、
ご自身が気持ちいいと思えて体が温まり
15~20分程度しっかり浸かれるお風呂温度が最適です。
求める効果によって
最適なお風呂温度も若干変わってくるので
- 熱いお風呂:42℃以上
- ちょうどいい温度のお風呂:38~41℃
- ぬるめのお風呂:30~37℃
- 水風呂:30℃未満
を上手に使い分けることをオススメします。
ただ、
熱すぎる・冷たすぎるお風呂は
入浴効果よりもリスクの方が大きくなるので注意しましょう。
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夏場のお風呂温度の適温(最適温度)は?
まずは夏のお風呂温度の最適温度について紹介しますね。
記事冒頭でも紹介しましたが
熱すぎたり冷たすぎると
入浴時間が短くなって入浴効果を得られなかったり
逆に体へのリスクが大きくなるので注意ましょう。
ここでは以下の4つの温度帯で解説していきます。
- 38~40℃
- 25~30℃
- 17~18℃
- 41~43℃
①入浴効果が得られる基本の温度「38~40℃」
入浴リスクが少なく入浴効果を得られる
基本的なお風呂温度が38~40℃です。
このくらいの温度であれば
季節問わず誰もが気持ちよく入浴でき、
37℃前後の深部体温よりも数度高いので
温熱作用による血行促進効果で
いろいろな入浴効果が期待できますよ。
②入浴後の汗を抑えたり、夏場の涼をとるなら「25~30℃(常温の水道水)」
夏場に涼をとるためや風呂上りの汗にお困りなら
25~30℃(常温の水道水)がちょうどいいでしょう。
地域によって水道温度は上下しますし
外気温次第では結構冷たく感じるので
入浴効果はあまり期待できません
お風呂上りに浴びるシャワー
もしくは日中の”涼をとる”目的で設定する温度
とお考え下さい。
2022年7月下旬にお風呂の給湯機が
寿命でお亡くなりになってしまったので
交換してもらえるまでの2~3日の間
常温の水風呂をしていたんですが、
外気温(室温)が30℃くらいでも
常温の水風呂は結構冷たく感じ
長く浸かっていることはできません。
シャワー等で体を温めることができないなら
水温で体力を奪われますし
体調を崩す原因にもなるのでご注意下さい。
水風呂に入る場合は、
気温が落ち着く夕方~夜よりも
日差しのある日中の方がいいでしょう。
③冷えた水風呂なら「17~18℃」
銭湯やサウナにあるような
キンキンに冷えている水風呂をしたいなら
17~18℃が最適温度です。
この温度よりも冷やしてもいいのですが
17~18℃を下回ると冷たさが痛みに変わる上
低体温や血圧の乱高下によるリスクが高まるので
17~18℃くらいがちょうどいいのです。
詳しい理由については以下の記事をご覧下さい
>>>「水風呂の最適温度」
また、
自宅のお風呂を常温以下に冷やすとなると
以下のどちらかの方法を使うしかありませんが、
- 氷・凍らせた保冷剤
- チラーや水槽用クーラー
>>>「自宅で水風呂をする方法」
どちらも手間とコストがかかりますし
17~18℃の水風呂に
ずっと浸かっているわけにもいきません。
17~18℃は
「温冷交代浴やサウナ後に入るお風呂温度」
とお考え下さい。
>>>「水風呂の正しい入り方」
④入浴方法によっては「42~43℃」のお風呂もアリ
一般的に42℃以上の熱いお風呂は避けたほうがいいのですが
入浴方法によっては42~43℃くらいはアリな温度です。
- 体の芯まで温まる前にお風呂から上がってしまうため、入浴効果が弱まる
- 皮膚バリアに必要な「皮脂」や肌の天然の保湿成分である「セラミド」がお湯に溶け出てしまい、肌が乾燥する
- 血圧が急激に上昇し、血管や心臓に負担がかかる
- 無理にお湯に浸かっていると、のぼせ・熱中症になってしまう
40~43℃のすこし熱めのお風呂は
スリミングやダイエット目的の「高温反復浴」に適していて
自宅のお風呂で
滝のように汗をかきたい場合にオススメです。
- 40~43℃の熱めのお湯を張る
- 5分間の全身浴(肩までお湯につかる)
- 5分間のクールダウン&リンパマッサージ(湯船から上がる)
- 5分間の全身浴
- 5分間のクールダウン&リンパマッサージ(湯船から上がる)
- 5分間の全身浴
発汗系の入浴剤を使えばさらに効果的!
※参考とするサイトによって温度・入浴・クールダウン時間が多少異なる
>>>「入浴によるカロリー消費量」
入浴・発汗効果としては
高温反復浴よりも温冷交代浴の方が高いのですが
>>>「温冷交代浴のやり方」
温冷交代浴の場合、
水風呂o水シャワーが必要ですし
温度差が大きくなるほどに
ヒートショックリスクも高まるので
あまり熱いお風呂は不向き。
その点、高温反復浴は
温冷交代浴より体への負担は少なく
水風呂、水シャワーは不要なので
忙しいくて銭湯・サウナに行けないけど
お風呂で汗をかきたい人向けの入浴法でもあります。
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夏風呂の6つの入浴効果とオススメ入浴方法
ここからは
夏風呂に入ることで得られる6つの入浴効果と
オススメの入浴方法について解説していきます。
夏風呂に入ることで得られる入浴効果は
大きく以下の6つ
- 疲労回復、筋肉痛・体のコリ緩和効果
- 発汗効果と熱中症予防効果
- 体の冷え・むくみ・夏バテ予防・改善効果
- リラックス・リフレッシュ効果
- 体臭予防効果
- 夏場の涼をとる
それぞれ解説していきますね
①疲労回復、筋肉痛・体のコリ緩和効果
夏風呂には以下の3つの作用があるので
- 温熱作用:血流改善と自律神経を整える
- 上水圧作用:体を程よく圧迫
- 浮力作用:筋肉・関節の負荷・緊張の緩和
体にたまった疲労物質を取り除き
筋肉痛や体のコリを緩和する効果が期待できます。
ただし、
上記3つの作用は
深部体温よりも高いお風呂温度と
ある程度の湯量・入浴時間が必要になるので
38~40℃の全身浴が適しています。
- 入浴前にコップ一杯(200ml程度)の水分補給をしておく
- 38~40℃のぬるめのお湯を浴槽に張る
- 10~20分を目安に肩までゆっくり浸かる
- 入浴中に疲労がたまっている部分を手でマッサージする
- 入浴後はすぐに体を冷やさない(水分補給は常温の水など)
>>>「疲労回復に効果的な入浴法」
②発汗効果(汗腺トレーニング)と熱中症効果
夏風呂に入れば
汗腺トレーニングや熱中症対策も可能。
昨今の情勢や異常気象によって
空調の効いた部屋で長時間過ごす人が多く
夏の暑さに体がついていけず
汗腺の機能が低下したままの人が増えています。
そういった方にはお風呂が効果的。
特に高温反復浴が適しています。
汗をかける温度のお風呂にしっかり浸かれば
汗腺機能が復活するので
夏の暑さにも耐性ができますよ。
- 40~43℃の熱めのお湯を張る
- 5分間の全身浴(肩までお湯につかる)
- 5分間のクールダウン&リンパマッサージ(湯船から上がる)
- 5分間の全身浴
- 5分間のクールダウン&リンパマッサージ(湯船から上がる)
- 5分間の全身浴
発汗系の入浴剤を使えばさらに効果的!
③体の冷え・むくみ・夏バテ(クーラー病)予防・改善効果
夏場は空調の効いた部屋に長時間いるので
血行が悪くなり体が冷えてむくんだり、
夏バテを起こしやすくなりますが
そんな夏場特有の症状にもお風呂は効果的。
お風呂の温熱作用で血行が改善し
自律神経バランスも整えられるので
クーラー病や夏バテを予防・解消できますよ。
基本的には体を温めて
血の巡りをよくすればいいので
全身浴でも半身浴でもOK。
20~30分程度しっかりお湯につかって
体を温めましょう
血の巡りをよくするために
入浴前に必ず水分補給をしてから
しっかりとお風呂で体を温める。
- 38~40℃のぬるめのお湯で20~30分
- 41~42℃の熱めのお湯で15~20分
浴室温度によって、
汗のかきやすさが変わってくるので
全身浴と半身浴を使い分けてください。
- 少し寒い・汗がでにくい場合は『全身浴』
- すぐにのぼせる・汗がだらだらと出るという場合は『半身浴』
>>>「夏バテ予防・解消入浴法」
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④リラックス・リフレッシュ効果
夏の暑さや汗のべたべたいよる不快感を
リフレッシュするのにもお風呂は効果的です。
お風呂は人目を気にせず裸になれて
体をきれいでき、体の疲れをとれる場所なので
38~40℃のぬるめのお湯もしくは
25~30℃の常温の水道水を浴槽にためて
いい香りのする入浴剤を使えば
体にたまった疲れや不快感を一掃して
心身ともにリラックス・リフレッシュすることができますよ。
⑤体臭予防効果
夏場の体臭予防にもお風呂は効果的
夏場は汗を大量にかくため
汗臭や頭皮臭、疲労臭など
特定の体臭がきつくなりやすい時期なので
しっかりお風呂に入って頭と体を清潔に保てば
体臭を予防することができますよ。
ただし、
お風呂に入っても
予防・解消できない体臭はあるので
油断は大敵。
>>>「夏場に出やすい体臭」
夏場の体臭を予防したいなら
夏場は服を毎日変えて
皮脂腺の多い「頭や耳裏、脇や足、胸や背中」をきれいに洗いましょう。
⑥夏場の涼をとる
夏場の節電やもしもの停電のときなど
クーラーや扇風機といった電化製品に頼らない
”涼をとる方法”としても夏風呂は効果的。
夏の気温よりも常温水槽水の方が温度が低いので
水道水をためたお風呂に入るだけで
茹だるような夏の暑さや熱中症から身を守ることができますよ。
この時、ハッカ油を使えば
冷感が強化され、
さっぱりとしたお風呂上りになるのでオススメです。
>>>「ハッカ油の適量」
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【注意】入浴時間が効果・リスクに直結する
前述したように
夏場もお風呂に入ることで
いろいろな入浴効果が期待できますが、
入浴時間が適正でないと
効果が弱まりリスクが大きくなるので注意です。
- 入浴時間が”烏の行水”ではほとんどの入浴効果はない
- 入浴時間が長すぎると、のぼせ・脱水・肌の乾燥などのリスクが出る
なので、
お風呂に浸かる時間は基本10~20分。
長くても30分くらいにしておきましょう。
ただ、入浴時間が長い分には
きちんと対策をするなら特別問題はないでしょう。
- 飲み物を持ち込む
- 入浴後にはきちんとスキンケアをする
- 入浴の合間に休憩をはさむ
- お湯は38~40℃のぬるま湯
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夏のお風呂上りを快適にするグッズ・アイテム
夏場のお風呂も
いろんな入浴効果が期待できるのですが、
多くの人は「お風呂上りの暑さ・汗」に不快感を感じると思います。
そんな夏場のお風呂上りを快適にする
アイテム・服装が大きく以下の6種。
- バスローブや甚平
- 清涼(クール)系バスグッズ
- 収れん作用・制汗作用のある化粧水・制汗剤
- ベビーパウダー
- クール系のバスアイテム(入浴剤、ボディジェル・ローション)
- 乗れる扇風機
※冷房機器は体を冷やしすぎるのもデメリットがあるので注意
>>>「お風呂上りを快適にする方法・アイテム」
お風呂上りにクーラーや扇風機にあたったり
冷たい飲み物を飲むのもいいのですが
体を冷やしすぎると
お腹が緩くなったり、入浴効果が弱まってしまう他、
入浴後、体を温かい状態を維持すると
免疫力を強化したり傷んだ細胞を修復する
HSP(ヒートショックプロテイン)と呼ばれる
タンパク質が作られるため
なるべく入浴後の体を冷やしすぎず
汗の不快感を和らげられる方法がベストです
>>>「管理人がバスローブをオススメする理由」
夏の暑さに負けないように毎日お風呂に浸かろう
最近は浴槽がついていない物件も
シャワーだけでお風呂を済ませる人も増えてきていますが、
夏の暑さに負けない体にするには
毎日お風呂に浸かるのが一番効果的。
冷房で冷えて血流が悪くなると
自律神経が乱れたり
体温調節のための汗がうまく出ないため
”夏バテ”を起こしてしまうので
夏こそ温かいお風呂や水風呂を利用して
体の内部から調子を整え
暑さに負けない体を作っていきましょう。
「夏のお風呂の適温」まとめ
ご覧いただきありがとうございました
この記事のポイントをまとめると以下のようになります。
- 夏のお風呂は40℃以下は最適温度。入浴方法次第で42~43℃の熱いお風呂もアリ
- 高温反復浴や夏場の涼をとるために、チラーや氷で冷やした水風呂をするのもオススメ
- 夏風呂の効果は大きく6つ。入浴方法やお風呂温度・入浴時間が効果とリスクに影響する
- お風呂上りを快適に過ごしたいなら、バスローブや甚平、クール系バスグッズや制汗剤・ベビーパウダーもオススメ
- 夏の暑さに負けないためにも、毎日お風呂に入るのが効果的。
夏のお風呂上りは熱いし汗が止まらないしで
シャワーだけで済ませる人も多いですが
シャワーでは入浴効果はほとんど得られません。
体にたまった疲れを解消し
夏の暑さに負けない体にするために
毎日お風呂に浸かるようにしましょう。