こんにちは!管理人のクラゲです
そんな疑問にお答えするために
この記事では「バスボムとバスボールの違い」
についてご紹介していきます。
- バスボムとバスボールについて
- 8項目からバスボムとバスボールの違いを比較
- バスボムとバスボールの作り方・レシピ
バスボムとバスボールは基本的には同じ「炭酸ガス系入浴剤」
まず結論から言ってしまうと
バスボムもバスボールも同じ「炭酸ガス系入浴剤」です。
炭酸ガス系入浴剤のうち
美容成分やトッピングを入れていろんな形に成形し
効能以外も楽しめるようにしたものが”バスボム”
そのバスボムの中で
より子供向けに中身(おもちゃ)を入れて
形がボール状のものを”バスボール”と呼ぶことが多い。
となります。
イメージしやすいように
イラストにまとめるとこんな感じ
入浴剤>炭酸ガス系入浴剤>バスボム>バスボール
の順に、細かくジャンル分けされる感じです
で、バスボムとバスボールの違いについてですが、
主成分はほぼ同じ重曹とクエン酸で構成されていますが
メーカーの行うマーケティング戦略や
そのターゲット層によって
- バスボールはおもちゃがメインの子ども向けのバスボム
- バスボムは色や香り、美容成分なども重視される大人向けの炭酸ガス系入浴剤
となっている印象です。
元々、入浴剤自体
働き盛りの男性や不調の出やすいお年寄り向け。
もっと多くの人に入浴剤を使ってもらえるよう
ターゲット層に合うようにしたのが
バスボムやバスボールという感じですね。
ちなみに、
バスボムとバスボールのどっちの名前を付けるのか
名付けの法則にについても考えてみたのですが、
ボール状以外のバスボールも
中身(おもちゃ)のないバスボールもあるので
最終的には製造元の担当者次第かもしれません。
スポンサーリンク
バスボムとバスボールの違いを8つの項目で比較
ここからバスボムとバスボールの違いを
8つの項目から比較していきます。
- 入浴剤の種類
- 成分
- 効果効能
- サイズ・形・重さ
- 中身・トッピングの有無
- 使い方・入浴法
- 価格・ランニングコスト
- 売り場
あまり違いを感じられないバスボムとバスボールですが
どんな違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
①入浴剤の種類
入浴剤は大きく以下の7種類に分類することができます
- 無機塩類系入浴剤
- 炭酸ガス系入浴剤
- 薬用植物系入浴剤
- 酵素系入浴剤
- 清涼系(クール系)入浴剤
- スキンケア系入浴剤
- 複合系入浴剤
- 発汗系入浴剤
無機塩類系・炭酸ガス系・薬用植物系入浴剤で
特に発汗効果を高めたものが「発汗系入浴剤」
このうちバスボムとバスボールが分類されるのは
「炭酸ガス(二酸化炭素)」を発生させる炭酸ガス系入浴剤。
酸とアルカリの材料を混ぜ固めることで
お湯に入れたときに中和反応が起こって
化学的に炭酸ガスを作り出しています。
②成分
バスボムもバスボールも基本的な主成分(原材料)は同じです。
バスボムもバスボールもお湯に入れたときに
シュワシュワと炭酸ガスが発生するように
「重曹」と「クエン酸」を配合しており
その他の有効成分として
「炭酸ナトリウム」や「硫酸ナトリウム」を配合していることがあります。
>>>「入浴剤の効果の仕組み」
重曹とクエン酸以外でも炭酸ガスを発生させる材料はありますが、安全性が高く安価で手に入りやすい材料が重曹とクエン酸なので、多くのメーカーで使用されています。
※製造方法・工程次第だが、重曹もクエン酸も食品添加物(食品グレードがある)なので、口に入っても安全。
それ以外の成分としては
- 香料
- 着色料
- トッピング類(中身のおもちゃなど)
- 保湿剤
- 防腐剤・保存料
- 界面活性剤
- pH調整剤
など。
値段が高くなるほどに、
効果の高い美容成分や香りのいい香料など
多くの成分が配合され
逆に値段が下がるほどに
配合成分は少なく単純化していきます。
例としてLUSHバスボムと100均バスボールの
全成分を見ていきましょう。
配合成分は以下の通り。
炭酸水素Na、クエン酸、イソマルト、香料、
合成フルオロフロゴパイト、水、セイヨウハッカ油、
グレープフルーツ果皮油、ベチベル根油、エンピツビャクシン油、
DPG、酒石酸K、ラウレス硫酸Na、コーンスターチ、
ラウリルベタイン、シリカ、酸化チタン、酸化鉄、酸化スズ、
黄203、青1、赤104(1)
※1個200g、870円
炭酸水素Na、クエン酸、硫酸Na、PEG-8、三リン酸5Na、香料、黄4
※1個55g、110円
いろいろと配合成分に違いはありますが、
要は、100均バスボールが基本的な配合成分で
LUSHバスボムがいろいろとプラスしている感じです。
③効果効能
バスボムとバスボールの効果効能についてですが、
これは配合成分と認可の有無で異なります。
基本的に、
有効成分を配合していて、
きちんと申請している炭酸ガス系入浴剤は
「医薬部外品」扱いとなるので
肩のこり、腰痛、疲労回復、冷え症、神経痛、リウマチ、痔、あせも、しもやけ、荒れ性、ひび、あかぎれ、しっしん、にきび、うちみ、くじき、産前産後の冷え症
といった効能の記載があるのですが、
バスボムやバスボールは医薬部外品の認可を取っていないのか
- 浴用化粧品
- 雑貨
に分類されることが多く
その効能は「人体に対する作用が緩やかなもの」の範囲に限定され
特定の症状に対して
「効果効能がある」と表示することはできません。
なので、効能が表示されていたとしても
「皮膚を洗浄する」、「皮膚を健康に保つ」などの
化粧品の範疇を超えないものがほとんどです。
ただ、バスボムもバスボールも
お風呂に入れると炭酸ガスが発生するので
疲労回復・冷え性・体のコリ解消などの効果は
普通にあると考えていいとは思います。
スポンサーリンク
④サイズ・形・重さ
バスボムとバスボールの
サイズや形の違いについてもですが
これも商品次第です。
バスボム自体は形やサイズに規定はなく
最小で30g程度、
大きいものは200gを超えるくらい形も大きさも様々。
LSUHバスボムがいい例かと。
>>>「LUSHバスボムはこちら」
一方、バスボールは
中に入れるおまけ(おもちゃ)の
サイズ・重さによって変わりますが、
バスボム自体は直径3~4cmで重さが50~60g程度が多いようです。
「びっくらたまごDX」のように
直径7cm、260gのビックサイズのバスボールもありますよ
⑤中身・トッピングの有無
中身やトッピングの有無についてですが
商品次第でいろいろです。
バスボムの場合は
基本的に色や香りで変化を出しているので
トッピング類のないものが多いですが、
その分、お湯に溶かした時に
カラフルな泡が出るようにしたり
精油を使って香り豊かに作られています。
一方、バスボールの場合は
ほぼ必ずと言ってもいいほど
おまけとして中身(おもちゃ)が入っていますが
代わりに色が単色だったり、香り成分がただの香料だったりします。
⑥使い方・入浴法
バスボムとバスボールの使い方・入浴方法についてですが、
記載内容に多少の違いはありますが、
基本的な使い方・入浴方法は同じです。
【例】
40℃のぬるま湯200Lに対し、本品1個を溶かして入浴する
また、
バスボム・バスボールの使用上の注意点についても
配合成分次第で多少異なりますが、基本は同じ。
- 複数のバスボールを一度に使わないほうがいい
(濃度が高くなって肌に負担) - 開封後はなるべく早く使い切る
(未開封なら直射日光を避けて常温保存、開封後は、密閉容器に入れて冷蔵or冷凍保存) - 口に入れない
(膨らむので窒息の恐れがある) - 小さい子供・赤ちゃんの場合は大人(親)と一緒に使うこと
(生後3か月以降は使用可能だが、リスク回避のため) - 循環式・大理石・檜のお風呂は使用不可
(配合成分がお風呂設備を傷める恐れがある) - お風呂の自動運転・追い炊きもNG
(機器内部の汚れ・劣化の恐れがある) - バスボール使用後はなるべく早くお風呂掃除をすること
(色移りや汚れの付着を防ぐため)
⑦価格とランニングコスト
商品化価格やランニングコストについてですが
これは正直、商品次第です。
割合的にはバスボールの方が安く
バスボムの方が高いものが多いイメージですが、
バスボムはギフトやプレゼント用の
6~12個のセット商品が多いので
1個当たりに換算するとそこまで差は出ません。
- バスボール:100円~600円くらい
- バスボム:200円~1200円くらい
※一個当たり
バスボムの場合6~12個、3000円前後のセット商品が多い
例外なのはLUSHバスボム。
LUSHバスボムは1個平均200gサイズながら
870円~1200円とサイズも値段も大きいのが特徴。
その点、バスボールは
入浴剤部分や包装を安く抑えて
中の”おまけ”で商品価値をプラスしている感じですね。
ちなみに毎日バスボム・バスボールを使った場合
ランニングコストは月3000円~36000円となりますね。
バスボール1個100円~600円なので
月のコストは「3000円~18000円」
バスボム1個200円~1200円なので
月のコストは「6000円~36000円」
ちなみに、炭酸ガス系入浴剤「バブ」を例とすると
バブは1個当たり25円~157円程度なので
月のコストは「750円~4710円」
※バブ1個当たり40g
LUSHバスボムを使わないのなら
バスボムのランニングコストはバスボールの倍程度です。
⑧売り場
最後に売り場の違いも確認してみましょう。
基本的な売り場のカテゴリーは同じ
「入浴剤」や「お風呂」コーナーですが、
バスボム名義の商品は
一般のお店にはほとんど置かれおらず
ほとんどはAmazonや楽天市場などの通販サイトに出品され、
バスボール名義の商品は
100均やドラッグストアなどの多くのお店に置かれています。
この辺の違いは消費やとなる
ターゲット層の違いによるものだと思われます。
通常、入浴剤というと
疲労回復以外の薬効をプラスすることで
働き盛りの男性や体に不調が出やすいお年寄りを
メインの消費者としていますが、
それ以外の人にも入浴剤を使ってもらうために、
バスボムは
美容や入浴時の見た目を重視することで
SNSの「映え」を利用した若い女性向けの商品とし
バスボールは
本来おまけとなる中身をメインにすることで
小さい子供やその親向けの商品としているのです。
スポンサーリンク
バスボールの中身(おもちゃ)の判別・見分け方
100均で売られているバスボールは
そのほとんどが中身(おもちゃ)が入っているのですが
その中身にはいくつも種類があるので
コレクター気質のある人だと
コンプリートしたくなっちゃうかもしれませんね。
そんな、ダブりを避けたいと思うのが人の性(さが)。
バスボールの中身を見分ける・特定することは可能なのでしょうか?
結論から言えば可能です。
ただ、それを説明すると長くなってしまうので
別の記事でお話し・解説しようと思うます。
バスボールの中身の見分け方
特定の仕方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
>>>「バスボールの中身を見分けるコツ」
バスボム・バスボールともにお家で自作可能!作り方・レシピを紹介
バスボムとバスボールの違いはいくつかありますが
基本的には同じ炭酸ガス系の入浴剤です。
なので、材料さえあればお家で簡単に自作可能。
ここで簡単なバスボム(バスボール)の作り方をご紹介しますね。
※あまり違はないですが、一応バスボムとバスボール別々に作り方とレシピを載せておきます
バスボムの作り方・レシピ
バスボムは主に重曹とクエン酸を混ぜ合わせて
成形・硬化させた入浴剤です。
色・形・香りなんかに特別決まりはないので
好きな材料を使ってオリジナルバスボムを作ってみてください。
そんなバスボムの作り方とレシピは以下の通り。
【バスボム1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2杯
- クエン酸:大さじ1杯
- 水または無水エタノール:適量
以下お好みで
- 着色料(食紅):付属スプーン1杯を目安に調整
- 精油(エッセンシャルオイル):10滴以内
- キャリアオイル:小さじ1
- バスボム用・製菓用の型枠・抜き型
- 重曹とクエン酸を2:1の割合で混ぜる
(「重曹大さじ2、クエン酸大さじ1」でバスボム1~2個分) - ①のバスボム生地に着色料(食紅)を加える
(食紅に付属しているスプーン1杯を目安に適宜調整) - ②の生地にキャリアオイルで希釈した精油を混ぜる
(キャリアオイル小さじ1に対し精油10滴以内、適宜調整) - 使いたい色の数だけ③までのバスボム生地を用意する
- 霧吹き等でバスボム生地を適度に湿らせる
(握ったときに形が残る程度) - バスボム型で成形
(乾燥するとうまく成形できなくなるので、1度湿らせたら10分以内(できれば5分以内)に成形する。)
- 乾燥した場所に半日~1日程度おいてしっかり硬化させる
(湿気に注意)
香りを最大限楽しみたいなら
バスボムに精油を加えず
入浴時に精油をお湯に垂らす方が香り豊かになります。
そのほか細かなコツや注意点は
⇓の詳細記事で動画・画像を使って説明しています
もっと詳しく知りたい方はご覧になってください。
>>>「カラフルバスボムの作り方」
その他、いろんなバスボムの作り方は↓
バスボールの作り方・レシピ
バスボールはいうなればトッピング入りのバスボム。
その中でも、形が丸(ボール状)で
中におもちゃが入っていれば
それはもうバスボールといっていいでしょう。
そんなバスボールの作り方とレシピは以下の通り。
※以下の作り方動画ではボール状ではないものも登場します。
【バスボール1~2個分の材料】
- 重曹:大さじ2
- クエン酸:大さじ1
- 片栗粉orコーンスターチ:大さじ1(なくてもOK)
- 水または無水エタノール:適量
- トッピングアイテム:ドライハーブ、花びら、ラメ(グリッター)、おもちゃなど
【以下お好みで】
- 着色料(食紅):付属スプーン1杯を目安に調整
- 精油(エッセンシャルオイル):10滴以内
- キャリアオイル:小さじ1
- 重曹・クエン酸・片栗粉を2:1:1の割合で混ぜる
(「重曹大さじ2、クエン酸大さじ1、片栗粉大さじ1」でバスボール1~2個分)
(ラメはこの時に入れる) - (お好みで)色と香りを付ける
- バスボール生地を霧吹き等で適度に湿らせる
(握ったときに形が残る程度) - 型に入れて成形する
(この時に花びらやおもちゃなどのトッピングを入れる)
(乾燥するとうまく成形できなくなるので、1度湿らせたら10分以内(できれば5分以内)に成形する。) - 乾燥した場所に半日~1日程度おいてしっかり硬化させる
(湿気に注意)
※片栗粉の代わりにコーススターチでもOK
※トッピングが小さく、バスボム強度が気にならないなら「片栗粉・コーンスターチ」はなくても大丈夫です
そのほか細かなコツや注意点は
⇓の詳細記事で動画・画像を使って説明しています
もっと詳しく知りたい方はご覧になってください。
>>>「トッピングバスボム(バスボール)の作り方」
バスボムとバスボールの違いまとめ
ご覧いただきありがとうございました
バスボムとバスボールの違いについて
いろいろと比較してみたのですが
特に為になるような情報はありましたか?
正直、為になるような情報なんて
書いてないなんじゃないかな?(笑)
まぁこの記事をご覧になって
読者の方の疑問が一つでも解決できたのなら御の字です。
よければ他の記事もご覧になってください。
ではまた縁がありましたらよろしくお願いします